(若林正恭)だから俺、NSCの話を聞いたら、オードリーって無理だっただろうなと思うもん。だって1年でクラス上とか決めてるじゃん。なんか。
(春日俊彰)そうだね。で、そのまま吉本に行けるかどうか、みたいなのを決めるんだもんね。
(若林正恭)絶対に無理だったなって。オードリー、めちゃくちゃつまんなかったもん。
(春日俊彰)フフフ、1年目、2年目ね。
(若林正恭)でも、その植物に関して言うと、早く伸びてるのが本当にいいのかなと思って。それぞれ……俺は話しかけたの。「スピードじゃないぞ」って。真ん中の穴が……「早く芽が出ればいいってもんじゃないからな。地下で揉まれて、いろんな状況でやったら逆にその耐性ができるから。芽が出てから意外と伸びるかもしれないぞ」とか。
(春日俊彰)出るのは遅いかもしれないけど、世に出ちゃったら。
(若林正恭)だから俺は今ね、成長の早いやつ。より展開してるやつから切る可能性があるんだよね。今、俺の中に。
(春日俊彰)ほう。遅いやつを残すと?
(若林正恭)ただ、遅ければいいってことでもないのよ。だから俺は本当は、7つの芽があるけども、1人ずつ5分のフリートークを聞きたいと思っていて。
(春日俊彰)どういうことよ?
ヒマワリの芽たちのフリートークを聞きたい
(若林正恭)まだネタに消化できてないけど、ものを見る角度とかがあれば、いつかネタに落とし込めるから!
(春日俊彰)なるへそ。だからその型が決まってないだけで、そのエネルギー……マグマのものはあるっていうこと?
(若林正恭)そう。
(春日俊彰)それ、どう見るのよ? 植物ってさ。
(若林正恭)だから、フリートークしてほしいのよ。1人ずつ。
(春日俊彰)どういうことなのよ、それ?(笑)。そんなもん、難しいって(笑)。それはもう、うん。7が育っていっちゃうって。どんどんどんどん。そんなの言っているうちに。わかるけどね。その理屈は。たしかに。芸人で言ったらね、フリートークからわかるけども。それをなにかに置き換えて。植物用の。
(若林正恭)で、植え替えることもミニヒマワリはできないんだって。根が傷ついたら……。
(春日俊彰)ああ、植え替えのパターンもあるのか。
(若林正恭)いや、植え替えのパターンはないんだって。ミニヒマワリは。
(春日俊彰)今もダメなの? だってそんなにまだ根は出ていないでしょう?
(若林正恭)ダメ。根が傷ついちゃうんだって。植え替えには対応できないんだって。ミニヒマワリは。でも、そういえばさ、青銅さんにこの話を前室でしてたらさ、「ミニヒマワリ、あれはタキイが考えたんですよね」ってずっと言ってて。「あれ、タキイが考えたんですよ」ってずっとなんか言っていて。「タキイってなんだろう?」って思うけど。「でも『タキイってなんすか?』って言う感じでもないか」と思って聞いてて。青銅さんの同期でタキイっていう人がいて、それが……(笑)。
(春日俊彰)ああ、知り合いのタキイが?
(若林正恭)そしたら、ここのスポンサーが入ってるタネのタキイのことだったんだよね(笑)。
(春日俊彰)へー、タネのタキイさんが考えたんだ。
(若林正恭)それで話していたら……青銅さんと2人だったんだけど。青銅さんね、ミカンの木を育ててるんだって(笑)。
(春日俊彰)知らなかったなー(笑)。
(若林正恭)今、2年経って、ようやく背丈が15センチぐらいなんだって。で、2人で、俺はヒマワリの芽。青銅さんはミカンの木を見せ合って。「ああ、いいですねー!」って言いながら。「いいですね、青銅さん。2年っすか?」って前室で。おじいちゃんのその……(笑)。
(春日俊彰)いや、本当だよ(笑)。そういう歳になったんだな。
(若林正恭)そう。でも俺はリーダーとして決断を迫られているというか。全員をかわいがろうと思ったら、全員が伸び悩む可能性があるわけよ。だから決断を迫られているの。リーダーとして。
(春日俊彰)そうだろうね。ひとつも花を咲かせない可能性があるわけでしょう?
(若林正恭)で、早ければいいっていうもんじゃない。遅く芽が出てもっていう人たちもいるし。ただ、その実力っていうのは……やっぱりファミレスでつまらなかった人って、今もつまらないから。やっぱり。ずっと1人トークを聞くしか無いんだよね。方法は。でも、リアクションの方が意外とテレビの企画でハマるタイプもいるだろう?
(春日俊彰)なるへそ。そうだね。
(若林正恭)でもね、ひとつだけ方法があって。「芽を(ビックスモールン)ゴンちゃんだと思うと切れるな」ってさっき、思ったんだよね。
(春日俊彰)どういうことよ、それ?(笑)。ゴンちゃんだってそれはいい部分、あるでしょうがよ?
ゴンちゃんだと思うと切れる
(若林正恭)だから芽に対して擬人化すればハサミを入れられなくもないなって思ったんだよ。それをオードリーだと思うと、どの芽も切れないのよ。ナイツだってそうじゃん。遅かったじゃん。
(春日俊彰)遅いよ。ナイツだって。
(若林正恭)ナイツだってね。だから、そのパターンがあるから。
(春日俊彰)だから、そうだね。それぞれが輝く、誰にも負けないものがあるわけじゃない? トークだったりさ、リアクション、ネタ。なんか、ネタを書けるだとか。だからどれを……ゴンちゃんだってさ。
(若林正恭)で、「たとえたら、ハサミを入れられるな」って思ったんだけど。それでいろんな人にたとえたんだけど、ラジオで名前を出せるのがゴンちゃんだけなのよ!
(春日俊彰)フフフ、ああ、ゴンちゃん一択じゃないのね?
(若林正恭)だって何人もゴンちゃんっていないから。
(春日俊彰)いや、たしかにね(笑)。
(若林正恭)いや、決断を迫られています。
(春日俊彰)切った方がいいんじゃないですか、それ?(笑)。
<書き起こしおわり>