武田砂鉄さんが2021年1月8日放送のTBSラジオ『アシタノカレッジ』の中で亡くなったCHILDREN OF BODOMのアレキシ・ライホさんを追悼していました。
(武田砂鉄)で、曲を紹介したいんですけども。この年始から悲しいニュースでございまして。メタル界は悲しみに包まれているんですけども。フィンランドのバンドでCHILDREN OF BODOMというバンドがありまして。そのアレキシ・ライホさんというフロントマン兼ギタリストの方が41歳でお亡くなりになったということで。長年、健康問題を抱えていらっしゃったということで。詳細は明かされていないのですけども。
僕、数えてみたら8回も彼らのライブに出かけていまして。今を生きる本当にわずかなメタルヒーローだったので、その方が亡くなって本当に残念なんですけども。ひとつ、エピソードを思い出したのですけども。これは2011年6月なんですけども。僕が、男子バレー部だったんですけども、女子バレー部の1人と高校時代の恩師と食事をすることになって。ちょっとそれだけだと気まずいなと思って、アベくんという友人を誘ったんですね。で、当日の朝になって音楽雑誌から「今日、CHILDREN OF BODOMのライブがあるから、レビューを書いてくれないか?」っていうことを言われて。
僕はその誘惑にかられてその食事をキャンセルしてしまったんですよね。僕、あまりそういうことをしないようにしているんですけども。特にそのアベくんはその女子バレー部の人と知り合いでもなかったので。その後に電話をして「本当に申し訳ないけど、ライブに行きたいから行かせてくれ。気まずいかもしれないんだけど、お願いね」ということを言って。アベくんとその女子バレー部の方が最終的にどうなったかっていうと……結婚をしたんですね。いい話じゃないですか?
つまり、このCHILDREN OF BODOMというバンドがなければ、彼らは結ばれることはなかったということなんです。まあ、本当にCHILDREN OF BODOM。このアレキシ・ライホという方が亡くなったのは僕にとってもショックなんですけども。ちょっとね、今までかかった曲の中ではヘビーな部類に入りますけども。追悼の気持ちということで聞いていただければと思います。CHILDREN OF BODOMで『Needled 24/7』。
CHILDREN OF BODOM『Needled 24/7』
<書き起こしおわり>