東野幸治さんが2022年3月4日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で相米慎二監督の『台風クラブ』を久しぶりに見て衝撃を受けた話をしていました。
(東野幸治)あと、相米慎二監督。昨日、一昨日ぐらいで相米慎二監督、名前聞いたことあるでしょう? 日本の有名な監督で、めちゃめちゃ厳しくて。なんか引きで長回しするみたいな感じで。それの『台風クラブ』っていう、俺が高校生ぐらい……高3ぐらいの時に見たやつで。「うわっ、『台風クラブ』や!」って。アマゾンプライムでやってたんすよ。工藤夕貴さんがほぼデビューみたいな作品で。それ、自分の中で1回、見てて。「めちゃくちゃおもろいな」と思っていて。
なんか台風がどんどんどんどん近づいてくる田舎の方の高校で。なんかみんなが狂喜乱舞するっていう。「なんや、この映画!」って。別に特にストーリーがあるわけでもなく。なんとなく、知ってるでしょう? 俺もなんとなくで。「ああ、もう1回見よう」と思って見たんですよ。改めて。ホンマに。わけがわからんかったんですよ。「なんや、これ?」って。「あれ? 俺、これ、おもろいって言ってたよな?」って。自分の記憶が無理やり「おもしろい」って変換してんのかなっていう。
田舎の方の高校で、ほんで工藤夕貴さんとかいろんな人がいてて。で、2学期の最初の頃、大型台風がどんどん近づいてくる。3日前、4日前……ってどんどんなってくるんですよ。で、一番最初、夜の学校のプールで女子生徒が水着を着て。バービーボーイズかなんかの曲で踊ってるんですよ。キャッキャキャッキャやって。で、プールの中では男子生徒がなんかゴーグルしながら、なんかじっと見てるんですよ。意味なく。だからそれは言うたら思春期の女の子と男の子の感じなんか。で、そういう感じで始まって。
「ああ、こんなんやった」と思ってて始まるんですよ。で、やっていくうちに台風がどんどんどんどん近づいてくる。ほんならなんか、生徒たちがなんか、女子生徒同士が恋愛感情を持って、キスしてたりとか。なんか男の子同士がタバコを吸ったりとか、演劇部が踊ったりとか。で、工藤夕貴さんがなんかおそらくですけど。「お母さん、お母さん」って言って。それでお母さんの部屋に行くんですよ。で、お母さんはいないですよ。
で、お母さんの部屋と布団があって。横のところに3面鏡みたいなのがあって。で、なんかお母さんいないみたいな感じで。それで、布団に入るんですよ。ほんで、ちょっとオナニーしてるんですよ。おそらく……言わないけど、もう明らかにオナニーで。いや、そんなんなのよ。で、どんどんどんどん台風が近づいてくるんですよね。で、担任の先生が三浦友和さんで。授業をしてたら三浦友和と付き合ってる女の人の親が乗り込んできて。「いつ結婚してくれるんだ?」みたいなことを言われて。
で、そのお父さんはなんか酒を飲んで家でカラオケを……その家のカラオケみたいな時代があったじゃないですか。今から30年以上前の映画やから。で、そのお父さんが服を脱いだら入れ墨を入れてたりとかする状況で。で、台風がどんどんどんどん近づいて。外はもうすごい雨と風で。生徒たちもなんか学校にいてて。学校の先生が「これ、どうしよう? 怖い怖い」って。「電話する」って言うて。で、「先生のことを僕は嫌いだ」みたいなことを言うんですよ。
「お前も15年経ったら俺みたいになってるからな」みたいなことを言って(笑)。なんか、全然救いがないのよ。ほんでみんな、おかしくなってくる。一方、工藤夕貴さんは「こんな田舎、嫌だ」ってことで東京に家出するんですよ。で、「あれ? こんな話やったっけ? 相米監督……」みたいな。ほんで、そこの学校ではどんどんどんどんなんかみんながおかしくなって。女の子同士もタバコ吸ったりとか、『スケバン刑事』の長女役の大西結花さんのことが好きな男が悶々として、その女の子を追いかけるんですよ。で、その女の子は必死で逃げて。もう、本当に襲おうとするんですよ。
で、なんとかドアを閉めて……ってやるけど、延々とドアを蹴り続けるんですよ。で、もう怖くなってきて。実験室みたいなところ行って、襲う寸前みたいになって「ギャーッ!」って言って物とか投げたいとかしてて。「えっ、なんや、これ?」みたいな。で、外はどんどんどんどん風とか雨が強くなっていく中、演劇部が体育館で踊ってるんですよね。なんか最初、制服を着て。男の子もいて、女の子もいて。
女4、男2ぐらいで踊ってるんですよね。で、踊ってて。それを引きでずっと撮っているんですよ。ほんなら、女の子が言うたら制服ですよ。セーラー服じゃなくて、制服。スカートとワイシャツみたいな。それで、なんかスカートをもぞもぞして。踊りながら、それをパーンで投げて。そしたら白いパンツが見える状況で。それでこう、踊ってるんですよね。
ほんならまた1人も脱いで。次はなんか、ブラウスを取って。パンティーとブラジャーで。で、なんとなくみんな、それで踊ってるですよ。裸で。男の子もなんかトランクス1丁でみたいなのでみんな踊ってるっていう。でも、その子らを見ても中3かな? で、スタイルを見るとわかるじゃないですか。大人か子供かって。もう半ば、子供みたいな感じなんですよ。で、パンツになって……もう相米監督の趣味みなんですよ。もう完全に。ほんでそれで踊ってるんですよ。で、急にその当時、『欽どこ』で流行ったわらべの『もしも明日が…。』って。「もしも明日が晴れならば♪」って。それをみんな、歌いながら踊っていくんですね。「なんやねん、これ?」ってなって。
で、ちょっと雨もやんできて。で、ちょっと外に行く。で、外でもまあ少し雨が降るけど。下はぬかるんでる。で、そのパンティーとブラジャーで踊っていて。男の子もいてる中、引きでですよ、ブラジャーを取りだすんですよ。遠くで撮っていて、それをちっちゃいので見てるけども。中学生か高校生ぐらいの子で。体型もなんか田舎の子の体型なんですよ。そのグラビアじゃ全然ない。
ホンマに、たぶんオーデションで選んだ、ホンマにそういったスタイルがよくない子がパンティーとブラジャーで踊っていて。次、ブラジャーを取って踊るっていう。で、それをすごい長回しなんですよ。ほんでよーく見てたら、これホンマですよ。パンツも脱ぎだしてるんですよ。「ええっ?」って俺も思って。親の立場からすると「おい、相米! なにやらしとんねん、お前?」って。ほんで、裸で踊っているんですよね。
「おい、相米! なにやらしとんねん、お前?」
(東野幸治)で、一方工藤夕貴は東京で大雨の中、大学生ぐらいにナンパされて。そこの家に行って。大学生の男の子はちょっとエッチできるんちゃうかっていう、そういう下心ありながら。でも、びしょびしょになって。で、少し着替えて。で、やっぱりずっと田舎にいて、田舎のままで死んでいくのか嫌やって東京に来てるのよ。
でも、やっぱりちょっと怖いし、寂しいし。どうなるかわからへんからっていうんで「もう帰ります」って言って、着替えて。で、また外に行く。でも外はなんか電車も事故でもう止まってるみたいな状況なんですよね。ほんで商店街を歩いてたら、いきなり……よく寺山修司とか、そういう前衛的な人いるじゃないですか。作品みたいなんで体全身を真っ白にするじゃないですか。あの真っ白にしてるのが背中合わせの体育座りみたいな感じで、椅子みたいなところで。包帯みたいなのをぐるぐる巻いてるのがいきなり登場して。で、2人でオカリナを吹いてるんですよ。
で、「ええっ?」って。俺、「こんなシーン、あった?」って思って。で、ピピピピピピピピ……みたいな感じで。で、電車止まってるから1日、そこをぶらぶらせなあかんから。もう朝になってるんですよ。で、その謎の真っ白なおっさん2人がオカリナを吹きながら。「オカリナを吹くのは朝だよね」とかみたいなことを言って。「えっ?」ってなって。ほんで「もしも、明日が♪」って歌っていて。「怖い、怖い、怖い! えっ、『台風クラブ』ってこんなんやった?」ってなって。で、次、学校に戻ってきたら男の子がなんか悶々と1人でしゃべりながら、教室のところで机を縦に上げていって。しゃべりながら。
ほんだら、それをやっていくうちにだんだんと日が明けてきて。台風が過ぎ去った感じになるのよ。で、なぜかその時にはもうね、誰がおったかわからんけど。入院する時にあげる、鶴あるじゃないですか。折紙の鶴。千羽鶴みたいなのが飾ってあるんですよ。なんでかはわからないですけど。その相米監督の演出なんですけど。で、その生徒、男の子がバーッと机を上がっていって。で、なんか独り言のような、みんなに問いかけるような。みんな、女の子もその教室で、地べたに寝てるような状況で。で、飛び降りるんですよ。
で、ギャーッ!ってなって。で、みんなワーッ!って行くじゃないですか。そしたら下、大雨の後のぬかるだグラウンドに『犬神家の一族』のあの足。
(佐藤)ええっ?
(東野幸治)いや、そうなるんですよ。で、「えっ、嘘やん?」って思って。もう怖なってきて。「あれ? 俺、この映画、おもろいと思ったよな?」って。
『犬神家の一族』状態
×犬神家
○台風クラブ pic.twitter.com/JaXM71og7t— シン・仮?免?ラ?イ?ダ?ー(Ò面Ó) (@GSR250w) February 11, 2022
(東野幸治)で、調べたら、85年なんですね。第1回東京国際映画祭のグランプリやったんですよ。これ。大絶賛です。俺も覚えてるし。とにかくもう監督の趣味嗜好しか詰まってなくて。で、デビュー作かなと思ったんですよ。
で、調べたら『翔んだカップル』の映画化。その後『セーラー服と機関銃』があって。で、なんかがあってこれなんですよ。もう確信犯でしょう? だって『翔んだカップル』って爽やかな、ひょんなことから高校生の男女がひとつ屋根の下で生活するみたいな漫画原作で。フジテレビの30分ドラマになって。で、桂木文さんっていう方が主演で俺、大ファンで。中1ぐらい見てて。で、大好きで。桂木文さんが。それが『GORO』とか『スコラ』っていう雑誌でなんか脱ぎだして。乳首見えたりとかしてて「うわっ!ってなって。
で、番組は言えませんけど「東野さん、誰か会いたい人、いませんか?」っていう時に「桂木文さんに会いたいです」って。後に林家しん平さんと結婚して、離婚をするんですけども。で、今は全く出てこないじゃないですか。それで「わかりました」ってなって、探偵かなんかをお願いして。誰かに調べてもらったら、今はとあるところの一般のちゃんとした職業の方と再婚をされていて。「東野さん、ありがとうございます。でも今はもうちょっと一般人になったんで、今回はごめんなさい」っていうので。「ええっ、そうだったんですか」って。
で、そういう『翔んだカップル』っていうドラマがあって。それで大ヒットするんですよ。それ、知らないでしょう? 全然。で、そこからはね、昔のNG大賞って知ってます? フジテレビのNG大賞。それって実は『翔んだカップル』の30分ドラマから始まったんですよ。それはたまたま学園物で、桂木文さんと、主役の男の子は忘れましたけど。柳沢慎吾さんも『TVジョッキー』の素人からなんか俳優で、言うたらヤンキー役で出てるんですよね。
で、それが大人気やったけど、ある時にもう毎週毎週、30分やから。もうタイト、タイトなスケジュールやから、ドラマが撮れなかったんですよ。で、30分ドラマやけど時間がショートしたんですよ。で、スタッフも「えっ、どうする? もう明日、オンエアー。でももう無理だ。どうする?」ってなって。もう苦肉の策で「じゃあ、もうあいつら、演技下手だから。たくさんミスしてるから。その映像をちょっと繋げたら?」「それはしょうがないですよね。今回だけは……」って。それで、繋げたんですよ。
そしたらそこだけえらい毎分が……だから失敗シーン、NGシーンっていうことでそこだけ流したら、すごい数字が上がったんですよ。で、それから毎週毎週エンディングに今週のドラマのNGシーンが流れるようになって。「これ、NGシーンおもろいやん」ってなってフジテレビのドラマ、半期に一度、NG大賞っていうのをやって。で、その『翔んだカップル』を今度、映画化するってなって、鶴見辰吾さんと薬師丸ひろ子さんがやる。
それが相米監督の1発目なんですよ。で、その後『セーラー服と機関銃』なんですよ。で、俺はその『台風クラブ』を見て「あれ? こんなんやったっけ?」って。相米前監督ってめちゃめちゃ厳しくて、リハーサル2日やって。シーンのリハーサル2日。ほんで、本番は1発か2発でやるんですよ。それを調べて。「えっ、じゃああの『もしも明日は晴れならば♪』ってブラジャーとパンツで、恐らく高校生ぐらいの女の子……あれ、2日間踊らしてんの? 怖いな……」って思って。めちゃくちゃ怖いでしょう?
だって、工藤夕貴がちょっとお母さんの布団に入って、なんかおそらく自慰行為をするシーン。あれも1日か2日、やらせてんの? うわっ、恐ろしい監督やなと思って。「いや、そんなはずない」って……俺、『セーラー服と機関銃』も見てて。めちゃめちゃええ作品やなって思ってて見てたんすよ。で、『セーラー服と機関銃』は薬師丸ひろ子さんが主演で、お父さんが亡くなって。実はそのお父さんのお父さん……だから薬師丸ひろ子のおじいちゃんが目高組っていうヤクザの組長で。その人が亡くなったから、薬師丸ひろ子。お孫さんが継ぐんですよ。
で、たしかにはこれは見た。めちゃくちゃ面白いなと思って。そこにも出てるの。柳沢慎吾さん。その同級生で。で、一番最初のシーンはお父さんが亡くなって、火葬場でなんか喪に服すっていうか。で、焼いて、お骨になって、それを持って。セーラー服で、ちょっと坂道を歩いていって。ほんで、線路のところで遮断機が降りていくところで、カンカンカンカンっていうところで薬師丸ひろ子さんがお骨を持って、ひざまずいた時にちょうどその遮断機が降りたところのところと、未成年やから黒目が出るじゃないですか。
あれと、その遮断機の方がちょうどきれいに重なって、音がピーンって無くなって始まるですよ。「やっぱりすげえな! かっこいい始まり方や!」って思って。で、なんで『台風クラブ』はあんなことになったの? 『セーラー服と機関銃』も面白いし、見る度に「いや、『台風クラブ』であの子供たちをパンツ脱がせて踊らす現場、どんな現場やねん?」って見てて。で、そこで目高組っていうところで林家しん平さんっていう噺家の……当時、昔で言うさんまさんみたいなアイドル的な人気やった方。東京で。
それが元暴走族でヤクザになったっていう設定やから、薬師丸ひろ子さん。組長を背中に乗せて、後輩の暴走族のチームにバイクを借りて走るシーンがあるんですけど。もう、それもすごい長回して。明らかに現役の……周り、現役の暴走族ですよ。役者であんな顔、できへん。明らかに全員……1分ぐらい走るですよ。ブワーッて。やっぱり相米監督、やればできるじゃん!って。それに比べてなんであの『犬神家の一族』のわけがわからん足……とか思いながら。
『セーラー服と機関銃』を観ている。地蔵菩薩前から新宿大通りのヒコ(林家しん平師匠)のバイクシーンまでの長回しショットが、何度観ても素晴らしすぎる!
「組長、いま俺の背中で雨が降ってます」
「大丈夫、もう晴れ上がってるから…」 pic.twitter.com/aEEQEo5ms7— 天才ナカムラスペシャル (@ten_nas) April 18, 2020
(東野幸治)ほんで、いろいろあんねんけど、一番最後のシーンで有名なのが渡瀬恒彦さんっていうおじさんが亡くなって。最後、なんか引きの画でなんか東京のたぶん百貨店の近くをセーラー服を着て歩いてる。でも、なぜか赤いヒールを履いているんですよ。で、「あれ? これ、どっかで見たな?」と思ったら、『台風クラブ』でも工藤夕貴さんが東京へ家出して。
雨の中、帰る時に東京に行く用に赤いワンピースを着るんだけど、台風でビシャビシャになるから「着替えさせてくれ」ってナンパされた家ので学校の制服に着替えるんですけど。「靴、持ってないから……」ってその時も赤いパンプス、履いているんですよ。出るんですよ、癖が。
印象的な赤いパンプス
(東野幸治)もう、薬師丸ひろ子のセーラー服で下だけ赤いヒールを履いて子供とちょっと遊ぶ。それを遠くから撮っているんです。たぶん。で、子供が「パンパンパンパンッ!」って子供が言うて。薬師丸ひろ子も「パンパンパンパンッ!」って。もうあの「カ、イ、カ、ン……」の後ですから。
「パンパンパンパンッ!」ってやって遊んでいたら、ちょうど地下鉄の風通すところの網目のところ。そこに薬師丸ひろ子が立ったら、地下鉄の電車が走ってきて風がバーッと上がって。グワーッとスカートが上がる。ほんで周りの一般の人がバーッと集まって終わっていくんですよ。
めちゃめちゃ才能はあるやん。だからこそなんで……なんで、中学生、高校生。ブラを取らせてパンツ脱がすんやろうって思って。だからやっぱり監督って、あれぐらい自分の趣味とか嗜好とかを押しつけるから、やっぱりたぶん面白い……もうわけがわかんないんですよ。『台風クラブ』。でも、見てほしいんですよ。
相米監督、もうお亡くなりになったから。あの時の『台風クラブ』の現場のどんな感じかを聞きたいんですけど。工藤夕貴さんは今、ちょっと富士山の前でなんか土をいじっているでしょう? 心配なんですよ。ヨガと。だから大西結花さん。『スケバン刑事』の長女ぐらいしかいてないんかな、とか。でも、薬師丸ひろ子さんも相米監督との思い出、2作品に出てるから。でも、俺が聞きたいのは『台風クラブ』の謎の裸のシーンやから。大西結花さん、来て……でもな、「そんなこともあったわね」みたいな。
たしか大西結花さんが襲われそうになるんですよ。だから『台風クラブ』を見たらわかるんですけど。全員のブラジャーが見えるんですよ。あの白いブラジャーが相米監督は好きなんやと……だから今の若い俳優、スター俳優の映画とはもう全然違う。俺がその女優、主役の若手俳優の女優のマネージャーやったら、相米監督を殴ってます。「うちの大事な女優にお前、何をやらすねん!」って。「なんでオカンの布団でうちの女優がオナニーしとんねん。アホか!」ってやるんやけども。だからそういうのをめちゃくちゃ聞きたいなってちょっと思ったし。
アマゾンプライムで見れます。映像、めっちゃ悪いですよ。最初、もうようわかんない。とにかくいろんな謎だらけの、デヴィッド・リンチみたいですよ。本当に。だからこれが第1回東京国際映画祭のグランプリって、わけがわかんないですけど。でも今、見てもやっぱりすごいってことは、やっぱりすごい映画なんだろうなってつくづく思ったし。ちょっと興味があるなと思ったら、見てください。「なんでこんなシーン、撮ってんねやろ?」みたいなのの連続ですから。ぜひぜひお願いします。
<書き起こしおわり>