安住紳一郎 熊谷の最高気温記録更新の瞬間を見に現地に行った話

安住紳一郎 熊谷の最高気温記録更新の瞬間を見に現地に行った話 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年9月4日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で2022年の夏を振り返り。日本の最高気温記録を熊谷市が塗り替えるかもしれないと予報された日にプライベートで現地に行ったという話をしていました。

(安住紳一郎)そして9月が始まりましたね。気温も少し落ち着いてきまして。ただ、まだセミの声などが聞こえますけれども。今年の夏、前半かなりね、暑い日が続きましたんで、どうなるかなと思いましたが。意外に夏の終わりは過ごしやすいというか。予想よりも……という感じだったんではないでしょうか。皆さん、いかがですかね? なんて油断してるとね、また35度を超える日々がやってきたりしますけども。

(中澤有美子)そうですね。でも日暮れが早くなって、虫の声などを聞きますと、心が安らぎますね。

(安住紳一郎)そうですね。なんとなく9月になって、秋の話ができるっていうのはやっぱりいいですね。「9月ですけど暑いね」ってずっと言ってるとね、気が滅入りますけども。なんか9月でちょっと秋の話なんてのができるのはいいですね。今年の夏も大変でしたもんね。

(中澤有美子)本当に。

(安住紳一郎)なんかもう、振り返ると熱にうなされてたんでよく覚えてないみたいな。

(中澤有美子)あっという間だったような気もします。

(安住紳一郎)そうですよね。また最近は情報番組などがね、いろいろ……むしろ過度にいろいろ教えてくれるから。情報が皆さんも溜まってきてるっていうか、詳しくなってると思いますけど。埼玉とか群馬で最高気温、よく更新されますよね? で、熊谷が暑いっていうことももう皆さん、すごくよく知っていて。で、今年、最高気温を更新するかもしれないという日がありましたよね。これまでの日本の最高気温を超える予報が出てしまって。で、この予報通りに行くと今日、午後2時ぐらいに熊谷が日本の最高記録を超えるっていう。41.2℃? ごめんなさい。ちょっと詳しい数字、覚えてないんですが。それで「今日、超えるかもしれない」なんて言ってね。

(中澤有美子)「お覚悟を……」っていう。

(安住紳一郎)ありましたよね。私なんてもう、ちょっと好奇心がイカれた方に進化してるから。その日、熊谷に行っちゃったもんね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! そうだったんですか?(笑)。

(安住紳一郎)なんか、「スター来日」みたいな感じの興奮だよね(笑)。

(中澤有美子)「これはもう、体験してみないと」っていう。

(安住紳一郎)これはもう、だってね、日本で一番暑い。で、過去100何年間の中で一番暑いっていう。もう、誰も経験したことのないことが経験できるんだから……みたいな感じでね。それで「行きますか?」なんて同僚に声をかけたら「行きます!」っていう人が少しいたんで、「じゃあ一緒に行こう!」なんて。それで一緒に行ったよね。

(中澤有美子)あら、まあ!

(安住紳一郎)そしたら、八木橋っていう百貨店があって。いつもあそこの表示……正面玄関のところに気温が表示されるんですよね。それをみんなが見て「うわー!」とか言ったりしてるのが情報番組で放送されたりするんだけれども。そこにやっぱり行くよ。

(中澤有美子)そうか(笑)。

(安住紳一郎)行くじゃない? むしろ、そこしか行くところ、ないんだもん。

(中澤有美子)そうよね(笑)。それ、見たいわ(笑)。

(安住紳一郎)いや、でも暑かったわ。

(中澤有美子)ああ、そうですか?

八木橋百貨店の温度計を見に行く

(安住紳一郎)記録は更新しなかったけども。やっぱり熊谷、すごいなと思いましたね。そして、あれだよね。いろいろな各局の放送局のリポーターが駅前とかでリポートを撮ってるんだよね。で、私たちもほら、普段リポートを撮る仕事をしてるから。「あそこで撮るんだ」とかね、「意外に上手にやってる」とかね、「俺だったらもう少し上手にできるな」なんて思いながら横を通ってね。「うるさい! お前ら、うるさいよ!」っていうね。(笑)。いろいろあったりとかして。

「いや、安住さんだったらもう少し上手にできますよね」「うん、だよな?」なんて。「うるさい、バカ!」って(笑)。仲間にちやほやされてさ(笑)。「安住さんだったら、どこでやります?」「ああ、俺だったらな……」「ああ、さすが!」なんて(笑)。「何をしてるんだ?」っていう(笑)。

(中澤有美子)もう、撮ってきちゃえばよかったのに(笑)。

(安住紳一郎)「お前、撮ってこいよ」っていう話だよね。そして、熊谷はとてもいろいろな……焼きそばが美味しかったりするんで、いろいろ見たりとかして。「へー! ずいぶん大きなキャバクラの看板がありますね!」なんつって。「写真1枚、撮ってくれ」とか言って(笑)。まあまあ、熊谷の人に言うとわかるんだけどね。「ずいぶん大きいな」って。いや、すごいのよ。びっくりするの。ものすごい大きい。俺、あんな大きなキャバクラの看板を見たの、生まれて初めて。

(中澤有美子)フフフ(笑)。ああ、そうなんだ。

(安住紳一郎)今、東北新幹線で上りに乗ると必ず左側に座ってその看板探しちゃうもんね! 見えるんだ、また。「ああっ! あった!」なんて。これまでは熊谷っていうと私は朱肉を買ったっていう思い出があったんですけど。これからはあの看板になってしまいました。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)すごくいい街! 宿場町としてね、発展してきたということで。駅前よりもちょっと外れた街道沿いにね、いろいろ昔ながらのお店があったりするんですけど。で、八木橋の百貨店のその温度計の前、たくさん取材者が来ていて。なんかもうちょっと興奮しちゃったりとかしてたら、本当に真面目に仕事で来ていた私の同僚がさ、そこにいたりなんかして。「恵里伽ちゃーん!」なんて手を振ったりして(笑)。

(中澤有美子)「なにしに来たんだ?」って(笑)。

(安住紳一郎)そしたらその同僚はさ、そっちは仕事で来ているわけじゃん? で、こっちはもう半袖でさ、なんかさ、首にタオルを巻いて。運動会のおっさんみたいなのが声をかけて。一瞬、ぱっと見て。たぶんね、地元の人に声かけられたのかなと思ったんじゃない? チラッと見て、それで3度見してたよね。俺、久しぶりに3度見した人を見たけども。「ええっ!?」みたいな。「何やってんですか?」って言われて。向こうは真面目にやってるからね。たぶん『NEWS23』で出すためのリポートを撮っていたんじゃない? きっとね。

(中澤有美子)そうですね。

3度見する同僚アナウンサー

(安住紳一郎)たぶん、やや心中お怒りだったと思うよ。きっと。「こっちは仕事でちゃんとやってるのに、あんた方はなにを物見山で来てるんだ?」みたいな感じだよね。手を振ったりなんかして。「リポート、やったの? 上手、上手!」なんて。いや、もう逆の立場だったら本当に手が出てるわって思って。という夏の思い出でした。

(中澤有美子)楽しそう(笑)。

(安住紳一郎)あんまりよくないけどね。そういうね、あれですよ。「危険だからあまり外出しちゃいけない」とか言われてるのにさ、そんなね、遊び半分で。でもまあ、そういうことも許されない世の中になってしまったのかもしれないけれど、楽しかったですよ。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)熊谷は素晴らしい街だ。もう大好きになっちゃった。なんかね、「暑い、暑い」とだけ言われるけどね。ものすごくやっぱりその街の歴史があって。いろいろね。スポーツ公園とかも立派で。楽しかったですよ。本当に普段、台所でお湯を沸かす時、ちょっとやかんとか鍋に水入れて、庭先のちょっと日の当たるとこに置いておいたらもう、そこそこお湯が熱持つから、ガス代が節約できるんですもんね。

(中澤有美子)そうですね。すごいですよね。

(安住紳一郎)ちょっとしたぬるま湯みたいのができるわけだから。

(中澤有美子)そうね。お風呂みたいになりますもんね。

(安住紳一郎)それを火にかけたら、すぐに沸くって言ってましたね。

<書き起こしおわり>

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