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町山智浩『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』を語る

町山智浩『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』を語る たまむすび
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(町山智浩)それでね、若い方のトラヴィスっていうのはマリファナを吸っていつもボーッとしているんですけども。で、そのご主人さんのジョー・エキゾチックさんはすごくドラッグに厳しくて。ドラッグに関して、こういう決まりを作っているんですよ。「シャブをやる日、ハッパをやる日、酒を飲む日はきっちりと決めなさい」っていう。

(山里亮太)やる前提!?

(町山智浩)とても厳しい家庭ですね。

(赤江珠緒)なんの厳しさよ(笑)。

(山里亮太)「やらせない、やらない」じゃないんですね? 日にちを決めてやるんだ(笑)。

(町山智浩)厳しいんですよ。「今日はシャブの日だからマリファナはダメよ」とかって言うんですよ。もう危険はそれぞれですから(笑)。それでね、そのジョンさんがやっている仕事っていうのは虎を交配させて、その虎の子をいろんなところに売ってるんですけど。アメリカ国内で。虎ってね、全世界に野生の虎の個体数が4000頭ぐらいらしいんですよ。

(赤江珠緒)ああ、もうね、絶滅って言われてますもんね。

(町山智浩)アメリカ国内で飼われてる虎の数は5000を超えるらしいんですよ。

(赤江珠緒)ええっ、そんなにいるの?

ジョー・エキゾチックのクライアントたち

(町山智浩)ねえ(笑)。「ええっ? マジ?」っていう感じなんですけども。で、その虎を買う、そのクライアント。買い手って何者とか思うじゃないですか。それも、出てくるんですよ。キューバ系の人でマリオさんっていう人なんですけど。この人はね、仕事がコカイン屋さんですね。

(赤江珠緒)フフフ、そんな職業、はじめて聞きますが。はい。

(町山智浩)コカイン屋さんですね。で、このこの人はね、ずっと刑務所に入っていたんですけども。その自分のコカイン組織に潜入した連邦捜査官……だから要するに潜り込んでいた連邦捜査官。

(赤江珠緒)おとり捜査だ。

(町山智浩)そう。それを部下に殺させて、その体を切り刻んで焼却したんで有罪になってた人なんですね。

(赤江珠緒)めちゃくちゃ凶悪じゃん!

(町山智浩)めちゃくちゃ凶悪なんですけど、ものすごい動物をかわいがるんですよ。

(山里亮太)いやいや、それで帳消しにはならないですよ!

(町山智浩)もうね、虎の赤ちゃんとかを抱きしめて「うんうんうんうん!」って頬ずりしながらやるんですよ。そのマリオさんが。するとね、もう本当にとろけそうな顔になるの。優しい人ですね!

(赤江珠緒)いやいやいや!(笑)。

(町山智浩)ねえ。ちょっと人を殺しちゃうところだけが問題なんですけどね。

(山里亮太)だいぶ問題ですよ! 町山さん、これ、ドキュメンタリーですよね?

(町山智浩)ドキュメンタリーですよ、これ(笑)。

(山里亮太)なんかの映画の話を聞いているみたいな……。

(町山智浩)ドキュメンタリーです。でもね、これがすごく変なのはね、虎って絶滅危惧種なんですよ。でも、売っているんですよ。「どうして売っているんだろう?」って思うんですけども。すごく変ですよね。で、たぶん「自分で産ませているからいいんだ」っていうことみたいなんですけどね。「インドの山奥から取ってきたわけじゃないんだ」っていうことみたいなんですよ。ただ、やっぱり自分たちが捕まるんじゃないか?っていう気持ちも彼らは持っているんですよ。FBIとかが入ってきて逮捕をされるんじゃないか?っていう。で、彼ら自身が「絶滅危惧種を増やしてやっているんだから、俺たちはいいことをしているんだ!」って言ってるんですけど。「もしFBIが来たら、俺たちは最後の1人になるまで徹底的に戦うぜ!」って言って完全武装しているんですよ。

(赤江珠緒)人に厳しい(笑)。

(町山智浩)マシンガンとかだけじゃなくて、爆薬とかも持っているんですよ(笑)。

(赤江珠緒)なんでよ!(笑)。

(山里亮太)すげえやべえ集団だ(笑)。

完全武装で自衛

(町山智浩)すごいんですよ。で、自分の仲間たちと自分の名前を弾に刻んで、それを交換していて。「最後に弾がなくなったら、この弾で互いを撃ち合って死のうぜ!」っていう誓いを立ててる、何て言うか、まあ非常に素晴らしい人たちですね!

(赤江珠緒)いやいや(笑)。

(山里亮太)あの、動物の優しさに触れた男の話ですよね、これね?

(町山智浩)触れた男たちですよ。動物の優しさに。でも、別に俺、「人に優しい」とは言ってませんからね。

(赤江珠緒)そうか(笑)。

(町山智浩)というような人たちなんですよ。そういう愉快な仲間の話なんですけども。このジョー・エキゾチックさんが逮捕された原因になった、その彼が殺そうとした人というのは誰かと言うと、キャロル・バスキンという58歳の女性なんですよ。で、動物愛護団体の大物なんです。この人がやってるYouTubeっていうのは毎回100万再生を超えるという、もうすごいカリスマなんですね。動物愛護界の。で、「ビックキャット・レスキュー(Big Cat Rescue)」というその猫類を助ける動物愛護団体を主宰してるんですけども。で、この人自身もその助けた動物たちを住まわせる巨大な動物園を持ってるんですよ。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)それで彼女を信奉する動物愛護ボランティアの軍団みたいなものがいて。彼らが無償で彼女の活動を助けてるんですね。で、ジョーさん。ジョー・エキゾチックは敵なんですよ。「虎を売っている」っていうことで。それで、彼は檻の中に入れているんですよね。それで、キャロル・バスキンさんは「動物を檻の中に入れること自体がもう虐待なんだ」っていう風に怒っているんですね。徹底的に妨害してるんですよ。

それで彼らが何かをやろやろうとすると、たとえばそのジョーさんが虎でイベントしようとすると、そこに行って「こいつはひどい動物虐待のやつよ!」って言ったり、彼の動物園に行っていろんなアナウンスをしたり。それで警察とかいろんなものに働きかけて。あと、一番この女性が働きかけてるのは政府なですね。政治家に働きかけて、アメリカ国内で虎とかライオンを販売したり個人的に飼ったりするのを禁止する法律を作ろうとしてるんですよ。それをやられたら完全にジョー・エキゾチックは終わっちゃうわけですよ。タイガーキングは終わっちゃうんですよ。

だからこのキャロル・バスキンが宿敵なんですね。あまりにも嫌いだからインターネット番組をジョー・エキゾチックは始めて。その中でこのキャロルさんを徹底的に攻撃するんですよ。で、どういう風に攻撃するかというと、マネキンにキャロルさんの名前を書いたり、マネキンの顔のところにキャロルさんの顔写真を貼って、その口にディルドを突っ込んだり。体の中にダイナマイトを突っ込んで、それをライフルで撃って爆破したりとか、そういうことをやってるんですけど。

(赤江珠緒)フフフ、本当に……ええっ?

宿敵キャロル・バスキンの謎

(町山智浩)はい。すごいことをやっているんですが。ただ、これがすごかったのはそのキャロルさんを攻撃してたタイガーキングが、あるものを発見するんですよ。それは、キャロルさんが何でこんなにお金持ちになってこんな動物愛護団体をやっているのか?っていう証拠を見つけていくんですよ。それは彼女の前の旦那が行方不明になっていて。その前の旦那が大富豪だったんで、その遺産を相続したってことが分かってくるんですよ。で、その旦那は死体も出ていないんですよ。

(赤江珠緒)ええっ?

(町山智浩)で、そのタイガーキングは「あのキャロルという動物愛護運動家は億万長者だった夫を遺産目当てで殺して。ミンチにしてライオンに食わせて財産を奪ったんだ!」って言っているんですよ。

(赤江珠緒)もう虎の周りに集まる人が不穏すぎる! ええっ?

(町山智浩)もうすごい内容ですよ。延々とそういうのがずっと続くんですよ。すごい内容なんですよ、これ(笑)。それで、政治に参加しないと虎を所有する権利を奪われてしまうということで、彼自身、ジョーさん。タイガーキングがオクラホマの州知事に立候補したりするんですよね。すごいことになってきますよ、これ。で、そうしている間にその彼がやってたインターネット番組があるんですけども。まあ選挙資金がなくて、お金がなくなっちゃって。そのインターネット番組をやめることになっちゃうんですね。給料を払えなくなっちゃって。そしたら今度はその番組を作っていたプロデューサーが頭に来て、放火をしちゃうんんですよ。

(赤江珠緒)ええっ? 犯罪が頻発してるんですけども……(笑)。

(町山智浩)そう。放火して、ワニが8頭死んだりしてるんですよ。ワニ、丸焼けになっていましたよ(笑)。あとね、まあゲイの夫が2人、いたじゃないですか。ジョンさんっていうちんこのところに「これはジョーのもの」って書いていた人はこの動物園のマネージャーとできちゃって。その彼女をはらましちゃって追い出されたりね。

(赤江珠緒)ええっ?

(町山智浩)それでインタビューされて。「ゲイだったんじゃないですか?」「いや、俺は別にゲイじゃないんだけど。なんかいつの間にかゲイっていうことになっていた」みたいな話になっているんですよ(笑)。

(赤江珠緒)はー! ええーっ?

(町山智浩)すごい事になっていますよ、これ。

(山里亮太)すごいことが起きすぎて、当たり前みたいにあの単語がバンバン出てくる(笑)。

(町山智浩)これでまだ半分ぐらいですから。話の内容は。

(赤江珠緒)半分!?

(町山智浩)あと、もうとんでもないことが次から次へと起こって。これには人が死ぬ瞬間も映っていますから。

(赤江珠緒)ええーっ!?

(町山智浩)まあ、それは誰が死ぬかは言えないんですけども。「ええっ?」っていう感じで目の前で人が死にますよ。

(山里亮太)Netflixのドキュメンタリーって結構えげつないところまで見せてくれますもんね?

(町山智浩)そうなんですよ。まあテレビじゃないからね、なんでも見せられるんで。これね、とんでもない話で。今ね、このジョーさんというタイガーキングは刑務所に入っているんですけども。コロナにかかっちゃったそうですよ。今、コロナウイルスと闘病中ということですね。はい。

刑務所でコロナウイルスに罹患

(山里亮太)なんでこんなにカメラが回ってるんですか?

(町山智浩)これね、やっぱりずっと動物団体の人が別にいて。その人がずっとこの人を記録しようとして付き合ってたらしいんですよ。

(山里亮太)はー、なるほど!

(町山智浩)で、こんなことになっていくとは全然予測してなかったんですけども。その人は亀の愛護家です。

(赤江珠緒)フフフ、それはちょっと笑うところじゃないんだけども。ええっ?

(町山智浩)もうなにがなんだか全然わからないんですけどもね。

(赤江珠緒)これが『タイガーキング』。現在、Netflixで配信中でアメリカで大人気っていうか話題になっているという。それはもう、話題にはなりますよね。ええっ?

(山里亮太)見たい!

(町山智浩)頭がおかしくなってきましたけどね。

(赤江珠緒)みんな、家の中でとんでもないものを見ているという状況ですね。わかりました。町山さん、ありがとうございました(笑)。

(町山智浩)はい。どうもでした(笑)。

<書き起こしおわり>

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