藤井健太郎と佐久間宣行 編集を語る

藤井健太郎と佐久間宣行 編集を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

藤井健太郎さんが2020年3月25日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間宣行さんと番組の映像素材の編集について話していました。

(佐久間宣行)それで、これは結構まちまちかもしれないけども。『水曜日のダウンタウン』の企画とか『有吉弘行のドッ喜利王』とかっていうのはどのタイミングでどういう企画の思いつき方をするの?

(藤井健太郎)なんですかね? 『有吉弘行のドッ喜利王』とかは完全に1人で思いついた感じですね。

(佐久間宣行)『後夜祭』は?

企画を思いつくタイミング

(藤井健太郎)『後夜祭』もでも……誰かと話していたかな? でも『後夜祭』、そんなに目新しいってわけでもないと言うか。まああれを利用してこんな感じだったら面白そうだな、みたいな。

(佐久間宣行)生放送……『後夜祭』って企画としてはたしかにそんなにめちゃくちゃフレッシュなわけじゃないけど、中のクイズがすごくちゃんとしてるけどフレッシュじゃない?

(藤井健太郎)ああ、まあそうですね。クイズは結構大変大変ですね。毎回。

(佐久間宣行)あれはどういう……藤井くんから「こういうクイズをやりたい」っていうアイデアを出して作家たちに投げてもらうのか、同時にもんでいくのか?

(藤井健太郎)でも、同時ですかね。作家さんとかからバーッともらって、詰めながら。そこでちょっと変化していったり。でも最後の方は結構僕が1人で何個か作って……とかかな? まあでも、全然作家さんの力もたくさん借りながらですけど。

(佐久間宣行)藤井くん、あれだよね。俺、やっぱり頭おかしいなと思うのは、いまだに『水曜日のダウンタウン』、全部一本化してるんでしょう?

(藤井健太郎)全部編集していますね。

ほぼ全ての回で自ら一本化の編集をする

(佐久間宣行)全部の回を一本化しているんだよ? 「一本化」っていうのはいろんなディレクターがサブ出しっていう、流す説のVTRをプレビューして、それを流す。そのリアクションを撮る。それを尺に収めてCMを割って。まあスタジオの面白いところとか面白くないところを最終的に残す最終決定権を、全部の回でやってるのよ? そんなの、いないからね(笑)。

(藤井健太郎)自分が「演出」っていう肩書きの付いた番組は最後までオフライン、自分でやらなかったのは1回しかないんですよ。

(佐久間宣行)うーん、それはね、異常だって。すごいすごい。

(藤井健太郎)まあ珍しいと思いますね。

(佐久間宣行)珍しい。普通は分担する。一本化ディレクターっていう、担当外ディレクターっていのがいて。もちろん、編集チェックはするけど、自分で編集機を触って尺に収めるのを全部の回でやるのは俺、藤井くんしか知らないけどな。

(藤井健太郎)もちろんその、1からやらないことも多いですけど。一回戦やってもらったのをもらうとかは全然あるし。むしろ最近はそんなにガツガツ自分でやってるわけじゃないですけど、最終の尺出しは自分でかならずやっていて。昔、深夜の時とかはCMのフレームまで合わせてたんですよ。

(佐久間宣行)ええっ?

(藤井健太郎)それはたぶん、あんまりやってる人、いないですよね。

(佐久間宣行)フレームまで合わせたの?

(藤井健太郎)CM入りのフレームまで全部自分でやっていて(笑)。

(佐久間宣行)フフフ(笑)。「フレーム」っていうのは、なんて言えばいいんだろう? 30フレームで1秒なんだけど。そこの細いフレーム合わせまで自分1人でやってたっていう……これはね、異常ですよ(笑)。皆さん、今異常な人の話を聞いています(笑)。

(藤井健太郎)フフフ、そうですね。業界の人はわかってくれるかな?っていう。

(佐久間宣行)業界の人はわかってくれると思うけど、おののいているし。あと、ナレーションの「てにおは」も全部1人で直すんですよ。この人は。

(藤井健太郎)うん。

(佐久間宣行)だからね、たまたまテレビで才能があったサイコパスだから。フハハハハハハハハッ!

(藤井健太郎)フハハハハハハハハッ!

<書き起こしおわり>

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