オードリー若林 沖縄でのフォトウェディングを語る

オードリー若林 沖縄でのフォトウェディングを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年7月23日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で沖縄でフォトウェディングを行った際の模様を話していました。

(若林正恭)結婚したぐらいいの時いからさ、そのちょい後からすぐコロナのご時世になったから、ずっと行けなかったんだけど。フォトウェディングっていうのがあんのね。今。

(春日俊彰)ああ、この結婚の写真を……。

(若林正恭)式とかはやんないけど、ウェディングドレスを着て写真を撮るっていう。

(春日俊彰)写真だけね。

(若林正恭)そうそう。それをね、沖縄に撮りに行ったんですよ。

(春日俊彰)ほうほう。素敵な話じゃない。

(若林正恭)あれだな。でも本当にまだ修行中だと思ってるけど。沖縄ってさ、ロケとかで結構行ったことあるしさ。荷物の準備なんて、1日前でいいやって思わない?

(春日俊彰)まあ、思うね。

(若林正恭)1日前だよな。どう考えても。

(春日俊彰)まあ、やることによるだろうけどね。まあ1日前ぐらいで十分でしょう?

(若林正恭)結構4日前から奥さんがトランクを開いて荷物入れてたから。「あれ? もう荷作りに始めてんの? 何日前だ?」とか言って。その時、まだ休みの前で。「4日前か。4日前でもう、自分の荷作りしてるんだ」って言ったら「ああ、正しくは自分と娘の荷作りですね」って言われて。

(春日俊彰)くぅーっ!

(若林正恭)「これはヤバいことを聞いてしまったな……」と思って。すぐに安島さんに連絡して。「ヤバいっすかね?」「ああ、ダメです。それ、ダメです。その言い方で言ったの?」「はい」「ダメですね。全然ダメです」って(笑)。

(春日俊彰)まあ、そうだね。それ、気付かんなー。ついつい聞いちゃうよ。別にね。

(若林正恭)「4日前に荷作り始めてるの? 自分の荷作りしてんの?」っつったら「ああ、正しくは自分と娘のですねー」って。

(春日俊彰)くぅーっ!(笑)。そうだねー。そうなんだよねー。

(若林正恭)でさ、行ったんだけどさ。沖縄に着いて。で、娘にプール……生まれて半年ぐらいだけど、プールに入れるのをさ、楽しみにしてて。なんか首に浮き輪みたいなのをくっつけて赤ちゃんは……。

(春日俊彰)ああ、ある!

(若林正恭)あるよね?

(春日俊彰)ある。うちにもあるな。

(若林正恭)あれを膨らましてさ、首につけてさ、プールに入った瞬間さ、ギャン泣きね。

(春日俊彰)まあ、そうだろうね。最初っていうか、初めてっていうことでしょう? 風呂以外での水。

(若林正恭)初めて。もう、ギャン泣きで。本当、浮き輪がもう眼帯になるみたいなぐらい、自分でギャーッ!ってなっていて。で、「危ない、危ない! これ、もう無理よ……」「いや、慣れないかな?」って奥さんも言っていて。「いや、これは慣れないよ。無理よ」っつって。「もう1回だけ、チャレンジしてみようか?」って時間を置いてから入れたら「ギャーッ!」って泣いて。で、奥さんの妹の子供も0歳ぐらいなんだけど。「ちょっとやってみよう」ってつけたら、もうギャン泣き。「ギャーッ!」って。

「これ、首につけて黙って浮かんでる子、いるの? 無理だね」って言って空気を抜いて、首の浮き輪が入ってたパッケージにまた入れようとしたら、パッケージにさ、写真があってさ。「こういう商品ですよ」っていう。外国の方の女性と子供が首につけでプールで遊んでる写真なんだけど。その首輪つけてる外国の子供もめっちゃ泣いてたんだよね(笑)。

(春日俊彰)ああ、合っているんだね(笑)。

(若林正恭)いや、これさ、絶対に笑顔の写真撮りたいじゃん? で、その日1日、抑えて。「笑顔の写真を撮ろう!」って。それでも泣いてたってことだよね。で、「もうやめよう。撮影。しょうがない、これ。泣いたままの写真で行こう!」ってなったわけじゃん。その1日抑えても。だからこれは絶対泣くんだっていう(笑)。

(春日俊彰)それ、でもいいね。信用おけるね。その商品ね。間違えてない。正しいんだよ(笑)。

(若林正恭)「こういう商品ですよ」っていうのの子供がめっちゃ泣いているんだから(笑)。「こりゃ泣くわ」っていう話だったんですけども。それで、なんかショッピングモールに行ったら、カートってあるじゃん? 子供が乗るやつ。あれを押していたらさ、それはプラスチックのクッションとかついてないやつだったりするじゃん? ショッピングモールの子供が乗るやつってさ。それでなんか、めちゃくちゃ喜んでるのよ。その固いカートに。テンションが上って。

なんかさ、結構ベビーカーの安全面とかでさ、ベビザラスで押してみたりとかしてさ。いろいろと安全面がどうとか、軽い方がいいんじゃないかとかって持って見たりしてさ。いろいろと試したけど、もうベビーカーをめちゃめちゃ嫌がんのよ。その、ちょっと借りた沖縄のショッピングモールのカチコチのやつで「アハハハハハハハハッ!」ってなっているのよ。いやー、これはわかんない。子供はわからないからね。

(春日俊彰)ねえ。高くていいものだからいいってもんじゃないんだよね。子にとったらね。

子供は何で喜ぶか、わからない

(若林正恭)そうだよね。いや、だから本当に子供と接するのって、考える。「今、乗ってる車よりも軽トラとかの方がテンションが上がるんじゃないか?」とかさ。わかんないよね。それは。

(春日俊彰)それはもう、わからんよ。

(若林正恭)「本当にゴルフ、行きたいのかな?」とか、考えるようになっちゃうよね。

(春日俊彰)「ゴルフに行きたい」?

(若林正恭)なんかゴルフが休日におじさんがやる娯楽だとされてるだけであって……。

(春日俊彰)ああ、自分の話ね(笑)。なるほど、自分は本当に「行きたい」と思って行ってるのか?って(笑)。

(若林正恭)「行きたい」と思って行ってんのかな?って。とかなんか、無印良品とかで買うさ、カゴ。網目のカゴみたいなの、あるじゃん? あのカゴをずっと爪でカリカリカリカリやってんの。娘が1日中。そんなことなんじゃないかな?って思ったりするよね。

(春日俊彰)楽しいことっていうこと?

(若林正恭)別にゴルフとか行かなくても、カリカリカリカリやっていたら……。

(春日俊彰)いや、それはヤバいやつですよ、若林さんが家でやってたら。

(若林正恭)そうなのかな?

(春日俊彰)奥さんに心配されると思うよ。ゴルフに行ってもらった方が……意味がわかるじゃん?

(若林正恭)まあ、ゴルフも行ってないんだけどね(笑)。

(春日俊彰)なんなんだよ、今の話(笑)。

(若林正恭)で、なんかカリカリカリカリやっているから、「楽しいのかな?」って思って横で一緒にカリカリカリカリ、カリカリカリカリずーっとやっていたら、やっぱり結構楽しいんだよね(笑)。手触りとかが。

(春日俊彰)まあ、大人はずっとやるもんじゃないよね。子供はなんかずーっとやっているよ。

(若林正恭)やっているよね。

(春日俊彰)ずっとやっているよ。そういう、意味がないというかね。よくわからんことを(笑)。

(若林正恭)それでショッピングモールにいたらさ、サンリオの前を通って。それでぬいぐるみがあったからさ、「こんなの別に反応しないだろうな」と思って1個、顔に近づけたらさ、ありえないぐらい笑うの。「アハハハハハハハハッ!」って。で、また近づけたら「アハハハハハハハハッ!」って。「ああ、俺、もうこれ買うわ」っつって。でも奥さんは「いやいやいや、ここだけだと思うよ?」「いや、この笑い方は見たことないぐらいだよ。これは、買う!」っつって。1700円ぐらいのを買って。で、ビニール袋を取って、そのビニール袋はショッピングモールで捨てて。で、ぬいぐるみをバーン!って近づけたら、ノーリアクション。

(春日俊彰)ええっ?

(若林正恭)ちょっと助走をつけて、グーン!って近づけてもスーン……って。「さっきまでのは何だったの?」って思って。奥さんに「これ、なに? どういうこと?」っつったら「いや、たぶんね、ビニールだね。近づけた時にビニールがガサガサってなった時の、その音だね」って。「サンリオじゃねえんだ……」って思って。なんのキャラクターかわかんないけども。それでそれが今、家に置いてあるけども。1回も自分で触んないもん。

(春日俊彰)ああ、じゃあやっぱりビニールだわ。捨てちゃったやつだ。

(若林正恭)これ、ビニールでよかったんだから。

(春日俊彰)そうだね。うん(笑)。

(若林正恭)だからわかんないもんだなって思って。それで、フォトウェディングを撮る日になってさ。着替えて……奥さんはウェディングドレスで、俺は白のタキシードなんだけども。

(春日俊彰)白? ほう!

(若林正恭)今、「白?」って言ったけど。お前、どういうつもりで言ってるんだ?

(春日俊彰)いやいや、勝手に黒のイメージだったから。「白の方なんだ!」ってことだね。

(若林正恭)えっ、黒だっけ?

(春日俊彰)黒じゃない? 白なんだっけ? どっちもあるか。

(若林正恭)俺は黒は、砂浜で撮るから日差しがきつすぎて。ちょっと白の方がいいんじゃないかなと思って白にしたのよ。真っ白。本当に2008年頃にNON STYLEの石田くんが着てたやつ。

(春日俊彰)真っ白いね。全身白。

(若林正恭)それをね、福田さんに用意してもらって、東京から持っていったの。

(春日俊彰)へー! 向こうで借りるんじゃなくて?

(若林正恭)なんか向こうで借りるっていうのもあったんだけども。まあ、福田さんだったら間違いないっていうのもあって。

(春日俊彰)ああ、向こうでね、ゴタゴタするよりも。ちゃんとサイズは合ったりした方がいいもんな。

白タキシードを東京から持ち込み

(若林正恭)で、その前に、東京で奥さんがリモートで……フォトウェディングなんだけど、写真を撮るだけなんだけど。でも最後に軽く、結婚式ではないんだけど、砂浜で指輪の交換みたいなのをするっていうプランだったのよ。で、親族が何人か、パラパラ見に来るぐらいの感じで。それをさ、奥さんがリモートで向こうのウェディングプランナーの人とガンガン会議してて。

(春日俊彰)ああ、段取りを。

(若林正恭)なんかね、すっごいテンション高い人だなとは思ってたの。ウェディングプランナーのおばさんが。で、俺はなんかちょっと遅めに起きて。奥さんが東京でね、リモートで打ち合わせしてるじゃん? その軽い挙式の。挙式ってほどでもないんだけど。何をやるかを。で、俺が後ろで寝起きの格好のまま、通り過ぎたんだろうね。普通、そんなのには触れないじゃん? そしたらなんか、奥さんがリビングでリモート会議してて、俺が後ろを通り過ぎて冷蔵庫から飲み物を取り出してたら「今、通ったのは旦那様ですか?」って声が聞こえてきて。普通、そんなの触れないじゃん?

(春日俊彰)まあね。「ああ、通ったんだな」って思うぐらいだよね。

(若林正恭)で、「旦那様ですか?」「ああ、そうです。今日はちょっと仕事の始まりが遅くて。今、起きたんですけど」って奥さんが言ったら「ちょっとしゃべれるかしら?」って言っていて。「えええーっ?」って思って。で、パッと顔を出したらそのウェディングプランナーの人がリモートでね、「旦那様、挙式に関してあんまり前のめりな感じじゃない?」って聞かれて。

(春日俊彰)えええーっ? いきなり、それ?

(若林正恭)で、奥さんに本当に申し訳ない。本当に申し訳ないけど、何回も積み重ねてるんだよ。奥さんとそのプランナーの方は打ち合わせを。俺、それ申し訳ないけど、任せてたの。「生意気言うな」って言われるかもしんないけど、なんか、なんだろうな? その、コメディアンに集中しているからさ。

(春日俊彰)生意気言うなよ! で、言い方が変。そういうの。なにが「コメディアンに集中」だよ? 「仕事に」とか「お笑いに」だったらわかるけど、「コメディアンに集中」ってなによ? 言い方が変(笑)。まあ、ずっとね、奥さん任せで。

(若林正恭)「いやいや、そんなことはないですけど……」「ああ、そうですか? まあ全然。当日、よろしくお願いします」って。

(春日俊彰)いやいや、なんか思うところある感じだな。嫌だな(笑)。

(若林正恭)そうそう(笑)。なんかちょっとね、グッとインステップされた感じはあるよ。奥さんは別になんとも……俺がテンパるだろうなと思ってやってくれてたんだよね。で、当日、フォトウェディングってなって。奥さんがウェディングドレス、こっちで着ていて。で、俺は別にタキシードなんてすぐに着れるから時間を待っていって。そしたら、そのフォトウェディングのお店の着替え場所っていうかメイク室があるワンルームのところ。ソファーに座って1人で待っていって。そしたらなんか、そのお店のカタログとか、今までのアルバムとかがバーッて置いてあったから見ていったら、ちょっと血の気が引いたのが、白タキシード、1人もいないんだよね。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ、そう?

(若林正恭)もう慌てて全部、もうアルバムをテーブルに全部、広げて。「いない、いない……」って。「WHY!」って(笑)。

(春日俊彰)なんで英語なんだよ?(笑)。えっ、なに? 黒だったってこと?

(若林正恭)いや、これが奥さんが選んだからたぶん……若めのフォトウェディングとかってあんのかな? 文化的に。もう俺は奥さんが決めてくれたところにもついて回るだけ。もう今の時代にしちゃ珍しく、何もしない旦那だからね。俺。令和4年じゃ許されない旦那をやってるから。それで、全部見てたらなんかね、ブルーのベストになんか、なんなら半ズボンに革靴みたいな。海で撮るから。水色だったり、鮮やかなブルーだったり。なんだったらちょっと、なんか渋い茶色だったりして。白タキシード、1人もいないのよ。

「俺、白タキシードやで!」と思って。で、なんか貸衣装でラックにバーッて並んでるのよ。「そのラック、見せてもらっていいですか?」って聞いたら「ああ、いいですよ。でも、持ってきていらっしゃるんですよね?」って言われて。「ああ、持ってきてます」って。落ち着いたふりをして。で、ラックの服を全部見たけど、白タキシード1個もないの!

(春日俊彰)ああ、そこにも?

(若林正恭)全部おしゃれはブルー、チェック、水色、チャコールなんちゃらみたいなやつで。「うーわっ、マジか……」って思って。なんか「昭和なのかな?」って思って。春日夫妻のあの写真じゃないんだから……(笑)。春日の親の(笑)。

(春日俊彰)ああ、親のね。あれ、なんなんだよ、いつも。親の写真。なんであの時の写真しか出さないんだよ!(笑)。

(若林正恭)俺、あれを見て「ダセえな」って思っている感じになるからさ。ちょっとでも……って思って福田さんに頼んだのよ。で、福田さんもたぶん今風の白タキシードにはしてくれてるのよ。絶対に。それでさ、着替える時にさ、スタッフが全員若いの。女の子、メイクさん、仕切る人、衣装の人って。「白タキシードって、あんまり、いないっすかね?」ってもう俺、聞いたの。「いやー? そんなこと、ないですけどねー?」って(笑)。「そんなことないですよぉー?」みたいな。「いやいや……」って俺、言ったもん(笑)。

(春日俊彰)言ってもらった方がそれはね、そんな感じだったらいいよね。

(若林正恭)そう。それでなんかまあ、俺もメイクするのよ。で、俺だっていうことはわかってくれているから。メイクしながらメイクさんも「メイクされ慣れてますねー」「ああ、そうっすかぁーーー?」って俺、言って。

(春日俊彰)長えな(笑)。「かぁー?」の後が長いな。

(若林正恭)「だいたい、男の人ってメイクされたことないんで、目をギューッてつぶっちゃったりと、上を向いちゃったりとかするんですけども。なんか、口周りをやろうと思ったら自然に……今、口を伸ばしてくれましたもんね。私に合わせて」って言われて。「ああ、そうっすかぁーーー?」って。

(春日俊彰)残しが長えな(笑)。

(若林正恭)「まあ、毎日ですから。毎日のことですから」って。毎日メイクしてる面をしちゃったの。で、その後に恥ずかしかったのが、なんか話を聞いてったら判明したんだけど。沖縄で俺のレギュラーって『スクール革命!』しかやってないらしいんだよね(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! なるへそ(笑)。

沖縄でのオードリーのレギュラー番組は『スクール革命!』のみ

(若林正恭)そいつがさ、「ああ、そうっすかぁーーー? まあ、毎日のことっすけどぉーーー?」とか言っていたら、「『スクール革命!』、見てます」って言われて。「『スクール革命!』の話しかしないな? この人、Hey! Say! JUMP、好きなのかな?」とか思って。「『スクール革命!』以外、なに見てます?」って聞いたら「ああ、すいません。私は……いや、こっちってあんまりやってないくて」って。で、奥さんが後ろにいたから奥さんに聞いたら「ああ、そうそう。『スクール革命!』しかやってないんだって。こっちは」って。

でね、それで思い出したんだけど。なんか、その差があるよね? 俺たちは東京にいて「レギュラー12本」とか思ってるけどさ、地方に行ったら全然やってないから。だから『あちこちオードリー』とか、沖縄でせめてやってほしいよね(笑)。

(春日俊彰)そうだね(笑)。

(若林正恭)それで、謎だぜ? 『スクール革命!』って俺、全然若ちゃん節を発揮できてないからさ(笑)。ねえ。正直。俺、正直春日より優先順位下だと思うね。あの番組に関しては。

(春日俊彰)そうかね?(笑)。

(若林正恭)いや、俺はあれ、最下位でしょう? レギュラー中で。俺の取り分の優先順位って。まず、だってHey! Say! JUMP。そして髙地くん。あ、まずは内村さん。で、ザキヤマさんとHey! Say! JUMPが続いて。で、女の子。で、春日も結構いじられて。俺、最後でしょう? 俺の笑いの優先順位なんて。

(春日俊彰)まあ、そうか。いじられたりする頻度で言ったらね、少ないかもね。

(若林正恭)「若ちゃん、あんまりな……」と思って。そしたらもうホテルの人は「すいません。本当にプライベートで申し訳ないんですけど……リトルトゥースです」って言ってくるから。沖縄の人はオールナイトと『スクール革命!』で俺をどう感じてるんだろうね?(笑)。それでほら、沖縄の映画館でこの武道館のライブのやつをやったりしたじゃん? ねえ。テレビでは『スクール革命!』で……っていうので来てくれてるってことだよね? それでさ、まあ写真を撮ってさ。砂浜にさ、ガサガサガサガサ草をかき分けて。でも、白のタキシードをばっちり着て撮影場所までついて行くから。白のタキシード着て俺、レンタカーの軽のバンを運転してたからね。沖縄で白のタキシードで。で、ついっていって草をかき分けてさ、写真を撮るんだけど。なんか白タキシードでさ、ずっと撮っていて。

(春日俊彰)浜辺かなんかで。

(若林正恭)それでなんか「2人でしゃべってる感じで……」とか。俺、三菱慣れしてるから、ちょっと慣れていてね。奥さんにも言った。だから「ちょっとしゃべってる感じで何枚か撮らせてくださいね」「これ、よくあるんだよね。『しゃべってる感じで……』っつって。これさ、知らないさ男とさ、『じゃあなんかしゃべって』って言われたら、困らない? これ、あるあるなんだよ。で、よくあるのが『これ、言われても困りますよね』って話で。『困るよね』って言って和まして写真を撮るっていう。俺はそうやってやってきたぁーー」っつってさ(笑)。

(春日俊彰)生意気だな! 沖縄で二つしか出てないやつが。テレビはひとつだよ!

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! とかって言ってさ、まあ何枚か写真撮ってさ。で、娘を抱きながらのも写真を撮ったりして。で、最後に軽い誓いみたいなので指輪を交換するっていうのをやって。その時に、「海の砂浜の下りていく階段の脇に隠れててください」っつって。親族がパラパラと5、6人の中で。で、うちの奥さんとリモートで打ち合わせしてた人が軽いアーチみたいなのだけ作ってくれてて、そこでやるっていう。2人で、俺は白のタキシードで。それで奥さんと一緒に手をつないで。5、6人だから、パラパラだから。

で、始まったんだけど。本当、15分ぐらいのもんだったんだけど。始まった時に、砂浜じゃん? で、防砂林というか、木が生えている前に半ズボンでTシャツ。で、首元は汗だくだく。首にタオル巻いてる白髪のおじさんがなんか、海を見て座ってたんだけど。俺たちが着いたら俺たちの方を向いて。で、みんなが拍手で迎えてきたのに合わせて拍手してくれたの。「ああ、さすが沖縄だな。知らない、近所の人でも拍手してくれるんだ」って。なんか、たとえば関東の海だったら、なさそうじゃん?

(春日俊彰)ああ、あんまり入ってこないというか。まあ、うん。たしかにね。

(若林正恭)そうそう。「ああ、こういう人もいるんだ」って思っていて。で、誓いの言葉とかも2人で言うんだけど。で、みんなが拍手してくれたら、そのおじさんもずっとこっちを見てて。「ちょっと見すぎだな……」っていう。

(春日俊彰)いや、その距離はどのぐらいなの?

(若林正恭)うーんと、だからフナサキさんぐらいのところに親族がいるとしたら、青銅さんのちょい後ろぐらい。だから10メートルぐらいの日陰のところに座ってビーサンを履いている白髪のおじさんが拍手して。だから、「もうそろそろ海、見ろよ」って思って。

(春日俊彰)まあ、たしかに気にはなるけどね。まあまあ、いいじゃない? 祝いたいっていうか。「めでたいな。ちょっとおこぼれ預かりたいな」みたいな感じ、あったんじゃない? そのおじさんも。幸せなさ、その雰囲気。

(若林正恭)で、一緒に拍手するんだけど「いや、もういいって。そろそろ。そろそろ……」って思ってたの。

(春日俊彰)まあまあ、わからんでもないけど。

(若林正恭)で、なんか誓いの言葉っていうか、2人で考えて、紙に書いたのを2人で声を合わせて読んでいくんだけど。「喧嘩したらすぐ仲直りする」みたいなことを。で、それで「娘を笑わせること」とか言っていたら、一緒にウェディングについてくれてた女の子とかもちょっと泣いたりしてて。

(春日俊彰)へー。それはよっぽどだね。泣くなんて。

(若林正恭)で、ぱっと見たら奥のそのおじさんも泣いてて。

(春日俊彰)最高じゃない?

(若林正恭)いやいや。「いや、そろそろ……」って。

(春日俊彰)いや、いいじゃない? そこまで行ったらもう「こっち来いよ!」って言わないと(笑)。もう参列者よ、そのおじさんも。そこまで泣いてくれてるんだったら。

ずっと気になる見知らぬおじさん

(若林正恭)うん。Tシャツ、ダルダルの感じで。で、その仕切り、進行はリモートの会議をしていたプランナーのおばちゃんがやってるんだけども。「2人はナントカカントカで指輪を交換して……」とか。ちょっと涙ぐんでて。カメラを撮ってくれた人とかも。で、奥のおじさんも涙をタオルで拭いたりしてて。「いやいや、そろそろ……」って。

(春日俊彰)いやいや、関係ないっちゃ関係ないけどね。その人が感動してくれるんだったら……。

(若林正恭)ちょっと俺も集中できなくなっちゃって。その人のせいで。「もう、入っちゃってるもんね……」と思って。

(春日俊彰)いや、それぐらいよかったってことでしょう? それはもう「よかったな」って思った方がいいんじゃないですか?

(若林正恭)で、泣くまではいいんだけど。指輪を交換して、最後にフラワーシャワー。

(春日俊彰)ああ、花びらをパーッと投げるみたいな。

(若林正恭)そう。それをね、花びらが入ったカゴがあって。みんな、ちょっとずつ取って。最後に「せーの!」でみんなで花びらをシャワーにさせて。そこを写真を撮るっていうのをやりますってなった時に、「じゃあ、お取りください」ってなったら、奥のおじさんも立ったのよ。

(春日俊彰)ええっ!

(若林正恭)「いやいや、まさか……まさかな。このタイミングで帰るんだろうな。こっちも終わりだから……」って思ったら、その人がこっちへ歩いてきて。

(春日俊彰)ええっ? そのおじさん、すごいね。

(若林正恭)すごいでしょう?

(春日俊彰)えっ、その後、どうなったの?

(若林正恭)で、まあ奥さんの妹とか、そのフォトウェディングを手伝ってくれた方とか、皆さん仲間になってるから。みんな、花びらを……でも、もう完全に花びらを掴んでさ。

(春日俊彰)えっ、おじさんも?

(若林正恭)結構多めに。「おいおい!」って思って。

(春日俊彰)うん。そりゃ思うわ。

(若林正恭)「突っ込みどころかな?」とも思った。もう本当、TAIGAさんじゃないけど「お前、誰だよ!」って。ここはもうシンプル突っ込みがいいじゃん?

(春日俊彰)まあ、その会場の他の人はどんな感じなの? 若林さんがそう思うのは……。

(若林正恭)いや、他の人に対して思っていたの。「もっと思えよ! 俺だけじゃなくて。『お前、誰だよ!』ってみんなで思っていかないと……結界が張れてないんだよ」って思って。「おじさんもよかったら……みたいな感じになっちゃってるんだって!」って思ってたの。俺は。

(春日俊彰)じゃあ、もうそっちの雰囲気なんだね。若林さんだけだ。「お前、誰だよ」って。

(若林正恭)うん。結構多めに花びらを持って。もう近距離おじさんになっているから。その時には。で、「せーの!」とかにも合わせて、一緒に花びらをバーッてやって。それで写真を撮って。「すげえな、このおじさん……」って。で、「拍手!」ってなって終わって。で、俺と奥さんはメイクを落とすのと着替えがあるので。そのフォトウェディングの準備する場所にまた移動になるの。で、帰りに奥さんと2人になった時、「あのおじさん、すごいね。最初から……見えてた?」って。

見えたことをまず、確認しないとって思って。これ、怖い話かもしれないと思って。「いや、ずっといて……」「えっ、どの人?」とか言ってるんの。怖いじゃん? 「えっ、どの人って、いたじゃん?」。めちゃめちゃ少ないの。「いたじゃん。座っていたじゃん」っつったら……「ああーっ! ああ、ああ。あの人、ウェディングプランナーの旦那さん」って。

(春日俊彰)ええっ?

(若林正恭)「だからアーチとか椅子とか、組み立ててくれてた人なの」って。「いや、だったらもうちょいいい服着てきてほしかったな……」と思って(笑)。

(春日俊彰)ああ、そうか。関係者なのね(笑)。

(若林正恭)「タオルを首巻いて、Tシャツダルダルで汗びしょびしょは急にいたおじさんだと思うって!」って思って(笑)。

(春日俊彰)たしかにね(笑)。

<書き起こしおわり>

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