東理紗と吉田豪 セクシャリティーと多様性を語る

東理紗と吉田豪「頑張ること」を語る SHOWROOM

東理紗さんが2020年9月1日放送のSHOWROOM『豪の部屋』に出演。セクシャリティーや多様性について話していました。

(東理紗)(コメントを読んで)みんな、ありがとう! ビジュアルも変わったしね(笑)。

(吉田豪)ねえ。だいぶ変わりましたよね。相当派手になり。

(東理紗)そうだよ。ほら、今は……かわいい髪の毛になって。でも、びっくりよ。アイドルとかの時はさ、ちょっと元気なおじさんっていうか。「ヒガシ~!」みたいな距離感で来ていたんだけども、髪を切ってセクシャリティーをカミングアウトして。自分の性別みたいなものを自覚した瞬間に若い女のファンがクソ増えるっていう。「理紗ちゃん!」みたいな。「同じ女性として憧れ」みたいなのもあるし、なんかちょっとそういう……「ドキドキ、私も可能性あるかな?」みたいな女子が(笑)。

(吉田豪)フフフ、女子ガチ恋が?(笑)。

(東理紗)そう。女子ガチ恋が(笑)。私、全然女の子、大丈夫だし、好きだから。もうなんか「イエーイ!」みたいな感じで面白かった。客層が一気に変わっちゃって。

(吉田豪)セクシャリティーは結局、どういうような理解になったんですか?

(東理紗)一応、型にはめて世の中にある名前で言うと「パンセクシュアル」っていうジャンルになるらしいんだけども。パンセクシュアルっていうのはあんまりまだ知れ渡ってないから、マジでみんな「パン? パン?」って感じなんだけど。

(吉田豪)「LGBT」にはまだ入ってないですからね。

「パンセクシュアル」とは?

(東理紗)入ってないんですよ。「LGBTQ」で「Q」までは入っているけど、「P」はまだ入ってないから(笑)。ええと、みんな、バイセクシャルっていうのはわかるかな? その男の人も女の人も性的指向とか恋愛対象に入るっていうのがバイセクシャルなんですけども。パンセクシュアルは「人類愛者」って言われていて。さらにもうちょっと広いっていうか。たとえば男でも女でもない無性の人とか。中身は女だけども外身は男だったり、またはその逆っていうようなトランスジェンダーみたいな。そういう感じの性別にとらわれないで、性別が一緒の人とかも全部恋愛対象に入ってくるという。

(吉田豪)ほぼ「人類愛」ぐらいの広さなんですね。

(東理紗)そうそう。そんなのがパンセクシュアルっていう。性別に本当にとらわれないという。だからと言って、誰でも彼でもいけるみたいなことでは全くなくて。

(吉田豪)そういう雑な話ではないんですね。

(東理紗)そうそう。その人自身がタイプだったら好きになるみたいな話で。むしろ、そっちの方が難しいんだけども。ということに気づいたんだけども。まあ、私としてはもう「自分という性別だ」っていう価値観でとらえていて。「パンセクシュアルだ」というよりかは。そうそう。なんか最近、「セクシャリティーAからZ」みたいな記事って知ってますか?

(吉田豪)いや、わからない。またなにかのチェックリストみたいなの、やったんですか?(笑)。

(東理紗)いやいや、違うんですよ(笑)。セクシャリティーってめっちゃあって。100個ぐらいあるんですよ。「○○セクシュアル、○○セクシュアル」みたいな。いろいろとあって。それを全部、読んだんですよ。そしたら私は一応……これってしゃべったことがないんですけども。私は一応、「ガイネセクシャル(Gynesexual)」っていうのに入るらしくて。

(吉田豪)ほう。聞いたことない。

(東理紗)ガイネセクシャルっていうのは女性性のある人に対して性的指向を感じたり、恋愛対象するみたいな。そういうのがガイネセクシャルっていうらしくて。だから男性、女性性別は関係なく、人の女性性みたいなものにすごく安心感を感じるみたいな、そういうセクシャリティーに当てはまるのかなって思った時期もあった。そういうのもある。難しいよね。

(吉田豪)最終的にはでも全方位な感じなんですかね?

(東理紗)ああ、そうだね。「女性性とは?」って聞かれちゃうと、マジで定義わかんないもんね。

(吉田豪)(コメントを読む)「この話術は金になりそうな気がする」。

(東理紗)フフフ、嘘? チャリ~ン♪(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハハハッ!

(東理紗)もうこれ、やってないから顔ができないよー。あれ、ずっとやっていた時は口がここまで来たのに……。

(吉田豪)相当な顔ができてね。で、やり過ぎた結果、ちょっとした炎上まで起きてね。24時間テレビで(笑)。

(東理紗)マジであれ、本当に大変だった。びっくりした。怖いことばかり起きた。

(吉田豪)誤解をされてね。(コメントを読む)「セクシャリティーって極論、人の数だけあると言うか、結局個性なんだよな」。まあね。これも含めてね、本当にいろんなものの理解が広がっているのはね、今の世の中って殺伐とはしているけれども。そういう点はいいことだなと思うんですよね。他者への理解がだいぶ広まった。

(東理紗)うんうん。広まっていますよね。ねえ。それこそだから「彼氏は?」「彼女は?」って聞くんじゃなくて「恋人は?」って聞くとか。いろいろとありますよね。

(吉田豪)それこそ、僕が審査やっているミスiD。講談社のオーディション、今年はついに性別欄とか、ああいうのが全部なくなってますよ。性別とか体重とかスリーサイズとか。今まで当たり前のようにあったものとかがどんどん撤廃されて。もう本当にわかんないですもん。正直。「この人はどっちかな?」と思いながら話を聞くみたいな(笑)。だいぶ広くなっている。

他者への理解がだいぶ広まっている

(東理紗)アハハハハハハハハッ! たしかに。わからない人が受け入れられる世の中なっているもんね。でも、いいじゃん。先進国っぽくなってきたんですね。

(吉田豪)ですね。

(東理紗)でも日本はちょっと、あるもんね。いろんな難しい……その外見至上主義みたいな部分もあるし。

(吉田豪)まあね。まだ差別はそれは残ってはいるだろうけど。

(東理紗)うんうんうんうん。

(吉田豪)(コメントを読む)「あやちょとはどうなんだろう?」。

(東理紗)えっ? 「あやちょ」?

(吉田豪)スマイレージの和田彩花さんがスマイレージをやめてから今、どんどんといろんなことに目覚めて。セクシャリティーの問題から生理の問題からなにから、積極的に発言していて。面白いことになっているんですよ。

(東理紗)あやちょ? 誰、あやちょって?

(吉田豪)和田彩花さんというね。

(東理紗)呼ぼう! 調べてみるわ、あやちょ。ああ、本当? スマイレージの人って、やめた人?

(吉田豪)元リーダーで、やめて。今、肩書を本気で「活動家」にしようと考えているぐらいの……。

(東理紗)ええーっ! あ、出てきた。あやちょ。あ、でもこれは違う人だ。あやまんJAPANが出てきた。

(吉田豪)全然違う人ですよ! フハハハハハハハハッ! 「あや」違いですよ(笑)。

(東理紗)ちょっと誰か、あやちょをリプしてください。ああ、そうですか。はー! こんな感じでございます。

<書き起こしおわり>

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