安住紳一郎 喉に風が当たる気持ちよさを語る

安住紳一郎 喉に風が当たる気持ちよさを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年10月25日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で気分転換に人気のない場所でマスクを外し、喉奥に風を当ててみて気持ちよかったという話をしていました。

(安住紳一郎)さて、マスクをつけ始めてもう6ヶ月ぐらい経ってますよね。一昨日、木曜日かな? 私、ちょっと雨も降っていて、仕事で失敗も重なって。少しふさいでいて。ちょっと「あれっ?」と思って。自分でも気分転換とか上手にやる方だと思ってたんですけど。「これは……」と思って、一度職場から出て。20分ぐらい散歩して、人のいないところに行ったんですよね。まあ47にもなってこんな生活を皆様にお伝えするのも悲しいですけど(笑)。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)そしたら雨がちょうど止んで。傘を畳んで。人がいなかったんでマスクを取ってみたんですよ。それでちょうどね、木曜日、風が強かったんですよね。2メートルぐらい吹いていたんですけども。なにか本能に従って私、なぜか風上に向かって口を大きく開けてみたんですよね。そして、私ののどちんこを風にさらしてみたんです。そしたら、気持ちがパッと晴れました。お勧めします(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)あれ、不思議ね。驚いた。うん。なんかね、別に何の感情もなくね、「本能」って言うと大げさですけどね。なんかでマスク取って、風が気持ちよかったんだよね。風が吹く方にね、口を大きく開けたんですね。そしたら風が喉奥に当たったんですね。

(中澤有美子)久しぶりに当たった?

(安住紳一郎)久しぶりに当たったんだろうね。気持ちがね、ぱあっと晴れたの。お勧め。喉奥に秋の風を当てるの、お勧めですよ。

(中澤有美子)そんなに? いや、今すぐやってみたいですね。

(安住紳一郎)ですよね? 意外にね、やっぱり風に当たるっていうのは大事なですね。うん。大至急、ネットで検索した。「喉奥 風を当てる 気持ちいい」って。誰も書き込んでなかった。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 新しかった?(笑)。

(安住紳一郎)うん。たぶんね、気づいたのが最初の方かもしれない。これはね、本当に気持ちよかった。びっくりした。「ああ、こういうものなんだ!」と思いましたね。でもたしかにマスク、慣れないとね。医療従事者の方とか覆面レスラーの方とかはね、慣れてるから平気ですけど。私たちこれまで慣れてなかったから。結局、自分の吐いた息を延々吸ってるってことでしょう?

(中澤有美子)まあ、そうですね。

(安住紳一郎)マスクでね。まあ、外からも入ってくるとはいえ。なので、「自分の吐いた空気の中で生活している」って考えるとやっぱり憂鬱だもんね。自分とはいえ、まもなく50になる男の呼気の中で生活しているんだよ? 冷静にそんなこと言われたら、懲役並みの苦しみじゃない? 違います? 皆さん、どうです? 50男の呼気、吐いた息の中で生活したいと思います? 50男の吐いた息で大気圏を作ってる惑星で生活したいですか?

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

50男の呼気の中で生活をしている

(安住紳一郎)結構きついよ? と、思う。と、思った。まあ「50男」をどう考えるかはね、50男に対して好意を持つか、非好意を持つかはちょっと別だけども。まあほとんどの人は非好意を持っていると思うけども。

(中澤有美子)フフフ、お好みがありますけども(笑)。

(安住紳一郎)お好み、あるけどさ。結構きつくない?

(中澤有美子)まあ、一般的には(笑)。

(安住紳一郎)知らない50男の吐いた息の中で生活しているんだよ?

(中澤有美子)知らなくは……ああ、そうか。そういうことね、はい(笑)。

(安住紳一郎)どうだろうね? それでちょっとね、「嫌だな」と思って右を向いても、知らない50男の吐く息。それで「ああ、きついわ」と思って顔を下に向けても、下から、違う角度からまた50男が「ブオーッ」って吹いてくるんだよ? もう地獄でしょうよ? 絶対に嫌だと俺は思った。俺が50男なんだけどね(笑)。ストレス溜まり始めてますね。

(中澤有美子)フフフ、すごい考え(笑)。

(安住紳一郎)いや、ずっとマスクしているっていうのはそういうことでしょう? 右を向いたって左を向いたって、50男の吐いた息の中で生活をしているんですよ? そうでしょう? うん。だから自分が昆虫みたいになったらさ、その50男の吐いた息の飼育ケースの中でずっと生活してるってことだもんね。

(中澤有美子)昆虫になったら?(笑)。

(安住紳一郎)昆虫になったらね。うん。っていう風に思ったんです。だからやっぱり風に当たるの大事だなと思って。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)嫌だ。自分の吐いた息の中で生活するのは、嫌だよ。

(中澤有美子)そうか。そうだなー。

(安住紳一郎)「自分の吐いた息、好き」っていう人、いるかな? 「たまらない!」っていう人、いるかな? うーん……たぶん、いないよね。あ、ちょっと私、右往左往していますけども。風に当たると本当に気持ちいいんで。私、それ以来癖になってね。風が吹いていると、人がいないところに行ってマスクを取って風上に向かって。うん。まず鼻の下の唇に伸びたところとかから当てたりして(笑)。

(中澤有美子)ああ、ここね。乾かしたいですね(笑)。

(安住紳一郎)そこを乾かしてね。それでちょっと歯茎なんかも乾かしたりなんかしてね(笑)。「フフフン♪」なんてね(笑)。なんかサボってる馬みたいになっちゃって(笑)。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

風に当たりたいという欲求

(安住紳一郎)小さい時、怒られましたけど。車とかに乗っているとね、顔とか本能的に出したくなりましたもんね。風に当たりたいっていう欲求、あるんじゃないかなって。当たるとちょっと頭痛するっていう人もいると思うんですけどね。

(中澤有美子)ああ、やってました。舌をどこまで乾かせるかとかやってた。

(安住紳一郎)そう。ねえ。そういうのが必要なのかなと思いました。

(中略)

(安住紳一郎)さて、冒頭から私のつまらない話にお付き合いいただきありがとうございます。伊勢崎市の男性の方。「50男です。50男の吐いた息、呼気の世界で暮らすのはとても嫌ですね。でも、そんな世界があるなら、どこかに20女の呼気の世界もあるのではないかと思い、少し希望を持ちました。50男がこんなことを考えながら仕事をしている恥ずかしい話です」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

50男以外の呼気の世界も……

(安住紳一郎)わかる。わかりますよ。人間はかならず希望を見出してしまいます。わかる(笑)。50男の息だけの世界があるなら、きっと広い世界には20女の息でできている惑星もあるに違いないと思うよね。わかります。そうして、生きていくのです。救われます。あと、すいません。本当に私のくだらない秋風、風速2メートルの風にのどちんこを当てる、意外に気持ちいいっていう方が3人、いらっしゃいました。よかった。ありがとう。すっごく……。

(中澤有美子)ありがとうございます。ねえ。ムーブメントに(笑)。

(安住紳一郎)うん。本当に気持ちいいよ。やってほしいって思いますね。港区の方。「先ほど、50男の呼気の話で子供の時の話を思い出しました。小学校で人は酸素を吸って二酸化炭素を吐くと習った私。吸う息が二酸化炭素だらけだったらどうなるの?って疑問に思いませんでした? 私はお昼寝をしている母を実験台に使うことにしました。寝ている母の鼻の穴に自分の鼻の穴をぴったりと合わせ、母が吸うタイミングで思い切り私が息を吐いて、私の呼気の二酸化炭素を注入。2、3回の呼気で母は苦しそうに咳きこんで目を覚ましました。やっぱり人間は二酸化炭素では生きていけないのねと実験結果に満足しました。お母さん、至極の幸せなお昼寝タイムを私の呼気で邪魔してごめんね」という。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)むしろ、娘が鼻の穴をぴっちりとつけてきた段階で「うーん……なんだ?」って。それが苦しかったですよね? そうだよね。吐いた息の中にも酸素は入っているよね。全部がCO2にはならないもんね。

(中澤有美子)そうですね。過呼吸の時はよくビニールで息したりしますからね。

(安住紳一郎)でも、やるよね。自分の吐いた息でどれぐらい長持ちするのかな、みたいなことはみんな通る道だね。フフフ、ごめんね。吐いた息の話ばかりで気持ち悪いね(笑)。

<書き起こしおわり>

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