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プチ鹿島 安倍首相「緊急事態」延長会見「敬意や感謝」発言を語る

プチ鹿島 安倍首相「緊急事態」延長会見「敬意や感謝」発言を語る くにまるジャパン極
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プチ鹿島さんが2020年5月8日放送の文化放送『くにまるジャパン極』の中で5月4日に行われた安倍首相による「緊急事態」延長会見についてトーク。安倍首相が語った「敬意や感謝」発言などについて話していました。

(野村邦丸)「ゴールデンウイーク明け」って言いながらも世の中の動きからすると、今度の土日までがゴールデンウィーク的な感じで。明けた5月11日に自粛が果たしてどうなるか?ってことも言われてるんですが。さあ、このゴールデンウィーク期間中、いろんな動きもありました。国会は休会していましたけども。

(プチ鹿島)そうですね。今日の産経新聞の一面なんですが。安倍首相の単独インタビューが載ってるんですね。で、見出しが「緊急事態解除14日にも」ということで。ここを首相は強く仰っているということなんですよね。「14日の段階で解除となれば、どういう基準で解除したかを国民に丁寧に説明したい」ということをまアピールしている。

ただ、皆さんもご存知のように「首相会見」っていうのは今週の4日(月)にあったわけですよね。じゃあそこで何をしゃべったのか? それがどう報じられたか? 翌日の読売と朝日の記者の視点が同じなんですよね。

(野村邦丸)読売と朝日が。はい。

(プチ鹿島)たとえば読売を言いますと「解除の目安、具体化を」という。「どうなれば解除できるのか、具体的な目安を示してほしい」という。これは読売の医療部長という方が書いているわけですよね。

一方で朝日。同じ日に「出口の見える化 客観的指標で」ということで。やっぱり「客観的な指標を示してくださいよ」っていう。だからあの4日の会見、見ていない人もこの読売と朝日の記者の記事を読めば、「あの会見で具体的な指標や数字は出ていなかったんだな」ということがわかるわけですよね。

それで、産経新聞です。僕、「産経師匠」って呼んでいるんですけども。産経新聞も同じ日の社説で今度は「解除に向け全力をあげよ」ということで。「国民に協力を求める一方で政府の説明が十分でなかったのは残念だ」っていう。あの産経師匠も「残念だ」と言っている。だから、あの会見は見ていなくても読売、朝日、産経を読むと「具体的なことを言っていなくて残念だった」ということがわかるんですよね。

「具体的な数字、指標がなくて残念だ」

(野村邦丸)うん。

(プチ鹿島)じゃあ、あの会見で具体的に出た数字ってなんだろう?って思ってこれ、官邸ホームページに会見の書き起こしがあるんですよ。それを改めて読んでみて、会見の動画も改めて見てみたんですけども……印象に残った数字、発言をちょっとピックアップしますね。「5月はその出口に向かって真っすぐに進んでいく1か月です」という風に安倍さんはおっしゃった。まあどうやら「今は5月だ」ということがあの会見ではわかったということですね。まあ、これだけわかっただけでラッキーかなと。

(野村邦丸)フフフ(笑)。

(プチ鹿島)それがわかったというのがあの会見。じゃあ、その他に目立った言葉をピックアップすると……「皆さんへの敬意や感謝、他の人たちへの支え合いの気持ち、そうした思いやりの気持ち、人と人との絆の力があれば、目に見えないウイルスへの恐怖や不安な気持ちに必ずや打ち勝つことができる。私はそう信じています」という。まあ「信じている」ということを仰ったわけですね。まあ、これに対してまた「精神論」とか「ポエム」っていう声もありましたけど、僕が注目したのは「敬意や感謝、そういう気持ちを持とう」っていうことなんです。これ、実は安倍昭恵さんが週刊文春で話題になりましたけど。ドクタードルフィンと自称するお医者さんが主催するツアーで大分の宇佐神宮に参拝をしたんですけども。話題になりましたよね。

(野村邦丸)「外出を自粛しましょう」という風にご主人の安倍総理が言ってるにも関わらず。

(プチ鹿島)で、そのドクタードルフィンという方がコロナウイルスについて、なんて言ってるかというと「不安と恐怖が、ウィルスに対する愛と感謝に変わった途端、ウィルスは、目の前で、ブラックホールから、突然、喜んで、消え去ります」という。「敬意と感謝」というのが出ましたがここでは「愛と感謝」が出るわけですよね。ちょっと昭恵さんチックだなと。影響を受けているのかなと。

で、さらにここだけではなくて、3年前に石井妙子さんという方が文藝春秋に書いたルポがあるんですけども。それは昭恵さんの思想というものを掘り下げたものなんですが。昭恵さんは元々、水の波動研究者、スピリチュアルマスターと自称した江本勝さんという方がおられたんですね。もう亡くなっている方なんですが、その方に非常に大きな影響を受けたというんですね。

で、この江本さんという方は元々昭恵さんだけではなく、むしろ安倍家と関係が深かったというんいうです。付き合いはお父さんの安倍晋太郎さんの代から続いていたという。で、この江本さんがどういうことを仰ってたか。水の波動理論とか。東日本大震災の時、放射能汚染水について「愛と感謝の祈りを日本中から送れば浄化できる」と主張したという。で、昭恵さんはそれにハマって当時からそれをいろいろシェアしてたわけですよ。だからここにも「愛と感謝」というのが出てくるわけですよね。さっきの「不安と恐怖が、ウィルスに対する愛と感謝に変わった途端、ウィルスは、目の前で、ブラックホールから、突然、喜んで、消え去ります」というドクタードルフィンと1本の線でつながるんですよね。

水の波動、ドクタードルフィンと1本の線でつながる

だからもちろん、そうしたスピリチュアルとか精神論もいいんですけど、会見で説明するには具体論、数字も求められるよねっていうことは僕、痛感したんですよね。それで首相会見、最後の言葉。象徴的な言葉がありました。「みんなで前を向いて頑張れば、きっと現在のこの困難も乗り越えることができる」という。「みんなで前を向いて頑張れば」……ただ、それには補償が必要ですよね?っていう。具体論が必要になるはずなんですが、「「みんなで前を向いて頑張れば」っていう締め方をされた。ということで、じゃああの会見ってなんだったのか?っていうことになりますよね。

しかもこれ、「みんなで前を向いて頑張れば」って言うんですが、そうした言葉を国民に投げることによって一部の国民の中でどういうことが起きるか? それはいわゆる「自粛警察」ということですよね。これ、5月5日の東京新聞なんですが、自粛警察について特集していて。「正義の暴走、監視の空気、同調圧力利用する政府」っていう。「むしろ政府はそういうのを利用してるんじゃないか? 自分でははっきり言わないけど、自粛を要請することで国民同士の監視を利用してるんじゃないか?」という、こういう事態にもなるわけです。

じゃあもう1回、あの会見ってそもそも何の目的だったんだろうか?っていうことで記事を洗ってみたんですが、これ5月5日の朝日新聞には政権幹部のコメントが載っていまして。「延長しても解除しても批判される。まず全国一律で延長しつつ、出口に向けた布石を打つことにした」っていう。だからあの会見は「布石」だったわけですよね。「その布石のため、あえて数字の提示を避けた」って言う、こういう記事になっている。

毎日新聞ではある閣僚が期限が5月31日まで延長になった理由について「キリがいいからだろう。理屈はない」って語っているわけですよ。「キリがいいから」っていう。もうこれ、精神論を越えたなにかがあるわけですよね。

そうなると、じゃあ他の各国の首相たちはどうなんだろう?って調べて見ると、先週火曜日の毎日新聞はニュージーランドのことを取り上げていて。ニュージーランドのアーダーン首相は「我々はほとんどの国ができないことを達成した」ということで都市封鎖を緩和したことを報じているわけです。で、都市封鎖の他にも何をやっていたかというと、やっぱり注目するのは発信力。

このアーダーン首相というのはたとえば1ヶ月で記者会見をなんと19回も行なっていた。じゃあ同じ期間に安倍さんは会見場で行った正式な記者会見、何回だったのか? 同じ期間では3回だった。だからこれ、「布石を打つ」っていうぐらいなら3回とかもったいぶるのではなくて、毎日会見をやった方がいいんじゃないかと思うんですけども。やっぱり「情報発信」という面から見るとこういう差も出てくるんだろうなっていう。

だから産経新聞の今日の一面、安倍首相の単独インタビューが載っていたじゃないですか。「緊急事態解除14日にも」っていう。「専門家会議の意見を受けて具体的な数字を表わします」っていう。やっぱりあの会見がちょっと評判が悪かったから、今日また産経新聞の単独インタビューに答えて、こういう風に自分でフォローをしているという読み方もできますよね。それでこれ、最後に注目したいのが毎日新聞に今日、載ったいたんですが。「コロナで評価されたリーダー」「というのを世論調査で聞いているんですね。

「コロナで評価されたリーダー」

そうすると、新型コロナ問題ですごく頑張ってるなっていう風に評価する政治家を聞いてみたところ、1位が大阪府の吉村知事。2位が東京都の小池知事。3位が安倍さん。4位が鈴木北海道知事という中、面白いのは8位に橋下徹さん。元大阪知事というのも上がってるんですよね。これ、政治家でもなんでもない。元政治家ですから。だからこれを見てみると、SNSでの情報発信。もっと言うと言葉の強い人が評価されているという事実も分かるかなと思うんですけどもね。

だから首相、もしくは首相官邸が曖昧な言葉、精神論を振りかざす一方で、吉村さんとか小池さんがグイグイグイグイ強い言葉で強いリーダー像を表わす。それが評価される。なんか極端と極端が今、如実に見える現象かなと思うんですね。橋下徹さんが8位に入ってるっていうのも……だってこれ、福岡市長よりもランクが上なんですよ? 福岡市長もね、すごくいい政策をやっているというので評価されてるんですが、それよりもSNSでの発信で強い言葉を言っている人の方が評価されてるっていうので……これはちょっとまた改めて考えたんですけれどね。

(野村邦丸)朝日新聞の世論調査で僕が面白いなと思ったのは、どの世代の人がどんなメディアをもとにして判断してるかっていうもので。やっぱり若年層と言われる世代で圧倒的に多いのがSNSをはじめとするインターネット。それであとは中高年になってくるとやっぱり既存のテレビ、ラジオ、新聞ってなってますよね。で、若年層の人たちの支持率が高いのは安倍政権。逆にラジオ、テレビ、新聞、雑誌などを情報情勢判断をするためのメディアとして選んでいる人たちが多い層では安倍政権の支持率は不支持率より低いわけですよね。

(プチ鹿島)そうですね。それで言うと面白いのが、かならず新聞の世論調査で「次の首相としてふさわしいのは誰ですか?」っていうのをやるとかならず2位か3位に「いまだに」と言っては失礼ですけども、小泉進次郎さんが入っているわけですよね。もうSNS、ネットではあれだけ……もうそれこそ「ポエムの元祖」みたいなことで。まあ「メッキが剥げた」と言っては失礼ですけども。

まあ、環境大臣になってやっと公式の場に出てきたわけですから。それで公式の場に出てきたら、その途端に「あれ?」っていう風になって、いろいろとネタにもされていますけども。でも、世論調査では相変わらず2位、3位ぐらいに小泉進次郎さんが入っているわけですよね。だからイメージがどれだけ強いか、変わらないかっていうのもここ、いろいろメディアの違いで面白いと思うんですけどもね。

(野村邦丸)でも「次期リーダー」って言っても本当に選択肢が少ないなっていう。これ以上、カードはないのかな?っていう。たとえば、枝野さんなんかかなり低めですよね?

(プチ鹿島)だからさっきの「コロナで評価」っていうのを見ると、7位に河野太郎防衛大臣が入ってるわけですよね。河野太郎さんってやっぱりSNSで感染者数とかを淡々と告知していらっしゃるという、そういうのも評価されたと思うんですけども。ただ一方で、河野太郎さんってよく言われるのは「自分の批判を書いた人はブロックしてる」っていうのもあるわけですよね。だから本当に情報が知りたい人でSNSしか使えない人は河野太郎さんの発信している情報を見れないことになってしまいますよね? でも評価されているっていうので……だからSNSの使い方です。良い、悪いは別にして、その発信力が強い人がこの評価では相対的に上がっているのかな?っていうのがわかりますよね。

(野村邦丸)河野さんはあれですよね。「俺の方が安倍さんよりフォロワー数が低い。みんな、協力して安倍さんを抜こうぜ!」ってやって。それでその後に批判があったんですよね?

(プチ鹿島)だからSNSをたよりにしているっていうのは、ご自身もたぶん意識をしてらっしゃるんですよね。だから面白いのはこれ、読売ですか。「イージス・アショアをめぐって秋田の候補地を断念」っていうのを出したんですけども。

「イージス・アショア、秋田候補地断念」報道

それに対して河野太郎さんは「フェイクニュースだ」って言っているんですけども。「自分はなにも言ってないじゃないか」っていうことで。ただ、今日の新聞は朝日も産経も全部、これを書いているんですよね。だからこれって「フェイクニュース」というよりは「スクープ」なんですよね。だから新聞がいろいろ政府、防衛省の幹部とかから取ってきたものをスクープとして記事を出すじゃないですか。でもそれに対して「本人が認めてないからそれはフェイクニュースだよ」っていう、その潰し方問題っていうのもありますよね。「えっ、これってただのスクープじゃないの?」って僕は思うんですけども。

(野村邦丸)今日はゴールデンウイーク明けということでプチ鹿島さんにお越しいただきましたが。今度はひとつ、目安になるのはちょっと近いですけども。「5月14日に再検討する」という風に安倍さんも言っていますよね。

(プチ鹿島)まあ最近流行りの言葉でいうと「匂わせ」をしてるわけですけどもね。「14日になにかありそうだぞ?」っていう。「それだったら4日の会見の時に詳しく言えばいいのに」と思うんですけども。なんかどうやら14日らしいんですよね。

(野村邦丸)14日、匂わせた結果どうなってるか?っていうことを受けながらまた……ちょっとだんだんだんだん出演の間隔が短くなってきてますけども。

(プチ鹿島)まあ、僕にとっても「緊急事態」ですね、はい。

(野村邦丸)また次回もよろしくお願いします。プチ鹿島さんでした。ありがとうございました。

(プチ鹿島)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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