ピエール瀧が語る 忘れられない先生との思い出

ピエール瀧とカネシゲタカシ プロ野球あるあるトーク書き起こし たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、保育園時代の忘れられない先生との思い出について語っていました。

(赤江珠緒)瀧さんもそういう忘れられない先生っていないですか?

(ピエール瀧)忘れられない先生ですか。えー、でも僕ね、忘れられない先生って保育園の時の先生がいて。女の先生なんですけども。すごく厳しい先生だったんですよ。保育園児なんですけど、たとえばハンカチを忘れると、『ハンカチ、忘れたの!?』。バーン!ってビンタ。

(赤江珠緒)ええっ!?

(ピエール瀧)マジですよ。マジ。

(赤江珠緒)保育園児に?

厳しいけど優しい先生

(ピエール瀧)『なにしてんの?持ってくるはずでしょ!』。ピチャンッ!ってビンタなんですけども。それをやるとすごい暴力的な先生に思えるじゃないですか。でも、放課後ね、僕、両親が働いてましたから。母親、看護婦ですから。あんまり家にいないじゃないですか。夕方とか。そん時に、いつまでも残っているわけですよ。いなくちゃいけないから。要は、園に僕しかいないっていう状態が結構長く続くんですけど。

(赤江珠緒)そうなんですか。

(ピエール瀧)何日も。

(赤江珠緒)瀧少年、結構こじんまり待っているみたいな。

(ピエール瀧)そうそう。でもその間、ずーっと先生、一緒に遊んでくれて。で、晩御飯だって出前とると、カニサラダをちょっとわけてくれたりとか(笑)。

(赤江珠緒)えっ?ええっ!?

(ピエール瀧)っていう。すごいマンツーマンなんですよ。で、すごい厳しいんだけど、すごい優しくて。僕も大好きで。ピシャッとやられるんだけど、それは自分が悪いじゃないですか。だって。まあ、それはそうだよなっていうのがあって。で、すごい大好きで。卒園してからも、すごいかわいがってくれて。

(赤江珠緒)普通、卒園しちゃったらね、あんまり幼稚園は立ち寄らなかったりしますけど。

(ピエール瀧)で、小学校行ってる時も、たとえば夏休みとかになると、『まあちゃん』って呼ばれてたんですけど。正則ですから。

(赤江珠緒)まあちゃん。

(ピエール瀧)『まあちゃん、もしあれだったら、友達何人かで映画に連れてったげる』って、映画連れてってくれたりとか。すごいかわいがってくれた先生で。

(赤江珠緒)あ、それはいいですね!

(ピエール瀧)で、すごい大好きな先生だったんですけど。映画に行くっていうのが割と定番になってきまして。何回か連れて行ってもらって。で、ある時見に行った映画で、僕が『これ面白そうだから、これ見たい!』って言って見た映画が『デス・レース2000年』っていう(笑)。

(赤江珠緒)なにそれ?

(ピエール瀧)とんでもない映画なんですよ。改造車でバンバン、レースをするんですけど。路上で。公道で。勝手に。しかも。レースをするんですけど。途中に人を跳ね飛ばして行くと、点が入るっていう。

(赤江珠緒)ちょっと!(笑)。

(ピエール瀧)とんでもない映画なんです。それを見終わった時に、最後出てきて、先生が俺と友達もう1人ぐらいいたかな?に向かって、『まあちゃん、○○君、ごめんね』って言ったのが、映画を見に行く会の最後の回だったっていうのを、いま急に思い出しました。その話で(笑)。

(赤江珠緒)それはよかった。急に古いところね、フッと思い出すこと、ありますからね。まあちゃんに。

(ピエール瀧)そうなの。その先生、でもいろいろ教わりましたよ。そのカニサラダっていう食べ物があるとか。あと、『まあちゃん、こっそり教えてあげるね』って言って、牛乳瓶をね。放課後なんで、こっそりくれるわけですよ。『これ、残っている牛乳、1本あげるね』なんつって。

(赤江珠緒)ガラスに入った瓶の。

(ピエール瀧)そう。ポーンと開けて。『まあちゃん、これ内緒だけどね、牛乳を一口飲んだ後、ここにヤクルトを半分くらい入れて混ぜると美味しいのよ』って言われて、『えー、本当に?』なんつって(笑)。飲んで、『おいしー!』なんてことを言ってね。毎日、だから先生とマンツーマンで。

(赤江珠緒)秘密の時間があるみたいな感じでね。

(ピエール瀧)そうそうそう。

(赤江珠緒)ああ、いい思い出ですね。それはね。

(ピエール瀧)まあ、体も弱かったものですから。幼稚園児のころは。

(赤江珠緒)ぜんぜん思えない(笑)。どうしてこうなったか。

(ピエール瀧)そうなんですね。みんなゲラゲラ笑うんですけど。それ聞くと。ものすごい病弱な子どもだったんで。そこも込みでね、かわいがってくれたんですけどもね。本当に。

(赤江珠緒)そうですか。いやー、面白いな。

(ピエール瀧)その先生がいちばんかな?覚えているので言うと。

<書き起こしおわり>

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