渡辺志保 Young Thug&Gunna『Ski』を語る

渡辺志保 Young Thug&Gunna『Ski』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが2021年4月19日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でYoung Stoner Life『Slime Language 2』の中から『Ski』を紹介していました。

(渡辺志保)それに比べて彼らはもう飛ばしに飛ばしまくって。もうスキーで忙しいっていう感じがえしますけれども。待ちに待ったヤング・サグちゃんたちのレーベル、ヤング・ストーナー・ライフ(YSL)のこれはレーベルコンピアルバムっていう風に紹介すべきでしょうか? 待ちに待った『Slime Language 2』が先週の金曜日に発表されまして。もうあのアルバムのアートワークが発表された時から結構ファンの方は「うおおーっ!」みたいな。もう、勢ぞろいみたいな感じのアートワークで。

(DJ YANATAKE)いいジャケだよね?

(渡辺志保)本当にいいジャケ! ワンちゃんも映っていて、いいジャケです。それで、『Slime Language 2』が発表されたわけですけれども。全部で23曲、1時間15分の内容ですが、開けてびっくり。トラヴィス・スコット、ドレイク、ビッグ・ショーン、フューチャー、みんないるみたいな。

(DJ YANATAKE)すごいですよ。

(渡辺志保)すごいね。「やっぱり今、ここに集うんだな。ヤング・サグが今、ヒップホップ界のトレンドっていうか、中心にいるんだな」って思いました。

(DJ YANATAKE)本当にそうですね。

(渡辺志保)でも、すごい失礼なんだけど。別にトラヴィス・スコットとかドレイクがいなくても全然成立してるぐらい、中身が濃いし。そのYSLの若手たちも本当にみんな光ってるし。今日もだから、話題的にはたとえばドレイクが参加した『Solid』とかをかけようかなと思ったんだけど。でもこれもさ、逆にドレイクがYSLに寄せたフロウみたいな感じに私は聞こえて。で、「ふーん」みたいな感じだったんです。

Young Stoner Life, Young Thug & Gunna『Solid feat. Drake』


(渡辺志保)だから、ちょっとミュージックビデオも発表された『Ski』を今日はかけようかと思うんですけども。

(DJ YANATAKE)今日はもうSNSは『Ski』一色だったですよ。

(渡辺志保)ああ、本当に? みんなやっていましたか?

(DJ YANATAKE)今って「○○チャレンジ」をこっちから仕掛けるのって、もうちょっと終わってきてないかなと思ってたんですよ。で、TikTokとかも自然発生的じゃないとダメかなと思っていたんだけど、めちゃくちゃ仕掛けているの! 「#Skichallenge」を。しかも、あのウインタースポーツのスキーみたいにね、ストックで漕ぐみたいな感じの。もうしょうもない普通の……。

(渡辺志保)「えっ、ちょっと? これ、面白いところがわからずに動画、終わっちゃった!」みたいな感じのね(笑)。

(DJ YANATAKE)だけど、最初フューチャーがやって、めちゃくちゃバズって。それで今、言った客演……たとえばドレイクとかにもやらせてるわけよ。これはね、みんなやるんですよ。だから『Ski』は。だからもうクラブでみんなさ、スキーを漕ぐわけですよ。この後、みんなでね。

(渡辺志保)もうそろそろね、明日は東京、22度で。半袖の人がいるかもしれないという時にみんな、スキーをね。

(DJ YANATAKE)この曲がかかったらみんな、クラブでこれをやるのか?って思うとちょっとおもしろいなって思っていますけども。見たいですよね。

(渡辺志保)まあ、でもぶれないなっていう感じです。ヤング・ストーナー・ライフの皆さんも。素晴らしいです。で、その『Ski』を今からかけるんですが。これはウィージーのビート。参加しているプロデューサーもサウスサイドとかウィージーとか、本当にね、昨今のヤング・サグ周辺のサウンドプロダクションには欠かせないっていう方たちが大集合しているわけなんですけども。でも、これもウィージーのビートで。最初に「Tsunami(津波)」っていうプロデューサータグが入っていて。

ちょっとウィージーとNAVが一緒にやっているアルバムとかもそうだけども。結構彼らは「Tsunami」をクールなワードだと思っていて。なんかちょっと日本人としては「広島、長崎」がクールなワードになっているのと同じぐらいモヤモヤとするんですけども。まあ、それはちょっと経過を見ていきたいと思います。という感じで皆さんが待ちに待ったアルバム『Slime Language 2』から『Ski』です。

Young Thug & Gunna『Ski』

(渡辺志保)というわけで、ただ今お届けしたのはYSLのコンピレーションアルバム『Slime Language 2』から『Ski』でした。

(DJ YANATAKE)いいですねー。クラブでスキーしたいですね。

(渡辺志保)でもこのシンセがすごいウィージー、天才って思いました。こういうアルバムを聞くとやっぱり随所随所のサウンドエフェクト的な部分とか、あとアドリブをどういう風に入れているのかとか。やっぱりウィージーって天才だなって思いましたね。

(DJ YANATAKE)僕はもうこれ、カウントダウンをチェックしていまして。パーカー、Tシャツ、ロンTの3点セットをオーダーしました。

(渡辺志保)ポチった? ああ、そうですか、そうですか。それではお召しになる日を楽しみにしております。

(DJ YANATAKE)まだプレオーダー中なので行けますよ。

(渡辺志保)ありがとうございます。あと、個人的にはリル・ウージー・ヴァートとやっている『Proud of You』っていう曲もすごいよかったなと思いましたので。今後、どんな豪華なミュージックビデオがここから出るのか?っていうのも見どころかと思っています。

<書き起こしおわり>

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