ピエール瀧 草野球を語る

ピエール瀧 草野球を語る TOKYO M.A.A.D SPIN

ピエール瀧さんが2022年9月20日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』の中で草野球について、高木完さんと話していました。

(高木完)2週目もよろしくお願いします。というわけで宝島高校と野良犬学園の話を……基本的にそういうのがわかったんで。先週、お話してた時に、あんまり現場が一緒じゃなかったっていう中で、まだフェスっていうのが80年代の終わり頃っていうのはなかったんだよね。フジロックが始まるのって90年代の真ん中だもんね。

(ピエール瀧)そうっすね。97とかでしたっけ?

(高木完)そうだ。96とかじゃないですか。

(ピエール瀧)今だとね、そのフェスのところでちょっとすれ違ったりとかして。「わあっ! 元気?」みたいなやつがバックステージのところであったりとかするけども。その80年代、90年代はフェスはまだなかったんで。一堂に会するっていう感じも……たとえば他のジャンルの人とかだとなくて。ヒップホップはヒップホップでイベントみたいなのあるけれども。そこに他のジャンルの人が来たりとかっていうようなのはなかったですからね。

(高木完)一番最初のDJコンテストみたいなところはぐちゃぐちゃだったんですよ。レゲエもいれば、ハウスの寺田聡一さんとかも入ってくるとか。スチャダラも出ていたりとか、レゲエもいて……みたいな。DJコンテストだけはぐちゃぐちゃだった。だけど、たしかにフェスはなかったから。みんなと一緒にライブで出るって、1回だけなんか俺も、自分がソロの頃はいっぱいライブやってたから。1回だけどこかを回った覚えがあるな。でも、それぐらいだもんね。大きいフェスなんかなかったから。

(ピエール瀧)だからバンドというか、アーティスト同士の横の繋がりとか交流っていう面で考えると、やっぱりフェスは結構大きな役割を果たしてるような気もしますけども。

(高木完)この20何年ぐらいね。20何年って、だからもうほとんどか。僕ら、最初にこういうダンスミュージック寄りのライブを始めた頃は、まだそういうフェスがなかったからね。そういえば、そうだね。

(ピエール瀧)そうだ。思い出してみれば。

(高木完)今、じゃあ仲のいいバンドの人とかって、いる?

(ピエール瀧)結局うちら、相変わらず野良犬学園で(笑)。

(高木完)野良犬学園に新しく入ってくる人って、いないですか?

(ピエール瀧)野良犬学園に新しく入ってくる子はいないですね。野良犬学園は新校舎になったんですけど、入学してくるやつはあんまりいないっていう(笑)。

(高木完)ああ、そうなの? ANIがたまに行ってるっぽいじゃないですか?

(ピエール瀧)ああ、ANIくんはこっち側に来てくれますよ。「うぃー」って(笑)。

野良犬学園に入ってくる人は少ない

(高木完)YouTubeのユアレコを見ていたら、時々「ご飯の食べ方、ANIに似てるな」って思って(笑)。たぶん食べてる機会が多いから、2人でも似てくるんじゃないかな? なんか、あるじゃん? 一緒に飯食ったりして話してると、話し方がちょっと似てくるなとか。友達同士、食べ方とかも似てくるよね。食べるペースとか。

(ピエール瀧)昭和のやつっていう食い方だと思いますけども(笑)。

(高木完)食べてる時に「ああ、ANIと似てる」って(笑)。仲いいもんな。ANIとね。

(ピエール瀧)ANIと仲いいっすよね。でもANIの食い方を真似しようと思ったことはないですよ?(笑)。

(高木完)いや、違う。真似しているっていうわけじゃなくて、雰囲気的になんか似てくるところがどこかであるから。

(ピエール瀧)まあまあ、そうかもしれないですね。ANIくんもゆるいですからね。あの男もね。

(高木完)あの男もこうやってちゃんとしゃべったことないし。ましてや、ANIもそんなに積極的には……「完ちゃん」とか。すっごいバンバンしゃべっては来ない。SHINCOは酔っ払ってくると、いっぱいベラベラしゃべってくるけどね。

(ピエール瀧)うんうん。やっぱり完ちゃん、先輩なんですよ。

(高木完)ああ、そうか、そうか。

(ピエール瀧)ヒップホップ業界っていうか。そこでの先輩・後輩っていうのもあるじゃないですか。それもあるんじゃないですか?

(高木完)でも僕の頃のヒップホップって、その東京ブラボーとかパンクとかも通ってきているから。モロのヒップホップの子たちから見れば「あの人、誰?」ぐらいなポジションなんだろうけどね。

(ピエール瀧)まあ、でも先輩には変わりないですよ。

(高木完)ANIとは野球チームも一緒にやっているでしょう?

(ピエール瀧)はい。ピエール学園。

(高木完)野球は……だから今回ね、新曲の『HOMEBASE』。あれ、野球の映画のやつでしょう。

(ピエール瀧)そうです。『野球部に花束を』っていう漫画原作の映画化のやつがあって。そのエンディングテーマが『HOMEBASE』なんですけど。

電気グルーヴ『HOMEBASE』

(高木完)今も野球をやっていて……だって1回、見かけたかもしれない。世田谷公園で。

(ピエール瀧)本当に?(笑)。

(高木完)「あれ? もしかして瀧たちじゃないかな?」って。俺が犬散歩したのか、なんかどっちか覚えてないけど。でも、なんかすごい真剣にやったら、声かけるもんじゃないなって(笑)。

(ピエール瀧)ヤジのひとつもくれればいいのに(笑)。

(高木完)いや、そこは俺もちょっと……「そうかもしれない」って思って。やってたでしょう? 世田谷公園で。

(ピエール瀧)世田谷公園でやってます、やってます。

(高木完)今でも?

(ピエール瀧)今でもやってますし。もう最近はだから草野球をこじらせて。毎回、おなじみのチームと午前中からやったりしてるんですけど。それだともう毎回、同じチームだし。真剣味もなくなってくるというか、ギャグっぽくなってくるんで。数年前に「東京大リーグ」っていう草野球リーグを僕、立ち上げまして。そこにうちのチーム、ピエール学園も含めて6チーム、入って。年間3試合ずつのリーグ戦を今、やってますよ(笑)。

(高木完)ええーっ? 今、どの位置にいるのよ? ピエール学園は。

草野球をこじらせて、リーグを立ち上げる

(ピエール瀧)ピエール学園は……もう今年で6年目ぐらいになるんですかね? リーグを始めて。で、今は下から2番目ですね。初年度は優勝したんですけど。そこから、他のチームにずっと優勝をかっさらわれていて。

(高木完)他のチームもミュージシャンの人とかの?

(ピエール瀧)NONA REEVESの西寺郷太くんのチームとか。

(高木完)ああ、彼もやっているのか。

(ピエール瀧)レピッシュのMAGUMIさんのチームもありますよ。

(高木完)へー! 歳、近いじゃん。

(ピエール瀧)それをだから、みんなで集まって。たまには真剣にやるっつったら変ですけど。っていうので、やってますね。

<書き起こしおわり>

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