渡辺志保さんが2021年11月12日放送のbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』の中でTech N9ne『Face Off feat. Joey Cool, King Iso & Dwayne Johnson』について話していました。
(渡辺志保)それでは、Spotifyのチャートから気になる楽曲を紹介していきましょう。USトップ50チャートからお届けしたいと思いますが。テック・ナインという、ずっとずっとインディーで活躍し続けている超ベテランラッパーがおりまして。Strange Musicというレーベルを主催しているんですが。テック・ナインの最新アルバム『Asin9ne』っていうねタイトルのアルバムからのシングルがなんと、ロック様としておなじみの俳優、ドウェイン・ジョンソンをフィーチャーしているということで話題になってるんですよね。で、この曲、『Face Off』というタイトルなんですけれども。このドウェイン・ジョンソンにとっては初めてのラップ曲なんですって。
ドウェイン・ジョンソン初めてのラップ曲
(渡辺志保)自分がラップした初の楽曲がこのテック・ナインとの曲だったっていうことで。で、めっちゃいい話だと思ったんですけど。私はかねてからテック・ナインが好きで。他のラジオ番組とかでも本当に9年前、10年前ぐらいにも紹介をしているわけなんですが。ピープルっていう大きいゴシップ系のサイトがありますけど。ピープルが記事にしてたんですけど。ドウェイン・ジョンソン……ロック様ですが。ロック様、あれだけのプレゼンスですし。これまでにもたくさん、「ラッパーしとしてデビューをしてみないか?」みたいなオファーとか、アーティストさんからのオファーというのが本当にたくさんあったらしいんですよ。
でもなんか「今じゃない、今じゃない」と思っていたそうで。そのロック様が『ballers / ボーラーズ』っていうドラマがありますけれども。そこの現場でテック・ナインと一緒になった時にテック・ナインと話してみて、それぞれのワークエシックがすごく似てるなと思って。で、テック・ナインのことを「めちゃくちゃハードワーカーなやつだな」と思ったそうなんですよね。で、元々この『Face Off』っていう曲はテック・ナインがドウェイン・ジョンソンに対してスポークンワード……「ちょっとセリフをしゃべってほしいんだ。あなたに言葉をしゃべってほしいんだ」っていうオファーを投げかけたそうなんですけれども。
そこでですね、ドウェイン・ジョンソンが「あっ、今がいいタイミングなんじゃないか?」ということで。「自分でリリックを書いて、この曲にラッパーとして参加したい」という風に申し出たそうです。で、この『Face Off』という曲ですね、ミュージックビデオも既に公開されておりまして。もちろんドウェイン・ジョンソンもバッチリ出ていまして。今から、曲を聞いてもらうわけなんですけども。ドウェイン・ジョンソンは一番最後にラップをするんですよね。なのでミュージックビデオにも冒頭と曲の最後の方に出てくるんだけど。ちゃんとStrange Musicっていうテック・ナインのレーベルのマーチャンダイズを着てて。めちゃくちゃいいな!って思ったんですよね。
で、本当にドウェイン・ジョンソンが初めてラップするぞっていうことになると、本当に数多のミリオンダラーアーティストが名乗りを上げると思うんですよね。本当にわかんないけど、カニエ・ウェストからジャスティン・ビーバーまで、みたいな。でもそこであえて、ずっとインディペンデントで活躍してるテック・ナインの曲にこうやって最後に乗っかるっていうのがめっちゃクールだなと思ったので。やっぱりロック様、あなどれないなと感じた次第です。というわけでここで1曲、お届けしましょう。テック・ナインで『Face Off feat. Joey Cool, King Iso & Dwayne Johnson』。
Tech N9ne『Face Off feat. Joey Cool, King Iso & Dwayne Johnson』
<書き起こしおわり>