東野幸治 護身術クラヴマガ魂で横入りするおじさんを注意した話

東野幸治 護身術クラヴマガ魂で横入りするおじさんを注意した話 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年10月8日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で最近、習っているイスラエルの護身術クラヴマガについてトーク。様々なテクニックを学び、自信を持ったことで空港で横入りしたおじさんにも注意ができるようになったことなどを話していました。

(東野幸治)クラヴマガを習ってていることをこんなに後悔した夜はございません。東野幸治のホンモノラジオ!あつむくん、僕がクラヴマガ……イスラエルの護身術を習ってるっていうのはもう耳にしてると思いますし。そこそこ、ちょっと後ろから殴りかかったらどんな目に遭うかわからないぐらいの気合、背中からオーラは俺、発しているつもりだったんですよ。で、先週の日曜日も久しぶりに1時間、15名ぐらいの同世代の男性と20代ぐらいの女性と一緒に1時間、練習したりとかして。メキメキ、護身術のテクニックは上がってると自負してました。

で、今日、先ほどまでフジテレビで『ワイドナショー』の収録があって。終わりでタクシーに乗って、空港に着くんです。で、なんとなく空港のルーティーンは、着いたら僕、お腹すいてるから。空港の中でおそば……天ぷらそばとおにぎりみたいなのをちょっと食べるんですよ。そのために着いたら、マネージャーは歴代、引き継ぎで。着いたら「先にドア、開けてください」って言うっていうのが引き継ぎなんですよ。俺の引き継ぎ、あんまりないんですけど。とにかく空港に着いたら「先、開けてください」って(笑)。

だから最初にマネージャーが乗って、僕が乗って、扉のところで着いたら先に開けてもうて。マネージャーはお金を払ったりとか、タク券やったらなんか金額とか書いたりしている間に俺、もう先に空港に入っていって……なんで泣いてんねや、あつむくん?(笑)。

(渡辺あつむ)いや、せっかちやなと思って(笑)。

(東野幸治)いや、そういうルーティーンなんですよ。とにかくマネージャーが一番最初に覚えるのは「先に開けてください」っていう(笑)。たまに運転手さん、引くから。「ええっ?」って。それぐらい、引き継ぎで「東野さんはとにかく先に出たいから」って。金額云々よりも、「先に開けてください」っていうのは、たぶん代々教えられてることですから。で、いつものようにね、「先に開けてください」って言われてドアがスライドして開いて。で、僕がちょっと勢いよく飛び出して。

ほんで空港に入っていくと、3連休の前やから、すごい人だったんですよ。もうすごい人で。「久しぶりやな、こんなに活気があるの」っていうね。まあ、ええことじゃないですか。ほんで、いうたら空港の中に入るためには、いつもマネージャーから……これ、話がちょっと戻りますけれども。空港着く前に紙でQRコードのやつを渡されてるんですよ。それを渡されて、マネージャーはタクシーの運転手さんに「Bで止めてください。Bのところで!」って言うて(笑)。

(渡辺あつむ)「東野はBじゃないと!」って(笑)。

(東野幸治)だから代々引き継ぎで。「東野はとにかくBで降りたがる! Bで止めて、すぐに扉を開けないとあいつ、我慢できへんから」ってことで。で、その紙のQRコードをもらって。「先、開けてください」っていうので、おそばを食べようと思って行ったら、3連休前で人がいっぱいいてる。で、それをかき分けながら、いつも言うたらQRコードをかざすところ。ちょっとその手前に、なんとなくロープ状のようなものがあって。それで入っていくじゃないですか。

そこにちょっとコロナの、勝手に体温を測ったりとかするやつがあるから。いつもそこ、スーッと行けるんですけども。なんか今日だけ、それが並んでるんですよ。そのコロナの熱を測るところも並んでるんすよ。そこ、出てるんですよ。普通の空港の中の、言うたら通路というか、行き交うところまでちょっと列になってる状況で。「ああ、ちょっと混んでんねんな」と思って。まあ、当たり前やけどルールですから。こんなもん、やらしい話、こんなこと言っちゃなんやけども。グループ1なんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)と、言いますと?

(東野幸治)いや、だからこんなん、言うたらたぶんイメージ悪いと思うんですけど。ええカードを持ってるんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)ええカードと言いますと?

(東野幸治)たぶん世の中は知らん、なんか……。

(渡辺あつむ)「世の中の人は知らん」?

(東野幸治)そういうカードを持ってるから。「グループ1です!」って言えば、ほんまにたぶん横からとか、たぶんあるんですよ。どうやら華丸さんとか大吉さんは羽田・福岡間でよく行き来するから。なんかその特権階級しか出入りできへんようなところ、たしかあるんですよ。でもそれ、いまいちようわかってないから。ほんまはグループ1やねんけどねも。身を隠して、遠山の金さんやないけど。遊び人の金さんじゃないけど。並んでるのよ。で、並んでいて、ちょっとずつ進んでいくねんけど。ちょっとその並んできたところでちょうど、そのコロナ対策の体温を勝手に入るところからが正式な、並ぶところなんやけど。その手前から並んでいたけど、その逆側からおじさんがシレーッと前に入ってきたんですよ。

それで俺、今までのほんまの俺やったら「クッ!」って思って。でも、だんまりを決め込んでいたけど。こっちもイスラエルのね、護身術を習っているじゃないですか。クラヴマガ。俺、人生で初めてですよ。5つぐらい下のサラリーマンに「いや、みんな並んでんねんから。後ろ、並べよ」って。俺、クラヴマガ、習ってるから。「横入り、あかんで」って言って。もうこっちはだって護身術があるから。相手が殴ってきたら左手をグッと抑えてグッとヒジとか行けるから。金的、蹴れるから。

クラヴマガ魂で横入りを注意

(東野幸治)こっちはもう、クラヴマガの言うたら、魂はもう引き継いでるから。「ちょっと、みんな並んでんやから、後ろに並ばなあかんで」って。「いや、俺も並んでるよ」みたいにブツブツ言いながら、俺の後ろに並んだんですよ。で、たぶんその後ろの人のことまではこっちも知らんから。そこはもう黙ってて。で、この体制でちょっとずつ進んでいってたんですよ。で、そんなんんを知らんと、マネージャーはまた後ろの方から並んでるっていう状況やったんですよね。ほんで、QRコードをかざす。かざすところが2台、あったんですよ。2台あって。ちょうど俺が左側。ほんで後ろの言うたら横入りのおっさん。

まあ、常にいつも後ろから、いつ来てもええように気持ちは、クラヴマガ魂があるから。後ろから首を絞められたら左手でギュッと……わかりにくいな。ええと、貝みたいな形でギュッとしたら……(笑)。

(渡辺あつむ)わかりにくい(笑)。

(東野幸治)とにかく自信はあるのよ、俺(笑)。

(渡辺あつむ)腕を払い除ける。

(東野幸治)腕を払い除けて、言うたらヒジで相手の顔とか行けるのはもう教わってるから。こっちは。それでも相手はやっぱりビビッて、してこうへんかって(笑)。

(渡辺あつむ)「あっ、こいつ、やってんな」って?(笑)。

(東野幸治)「こいつ、なんか格闘技、やってんな。あんな人前で『後ろに並べや』って、よっぽどのやつじゃないと……そんなん、よう言わんから」って。向こうも一切、文句を言わんと後ろにおって。ほんでQRコードのところ、2台あって。ちょうど俺が左側で。その後ろの横入りの男は俺の右側。でも俺の方が早くQRコードをピッとやったんですよ。ほんなら俺も、芸能生活長いですけど。飛行機の中で初めてですね。ギギギギッ!って。言うたらゲートと座席番号の書いた黄色い紙が上がってくるじゃないですか。それがギギギギッ!って上がって、途中でピッて止まって。「用紙が切れてます」ってなって。で、「あっ!」ってなったら、なんか空港職員の方が来て。

「あ、すいません。ちょっと用紙が切れたんでちょっと待ってください」って言って、走って行って。分厚いトイレットペーパーみたいなのを持ってきて、セッティングするんですけど。でも、それでも俺、1回かざしたから。2回かざしたらエラーになるっていうことで。「これは向こうに行っていただいて。それを1回、なしにして改めてここに来てほしい」っていう、そんな説明を受けてる時にチラッと横入り男を見たら、ちょっと笑ってるんですよ。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)で、入っていったんですよ。もう「いーやーっ!」って思って(笑)。俺がクラヴマガをやってなかったら、そいつが前に横入りして。で、用紙切れになって。「ざまあみろ!」みたいな。でも、俺が言ったことで俺は用紙切れになって。そいつはスッと入れて。俺がクラヴマガをやっていたばかりに逆になっていて。「いいーっ!」ってなって。それでQRコートのやり取りをして。再度、セッティングしてやって。汗だく、変な汗をかきながらピピッとやって、やっと入って。

で、荷物のチェックのところにおったら、前にうちのマネージャーがおったんすよ。それで「うわっ!」って言われて。こっとも「うーん、うーん、うーん……クラヴマガさえやっていなかったらこんなことには……俺、グループ1やぞ!」って(笑)。

(渡辺あつむ)うわっ、腐ってる(笑)。

クラヴマガをやっていなかったら……

(東野幸治)腐ってる(笑)。「俺、グループ1やのに!」って思いながら、ここに急いで来て。だから今本当にね、伊丹空港に着いても人がいっぱいでっていう状況でしたから。なかなか混んでる状況でございましたけれども。やっとABCラジオに到着したということでございますけれども。

<書き起こしおわり>

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