町山智浩 ニコラス・ケイジ『マッシブ・タレント』を語る

町山智浩 ニコラス・ケイジ『The Unbearable Weight of Massive Talent』を語る たまむすび

町山智浩さんが2022年5月3日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でニコラス・ケイジ主演作『マッシブ・タレント』を紹介していました。※放送時は邦題未定だったため、原題の『The Unbearable Weight of Massive Talent』で話しています。

(町山智浩)今日はね、行き当たりばったりな人の映画なんですよ。ニコラス・ケイジですよ。

(赤江珠緒)出た! ニコラス・ケイジさん!

(山里亮太)もう、その名前だけでワクワクしてきますね。なんなんだ? 今回はなにをするんだ?って。

(町山智浩)大丈夫なのかな?っていうね。今回、ニコラス・ケイジ自身がニコラス・ケイジを演じる映画です。で、もうアメリカで公開してるんですけど。日本では公開は決まってるんですが、またしても日本語タイトルは決まってないんですが。英語の原題が『The Unbearable Weight of Massive Talent』という、これは難しいんですけ。日本語に訳すと「偉大すぎる才能の耐えられない重さ」という意味なんですが。これは昔ね、文芸映画。ものすごくおしゃれな文芸映画で『存在の耐えられない軽さ』っていう映画があったんですよ。それのパロディーなんですけども。全然文芸映画じゃなくてコメディなんですが。で、ニコラス・ケイジのやる役はニコラス・ケイジというかつてスターだったけど今、どうもあまり仕事がないハリウッド俳優っていう、自分自身の役なんですけど。

(山里亮太)ええっ?

(町山智浩)でね、最近借金をいっぱい抱えて。変な映画に出すぎてしまって、かえって仕事がなくなってしまった男なんですね。ニコラス・ケイジ、この映画で。

(赤江珠緒)ニコラス・ケイジが? ご自身も?

(町山智浩)本人もそうですよ。

(赤江珠緒)これだけ有名なハリウッドスターで?

(町山智浩)そうですよ。だってこの人ね。この映画で主演100本目なんですよ。はっきり言って、出すぎです。この映画の中でも「出すぎて全然、スター性がなくなった」って言ってるんでね。で、そういう風になっちゃった理由っていうのはとにかく借金がすごくて。この100本のうちの半分以上はこの10年ぐらいで出てるのかな? まあ、出すぎているんです。すごい出てるんですよ。どんな映画でも出てるんですね。というのは、ニコラス・ケイジは2010年に破産をしてるんですよ。

(赤江珠緒)それはまた、どうして?

(町山智浩)それはね、無駄使いですね。だからねたとえば漫画雑誌で『スーパーマン』っていう漫画があるじゃないですか。それの連載第1回目の載ってる雑誌を2億円で買ったりしてるんですよ。

(赤江珠緒)うわあ……。

(町山智浩)で、その後にそれ、盗まれたかなんかしてるんですよ。たしか。で、あとティラノサウルスの化石の頭蓋骨を3000万円かなんかで買ったのかな? で、お金だけ払ったんだけど手に入らなかったなんかなんですよ。

(赤江珠緒)めちゃくちゃ騙されてますね。

(町山智浩)そう。それはね、モンゴルの博物館から盗まれた物か何かで、詐欺だったんですね。はい。そういうことをやっていて。まあ、一番大きいのは5回結婚して4回離婚してるとかいう、そういう点ですね。

(赤江珠緒)ああ、結婚・離婚のイメージ、やっぱりありますけど5回でしたか。

(町山智浩)5回、してますね。そのうちの2回は相手、日本人ですよ。3回目に結婚した相手がコイケエリカさんっていう日本人の女性の方で。結婚して4日で離婚してますね。という……あと今の奥さんも日本人ですけどね。まあ、そういうことをやっていくとどんどん財産が半分になっていくんで。半分、半分、半分、半分、半分……で、もう何分の一なのかわからないんですけども。で、どんどんなくなっちゃってお金がないんで、いろんな映画に非常に雑に出てますね。

園子温監督の『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』とかね。非常に雑な作品選びをしているうちにどんどんスターとしての威光がなくなってしまって。彼はね、元々アカデミー主演男優賞を『リービング・ラスベガス』という映画で取っていて。見事なアルコール依存症の演技をしたんですけども。もう最近は大抵ね、ボソボソしゃべってるか怒鳴り散らしてるかのどちらかで、中間がないっていう役になってますけれども。

それでこの映画の中では実際には彼、娘はいないんですけど。娘がいることになっていて。で、娘からはもうダメな俳優としてバカにされてて。離婚して家を追い出されてホテル暮らしをしてて。で、もうにっちもさっちもいかない状態のニック・ケイジという役なんですね。で、「ニコラス・ケイジ」とはこの映画の中では言ってなくて。「ニック・ケイジ」ってずっと言ってるんですよ。ほぼニコラス・ケイジなんだけどちょっと違うのはね、生え際が結構ね、前の方に戻ってるんですよ。

(赤江珠緒)ほうほう(笑)。

(町山智浩)額が狭くなっていて。そこだけちょっと違うんですけど。微妙にニコラス・ケイジっていう感じなんですね。ただ、落ちぶれてるニコラス・ケイジ、ニック・ケイジの前にね、まだ髪の毛がフサフサしてた頃の若かりし頃の、肌がツルツルのニコラス・ケイジが現れるんですよ。でね、「どうしたんだよ、ニック? しょぼい人生じゃねかよ」って。その歳を取った自分を見て衝撃を受けた若かりし頃のニコラス・ケイジが言うんですよ。1人2役をやってるんですけど。「忘れたのか? 俺たちはな、アカデミー主演男優賞のニコラス・ケイジなんだぜ!」って言うんですよ。で、いろいろと励ますんですけど、まあハゲが増すばっかりでね。

(山里亮太)フハハハハハハハハッ!

(町山智浩)でね、この若いニコラス・ケイジが現在のニコラス・ケイジを元気づけようとして、キスをするんですよ。なんか、ディープキスをするんですよ。「やっぱりニック・ケイジのキスは最高だぜ!」とか言って、なにをやってるんだかよくわかんないんですけども(笑)。そこにマネージャーが、もう借金がとにかくひどくて仕事もないから。「君のファンがバースデーパーティー、誕生日のパーティーに来てくれって言ってるから、そこに行ってこい」って言われるんですよ。そんなの、もう本当に売れない役者、タレントがやる仕事で。「これはできないよ」って言うんですけど。「いや、その相手は大金持ちなんだ。大富豪で、アゴアシ全部付きで。しかもギャラは100万ドル、1億円以上だ」って。

(赤江珠緒)そんなに?

(町山智浩)そういう、仕事ないですか? 山ちゃん。

(山里亮太)「あるんですよ。実は……」って言ったら、大問題ですよ(笑)。

(町山智浩)すっごい億万長者のセクシーなマダムとかが「山ちゃんと一晩」なんてこと、ないですか?

(山里亮太)ないですね(笑)。

(町山智浩)まあ、あっても言えないですね。

(山里亮太)町山さん、「言えないですね」じゃないですよ!

(赤江珠緒)「それで荒稼ぎしてます」なんて言えないです(笑)。

大富豪の誕生日パーティーの仕事

(町山智浩)それで、ニコラス・ケイジはその大金持ちのところに行くんですよ。ハビっていう名前の大富豪で。地中海のリゾートの大豪邸に住んでるんですね。で、それを演じるのはペドロ・パスカルさんという俳優さんで。この人、『マンダロリアン』に出てた人なんですけども。イケメンなんですが。で、そこに行ってみると、その大富豪の豪邸にはニコラス・ケイジが映画で使ったありとあらゆるもの、小道具類ですね。それが全部揃えてあるんですよ。コレクションして。

(赤江珠緒)ああ、本当のファンだ。

(町山智浩)本当のファンでね。で、そのハビが「ニコラス・ケイジの最高傑作だ」と思っている映画ってのは『フェイス/オフ』っていう映画なんですよ。これ、見ました?

(山里亮太)僕は見てないですね。

(町山智浩)見てない? これ、『フェイス/オフ』は見た方がいいです。傑作です。1997年の巨匠ジョン・ウー監督の映画なんですけども。ニコラス・ケイジはマフィアっていうか、すごいギャングのボスの中のボスを演じるんですけど。それを追いかける刑事がジョン・トラボルタなんですね。で、この2人の顔を入れ替えちゃうっていう話なんですよ。だから『フェイス/オフ』なんですね。「顔を入れ替える」っていう。それで2人が対決するという傑作映画で。これ、本当傑作なんでぜひ見てほしいんですけど。

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(町山智浩)で、その中でニコラス・ケイジが使う二丁拳銃の黄金の銃をそのハビというニコラス・ケイジファンは持ってるんですね。それ以外にも、これは見たかな? 『ザ・ロック』っていう映画があって。これはね、テロリストが毒ガスを使ってサンフランシスコを全滅させようとするのを防ごうとするのがニコラス・ケイジなんですけども。その映画の中で使われる毒ガスのカプセルの小道具とか、そういったものを全部コレクションしてるんですね。

で、「とにかく何でも持っているんだ。あなたは最高の役者なんだ!」って言うと、その落ち込んでいるニコラス・ケイジは「そう言ってくれるのは君だけだよ、ハビ。申し訳ないけど俺はもう俳優として終わったんだ。もう引退するんだよ」って言うんですね。そうするとハビは「そんなバカな! あなたは地球史上最高の俳優です! あなたの演技はこの絶望的な惑星に希望を与える光なんです! あなたが引退するなんて全人類にとって大変な損失です!」っていうんですよ。「バカか?」って思いますけど(笑)。

(山里亮太)フハハハハハハハハッ!

(町山智浩)で、「私にはお金があります。いくらでもあります。私のこのお金であなたの主演作を作って。これでカムバックしましょう! 2人で映画のアイデアを考えましょう!」っていうことんなって2人で考えるんですけど……まあ、お金持ちだからいっぱいおクスリがあるんですね。いろんな、いい気持ちになるおクスリがありましてですね(笑)。

(赤江珠緒)あらららら……。

(町山智浩)で、2人で気分をアゲアゲにしながらアイデアを練るんですけど、そのうちに現実と考えてる話を区別がつかなくなってくるんですよ。で、ちょっとした塀があるんですけど、その塀を乗り越えようとし始めるんですね。ラリってますから。すると、ニコラス・ケイジが塀にのぼって「ハビ、つかまれ!」「わかった! あ、ダメだ! お前、意外と重い! 持ち上げられない!」「ニコラスさん……僕を捨てて行ってください!」「ダメだ! 俺にはできない……お前を殺すわけにはいかない!」「僕なんか捨てて! ニコラスさんに地球の人類がかかってるんです!」って2人でやっているんですけども。1メートルぐらいの壁でそれ、やっていて。面白いよね(笑)。どうしようもない世界になってるんですけど(笑)。

そんなバカなことをしていると、いきなり本当にニック・ケイジがですね、武装した人たちに拉致されるんですよ。で、「何なんですか、これは?」って言うと「いや、私たちはCIAなんです。実はあなたが今、一緒に遊んでるそのハビっていう大金持ちは世界的な武器とか兵器の密輸カルテルのボスの中のボスなんですよ。世界中のテロリストとかギャングに武器を密売して稼いでるんです。彼は最近あった某国の大統領の娘誘拐事件にも関与していて、その犯人なんです。その娘さんはもしかすると大富豪の豪邸の中に拉致されてる可能性がある。とにかくこの事件に関してニコラス・ケイジさん、調査をしてくれませんか? 私たちのスパイとして」って。それで、ニコラス・ケイジはCIAから雇われて本当にスパイになるんですよ。世界を救うためにね。

(赤江珠緒)うん!

(町山智浩)で、ここでニコラス・ケイジが「うーん、スパイと俳優は似ているな。本当の自分を隠して誰かを演じてい周りに信じさせることなんだ。俺は俳優としては結構できるから、スパイもできるかな?」とか言うんですけど。俳優としても結構ヤバいのに、大丈夫かな?って思うわけですけども(笑)。最近、オーバーアクトだしね。「でもどうするんだ? 拳銃使ってとか、そんなことできないよ」って言うと「じゃあ、この薬を使ってください。この薬を使うと相手はすぐ眠りますから。内部で捜査していて危なくなったら、この薬を使ってください」って渡されるんですけど。

そのクスリ、手につけて、汗をふいていきなり自分の顔につけちゃうんですよ。ニコラス・ケイジは。で、「あっ、睡眠薬、自分に塗っちゃった! うわっ、ヤバい!」って話でね(笑)。

(赤江珠緒)なんて間抜けな(笑)。

(町山智浩)間抜けな話なんですけど。そういうのが延々と続くというドタバタ映画なんですね。

(山里亮太)ああ、面白い!

(町山智浩)これね、この「ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる」っていう企画を書いた監督とシナリオライターがそれを持ち込んだ時にですね、ニコラス・ケイジは「こんなの、恥ずかしいし惨めだから絶対に嫌だ!」って言ったんですって。

(赤江珠緒)そうですよね。ものすごく自虐のストーリーになってますもんね。

(町山智浩)そう。「売れない俳優」とかね。で、「こんなの、出ないよ!」っつったら、この映画の内容通りで。マネージャーが「これは本当にカムバックのチャンスだから出た方がいいよ」って言ったそうなんですよ。で、この映画に出た後も、この映画の試写も何も絶対に見たくないってニコラス・ケイジは言っていたんですけども。ただこの映画ね、お金がなかったんですよ。つまり、その脚本と監督はニコラス・ケイジのギャラが払えない状態で持ってきたんですよ。だから彼、この作品のプロデューサーになったんですよ。ニコラス・ケイジ自身がこの映画のエグゼクティブ・プロデューサーにならなければ、作れなかったんですよ。ニコラス・ケイジの普通のギャラのお金を払えないから。思いついただけだから。脚本家と監督は。で、この規模の映画だと予算も出ないっていうことで、これニコラス・ケイジほとんどタダで、最低賃金で出てるんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)そう。「エグゼクティブ・プロデューサー」っていう項目があって、そこに俳優の名前が出ていた場合は俳優は大抵、最低賃金で働いています。その代わり、ヒットしたらパーセンテージで興行収入からの報酬をもらえるっていう契約になっている場合です。で、そういう立場にならないとこの映画は作られないっていうことにプロデューサーになったんで。そうなると、やっぱり試写も見ないわけにいかないんで、出来立ったものを見たそうですよ(笑)。彼ね、たぶんほとんど出来上がった映画、見てないんだと思うんですよ。自分で。だからいろいろね、『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』とかに出たんだと思いますけども。ところがね、この映画はアメリカで批評家からほとんど100%の絶賛なんです。

(赤江珠緒)えっ、評価されてる?

批評家たちが絶賛

(町山智浩)ものすごい評価されてるんですよ。で、「ニコラス・ケイジが俳優として復活するんじゃないか?」って言われてるんですよ。

(赤江珠緒)ああ、そんなにですか?

(町山智浩)そんなになんですよ。だから何が起こるかわからないなというね。でね、バカバカしいでしょう? 前半。でも、だんだん良い話になってくるんですよ。なんと、だんだんだんだんいい話になって、最後はちょっと泣けるんですよ。

(山里亮太)どこに泣ける要素が……?

(町山智浩)「嘘? えっ、本当に?」っていうね。すごいいい話になってくるんですよ。この映画。

(赤江珠緒)だとしたらこれ、なんか俄然見たくなりますね。このスタートから始まって、ちょっと感動なんて……。

(町山智浩)感動するんですよ。これね、すごいなと思ってね。先週紹介した映画がミシェル・ヨーさんという世界的なカンフー女優の人が出た『Everything Everywhere All at Once』という、これも日本語タイトル決められない、決まってない映画を紹介したんですけど。あれはミシェル・ヨーが大スターをミシェル・ヨーにならなくて、普通のお母さんになっちゃった世界の話だったんですよ。

(赤江珠緒)そうでしたね。うん。

(町山智浩)ところがその別の宇宙、多元宇宙。マルチバースにミシェル・ヨーが大スターになっているっていう世界もあって。そこと平凡な主婦をしているミシェル・ヨーが連結するっていう非常に奇妙な話だったんですけど。あれとも非常に近いんですよ。

町山智浩『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を語る
町山智浩さんが2022年4月26日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でミシェル・ヨー主演の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』について話していました。

(町山智浩)で、両方とも娘と疎遠になっちゃった親が一生懸命頑張って娘を取り戻すっていう話なんですよ。

(赤江珠緒)ほー!

(町山智浩)「これ、何なんだろう?」と思ってね。だから本当に娘さんがいる人はどっちも泣けるんですよ。めちゃくちゃ。だから本当に赤江さんも泣けると思いますしね。

(赤江珠緒)そうなんですか。うわっ、見たいなー! でも、そのマネージャーの方も本当に一か八かというか、ねえ。そんな賭けみたいなのに……じゃあ、この映画は勝ったみたいな感じなんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。この監督はね、それまでは大きい映画は全然作ってない人なんですね。テレビとかやったりしてる人でね。でも一発勝負かけて、シナリオを持っていったんですね。これって僕、すごいなと思って。シルベスター・スタローンんが『ロッキー』シリーズに出ていて。その後、ある若い黒人の監督がそのロッキーの親友のアポロっていう黒人のチャンピオンに隠し子がいたっていうシナリオをいきなり持ってきて。「これでロッキーのその後をやりましょう」って言って。それが実際に実現して『クリード』っていう映画になっているんですよね。

(赤江珠緒)そうですよね。

(町山智浩)そう。だからこういうシナリオの一発でね、ドカン!っていくのはあるんだなと。当て書きで。というね、もちろんその『クリード』のライアン・クーグラー監督はその後、『ブラックパンサー』を撮って世界的な映画監督となりましたけどね。そういうね、映画が『The Unbearable Weight of Massive Talent(偉大すぎる才能の耐えられない重さ)』はニコラス・ケイジ久々の起死回生の傑作でした。はい。

(赤江珠緒)ああ、そうですか。これは……ニコラス・ケイジさんが本当になりふり構わずって感じで出た作品が結果、見事に輝きを放っているという。いいですね。

(町山智浩)日本公開はまだ、日取りとかは決まってないですけど。これは面白かったですね。

(赤江珠緒)ねえ。見たいですね。改めてタイトルをもう一度申し上げておきましょう。『The Unbearable Weight of Massive Talent』でございます。

『The Unbearable Weight of Massive Talent』予告

<書き起こしおわり>

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