呂布カルマ『フリースタイルダンジョン』と青春を語る

呂布カルマ『フリースタイルダンジョン』と青春を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

呂布カルマさんが2021年12月14日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』にゲスト出演。R-指定さんと『フリースタイルダンジョン』の思い出を話していました。

(DJ松永)続いてのメール。「呂布さんですが『ダンジョン』の3代目モンスターになった時、1回クリティカルで勝ったのに『DJ側にミスがあったからもう1回やろう』と言ってもう1回やり、またクリティカルで勝つという怖すぎるオーバーキルをしていたのが印象的でした」。えっ、そんなことやったんですか?

(呂布カルマ)やった、やった。

(DJ松永)マジで!? えっ、誰を相手に?

(呂布カルマ)誰だったっけな? その対戦相手が煽りVみたいなやつでそのモンスターの印象みたいなのを言っていくやつがあって。で、なんか「呂布カルマ? ああ、嫌いなんですよね。あれ、ヒップホップですか?」みたいな感じで言ってて。「殺したる!」って思って。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 感情にシンプルに火がついた?(笑)。

(呂布カルマ)そう。「殺したる!」って思って行って。で、なんかDJのDJ CELORYさんがちょっと間違えたかなんかで。尺を……。

(DJ松永)ああ、小節数かなんかで?

(呂布カルマ)うん。で、まあ俺がクリティカルで勝ったんだけど。「CELORY、まだ音止めるな!」みたいな感じで俺が機転をきかせて。そこも込みでクリティカルで勝ったんだけど。そうやって言ってたやつがそのDJにミスがあったからっていうことで、地元に帰って言い訳されたくないじゃん? だから「悔しいでしょう? 出てきて1発目でクリティカル。だからもう1本、やる?」って言ったら「やる」って言うから。それでやって、ちゃんと殺したっていう。

(R-指定)怖いわ、この人……。

(DJ松永)怖いよ、本当に。いや、一番完膚なきまでじゃん。それ。最悪だね、もう本当に……。

(R-指定)だから結構、モンスタールームとかも味方が勝ったら盛り上がるんやけども。たぶんその時は「もうやめてあげて……勘弁してあげて……」って。

(DJ松永)「もういいよ!」って?

(呂布カルマ)それはでも、優しさですからね。俺はチャンスをあげたわけですから。

(DJ松永)いや、怖いわ! 恐ろしいですね……。

(R-指定)そうっすね。だから結構、あん時は独特の……なんでしょうね? やっぱり味方っていうか、チームの微妙な空気感っていうのも……徐々にこうチームになっていく感じとか、ありましたけどね。

(呂布カルマ)いや、『ダンジョン』って結構本当大げさじゃなく、俺にとって割と青春っていうか。

(R-指定)いや、わかります!

(DJ松永)そうなんだ。

『ダンジョン』は青春

(R-指定)俺、集団競技みたいなのを経験してこなかったから。子供の時にスポーツとかで。で、ラッパーになってからも基本的にソロだから。今までチームで、なんか仲間の勝利を願ったりとか、仲間の敗北で落ち込んだりみたいな経験ってなくてさ。なんかすげえ本当に、そうね。青春だったなって感じがする。

(R-指定)結構珍しいっていうか……やっぱりスタイルが全然違うからこそ、なんか意外やし熱いなと思うのは、それこそACEさんがバーッて出ていって、それでACEさんが勝ったりしたら呂布さんとかが「ACEのいいところ、全部出てたよ!」みたいな感じで言ったりとか。逆に負けたらみんなでワーッて言うとか。

(呂布カルマ)えっ? ACEのいいところ? 教えてもらっていい?

(R-指定)いやいや、呂布さん! 表ではすぐそういうことを(笑)。

(DJ松永)いや、R。俺も知りたい。

(R-指定)お前な! いい加減にしろよ? いや、あのね、結構ラテン系の早いビートが出た時にACEさんがブワーッとまくし立てたり、いろいろフロウを変えたり。いろんなスタイルを使い分けて勝った時に言ってたんですよ。

(呂布カルマ)ああ、そうか……うん。そんなことはあったかもしれないよな。

(R-指定)なんやねん、それ! つれないな(笑)。

(呂布カルマ)本当にでもね、チームやったし……。

(R-指定)俺が結構上がったのが、それこそFORKさんの……あれ、覚えてます? 「こういう目してる」っている。

(呂布カルマ)ああ、あった! 「固有名詞」。「固有名詞で踏んでるけど、俺らはそれをこういう目をして見てる」とか。

(DJ松永)うわっ、ヤバッ!

(R-指定)そのラインが決まった時、全員そのモンスタールームのソファーから飛び上がって。「うおーっ!」みたいになって。

モンスタールーム全員が爆上がり

(呂布カルマ)しかもさ、パンチラインってみんなケツに持ってきて。最後、8小節のケツにパンチラインを落として「ドヤッ!」って終わるみたいな感じなのを、FORKさんは結構それ、頭の方で言って。もうその後、バク上がりすぎてほぼ聞いてないっていう。

(R-指定)もう何も聞こえへん。自分らの上がってる歓声で。「うわーっ!」って。

(呂布カルマ)本当のパンチラインって、出すタイミングは関係ねえんだなって。

(R-指定)うん。思いましたね。

(DJ松永)ああ、本当にすごかったら、もうそこで勝ちみたいな。

(R-指定)そう。だからそれを見たりして呂布さんとかと「やっぱりこれやから韻はやめられへんねんな!」みたいな話をしたりとか。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました