星野源さんが2024年2月13日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で元番組ディレクターで現ニッポン放送イベント制作担当の石井玄さんに久しぶりに会った話を紹介。石井さんのThreads投稿から感じられる石井さんの疲弊ぶりについて話していました。
(星野源)そんなわけで今日、あれなんですよ。ちょっと久しぶりにさっき、ヒカルちゃんに会って。石井玄ちゃん。この番組の元々ディレクターであり。元々、オールナイトニッポン全体を見る人だったんですけど。イベントとかの部署に異動というか、しまして。ずっと今、イベント系をね、よくやってるんですよ。ニッポン放送のイベント系をね、よくやってるんですけど。で、今はあれです。『オードリーオールナイトニッポンin東京ドーム』。もうすぐだね。来週? 今度の日曜日かってことかな? 2月18日、今度の日曜日。とうとう来ましたね。もう、だから結構長いですよ。僕がこの話を聞いてから。だから、ちょっと違うとは思うんですよ。で、そのヒカルちゃんに言われたのは「源さんの一言からですからね」みたいなことを前に言われて。
で、僕が『YELLOW MAGAZINE』っていう本。僕のイヤーブックがありましたけど。そこで若林さんと対談をした時に、若林さんに「ドームってどんな感じなんですか?」みたいな話を聞かれて。「こんなんでしたよ。ドームツアーはこんな感じでしたよ」みたいな話をした時に、まあ言うじゃないですか。やっぱり。「絶対、やってください。いつか」みたいな。で、武道館公演をオードリーのオールナイトニッポンで大成功させた後だったんで。「次はドームじゃないですか?」みたいなのもやっぱり話の流れで言うじゃない?
それをなんか、言質を取ったみたいに。「星野さんが言ったからですからね」みたいな感じでヒカルちゃんに言われたことがあって。「まあまあまあ」とは思っていながら。なんで割と早い段階で僕、ヒカルちゃんから聞いてたんですよ。「こんな計画がありまして」みたいな。「えっ、すごい面白そうですね?」なんて言ってから、そこから本当に企画がね、しっかりししたぐらいに「テーマソングを書いていただけませんか?」っていうのを若林さんからオファーをいただいて。で、そのオファーを受けた状態でオードリーのオールナイトニッポンで春日さんに……それを知らない春日さんがしっかりオファーを。いや、しっかりしてなかったね? しっかりしていオファーを(笑)。今、「しっかりした」って言った瞬間にディレクターの落合くんが首をすごい横に振ってましたけどね(笑)。今、大変だね。もうすぐだね。あと1週間で本番だもんね。落合くん。
当番組ではディレクターの落合くんですけど、オードリーのオールナイトニッポンではADとしてね。番組最後にダイジェストで流れるのは全部、落合くんが編集してますから。大変。だからその準備に忙しいらしいんですけどね。この番組、ちょっと頑張ってください。頑張ってやってくれて、ありがとうございます。落合くんね。お疲れ様です。本当に。ああ、楽しんでやってます? よかった。で、何の話してたっけ? そう。だから、そんなこともあって、オファーをいただいて、やることになり、『おともだち』という曲を作りました。だからもう、それも去年だしね結構『おともだち』を作ってから時間も経ったけれども。ついに本番ということで。
で、ヒカルちゃんと会って、いろいろ話をして。内容をちょっと聞いたんですよ。だから、みんなも見た方がいいかもしれない。なんか、あれだよね。最初はチケットを普通に、売るだけだったけども。ライブビューイング、映画館でもやるっていうものがあったし。あとオンライン生配信のチケットも発売しているらしいんですけど。で、アーカイブがないらしいんで。なんで、後から見ようってのがなかなかね、もしかするとソフト化とか、するのかもしれないけど。なんで、これはちょっと見た方がいいかもしれないよ? あとね、僕の曲も流れますから。「ああ、そんなことやるんだ」みたいなのもありましたし。
で、なんか一応、情報がここに書いてあるね。アーカイブはないから、2月18日の17時30分までオンライン配信チケットを購入することができますと。生配信のみで。だからその当日の開演前までっていうことになるのかな? いや、だからね、大変でしょうね。本当に。準備で。で、何が大変か?っていうと、ヒカルちゃんが大変そうっていうね。その石井玄ちゃん、前からね、僕の番組をやってたし。その後ね、イベント部に行ったからいろいろね、きっと慣れないこともやったでしょうから。「大変そうだな」と思いながら見てたわけですよ。それで、東京ドームだから。もう自分はやったことあるから、その規模のやばさみたいなのは知ってるじゃないですか。だからその規模のあれを、その金額みたいなのをいわゆる制作の一番のトップとして仕切るのって、超大変だろうなと思って。「大丈夫かな?」なんて思っていたの。
そしたら僕、Instagramをやってますけど。Instagramのさ、Metaが出しているThreadsってあったじゃん? 基本、そのテキストのSNSね。Threads、僕は一応、その自分のアカウントはあるんですけど。自分で言葉は書いてないんですよ、稼動はさせてないんですよ。なんですけど、一応Threadsというか、Instagramをやってると、Instagramのタイムラインの中に「Threadsおすすめ」みたいなのが出てくるの。で、なんかちょっと見れるみたいな。そのスレッドのおすすめに、やたらと石井玄が出てくるの。出てくるでしょう? やたらと出てくるんだよ。で、その石井玄がね、とにかく疲弊してるの(笑)。
(寺坂直毅)そうそう(笑)。
(星野源)本当にとにかく疲弊してて。「風邪が治らない……」とか。「やばい。ゆりかもめが出ない」とか。「電車が出ない……」みたいな。「スケジュール、間違って伝えられてた」とか。なんかそういう、ネガティブ情報をとにかく吐露していてて。あ、そうそう。これこれ。「あかん、ゆりかもめ止まってる、、、」(笑)。「今からお台場で打合せ。帰れ、、、る?」とか。もうなんか、すごいつらそうなの。「ご飯、食べてない」とか。「大丈夫かな?」って思って。で、これが極めつけなんですけども。僕がNetflixで若林さんと『LIGHTHOUSE』っていう番組やって。で、その毎回のエンディングに僕が新曲を書き下ろすみたいな企画だったんだけども。その最終回、最後の第6回かな? の、エンディングは『しかたなく踊る』っていう曲なんですよ。それは2人の会話を元にしながら、今の大変な世の中を……あと、大変なでしんどい気持ちとか。それでも頑張って仕事しなきゃね、みたいな気持ちをいろいろ歌詞に、ポエムに変換して。で、『しかたなく踊る』とっていう。
で、僕の音楽の歴史を知ってる人は、僕にとって「踊る=生きる」みたいなキーワードがあって。それが『YELLOW DANCER』ってアルバムにすごく色濃く入っていて、とか。なんかそういうのがファンの人はわかるだろう、みたいな。その「踊る」っていう言葉のポエティックな部分みたいな。だからネガティブなタイトルなんだけど、それでも歌に昇華することによって……で、しかも明るい曲なんで。それで成立させるっていう作曲のやり方を僕はしたわけですよね。
星野源『しかたなく踊る』
(星野源)で、この石井玄のね、Threadsのトップにある、いわゆる説明文みたいな。プロフィール部分があるんですけど。これ、俺は知らなかったんですけども。さっき見て、驚愕したの。ここに一言、書いてあるわけ。「仕方なく仕事する」って書いてあって(笑)。ちょっと待って? 言い換えて? もうちょっと……なんていうか、心と直すぎるのよ(笑)。「仕方なく仕事する」はもう「仕方なく仕事する」でしかないから。俺は言い換えて、それで明るい曲だからギリ、成立してるんだけど。しかも絶対、俺の曲を聞いてこれ、書いてるじゃない? たぶん『しかたなく踊る』が響いたんでしょう。それがすごい響いたんだと思う。
楽曲的に勇気づけられてくれたんだと思う。いい意味でね。でもただ、これだと俺の曲のタイトルを知らない人は「こいつ、仕方なく仕事してんのか?」ってなっちゃうから。そんなことないから。ヒカルちゃん、超頑張って仕事するから。そう。だから……これを見ても「こいつ、仕方なく仕事してるな」と思わないであげてください。なんで俺がフォローしてるんだ?って話だけど(笑)。
石井玄Threads「仕方なく仕事する」
石井玄さんのThreads、「仕方なく仕事する」って(笑)。https://t.co/yJaNUhTU9v pic.twitter.com/2uSpqG8MlJ
— みやーんZZ (@miyearnzz) February 14, 2024
(星野源)そう。すごい俺、ヒカルちゃん、大丈夫かな?って心配していたんだけども、さっき会ったら結構元気そうだった。「いや、もうあと1週間なんで。出口が見えたんで大丈夫です。頑張ります!」みたいな感じで、元気そうだったんで。「ああ、よかった!」と思ったんですけど。なんで、僕もね、テーマソングをやった身ですから。あと僕、テーマソングのかかり方を見たんですけど。ちょっとね、最高なんですよ。話を聞いて、ちょっとヒントを見させていただいましたが。ちょっとすごいんでぜひ、配信チケットなどでね、皆さんに見ていただきたいと思っております。今度日曜日ですからね。そんなわけで、今日の1曲目はこれから行きましょう。オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームのテーマソング、主題歌です。星野源で『おともだち』。
星野源『おともだち』
(中略)
(星野源)群馬県の方からのメール。「石井さんのThreadsですが、プロフィール欄にご自身の著書『アフタートーク』のAmazon販売サイトのリンクが貼られていました。そのあたりは抜かりないみたいです」。本当ですよね。ちゃんとマネタイズしていくから(笑)。
(中略)
(星野源)オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームのね、制作統括をやっている元星野源のオールナイトニッポンのディレクターだった石井玄ちゃんのThreadsが疲弊してる問題メールです。「ヒカルさんのThreadsをさかのぼってみたんですが、初投稿。一番最初の書き出しが『眠れないので始めました』でした。もう最初から疲弊してます」。本当だ(笑)。そんな書き出し? いやー、大変だね。本当に。でもね、今日はなんかでもちょっと元気そうだったよ。なんかちょっと、ほっとしました。だから一応、ほっとして。いじって大丈夫です。この件は。マジで疲弊しすぎてたら、ちょっといじれないんだけど。なんでたぶん、いじって大丈夫です。
<書き起こしおわり>