よゐこ濱口『めちゃイケ』の番組作りの異常性を語る

よゐこ濱口『めちゃイケ』の番組作りの異常性を語る ザ・ラジオショー

よゐこ濱口さんが2022年11月22日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中で『めちゃ×2イケてるッ!』についてトーク。その番組作りの異常性をナイツのお二人と話していました。

(塙宣之)『めちゃイケ』ってやっぱりすごいな!って思ったのが、なんかビッグダディの回にビッグダディ評論家として呼ばれて。一日中、リトルダディっつって撮ってるんですよ。放送を見たら、その半分ぐらいしか使われないんですよ。

(濱口優)アハハハハハハハハッ! えろうすんませんでした(笑)。そんなんばっかりやったね(笑)。

(塙宣之)俺、「この番組、頭がおかしいな」って思って。

(濱口優)まあ、回すし。まあ、待ったよね。待たなかった?

(塙宣之)待ちました。

とにかく入り時間が早い

(濱口優)とにかく入り時間が早いのよ。夜中に撮るのに、普通に「リハがあるから」って朝に呼ばれて。ずっと、ほとんどが楽屋で待ってるっていう。

(塙宣之)それは何待ちなんですか? セッティングしたりとか?

(濱口優)セッティングとか、打ち合わせしたりとか。なんか緻密やから。僕が知らんところでいろんな打ち合わせをしてて……とか。

(塙宣之)僕、テレビがわからないで『めちゃイケ』にはじめて出た時に「こんなに決められていて、緻密なんだ」って思って。「笑わず嫌い王」ではじめてぐらいでテレビに出て。まだM-1の決勝とか、行く前。その時に、なんか終わった後の感想みたいので、千秋さんがいたんですよ。で、千秋さんが阪神ファンじゃないですか。で、僕はジャイアンツファンというのをスタッフが調べてくれていて。「ええと、2分ぐらい経ったら塙さん、ジャイアンツの坂本勇人選手を今、推しているっていう話をしてください。そしたら千秋さんが反応して、阪神の話になる展開を予想します」みたいな。「えっ、こんなに決めるんだ?」みたいな。

(濱口優)いや、今はないと思うで?

(塙宣之)あんまりないですよね。特別な、なんか……。

(土屋伸之)また、テレビはじめての若手だから、余計にね。

(濱口優)それぐらい緻密に組んでいてプラス、そこにアドリブが入ってってくるわけやん。で、また台本というか、流れに戻すみたいな。すごいのよ。で、俺が知ってる台本と、岡村くんが知ってる台本、矢部が知っている台本、加藤浩次が知ってる台本というのが別やねん。

(塙宣之)だからわけわかんなくて面白いんだ。

(濱口優)だからみんな「これが正しい」と思ってやると「あれ? 違うことを言い出した。なんや、これ?」とかってなったりとか。

(塙宣之)そういうのを計算して?

(土屋伸之)そのリアクションも込みで作っているんですね。

何通りも台本がある

(濱口優)みんながみんな、違う。何個か台本があって。A台本、B台本、C台本みたいな。だから結局そこで合わすから、その場はアドリブというか。だからみんなが岡村隆史の一挙手一投足みたいなのに合わせるみたいなのとか。「それが正しいんだ」みたいなのとかはあったかも。

(塙宣之)でもそのはじめ、『とぶくすり』から選ばれて。もうそこから、みんなで作っていったわけですもんね。それがもう、若手の時ははじめはそれしかなかったんですもんね。

(濱口優)もう先生と生徒みたいな、スタッフさんとの関係やったから。全部、コントで教えてもらって。だから『めちゃイケ』なってからも、もうずっとドキュメントコントというか。うん。で、俺の場合はその渡された分厚い台本があったとしても、それが全部嘘で。全部後からドッキリやっていう。

(塙宣之)そういうこともあるし。

(土屋伸之)そういう役回りですもんね。

(濱口優)全然ある。2日間ぐらい、ずっと台本を見てたのに全くそれ、やれへんとか。

(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! それを考える人もいるわけですもんね。結局やらない台本なんだけど。

(塙宣之)すごいな(笑)。そりゃあおばけ番組になりますよね。

(濱口優)なんか大学に入るドッキリをされたことがあったんですよ。それ、全然回ってへんけど。俺、「大学の勉強だ」って、ずっと元素記号を覚えさせられてたの。「これさえ覚えたら、大学に入れる」って。

(山崎ケイ)そんなわけない……(笑)。

(土屋伸之)元素記号だけ?(笑)。

(濱口優)そう。「えっ、他の授業、やらなくていいんですか?」「大丈夫! 濱口くんの行く大学は元素記号だけ覚えていれば絶対に大丈夫だから!」って。

(塙宣之)どこの大学だよ(笑)。

(濱口優)わかんない(笑)。

(土屋伸之)濱口さんじゃないとそれ、引っかからないですよ(笑)。

(濱口優)俺、ずっと元素記号だけ(笑)。だから半年ぐらい、ずっとやってた。もう全部、忘れたけど(笑)。

(塙宣之)今でも覚えていたら、また面白かったですけどね。全部忘れちゃったんですね(笑)。

(濱口優)「H:水素」とか。

(山崎ケイ)1個目です(笑)。

(濱口優)それを延々とやらされたりとか(笑)。

(塙宣之)いやいや、すごいですよね。だから終わって今、少し気が楽になって。で、その時に肉離れしているから。やっぱり油断しているのかもしれないですね。

(濱口優)あの時、肉離れしとったらヤバかったな。ネタにされてたな。怖いわー。

(塙宣之)これを、さらに?

プライベートもネタにされる

(濱口優)これ、さらにネタにされるよ。そやねんから。プライベートの傷とかを……「プライベートで失恋した」とかって言ったら、それを番組でネタにするって。めちゃくちゃよ。

(土屋伸之)めちゃくちゃですよね。時代……ありましたよね。そういうの。

(塙宣之)「いいネタができた」って思っちゃうんですね。

(濱口優)そう。「彼女と別れた」いうて記者を集めて記者会見をやらされてたよ?

(山崎ケイ)ええーっ?

(濱口優)あったよ(笑)。

(塙宣之)そのパーソナルな部分も面白おかしくやるっていうね。面白い番組だったですね。

(濱口優)だったね。うん。

<書き起こしおわり>

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