(パリッコ)そうですね。ウェブ飲みってやめ時が意外とわからなかったりすると思うんですけども。
(日比麻音子)本当にそれです(笑)。
(宇多丸)日比さんもね、朝までやっちゃったっていう。
(日比麻音子)もう本当に……(笑)。
飲み会終了時間を設定「たくのむ」
(パリッコ)オンライン飲み会に特化した「たくのむ」っていうサービスがあって。これが素晴らしいんですけど。飲み会の時間を設定できる。これを利用するということですね。
https://tacnom.com/
(宇多丸)「今日は2時間にしておこうぜ」って言ったら。
(パリッコ)はい。そうすると、まあ楽しくわいわい飲んでいると「あと10分です」みたいに言われるんですよ。だからカラオケボックスとか居酒屋の「そろそろラストオーダーです」みたいな。「じゃあ、あと10分飲んで解散しようか」みたいな感じになるっていう。それが飲み会っぽくていいなと。
(宇多丸)ああ、ちゃんと切り上げ時を作ってくれるというかね。これ、難しいもんね。いつもね。俺、でもあれだな。どんな店にいても「あと10分です」みたいに言われると「じゃあ、じゃああと1杯。あと1杯……!」って(笑)。
(日比麻音子)なるなる(笑)。
(宇多丸)このしつこさ(笑)。
(パリッコ)たまに「2杯、たのめないですか?」って言っちゃう時、ありますよね?(笑)。
(日比麻音子)あるあるある!
(宇多丸)「ラストオーダーです」って言われたらさ、「じゃあ、ちょっとまとめてたのんでいいっすか?」って(笑)。
(日比麻音子)そうそう! 私、毎回多めにたのんじゃって。そこでバキ酔いするんですよね。
(宇多丸)店の人からすれば「お前、帰ってほしいんだよ……」っていうかね(笑)。
(パリッコ)そんなキリのよさが家飲みでも味わえるっていうところもあったりします。
(宇多丸)なるほどね。でも我々みたいに終わり時が下手な人はこうでもしないとね。
(日比麻音子)そうそう。強制的に(笑)。
(宇多丸)俺、絶対普通にただ延長して終わりな気がしますけどね(笑)。まあ、それはそれでね。
(パリッコ)それも「1時間延長」とかもできるんで。
(宇多丸)「じゃあ、じゃあ……もう1時間! 1時間だけ!」って(笑)。
(パリッコ)フフフ、泣きの1時間で飲むっていう。
(宇多丸)それで「1時間!」とか言うと、コンバットRECが「やったー!」とか言いますからね。かわいいものですよね。
(日比麻音子)アハハハハハハハハッ! RECさん(笑)。
(宇多丸)ストレートに「やったー!」って言いますからね。
(日比麻音子)でも、そうですよね。「カウントダウンをしてくれるから心の準備ができる」と書いてありますけど。なるほど、そういうこともあるわけですね。
(宇多丸)オンライン飲みってさ、切ると……もういきなりその100から0になっちゃうっていうか。普通だったらお店を出て、途中で三々五々帰って……とか。ちょっと何段階かあるじゃない? で、ちょっとあれだったら帰り、コンビニに寄って。それでついついなんか買っちゃうみたいな。
(日比麻音子)そうそう。自分だけの二次会みたいなのがあるんですよね。
(宇多丸)そういうのがなくて、いきなりバツッと1人になっちゃうみたいな。あれがあるから、そういう意味ではこの軟着陸っていうのもいいのかもね。
(パリッコ)そうですね。その寂しさ、まだあるはあるんですけど、少し薄いっていうのがこの時間制限飲みの利点ですね。
(宇多丸)「たくのむ」っていうね。だからいろいろと、要するにこのご時世に合わせて各社もいろいろ出してるってことね。やっぱりね。
(パリッコ)そうですね。さっきのスペチャなんかもすごい最近始まったサービスみたいですね。
(宇多丸)へー。やってみよう。ちょっと日比さんもだから例のさ、いろんなものを見ながらワイワイやろうっていう。「これ、オンラインでできないかな?」って言っていたけど、行けるんじゃね? スペチャで。
(日比麻音子)なんかね、いろいろと設備が整ってますね。
(宇多丸)やれるんじゃね?
(日比麻音子)今、私はこれ、手元に焼き鳥が届いてるんですけど。パリッコさん?
(パリッコ)ああ、そう。何か一緒に食べるものを……っていうことで。セブンイレブンの焼き鳥が手に入れやすいだろうっていうことで。僕の手元にもあります。
(宇多丸)でもね、パリッコさん。ここのね、この時間の飲み会自体があと3分で終了ですね。
(日比麻音子)マズい! 延長ないですか? 延長!
(宇多丸)じゃあ、我々がその焼き鳥をパクついている間にパリッコさん、お知らせごとなどありますか?
(パリッコ)ごめんなさい。今、パクついてしまいました(笑)。
(宇多丸)あ、パリッコさんが食べちゃったの?!(笑)。
(日比麻音子)ああ、美味しい!
(パリッコ)ええとですね、先ほども名前が出たスズキナオさんと僕が監修役となりまして、スタンド・ブックスという出版社から新しく「のみタイム」っていうお酒の雑誌を出そうということで作っています。で、こういうご時世で、いきなり創刊号が飲み屋の取材に行けないというところにぶち当たってしまったので。開き直って「家飲みを楽しむ100の方法」みたいな感じで。一冊、まるまる家飲み特集の雑誌を作ろうということになっていますね。7月末ぐらいに発売予定なので。あと、その途中経過を毎週、「週刊のみタイム」という動画でYouTubeにアップしていますので。そのへんを、もし興味があれば気にかけていただければと思います。
週刊のみタイム
(宇多丸)へー! のみタイム、これ楽しそうですね。まあ、まさに映画秘宝も復刊した途端に映画館がやっていないとかね。そういうタイミングだけどまさにのみタイムさんもそうだけどさ。こういう時だからこそ、たくましさの見せどころかなって気もしますからね。
(パリッコ)ありがとうございます。
(宇多丸)ということで、焼き鳥も美味しいです。
(日比麻音子)美味しいです!
(宇多丸)今、パリッコさんがしゃべり終わるまでに飲み込めてよかったです(笑)。いや、でも今はちょっと短い時間でしたが、パリッコさんと飲めた感じがしますよ。
(日比麻音子)やったー!
(パリッコ)嬉しかったです。本当は実際にお会いしたかったですけど。これでも嬉しいですね。
(宇多丸)これでもね。でもまた実際に会って飲むという、また別の楽しみがありますからね。そしたらまた、いつかしつこくやりましょう。私がね、「あと1杯! あと1杯!」ってやりますから(笑)。赤坂、結構遅くまでやっているところも……またな、それがいつまでなんだろうな? まあ、とにかくまた……(笑)。
(パリッコ)またいつか、そういう日が来ると思いますんで。
(宇多丸)よろしくお願いします。ここまでのゲストは酒場ライターのパリッコさんでした。ありがとうございました。
(パリッコ)ありがとうございました。
(日比麻音子)ありがとうございました!
(宇多丸)あ、スズキさんにもよろしくお伝えください。
(パリッコ)はい。わかりました(笑)。
<書き起こしおわり>
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