サンドウィッチマンのお二人が2022年4月9日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』の中で亡くなった藤子不二雄A先生を追悼していました。
(伊達みきお)そんな折、我々も大好きな漫画家の藤子不二雄A先生がお亡くなりになられました。
(富澤たけし)ねえ。残念ですね。
(伊達みきお)もう本当に僕ら、小さい頃から藤子不二雄先生の作品はずっと見てきていますから。
(富澤たけし)みんな、通るからね。
(伊達みきお)特に世代で言うとばっちり世代だもんね。
(富澤たけし)『ハットリくん』とかね。
(伊達みきお)『ハットリくん』、『プロゴルファー猿』、『怪物くん』、『笑ゥせぇるすまん』。喪黒福造、「ドーン!」ですよ。
(富澤たけし)『魔太郎がくる!!』とかね。
(伊達みきお)『魔太郎がくる!!』もそうですね。
(富澤たけし)『オバQ』とか。
(伊達みきお)本当にありがたい方でしたね。
(富澤たけし)なんかちょっとブラックな方の作品がね。
(伊達みきお)F先生よりもたしかにブラックな……。
(富澤たけし)『笑ゥせぇるすまん』とか『魔太郎がくる!!』とかね。暗めな漫画もね。
『プロゴルファー猿』
(伊達みきお)『プロゴルファー猿』もそうだもんね。そしたらさっき、東島さんとしゃべっていて。「『プロゴルファー猿』もA先生だったんだね」「猿?」「いやいや、『プロゴルファー猿』。わかるでしょう? 『ワイは猿や。プロゴルファー猿や!』で始まる、ほら……」って。
(富澤たけし)紅蜂とかね。
(伊達みきお)「猿……? 猿なんですか?」「いやいや、猿なわけないじゃん? プロゴルファーなんだから。ねえ」って。全く知らないっていう。世代ギャップですね。
(富澤たけし)いや、もう20代だったらわからないと思いますよ。
(伊達みきお)1974年から少年サンデーで連載されていたんだね。
(富澤たけし)サンデーなんだ。
(伊達みきお)74年って言ったら我々が生まれた年ですから。すごいね。僕らもちょっと後のやつを見ているのかな?
(富澤たけし)アニメで見ていましたからね。
(伊達みきお)で、『プロゴルファー猿』、本名知っていた? 猿谷猿丸って。
(富澤たけし)ええっ?
(伊達みきお)「猿」が2つ、入っちゃっているんだぜ? そりゃあ通称、猿だろう。
(富澤たけし)猿谷猿丸っていうの? ああ、そうなの?
(伊達みきお)ええ。改めて知ることもあるんだね。
(富澤たけし)まあ、聞いたことがあるのかもしれないけども。あんまり……「猿」としか覚えてないからね。
(伊達みきお)1985年から88年までテレビ朝日系でアニメ化されているんですよ。俺たち、それを見ているんだね。だから11歳とか。小学校から中学にかけてのテレビなんだね。
(富澤たけし)毎回ね、合間のCMで「猿くん、今日は泳ぎで勝負だ!」みたいなね。目薬のCMが入ったりさ。
(伊達みきお)お前、そういうの、すげえ覚えているよな? 全然覚えてないよ。
(富澤たけし)マジで?
(伊達みきお)誰とやるの?
(富澤たけし)誰だったかな? ミスターXかな?
(伊達みきお)ミスターX(笑)。ああ、そう?
(富澤たけし)ミスターX、どう考えても泳がねえだろ?(笑)。帽子かぶってサングラスした、あんなのが……(笑)。紅蜂かな?
(伊達みきお)紅蜂かな。まあまあ、本当にご冥福をお祈りいたします。たくさんの作品をありがとうございました。本当にためになりました。
「猿くん、今日は泳ぎで勝負だ!」
<書き起こしおわり>