ピエール瀧さんがFM COCOLO『THE MUSIC OF NOTE「スチャダラパースペクティブ 〜ANIから貴方へ〜」』に出演。ANIさんと2人で作ったという『聖☆おじさん』MVについて話していました。
(岡宗秀吾)いや、なんか感じる。リスペクトを感じる。ANIくんが瀧さんに対してのリスペクトを。
(ピエール瀧)ああ、ありがとう話だ(笑)。
(岡宗秀吾)「瀧だからなー」みたいなのはよく言うから。「瀧はそれがすごいんだよ」って。素直にすごい言うんですよ。珍しい。この方、結構毒の多い方ですからね。
(ピエール瀧)うん、まあね。
(ANI)まあ電スチャとかやって。結構ね、ずっとその時、半年ぐらいユニットで動いてたりして。で、2人で『聖☆おじさん』はビデオ作ったんだよね(笑)。
(ピエール瀧)そうね。『聖☆おじさん』のプロモ、2人で作りましたからね。日光に旅行に行ってるやつ。
(岡宗秀吾)あれはお二人のディレクション?
(ピエール瀧)まあ、そうです。一応。
(ANI)ほぼ瀧が作って。俺は「ここ、こう4分割で飯が出る逆再生にしたい」っていうので。
(ピエール瀧)マルチにして。「じゃあ、そうしようか」ってやったりとかして。
瀧&ANIで作った『聖☆おじさん』ビデオ
(岡宗秀吾)これって、要は曲を作るってジャンルも違うアーティスト同士じゃないですか。「友達と仕事するな」って話を前回、ちょっとしたんですよ。喧嘩になったり、お互いのことがちょっと嫌になったりすると嫌だからって。
(ピエール瀧)ああ、ピリッとする瞬間もあるだろうしね。ものを作るとね。
(岡宗秀吾)「やっぱりこっちじゃないだろう」って。そういうのって、どうクリアされていたんですか?
(ピエール瀧)電スチャをやっていた時はまあまあ、トラックは主に卓球くんとSHINCOとか。まあ、あれはプロデューサーというかお手伝いでまりんもいたんで。まあBOSEもちょっと口出したりとかっていうのはあったんですけど。まあ、だいたいその後、リリックとか歌詞を考えるのはBOSE、ANI、俺。まあ、あとSHINCOがちょっとそこから口出したりとかっていうようなものをやってたんですけど。本当にそこのリリックを書かなくちゃいけないっていう時にいつまでたってもANIも俺もゲームを置かないっていう。
(岡宗秀吾)ああ、これ遅いタイプだ。
いつまでたってもゲームを置かない瀧&ANI
(ピエール瀧)それで2人でキャッキャ言いながらやってるのを見てBOSEが途中でぶち切れて。「お前ら、それを置け!」って(笑)。
(岡宗秀吾)「ゲームを置け」と(笑)。
(ピエール瀧)「置けよ、それ! やるよ、ほら!」っつって。「じゃあ、しょうがねえ。考えるか」っつって(笑)。
(岡宗秀吾)やっぱりそうなってくると結構、リーダーになるのはBOSEくんなんですか?
(ピエール瀧)まあ、そうだね。「進めなきゃ」って。
(岡宗秀吾)卓球さんはどうですか?
(ピエール瀧)トラックメーカーの方に。曲の……。
(ANI)サビのメロを考えたりとか。
(ピエール瀧)そうそう。そっちやってたんで。まあこっちのは……。
(ANI)歌詞担当。
(岡宗秀吾)じゃあ、そんなにあんまりヒリヒリすることもなく?
(ANI)だから俺もANIも基本、スタジオに着いたら前室みたいなところにどっかり腰を据えて。音が鳴ってる方にはあんまり近づかないっていう(笑)。
(岡宗秀吾)あんまり行かない?(笑)。
(ピエール瀧)あんま行かないでそこのお菓子を開けたりとか。プロ野球チップスを開けたり。「誰が出た?」みたいな(笑)。
(ANI)そんなんでしたね。
(岡宗秀吾)じゃあ、それもあんまり揉めることないですよね。
(ANI)まあ、そうだね。
(ピエール瀧)だからそれって本当はさ、よくないじゃない? 対外的に見たらよくないんだけど。まあ、ここでリリックを作ってる連中で言ったらBOSE、瀧、ANIの3人が割とメインになってやっているから。そのうちの2人がそれだから。マジョリティはゆるい方っていうので成立してたんで。そのゆるいマジョリティ感に俺もANIもどっかりあぐらをかいて(笑)。
(ANI)そうね(笑)。歌詞は結構でも、みんなで考えてたよね。割と。
(ピエール瀧)そうね。
ゆるい2人がマジョリティ
(岡宗秀吾)でもずっと仲いいですもんね。言ってももう35周年ずつって、こんなのあんまりないですよ。バンド同士で。
(ピエール瀧)まあ、そうね。だからまあほら、お互いね、もうキャリアが長いんで。友達みたいなバンドだったりとか、昔から長いこと知ってるバンドっていうのは割と多いですけど。「遊ぼうぜ!」って連絡するのはANIくんぐらいだもん。
(岡宗秀吾)まあまあまあ、そうかもわかんないですよね。
(ピエール瀧)「うちに来てゲームやろう」とか。
(ANI)「なんか入ったんで見に来ない?」みたいな。「行く行く!」みたいな。
(ピエール瀧)で、その新しいゲームをやったりとかして。
(岡宗秀吾)なんにも変わってないってことですよね。20代の頃からね。
(ピエール瀧)そういうことっすね。
瀧さんとANIさんの仲のよさ、素敵ですよねー。おじさんになっても「新しいゲーム、一緒にやらない?」とお互いの家に行ったりできる関係性、最高だと思います!
