ホンジャマカ石塚とさまぁ~ず三村 志村けんを語る

ホンジャマカ石塚とさまぁ~ず三村 つらい食レポロケを語る ザ・ラジオショー

ホンジャマカ石塚英彦さんとさまぁ~ず三村マサカズさんが2022年1月29日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』に出演。サンドウィッチマンのお二人と志村けんさんについて話していました。

(東島衣里)コントの話が出ましたけども。神奈川県の方からのメールです。「お二方が尊敬している人は誰ですか? 今のお笑い界をどう見ていますか?」という。

(伊達みきお)うわー、気になる。

(三村マサカズ)すごいちゃんとしたあれですね。

(伊達みきお)いや、そんなのみんな気になりますからね。

(三村マサカズ)えっ、尊敬している方?

(伊達みきお)三村さんとかって誰なんですか?

(三村マサカズ)僕はそれこそ小学校、中学校でずっと……これはよく言っているんですけども。テレビの先輩方、俺は本当にみんな、それを見て育ったんで。全部の人を尊敬ですよ。「この人」って特に1人じゃなくて。

(伊達みきお)ああ、そういうことですか。

(三村マサカズ)それのミックスされた時代の申し子っていう風に思ってます。自分は。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(富澤たけし)ズルッ!

(三村マサカズ)欽ちゃんからドリフからひょうきん族から漫才ブームから。子供の頃、全て見ました。で、生まれたのが俺って思っていて。先輩方にごめんなさいっていう。

(伊達みきお)すごいDNAが入ってますね。

(富澤たけし)石塚さんは?

(石塚英彦)僕も大勢いますけども。三波伸介さんとか、あとはハナ肇さんとか、あとは林家三平師匠とか。基本的に人を傷つけないで笑いを取る人とかがすごい好きで。あとはやっぱり志村さんがね。本当にコントだけをやり続けてリムジンに乗った人じゃない? だから志村さんに関しては俺、ものすごい尊敬している。で、1回ね、コント番組にも出させてもらって。

「志村けんさんをすごく尊敬している」(石塚)

(石塚英彦)その時に、俺もネタとか作るから。「石塚くんもなんかネタとかできたら持ってきてよ」って言われて。そのテレビ局の会議室に志村さんが真ん中のところで畳に寝そべっているの。で、その周りに作家とかがいて。で、志村さんが動き出すまで全員、黙っているの。その中に俺も絵コンテを書いたから見てくれて。「これ、じゃあ石塚くん、やりなよ」って言ってくれて。だからすごい新しいものを否定する人じゃなくて。

かといって、志村さんが言った言葉で強烈に残っているのは「今のお笑いでは俺は今の奴らには勝てない。ただ、ドリフのああいうコントの形で行ったら俺は絶対に誰にも負けない自信がある」って。だから本当に貫いているじゃない? 志村さんって。だからすごいかっこいいと思った。

(伊達みきお)そういう志村さんのお話を石塚さんから聞けるとは思わなかったです。

(富澤たけし)意外ですね。

(石塚英彦)すごい嬉しかった。志村さんね。

(三村マサカズ)結構石塚さんが若い頃ですか?

(石塚英彦)それはでも『大石恵三』の後だよ? 壁のぶつかり方とかも教えてくれて(笑)。

(伊達みきお)ええーっ!

(石塚英彦)「1回、手のひらで音を出すんだよ」って。

(伊達みきお)1回、壁に当たるんですね。

(石塚英彦)「本当に当たったら、本当に鼻血が出ちゃうからね」って言っていたのよ(笑)。

(三村マサカズ)でも、顔をおさえますよね。「あつー!」っつって。

(伊達みきお)へー! 面白い。そんな話……そうか。志村さんとはそういう話はできなかったね。

(三村マサカズ)俺も昔、シャッフルコントをやった時に志村さんと組んだことがあるんだけども。本当に台本……「加トちゃん牛乳」とか、あのシリーズね。

(伊達みきお)ああ、やってましたね!

(三村マサカズ)それで、台本で顔面を叩くっていうので、もう練習もしないで。その厚さを「これぐらいかな?」って、ずっと志村さん、工作しているの。で、厚みができて。「ちょっと三村、俺の顔面を叩いて」って。もう、叩くしかないじゃん? パチッてやって。「ああ、1枚増やした方がいいか」とか。「パチン!」って音はしているんだけども、それにリアクションはなくて。本番はリアクションはするよ? でも、練習中は「もうちょっと音が出るな」とかって枚数をたしかめて。

(伊達みきお)えっ、志村さんが作るんですか? あのハリセンとか。

(三村マサカズ)任せないね。あれは。

コントの道具へのこだわり

(石塚英彦)細かいよね。よく、テーブルがダーン!って割れるじゃん? 学校の机みたいなのが。そういうのもちゃんと志村さんは切れ込みに入れ方とか……要は、そこがダメになったら全部ダメになっちゃうから。すごい細かい。

(伊達みきお)すごいですね。

(三村マサカズ)その時も畳で寝ていたかな。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(富澤たけし)基本、畳で寝てるじゃないですか(笑)。

(石塚英彦)なんなんだろうね? 畳が好きなのかな?(笑)。

(三村マサカズ)広い楽屋で畳で。

(石塚英彦)い草が好きなのかな?

(三村マサカズ)匂いが落ち着くんすかね(笑)。

(伊達みきお)へー! すごい話だね。

(富澤たけし)そういうの、習いたかったね。

(伊達みきお)そうだな。そういうの、いろいろ教えてくださいよ。三村さんも石塚さんも。

(三村マサカズ)ああ、ちょっとだけの伝授をね(笑)。

(伊達みきお)だって僕らはさまぁ~ずさんとかホンジャマカさんのコントを見て育ってきているわけなんで。

(三村マサカズ)でも、本当にそういうコント番組、やっているじゃない? 俺は石塚さんの……なんだろう? スタジオって追い込み芸だからさ。最後に誰かが一言言わないとさ、「はい、OK!」ってOKが出ない時、あるじゃないですか。石塚さんはまあ、頼れる!

(伊達みきお)ああ、わかるなー。

頼れる石塚さん

(三村マサカズ)やっぱり一言でバーン!って終われることを言える。俺とかはやっぱり言えないんだよね。「三村、それでいいのかな?」とか追い込まれていっちゃうから(笑)。石塚さんはバン!って終われるから。

(石塚英彦)申し訳ない。差し上げるキスチョコも持ってないよ? 申し訳ない(笑)。
(伊達・富澤)フハハハハハハハハッ!

(三村マサカズ)俺、ずっとそれは尊敬していて。

(伊達みきお)そういうタイプの人って、少ないですけどいますよね。

(三村マサカズ)1人で終われる。だからピンで、街歩きでメシを食ったりしていても、1人で笑いを取って終われる人じゃない? 俺は誰かがいて「お前、三村。グダグダになってるぞ?」って言われてはじめて救われるタイプだから。

(伊達みきお)それはタイプですね。

(三村マサカズ)それはずっと、石塚さんがナンバーワン。

(伊達みきお)でも、大竹さんもいけますよね?

(三村マサカズ)大竹もでも、多少俺がいないと……。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(伊達みきお)できると思いますけどね?

(三村マサカズ)多少の俺がいないと(笑)。

(富澤たけし)なんだよ、その「多少の俺」って(笑)。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました