絵恋ちゃん バイトの思い出とライブで最前のオタクの携帯を投げた話

吉田豪 肩の激痛を語る SHOWROOM

絵恋ちゃんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』にゲスト出演。吉田豪さんと活動休止期間中にしていたことや、ファンとの合同結婚式イベント、そしてファンたちの推し変行動について話していました。

(吉田豪)なるほどね。(コメントを読む)「おもしろ現場=絵恋ちゃん」。

(絵恋ちゃん)そんな毎回毎回、面白いことできないっすよ。

(吉田豪)これもプレッシャーになるじゃないですか。

(絵恋ちゃん)本当ですよ。やりたくないもん。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! 「絵恋ちゃんといえば、面白いことやってくれる人ですからね!」みたいな(笑)。

(絵恋ちゃん)本当にね、ステージに立った瞬間にみんなが笑う準備しているんですよ。「なんか面白いこと言うんだろうな」っていう。もう、MCしないで帰ってやろうかな?っていうぐらいの気持ちで。

(吉田豪)まあね。その期待に応えるようなことをやってきちゃうと。まあ、大変ではあると思うんですよ。たしかに。

(絵恋ちゃん)大変ですね。

(吉田豪)もともとプレッシャーに弱い人なのに。

(絵恋ちゃん)プレッシャー、弱いですね。今日も本当に来るかどうか迷って。なんか、「行くのやめようかな?」って本当に。

(吉田豪)絶対にダメですよ。発表した番組に来ないっていう(笑)。

(絵恋ちゃん)真面目なんで(笑)。そういうの、飛べないですよね。

(吉田豪)バイトも休めない?

(絵恋ちゃん)休めないです。

(吉田豪)どんなにバイトに馴染めなくても?

(絵恋ちゃん)行きますね。まあ、行けなくなっちゃって結局は辞めちゃったけど。

(吉田豪)それは、怒られたりで辛くなって?

(絵恋ちゃん)バイトは、1回休んだらもう行けなくなっちゃいましたね。ずーっと行ってたんですけど、1回休むことに成功したら、もう行けなくなりました。

(吉田豪)「休めるんだ」って?

(絵恋ちゃん)うん。「もう無理かもしれない」ってなって(笑)。

(吉田豪)フフフ、「いままでがそもそも無理だったんだ」っていう?

(絵恋ちゃん)でも、バイトの人たちはすごい理解があって。なんか、「絵恋ちゃんは遊んでいていいよ」って絵恋ちゃんが遊ぶ専用スペースを作ってくれて。

(吉田豪)バイト先に?

(絵恋ちゃん)そうです。

(吉田豪)なにで遊ぶ用の?

「絵恋ちゃんは遊んでいていいよ」

(絵恋ちゃん)あの、レゴみたいなやつ。ナノブロックが置いてあって。「レジに入らなくていいよ。そこで遊んでいて」って言われて。なんか、だんだんそうなりましたね。

(吉田豪)フフフ、それで時給が発生するの?

(絵恋ちゃん)そうです。

(吉田豪)フハハハハハハハッ!

(絵恋ちゃん)最初のうちは「ちゃんとできるんじゃないか」って思われていたから、普通に他の人と同じことをやっていたんですけど。どうやら、できないっぽいっていうのがみんなにバレはじめて。なんか、「このサイズの袋を買ってきて」っていうお使いを頼まれた時に、そのサイズの袋が売っていなくてパニックになって。で、全然違うサイズの袋を泣きながら買って帰ったんですよ。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! 「袋がなくて……」って?(笑)。

(絵恋ちゃん)「これしかなくて、どうしたらいいかわかんなくって……」って泣いていたら、そのバイトの先輩たちが「いいよ、いいよ、がんばったね」って。大きい袋だったから、「これを半分に切ればそのサイズになるから。大丈夫だよ」って。みんなで文句を言わずに切ってくれたんですよ。とか……(笑)。

(吉田豪)フフフ、甘やかされてるなー(笑)。

(絵恋ちゃん)レジでパニックになって、お客さんにレジ袋を投げちゃったりとか(笑)。

(吉田豪)フフフ、ダメですよ、投げちゃ(笑)。

(絵恋ちゃん)そういうことの積み重ね……努力の積み重ね? により、「ここで遊んでいていいよ」スペースができて。バイト先の店長には「絵恋ちゃんさ、この日はちょっと偉い人が来るから、休める?」って……。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! 「いたら困る」っていう(笑)。

(絵恋ちゃん)隠されて(笑)。

(吉田豪)偉い人が来ている時にね、ブロックで遊んでいたらヤバいっすもんね(笑)。

(絵恋ちゃん)そう(笑)。休まされたりとか。「わーい、休みだー!」って(笑)。

(吉田豪)急遽休みができちゃったって。

(絵恋ちゃん)そう。でも、いろんなことをちゃんとできないんですよ。

(吉田豪)でも、そのバイト先の人が気づいたのはすごい正しいというか。最初、ちゃんとできるように思われるタイプじゃないですか。

(絵恋ちゃん)そうですね。ついていこうとしてがんばるはがんばるんで。

(吉田豪)それがだんだんちょっとボロが出てくるっていうのもすごいわかる(笑)。

(絵恋ちゃん)そうなんですよ。だんだん、そう。レジ袋を投げた時は、気づいたら投げ終わっていたんで。

(吉田豪)フハハハハハハハッ!

(絵恋ちゃん)なんか最前のオタクの携帯を投げた時があったんですよ。

(吉田豪)最近、ありましたね。面白かったです。

(絵恋ちゃん)それも、気づいたら投げていたんですよ(笑)。

(吉田豪)フフフ、その前に葛藤がないんですね。「これ、投げたらどうなるのかな? でも、投げちゃえ!」みたいなものが全然ないわけですよね?

(絵恋ちゃん)頭の中で「これ、投げたらどうなるかな?」って考えながら歌っていたら、もう目の前のオタクがすごい床に落ちた携帯を探していて。「あ、もう投げたんだ」って(笑)。そこがなんかないんですよ。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! あの、経緯を聞きますと、最前のお客さんがライブを見ないで携帯をいじっていたんですよね?

(絵恋ちゃん)そうです。ずーっと、ライブが始まってからも。ずっと。

(吉田豪)よくありますよね。他のが目当てで最前を確保して携帯をいじる人、よくいますよ。それが許せなくて、「腹立つな」って思っていたら、気がついたら投げていた?

(絵恋ちゃん)そうですね。そう。

(吉田豪)サイコパスは、どっちですか?(笑)。

(絵恋ちゃん)いや、サイコパスじゃないですけど……。

(吉田豪)僕じゃないですよ(笑)。

(絵恋ちゃん)気づいたら投げていて……。

(吉田豪)それ、犯罪者の言い訳じゃないですか。ニュースでよく見るやつですよ、それ(笑)。

(絵恋ちゃん)ニュースで出たら、よろしくお願いしますね。「絵恋ちゃんならやりかねないと思ってました」って。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! (コメントを読む)「絵恋ちゃん、悪くないじゃん」。やっていることは悪くないですけど、「気づいたら」っていうのが怖いんですよ。

(絵恋ちゃん)うん。すごい反省しましたよ。よくないなって。いや、あの日はなんかメンタルが終わっていて。

(吉田豪)ほう。ライブ前から?

ライブ当日、メンタルが終わっていた

(絵恋ちゃん)そう。携帯を投げた日はライブ前からなんか、会場の入り口がわかんなくて。で、ウロウロしていたら知らないピンチケに絡まれて。「絵恋ちゃんじゃーん!」みたいな。で、いま思うと別に、普通に「あ、絵恋ちゃんだ」って声をかけられていたんだと思うんですけど。

(吉田豪)別に嫌がらせでもなんでもなく。

(絵恋ちゃん)そう。でも、その時は「うわー、絵恋ちゃんだー、キモッ!」ぐらいの感じで聞こえたんですよ。私の中で。それで泣いちゃって。

(吉田豪)幻聴ですよ、絶対(笑)。

(絵恋ちゃん)泣いて……しゃがんで泣いていたんですよ。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! 入り口で?

(絵恋ちゃん)入り口で。そしたら、たまたま電影と少年CQのルアンちゃんが通りかかって、「大丈夫ですか?」って楽屋に連れて行ってくれて。その日、もう落ち込んでいて、楽屋でずっとそんな感じで。こんななっていて。で、アポカリさんも一緒で。で、にっちゃんさん(西井万理那)に「あそこで落ち込んでいるのさ、絵恋ちゃんだよね。あまりにも暗いから、似ている人かと思った」みたいなことを言われているのも聞こえていて。

(吉田豪)でも「私だよー」みたいなこともできず。

(絵恋ちゃん)そう。できないで。で、出番が来たから「絵恋ちゃんをやる時間だ。絵恋ちゃんをやる時間だ……」って思って(笑)。

(吉田豪)「絵恋ちゃんにならないと……」っていう(笑)。

(絵恋ちゃん)で、スイッチを入れてライブに出ていったら、最前で携帯をいじられて、もう限界だったんですよね。

(吉田豪)辛いわけですよね。「ここでも必要とされていない」って。ライブ前に結構メンタルでやられちゃうことが意外と多い人じゃないですか。

(絵恋ちゃん)そうですね。多いかも。っていうか、こんな話あんまりしたことないですよ。絵恋。

(吉田豪)そうですか?

(絵恋ちゃん)結構みんなにはちゃんと……。

(吉田豪)カリスマをやっている感じを?

(絵恋ちゃん)でも、もうなんか、言っていこうかな?っていう(笑)。

(吉田豪)フフフ、無理しすぎちゃったかな?ってことですかね。

(絵恋ちゃん)うん。言っていこうかなって思って。

<書き起こしおわり>

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