安住紳一郎 大腸内視鏡検査の無限トイレ地獄を語る

安住紳一郎 大腸内視鏡検査の無限トイレ地獄を語る 安住紳一郎の日曜天国

(安住紳一郎)お肉もね、そう。繊維が残るからよくないんですよ。魚もね、種類によってダメだっていう話になってますけども。もっと簡単なのがありますね。私、5時間半ぐらいうんうんうなっちゃったから。その間ネットで調べて。大変だった。最悪はね、ふりかけね。

(中澤有美子)ああ、そうですか。

(安住紳一郎)いろんな粒が入ってるから。

(中澤有美子)あれ、消化されない……そうか。鰹節とか。

(安住紳一郎)ゴマとかね。で、私はそれ、知らなかったの。だから前日のお昼ごはんに私、麻婆豆腐を食べていたのよ(笑)。もうね、これが大きく足を引っ張ったね!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

前日に食べた麻婆豆腐が敗因

(安住紳一郎)何回やっても……10回、11回やってもね、なんかね、青のりみたいなのが出てきているんだよね! あと、なんか芥子の実みたいなのがさ。ほら。スパイスたっぷりじゃない? またね、おいしいところで食べたのよ!

(中澤有美子)そうか。いいところで食べたから。ダメだった(笑)。

(安住紳一郎)あと、ホタテとしいたけのXO醤炒めもダメだったみたい(笑)。

(中澤有美子)おいしそう!

(安住紳一郎)おいしそうだけど、どう考えてもダメでしょう? いっぱい粒が引っかかってた(笑)。もう本当、恥ずかしかった。「なんですか、これ?」って言われて。延々出てくるんだもん。青のりみたいなのが。

(中澤有美子)そんなに違うものなんだ!

(安住紳一郎)もう本当、嫌になっちゃった。ねえ。「何を食べました?」みたいなことになっちゃって。そしたらもう、ずっとやっていると前の日に寝不足だったもんですから、眠くなってくるわ、下剤飲まなきゃいけないわ、便意は頻繁に来るし。で、トイレだって取り合いなんですからね。「取り合い」っていうとちょっと語弊がありますけどね。他の検査の方とね、便意がかぶると、だからもう「あわわわ……」なんてなるから。うん。で、「まだ卒業できないんですか?」みたいな。で、なんか人の期待に応えられてない自分に落ち込んだりね。あとは「何やってんだろう」みたいな感じがして。本当にね、途中でギブアップしちゃう人もいるみたい。やっぱり。

(中澤有美子)そうですか。「今日はもう改めます」みたいな感じで。

(安住紳一郎)「もうダメだ」と。「頑張ってください」なんて言われて。「安住さん、頑張ってください。はい、トイレ、トイレ!」なんて言われて。「うーん……はい」なんて言って。飲んでね。で、17回目でOKですよ。よかった。もう。

(中澤有美子)よかった。本当に頑張った!

(安住紳一郎)そこまで行けば山を越えてますから。後はもう先生にカメラで見てもらってっていうことですけどね。素晴らしい腕のお医者さまでしたけれども。プロ中のプロっていう感じでしたね。「はい、上行結腸、横行結腸、下方結腸……」なんて言ってね。かっこよかったですけど。先生も仰ってました。「医療が進んでこの腸に入れる内視鏡のシステムってのは日進月歩で素晴らしいもの。ただ、事前にトイレに何回も行くっていうのが現代医療の中で全く進歩していません」って(笑)。

(中澤有美子)いや、本当ですね! しかもそこのところの説明が意外と省かれてますね。

(安住紳一郎)だから事前にしっかり調べていた人は時間がかからないし。私みたいに間違って、前日にね、麻婆豆腐とXO醤炒めを食べてるから。もう本当に情けなかったですね。1週間くらい前から「これを食べていれば無限トイレになりません」っていうような食事のパックも市販されてるんですよ。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)だからぜひね、これから腸カメラ検査を受ける方、参考にしてください。本当、よかったでしょう? やっぱり経験者から話を聞いて。

(中澤有美子)いや、とてもためになりました。

(安住紳一郎)ねえ。もうだからみんな、4日ぐらい前から食べるものを考えますでしょう? こうするとね。

(中澤有美子)ええ。ネットなどでも調べれば意外と載ってるんですね。インターネットにも。

(安住紳一郎)載ってる、載ってる。すごい載ってますよ。

(中澤有美子)知りませんでした。

(安住紳一郎)知らなかった? 健康のありがたみを改めて感じました。病院でね、聞いてる方もいらっしゃると思いますし、病気治療中の方も聞いてると思いますけれども。つらいですけども、早く治ることを祈っています。病院の話、病気の話。うん。やっぱり40代にはいいんじゃないですかね。これぐらいでね。

(中澤有美子)勉強になりました。

(安住紳一郎)どうでした、私?

(中澤有美子)はい。面白かったです。

(安住紳一郎)そうね。でもちょっと、なんかやっぱりまだ慣れてない感じが自分の中ではしているね。

(中澤有美子)そうですね。フフフ(笑)。

(安住紳一郎)もう少し、やっぱりこなれていくわ。うん。ちょっと家に帰ってもう1回、練習してるかもしれない(笑)。もうちょっとね、できる気がする。なんか、うん。ごめんなさい。ちょっと……。

(中澤有美子)いやいや、すごく自分の勉強不足を恥じるほどに勉強になりました。

(安住紳一郎)ああ、そうですか? なんかちょっと自分的には消化不良ですね。

(中澤有美子)へー。よかった。でも、無事だったんですね? 健康でした?

(安住紳一郎)それで、大腸の中にはですね、ポリープがありまして。ポリープを摘出していただきまして。

(中澤有美子)そうですか。ええ。

(安住紳一郎)ということで、検査してよかったなと思いました。

(中略)

(安住紳一郎)やっぱり冒頭の話、40代、50代にバカウケですね。びっくりした。さくらんぼのプレゼント応募ぐらい、メールが来てる。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

40代、50代からの圧倒的な反響

(安住紳一郎)ごめんね。10代、20代のみんな。ちょっと今日はこれでやらせて。すごい。そしてみんな、回数を書いて送ってくれている。今のところの最高記録。「いやいや、安住氏、自信をもってください。私の知っている範囲では28回の方がいらっしゃいました」って(笑)。28回って……「10回を切ったらいい方ですよ」っていうことですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)最小回数は2回っていう人がいた。この人はゼリー飲料みたいなのをずっと飲んでいたということですって。いろいろありました。ありがとうございます。教えていただいて。私もさらなる高みを目指したいと思います。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)あと、「麻婆豆腐でひどい目にあった」という私と同じような人もいましたけども。この人はですね、「スパイスたっぷりの本場のインドカレーを食べたのでスパイスが出る、出る」って書いてますね。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

<書き起こしおわり>

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