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吉田豪 瀬戸内寂聴と萩原健一を語る

吉田豪 瀬戸内寂聴と萩原健一を語る 小島慶子キラ☆キラ
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吉田豪さんが2009年10月にTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』の中で瀬戸内寂聴さんと萩原健一さんについて話していました。

(小島慶子)今日の本は何でしょうか?

(吉田豪)瀬戸内寂聴さんとショーケン、萩原健一さんの共著『不良のススメ』っていうのが7月に角川学芸出版から出たんですけどもね。

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(小島慶子)このお二人っていうのは何なんですか?

(吉田豪)非常につながりは長いですよ。前に瀬戸内寂聴さんが『いま、いい男』っていうのを出しているんですよ。これが2002年ですね。

(ピエール瀧)『いま、いい男』のラインナップにピーコが入っているじゃないですか(笑)。

(小島慶子)フハハハハハハッ!

(吉田豪)フフフ、性別、微妙ですよね?(笑)。

(ピエール瀧)いろいろと書いてあるんですけど。中村勘九郎とかね、ウォン・カーウァイとかの中にピーコって(笑)。面白い(笑)。

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(吉田豪)フハハハハハハッ! まあ、そこにも入っているぐらい、いろいろとつながりがあるんですよね。

(小島慶子)ファンというか、かわいがっている感じなんですかね?

(吉田豪)というか、それ以前ですよ。小島さんとも寂聴さんとのつながりは深いんじゃないですか?

(小島慶子)そうですね。『時事放談』で何度もご一緒させていただいたり。ライブの司会をさせていただいたり。ご縁があって。素敵な方ですよね。すごく女性としてかわいらしいというか、魅力のある、チャーミングな方ですよね。

(吉田豪)女子ですね。すごく。

(小島慶子)いま、88歳。いまだに女の方ですよね。

(吉田豪)携帯小説を書くのもわかるっていうぐらい女子な人で。それが伝わる本なんですよ、これは。『不良のススメ』という。これ、実はタレント本の棚にはないので、そんなに知られていなかったりして。まあ、寂聴さんの棚に入っている感じなんですけどね。それで読んでみたら、寂聴さん責任編集のムック『the 寂聴』っていうのが去年、出たんですけども。それの対談とかショーケンさんの名著『俺の人生どっかおかしい』っていう1984年の、これは事件の直後の告白本ですね。こういうのの抜粋なんかをまとめたもので。新規原稿はまえがきと、あとは締めの部分のみだったっていうね。ちょっとかなりエコロジーな感じの(笑)。

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(小島慶子)フフフ(笑)。再録みたいなことですね。

(吉田豪)エコロジカルですごい一瞬で読める感じの本だったんですけど。ただ、意外な事実が結構入っていまして。で、タイトル。まず『不良のススメ』だから、てっきりショーケンさんがワル自慢をしているような感じ、するじゃないですか。全然違うんですよ。

(小島慶子)ふーん!

(吉田豪)要はショーケンっていう不良にメロメロになった寂聴さんがショーケンへの愛をひたすらアピールしまくる本なんです。

(小島慶子)ああ、そうなのか。じゃあ、どっちかって言うと女性読者向けなのかな?

(吉田豪)ですね。ショーケンファンがギラギラしている話を聞こうと思って呼んだら「あれっ?」ってなるほと思うんですよ。

(小島慶子)へー!

(ピエール瀧)なるほど。どんだけヤバい話が聞けるのかと思いきや。

(吉田豪)違うんですよ。ショーケンは勧めているわけじゃないんです。で、ショーケンさんといえば83年に大麻で逮捕されて1年間の活動休止をしていたわけですけども。その時に寂聴さんのすすめでお寺に入っていたわけですね。で、寂聴さんの紹介でいろんなお寺を転々としていたりしていたんですけども。そこで真面目に修行をしていたかと思いきや、衝撃的な事実がまずひとつ、明らかになるんですよ。

(小島慶子)はい。

(吉田豪)ちょうど京都のお寺にいたんですけど。「あの時、ちょうど僕の好きなジョニー・ロットンが京都に来ていたんですよ。それで僕は手で顔を隠してコンサートに行ったんだな。でも余計に目立ってしまった」っていうんですけど。これ、サラッと書いているけどすごい衝撃事実なわけですよ。

(小島慶子)謹慎中(笑)。

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ジョニー・ロットンと萩原健一

(吉田豪)謹慎中だし、84年ぐらいなわけですよ。つまり、パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)の初来日公演。で、ジョニー・ロットンっていうのはセックス・ピストルズのボーカルだったわけで、この人がものすごいアバンギャルドなバンドを結成して。で、いま思えば、ショーケンさんの歌い方ってジョニー・ロットンなんですよね。言われてみると。

(ピエール瀧)ああーっ、うーん! まあ、そうかもしれないですね(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ。特に去年の8月、宇川直宏さんがUKAWANIMATION!っていうユニットを組んで。石野卓球さんが作曲、プロデュースで。『惑星のポートレイト』っていうのを。

(小島慶子)この曲ですか?

(吉田豪)このボーカルスタイルがジョニー・ロットンだなっていう気がして(笑)。

(小島慶子)これ、誰が歌っているの?

(吉田豪)これ、ショーケンさんですよ。

(ピエール瀧)ショーケンさん、ものすごいエモーショナルな歌い方をするんですよ。

(吉田豪)そうなんですよ。

(小島慶子)ええっ、意外というか……。

(ピエール瀧)持っていかれますよ。

(吉田豪)衝撃を受けます。僕もこれ聞いてヤバいと思って即座にダウンロードしたぐらいの名曲で。

(ピエール瀧)ボーカリストとしてはかなりものですよ。

(小島慶子)そうなんですか。まあ!

(吉田豪)日本屈指です。

(ピエール瀧)なるほど。ジョニー・ロットン、現ジョン・ライドン。

(吉田豪)そうです。で、本当にパンク以上にパンクだなって思ったんですけども。パンクの直訳って「不良」なわけですよ。だからまさに『不良のススメ』なわけですよ。

(小島慶子)そうか。寂聴さんはそんなところがよかったりするのかな?

(吉田豪)なんですかね。その不良ぶり。どれぐらい不良かっていうと、2人はその83年の大麻事件の直後ぐらいに出会い。みんなに騒がれて居場所がなくなったショーケンが新幹線の中でもトイレに3時間隠れて京都の寂聴庵に逃げてきたことで。まあ、その前に対談で出会っていたんですけども。それで逃げてきて。ただ、寂聴さん曰く、「お手伝いさんがたくさんいたんだけど、老いも若きもみんなショーケンにイカれてしまった」と。で、寂聴さんに内緒でビールを出したりとか、いろいろとして。パンツまで洗って。

(小島慶子)ああ、メロメロになっちゃった。

(吉田豪)尼寺がみんなメロメロになっちゃったという。

(小島慶子)危険、危険(笑)。

(ピエール瀧)尼寺を制圧ですね(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ(笑)。セクシャルアピールで(笑)。

(小島慶子)すごいですね、さすがにショーケンさんって。

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ショーケン、尼寺を制圧

(吉田豪)で、いくらなんでも尼寺にこんな魅力のある男がいたら具合が悪いということで、寂聴さんのお寺で禅寺に預けることになるんですけど、そこでもやりたい放題しちゃうわけですよ。っていうか、謹慎なわけですよ。大麻で謹慎しているんですけど、そこでもやりたい放題するわけです。つまり、修行僧たちがショーケンが来たって興奮して喜んじゃって、ショーケンさんがそれを全部手なづけちゃって。夜中に塀を乗り越えてみんなで酒を飲みに行って。

(小島慶子)こらこらこら!(笑)。

(吉田豪)まあ、祇園通いしていたらしいんですよ(笑)。

(小島慶子)もうお坊さんたちも修行にならない(笑)。

(吉田豪)で、寺の偉い人に見つかってボトルをプレゼントされたりとかして(笑)。

(一同)フハハハハハハッ!

(小島慶子)おかしいでしょ、それ!(笑)。

(吉田豪)まあでも、その結果クビになっちゃうんですよ。で、また別の寺に預けられたりっていうのを繰り返して。

(小島慶子)それで点々とするのか。

(吉田豪)で、ショーケンさん曰く、「どっかのナントカ寺なんてだいたいロクなもんじゃない。バクチ打っているか、酒を飲んでいるか、どっちかでした」ということで夜遊びばかりしてとうとう破門になるという。で、破門になったことで、寂聴さんの紹介だから多少はなんか気にするのかと思ったら、全然気にしないんですよ。

(小島慶子)寂聴さんが? へー!

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