天津向『オッドタクシー』の魅力を語る

天津向『オッドタクシー』の魅力を語る 川島明のねごと

天津向さんが2021年5月30日放送のTBSラジオ『川島明のねごと』でおすすめアニメとして『オッドタクシー』を紹介していました。

(川島明)さて、この番組では川島と向がお互いのフェイバリットを紹介するコーナーをやっておりますが。今週もやりましょうということで。まずは向くんにフェイバリットを紹介していただきたい。

(向清太朗)はい。かしこまりました。僕自身、アニメが好きで。いろいろ見てるんですけども。今回はアニメを紹介させていただきたいなと……。

(ねお)やった!

(川島明)知りたい、知りたい。マジで。

(向清太朗)はい。今回、私がおすすめするのは『オッドタクシー』という作品です。

(川島明)『オッドタクシー』? ねおちゃん、知っている?

(ねお)知ってます。でもまだ見れてないですね。ずっと気になってるアニメです。

(向清太朗)こちら、4月からスタートしてるので。今、現在放送中の……。

(川島明)今季の?

(向清太朗)今季のアニメなんですけど。こちらの主人公は小戸川という男で。41歳のタクシー運転手なんですけれども。歌舞伎町を舞台にタクシーに乗せたいろんなお客さんの、そのタクシーの車内から漏れ聞こえる話とか。ちょっと乗っかったりとか、クロスしながらいろんなお話を紡いでいくという群像劇なんですけど。で、キャラクターが普通の人間のキャラクターじゃなくて全部、動物。

(川島明)獣人!

(向清太朗)獣人になっているんですよ。で、これ自体がすごくかわいらしい絵になってるんですけど。

(川島明)ちょっと今、イラストだけ手元にありますけど。めっちゃかわいいですね。

(ねお)かわいいですね。

(向清太朗)そうなんですよ。で、これがこういうかわいらしい絵なんで、なんかのほほんとした雰囲気のはドラマなのかなと思うんですけど……どんどんどんどん話が闇深くなっていくといいますか。1話、2話と進むにつれて「あれ? このアイドルグループ。この後ろにいるマネージャーさん、大丈夫?」とか。小戸川が好きな白河さんっていう女の人がいるんですけども。その白河さんは看護師なんですけど、病院で変な動きをしているとか。なんか全体的にずっと不穏な動きをしていって進んでいくっていう。絵柄とは全然違って。

(川島明)なんか違和感があるんだ。

(向清太朗)で、それがどんどん進んでいくっていう、なんか見た目とは反して、超硬派な内容になってるんですよ。

(川島明)ちょっと5分枠の癒しのアニメみたいな画風やん? 『紙兎ロペ』みたいな。

(向清太朗)ちょっとクスッと笑えるような内容かなと思ったら、全然違うんですね。で、主人公の小戸川の友達の垣花というやつは自分があまりにも結婚したいから、マッチングアプリで年収を偽って。そのアプリで出会った女の子にずっと嘘をつき続けてどんどん借金を重ねていってしまって……とか。

(川島明)垣花さんのキャラボイスが、出ました。山口勝平さん!

(向清太朗)そう。山口勝平さん。これがまたすごく……垣花って猿なんですけども。これもさすが、山口勝平さん。演技もしっかりされていて。

(川島明)もちろん! レジェンドですから。で、日高のり子さんが……?

(向清太朗)出てないんですよ。なんでそこで止まっているんですか?

(川島明)山口勝平さんを持ってきてくれたから。それで選んでくれたのかと思ったんよ。

(向清太朗)違うんですよ。なんでなんですか? 日高のり子さん……。

(川島明)TARAKOさんが……。

(向清太朗)TARAKOさんじゃないんですよ。90年代でアニメ止まってる……どこで止まってるんですか? でもね、これ、芸人もキャストで出てくるんですよ。ダイアン、出てるんですよ。

(川島明)ダイアン? ええっ!

(ねお)あっ、本当だ!

(向清太朗)ダイアンが本当にホモサピエンスっていう漫才コンビの役で出てまして。

(川島明)ああ、ユースケも津田も?

(向清太朗)これがもう、めちゃくちゃぴったり役に合っているんですね。津田のいつもの感じと西澤の落ち着いた感じで。実際、このコンビが揉めながらも、津田が演じる馬場っていう役の方が1人だけ売れていくみたいな。

(川島明)ちょっとなんかリンクしてるというか。まあね、ユースケもめっちゃおもろいねんけど、テレビに出てるのは津田の方がちょっと多いもんね。へー! かぶってるやん?

(向清太朗)芸人からしてもすごく刺さる内容の部分があったりとか。

(ねお)なるほど!


(向清太朗)あとミキとかも出ていたりとか。

(ねお)出てますね。すごい!

(向清太朗)それで僕、6話の最後でこのダイアンが演じているホモサピエンスっていう2人がちょっとすれ違って。「ネタ合わせ、いつやんねん?」「いや、俺、忙しくて」みたいなのとかって。

(川島明)えっ、深いね!

(ねお)リアルですね。すごい!

(川島明)これ、アニメというよりもドラマじゃないですか。

(向清太朗)そう。これ、本当にドラマなんですよ。で、そこでバン!って普段かからない特殊エンディングの曲がかかってて。それがむちゃくちゃいい曲で。初めて聞いた曲で。「うわっ、これ、竹原ピストルさんや」ってずっと思いながら聞いていたんですよ。「うわっ、すげえな。ここで入れてくるんだ」って思ったけど、実際はトニーフランクでした。

(川島明)えっ? トニーフランクって元……?

(向清太朗)元は「馬と魚」っていうピン芸人。今はトニーフランクっていう名前でやっている、うちらの後輩の。

(川島明)声もちょっと渋い声をしています。

(向清太朗)で、「これ、トニーフランクかい!」って思ったんですけども、これがむちゃくちゃいい曲で。すごい刺さるんですよ。

(川島明)結構、じゃあ芸人がいい味を出してるアニメなんだ。花江夏樹さんとか、もちろんレジェンド声優さんもいるけど。へー!

(向清太朗)そうなんですよ。

トニーフランク×『オッドタクシー』


(向清太朗)本当にミキの2人も上手いですし。あとはトレンディエンジェルのたかしとか、森三中の村上さんとかも出てたりするんで。

(川島明)ガーリィレコードも。

(ねお)わあ、すごい!

(向清太朗)ガーリィレコード、ねおさんは?

(ねお)ラジオ、一緒にやっていましたね。

(川島明)ああ、そう? 煩悩イルミネーションっていうコンビの役を。

(ねお)かわいい。ぴったりですね。


(川島明)辻本茂雄さんは?

(向清太朗)辻本茂雄さんは三角公園USAで……って、出てないんですよ! 誰が辻本茂雄さんの元のコンビ名、言えるんですか?

(川島明)いやいや、あなたが言えるじゃないですか。競輪選手役で出てないんですか?

(向清太朗)競輪選手だったってこと、誰が知っているんですか! 親しい座員も今、知らんよ。

(川島明)だから意外と出てそうな人が出てないな!

(向清太朗)いやいや、普通に出てるじゃないですか!

(川島明)これぐらいの吉本が総動員したのって僕、『じゃりン子チエ』を思い出すから。やっぱりのりお師匠とか紳助師匠とかが起用されているのかなと思ったんですけどね。そこはあえて使わないんだ?

(向清太朗)そんなもん、30年前のキャスティングしてるから! 使うわけないでしょ!

(川島明)あえてね。あえて、まあね。

(向清太朗)「あえて」じゃないのよ。その枠が今、ダイアンとかミキなんですよ。

(川島明)めっちゃでも、おもろそう。

(ねお)気になりますね。

(向清太朗)これはマジでめちゃくちゃ面白いです。はい。

(川島明)これは毎週やってるんでしょう?

(向清太朗)これは毎週月曜日です。

(川島明)月曜日。正直、1回も見たことないんですよ。今週、見ても面白い?

(向清太朗)今週見ても面白いですけど、サブスク。アマゾンプライムで見放題やってますので。これはね、もう絶対見た方がいいと思います。

(川島明)来る?

(向清太朗)これはもう本当、徐々に「えっ、これ、何? これ、何?」って口コミで広がっていってるんで。絶対に見てください。

(ねお)見よう!

AmazonPrime『オッドタクシー』

(川島明)ふーん! いいな。こういうおもろい作品の声優さんってな。すごいな。

(向清太朗)レギュラーで出てますからね。すごいと思いますよ。

(川島明)向さんは声、かからないの?

(向清太朗)かからないですね。

(川島明)アニメ好きな人ってなんかちょっと番組の企画でも「この一言、どうぞ!」みたいな枠、絶対くれますやん? モブとか。ないの?

(向清太朗)ないですね。

(川島明)素行が悪いの?

(向清太朗)いやいやいや!

(川島明)なんかガムとかそのへんに捨てる?

(向清太朗)それ、どう売れた人がそうやっているのよ?(笑)。

(川島明)いや、絶対に向くんほどの愛があるんやったら、俺は向くんを使いたいもん。PRもしてくれるし。こうやってラジオでも言ってくれるし。なんか向くん、声優の声がかからないっていうことは、もう素行しかないよな?

(向清太朗)素行が悪いわけじゃない!

(川島明)人の財布を取ったことがあるとか。ちょっと声優さんが置いていったペットボトルをいただいたりとか。

(向清太朗)やくみつるさんじゃないんですから!

(川島明)「これ、ホンマにコレクションなんです!」って言うてるけど、相手は嫌がっているっていう。そういうのがある? ○?

(向清太朗)ないない! 「○」じゃない! チェックリスト、作らないでください。素行悪いチェックリスト、やめてください?

(川島明)絶対におかしいよ。声が悪いわけでもないしね。

(向清太朗)まあまあ、特殊な声でもありますけども。でもまあ、今回、こんなに携わっているのになかったので仕方ないですよ。ただ、僕は推すことによって吉本にアピールしてます!

(ねお)うんうん、大事、大事!

(川島明)「俺のことも推してくれ」の推しね? 「推している背中を見てくれ」っていう。

(向清太朗)そういう部分もあります。

(川島明)素晴らしいですね。ちょっとでも、ホンマに見よう。タイトル、もう1回、言ってください。

(向清太朗)こちら、『オッドタクシー』。ぜひ見ていただけたらと思います。

(川島明)わかりました。

(向清太朗)ということで、ここで1曲聞いていただければと思います。

(川島明)はい。野茂英雄さんで『野茂が投げれば大丈夫』です。

(向清太朗)違うよ! 「1ストライク、2ストライク」ってここで歌うわけないやん!

(ねお)違う曲を言っている(笑)。

(向清太朗)なんで急に? 『オッドタクシー』から野茂英雄なの? 「野茂が投げれば大丈夫」じゃないですよ!

(川島明)変えたらいいんですよ。いっつも。俺のところの台本に。

(向清太朗)違いますから。『オッドタクシー』のオープニングテーマソングです。スカートとPUNPEE『ODDTAXI』。

スカートとPUNPEE『ODDTAXI』


<書き起こしおわり>

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