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みうらじゅんと安住紳一郎「いい崖だしてるツアー」の思い出を語る

みうらじゅんと安住紳一郎「いい崖だしてるツアー」の思い出を語る 安住紳一郎の日曜天国

みうらじゅんさんが2022年8月28日放送のTBSラジオ『日曜天国』に出演。しぶきブーム、そしてかつて安住紳一郎さんと一緒にグッと来る崖を探して各地を回った「いい崖だしてるツアー」の思い出を話していました。

(安住紳一郎)その他局のラジオのイベントで今年、ちょっと私が気になってるのは……っていうことで。第3位で「マドロス」。第2位に「しぶき」。このしぶきってなんですか?

(みうらじゅん)まあ、「しぶきが来てた」って言い切っちゃったんですよね。

(安住紳一郎)しぶきってなんですか?

(みうらじゅん)しぶきってだいぶ前から来るんじゃないかと僕、思ってたのは、犬吠埼に行ったんですよ。で、犬吠埼のしぶきってすごいじゃないですか。波しぶきが。「うわっ、すっげーな!」とは思ってたんですけども。あれ、映画の東映のマークが出るタイトルのところ。あそこで使われてるのは犬吠埼だったんですよ。

(安住紳一郎)ああ、そうなんですか。

(みうらじゅん)やっぱり本家本元、しぶきのメッカだったんですよ。そこにいたく感動して。しぶきをどうにか僕の中に取り入れられないか?っていうことばっかり考えて一泊したんですけど。

(安住紳一郎)犬吠埼に?

(みうらじゅん)で、何回もシャッターも切ったんだけど、そんなに来ないじゃないですか。持って帰れないから。しぶきだけは。そんなことをしているうちに、コロナで「飛沫を飛ばしてはいけない」ってことになったんで。ちょっと違う意味で当てたっていうことは当てたんですよ。

(安住紳一郎)ああ、そうですね。そうかそうか。

(中澤有美子)そういうことですね。

(安住紳一郎)たしかにでも、あの映画のオープニングに出てくるような、本当に岩を砕くような波しぶきを見ると、カーッと来ますよね。

(みうらじゅん)来ますよね? となると、やっぱりしぶきに引っかかってきて。紫吹淳さんとか、もう好きにならざるを得ないじゃないですか。

(安住紳一郎)紫吹淳さんを。

(みうらじゅん)宝塚の。で、ブロマイドを買ったり。やっぱり、努力はするんですけど。自分に取り込もうと思ってね。

(安住紳一郎)取り込もうと思って(笑)。

(みうらじゅん)安住さんとほら、昔回っていた崖のグッドクリフだって……。

(安住紳一郎)ああ、もう世界はほぼグッドクリフじゃないですか。

(みうらじゅん)グッドクリフの時は「クリフ」のところばっかり注目してたけど。下をのぞけばしぶいていたんですよ。気がついてなかった。そこまでまだ目が届いてないし、高所恐怖症だったから。怖かったから、下は僕、見なかったんですよね。

(中澤有美子)じゃあ、もったいなかったですね(笑)。

(安住紳一郎)もう25年前ですよ。みうらさんが当時、まだマイブームっていう言葉もない頃、『はなまるマーケット』っていう生活情報番組で「いい崖を探してるんです」って、視聴者に伝言とかメッセージを求めるコーナーで言って。で、それにものすごいたくさん来て。「みうらさんにおすすめの崖があります」って言って「崖を巡る1週間」っていうので。私、リポーターとして参加したんですよ。

(みうらじゅん)暑い日にね。夏の暑い日でしたよ。夏でした。

(安住紳一郎)白い着物を着て。背中にゼッケンみたいに「崖」って書いたやつを。

(みうらじゅん)暑い時に。厚手の和服だったんですよ。「誰なんだろう? こんなの用意して……」って思ったけど、俺が言ってたんですよ。「和服を着て巡りたい」とか言っちゃってたもんで。自分で自分の首を絞めたんですよね。

(安住紳一郎)あれは忘れられないですね!

(みうらじゅん)あれは本当、忘れられないです。

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忘れられない崖ツアー

(安住紳一郎)大変でした。もう本当に崖と眠気と、そしてみうらさんのその独特の崖の解説をずっと聞いてて。

(みうらじゅん)大して詳しくもないのに。「好き」っていう気持ちだけを表現するっていう。そうなんですよね。そこ、難しいところなんですよね。

(安住紳一郎)そしてあまりの……今だとあり得ないことですけども。あまりのハードスケジュールだったので、ドライバーが途中でもう……。

(みうらじゅん)ありましたね。脱輪をされてね。もう僕ら、無視してましたよね? もう目、つぶってったけど。「ああ、もうあの世なんだな」って思った瞬間、ありましたよね? 暗かったですよね。山道でしたよね。ものすごい怖かった。

(安住紳一郎)そうなんですよ(笑)。8人ぐらいでワンボックスに乗ってたんですけど。みんな、眠くて眠くて。で、ドライバーさんもちょっとうっかり、ウトウトしちゃったんですよね。そしたらたぶん、ちょっとした水路のところに脱輪しちゃって。ガーン!って脱輪したんだけど。みんな、脱輪したってことに気づいてるんだけど、行動を起こしたくなくて。眠いもんだから、ずっとみんな寝ているんだよね(笑)。

(みうらじゅん)寝てましたよね。

(安住紳一郎)で、そのことに対して無視してるんですですよね。

(みうらじゅん)「なかった」ってことにしたいんでしょうね。全員、自分の中でね。

(安住紳一郎)そしてなんとかドライバーさんが出て。出して、少し走り始めたぐらいの時に、さすがにみうらさんが耐えられなくなっちゃって。小さな声で「さっき、脱輪しましたよね?」って(笑)。

(みうらじゅん)みんな、ほら。その「脱輪」っていう言葉を言いたくないから。認めたくない時にやっぱりやっぱりついついね、こっちが一応「行く」って言った首謀者ですからね。僕が言わないでどうするんだ?っていうのはあったんでしょうね。

(中澤有美子)それで、先陣を切って?

(みうらじゅん)そうなんですよ。でもTBSを挙げてね、俺のブームに付き合っていただいたんだから。すごい記念すべき……。

(安住紳一郎)すごかったですよね。

(中澤有美子)いい旅でしたね。

(安住紳一郎)忘れられませんよ。ディレクターがトミカワさんで。マネージャー、ウスイさんが来たんですよね。

(みうらじゅん)ああ、ウスイさんが来て。トミカワさんでしたっけ? 虚無僧の格好をしてね、崖のところで尺八を吹いてくれて。もう途中からノリノリだったよね? あの人。初めちょっと半信半疑だったけど。

(安住紳一郎)崖先生が崖が好きだっていうからはじめて。オープニングカット、それこそ波しぶきのあるような崖の先端に行ってオープニングカットを撮りたいって言ったんだけど、みうらさんが高所恐怖症だって言い出して(笑)。

(みうらじゅん)でもディレクターとしては画としてね、僕が先端に立って。そこにバーン!って波しぶきが来て、ビシャビシャになるとろが撮りたかったんですよ。

(安住紳一郎)だからすごくインパクトのある映像の時は全て背中越しのスタンドインで。違う人がやって(笑)。

(みうらじゅん)違う人にやってもらいましたね。なんせ僕、あの時は下駄でしたからね。下駄を履きってめっちゃヤバいじゃないですか。ものすごく怖くて。

(中澤有美子)不安定で。

(みうらじゅん)それで、ものすごく過酷なロケが終わって、みうらさんのマネージャーさんとディレクターが「まだ、そういえばギャランティーの話、してなかったですね」っていう話をしていて。「ああ、そうなんだ」と思ったらその話を聞いていたみうらさんが横から来て「楽しかったから、いらないよ」って言ったんですよ(笑)。

(中澤有美子)ええーっ!

「楽しかったから、ギャラはいらないよ」

(みうらじゅん)ああ、そんなこと言いましたっけ? ああ、やっぱり脱輪も全部自分の責任だと僕、思ったんでしょうね。きっとね。「悪かった」って思ったんでしょうね。本当に皆さんに付き合っていただいて、嬉しかったですね。これ、ブームとしてはすごい大きいブームでしたね。

(安住紳一郎)大きかったですよね。本当に。私もいまだにたまに疲れた時はその崖ツアーのテーマ曲『グッドクリフ』っていうのを……。「グッとくるー、グッドクリフをー♪」。

(安住・みうら)「さがしてー、さまようー♪ いい崖だしてる、ツアー♪」(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 楽しそう!

(みうらじゅん)横断幕を……「いい崖だしてるツアー」っていう、横断幕のバスで行ってますから。

(中澤有美子)バスにもう、大々的に(笑)。

(安住紳一郎)ただ、その歌を歌えるのはたぶん全国にここ2人だけですよね?(笑)。

(中澤有美子)そうですね。今、嬉しそうなお二人、笑顔で。羨ましい(笑)。

(みうらじゅん)「荒れくるー♪」。

(安住・みうら)「日本海♪ 崖っぷちー♪ グッとくるー、グッドクリフをー♪ さがしてー、さまようー♪ いい崖だしてる、ツアー♪」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(みうらじゅん)ヒットはしませんでしたけどね。俺らの中ではすごいヒットして(笑)。

(安住紳一郎)ここの2人が歌える歌(笑)。

(みうらじゅん)唯一のね。

(安住紳一郎)すいません。話が長くなっていますが。

(みうらじゅん)すいません(笑)。

<書き起こしおわり>

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