R-指定さんが2020年12月8日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で若い頃、香水がわりにアロマディフューザーを直接肌につけていた話をしていました。
(DJ松永)でも俺、香水とかそういうの、つけないし。そういうのにも疎いんだけども。R-指定さん、香水つけてました。すごい……俺が同居をしている時。板橋のワンルームでRが首元のシュッ、シュッ、シュッ……ってかけていて。「えっ?」って思ってよく見てみたら、ノーブランドっぽいんですよ。パッケージがついてない、ロゴがついていないスプレーの小さい小瓶みたいなのでシュッ、シュッてやっていて。「えっ、Rさん、そういうキャラじゃないのにスプレーして。しかもいい匂いだな」って思って。「香水、つけているんだ?」って言ったらRが「松永さん。これね、アロマディフューザー!」っつっていて(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)「ええっ? アロマディフューザーなの?」って。ちなみにR-指定さん、肌が弱くて、よく薬とか塗ってますけども。アロマディフューザーってあれ、部屋の芳香剤ですよ? あれ、液体に木の棒を差して香ってくるやつ。あれ、肌に絶対につけちゃダメね。あれを肌につけたら、終わります。肌が強い人でも終わるやつ。
(R-指定)その時は俺、ボリボリかきながらそのスプレーしていて(笑)。
(DJ松永)ボリボリかいた後に「俺、肌が弱いんすよー」って言いながらプシュッ、プシュッてかけて(笑)。それでしかもRさん、ほこらしげに……散々肌弱いっていいつつもアロマディフューザーをかけて。「アロマディフューザー、すごいいい匂いだから近所の百均で小瓶を買ってきて、そこに入れてかけているんすよ」なんて。
(R-指定)そうそう。だから俺、あの時に松永さんに説明したんすよ。「これ、画期的やぞ?」って。みんな香水屋さんに行って自分に合った匂いとかを選ぶけども。俺は18ぐらいの時、家になんかあったアロマディフューザーが桜の香り。めっちゃいい香りやった。それで「この匂い、めっちゃいいな」って。それで18やからちょうど卒業のシーズンと相まって、俺の全エモーショナルな感情にその匂いが染みついたのよ。匂いって感情と同期するやん?
(DJ松永)そうだね。そうだわ。
(R-指定)「だから俺はこの匂いをずっと嗅いでいたい。この切ない感じの匂いをずっとまとわせていたい。じゃあ、その似たような匂いの香水を探すんじゃなくて、これ自体をつければいいやん! いい匂いやねんから」って。
(DJ松永)怖っ! 怖い、この人……。
(R-指定)で、最初はその木の棒を取って、首とか手首に当ててたんやけども。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 怖っ!
(R-指定)それで「おお、いい匂いやん。この匂い、最高!」って思っていたんやけども。それじゃあ足りんくなって、百均でちっちゃい小瓶を買ってきて。そのディフューザーをドボドボドボって入れて、シュッシュよ。で、次の日にはボリボリボリよ。首、真っ赤(笑)。
(DJ松永)あれ、木用なのよ(笑)。それか、あなたが木なの?(笑)。
(R-指定)あの時の俺は……(笑)。
(DJ松永)えっ、青春の桜の木になったっていうこと? あなたが?
青春の桜の木、R-指定
(R-指定)そうそう(笑)。もう俺自体が。あまりにも青春の香りが好きすぎて、ずっと青春をまとわせておきたいって思ったら、もう俺が木になるっていう。だからもう人間ディフューザー。ずっと、もう俺が木の棒っていう。
(DJ松永)青春って、呪いなんだね。解いていかないと。
(R-指定)呪い。おかしくする。
(DJ松永)呪い、解いていかないと。本当に、もう「肌、弱いんすよ」ってボリボリかいて、薬を塗って、アロマディフューザーを首にかけて。またかゆくなって。首をかいて、その上に薬を塗って……(笑)。
(R-指定)もう何層にも。コーティングよ。
(DJ松永)「自家発電でもしているのかな?」って。肌の弱さを。俺、すごい怖かったもん。
(R-指定)で、それがどんどん年輪になっていって、立派な木になるんよ(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! すごい(笑)。今、屋久杉みたいに見えるもん。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)屋久杉に手、合わせておこう。
(R-指定)かっこいいやん?(笑)。
(DJ松永)ご利益、あるよ(笑)。すごい! もう太い幹だね。時間をかけて大きくなったよ。お疲れさまです。
(R-指定)時間をかけてどんどん塗り重ねて今、これよ。
(DJ松永)すごいよ。首、すごい太いもんね。三代目のあの人ぐらい首、太いもんね(笑)。
(R-指定)それはもう全部、ディフューザーと薬。それでこの太さ。
(DJ松永)絶対にやめた方がいいんだよな(笑)。
(中略)
(DJ松永)メールです。「最近、アロマディフューザーを買ったので、機械が入っていた箱を見たら『直接皮膚には当てないでください。お肌に悪影響があります』とでっかく書いてありました。これを『いい匂いするやん!』と皮膚にシュッシュしてしまったRさんは知能を韻に全振りしてしまったんですか?」。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)これは……そうかもしれないよね。
(R-指定)フフフ、なんかある時期にたしかに……。
(DJ松永)本当に……チンパンだもんね。やっていることがね。Gだもんね。やっていることが。
(R-指定)G? OG?(笑)。
(DJ松永)オリジナル・ギャングスタだからさ(笑)。
(R-指定)たしかにチンパンやな(笑)。でっかく書いてたんやもんな。たぶん俺の買ったやつにもでっかく書いてあったんやろうな。
(DJ松永)まあ、書いてなくてもわかるし。部屋の芳香剤だから。続いてのメールです。「Rさんが、桜の木になった。まさかあのAKB48の『桜の木になろう』はRさんがモデルの歌だったのでは? 『永遠の桜の木になろう。そう、僕はここから動かないよ。もし君が心の道に迷っても、愛の場所がわかるように立っている』。まさか秋元さんがRさんのことを歌詞にしていたとは」というね。
(R-指定)ああ、そうか。まあ、やっさんぐらいになっていると田舎の高校生にもアンテナを張っているか。
(DJ松永)「やっさん」って……おやっさん?(笑)。「やっさん」って言っているの?
(R-指定)やっさんぐらいになるとね。田舎の高校生にもアンテナを張っていて。「ああ、今の若い子はディフューザーをつけんねや。桜の木……でもこれ、比喩として使えるかもな?」って(笑)。
「今の若い子はディフューザーをつけているんだ」(秋元康)
(DJ松永)間違っているわー。すごい間違っている。
(R-指定)ずっと間違っている(笑)。
(DJ松永)研究対象、間違っている(笑)。本当、よくないからね。
<書き起こしおわり>