岩田和明と宇多丸 映画秘宝復刊を語る

岩田和明と宇多丸 映画秘宝復刊を語る アフター6ジャンクション

(岩田和明)そうですね。まあ、派手に散ったんで派手に復活したいなと思って。動画で復活したいなとは思っていたんですが。まあ、あとは自然な流れで入江悠監督とのんさんと塚本晋也監督という、非常に映画秘宝に縁のある方々にお声がけしたら賛同してくださったので。まあ、無事完成することができたということですね。まあ、入江悠版『マッドマックス/怒りのデス・ロード』かなっていう(笑)。

(宇多丸)ええっ? そんな映像でしたっけ?(笑)。

(岩田和明)行って帰ってくるっていう(笑)。

(宇多丸)岩田さん、そんなこと言ったら行って帰ってくる構造の話、いっぱいあったよ!

(岩田和明)フフフ(笑)。それと、あとはやっぱりずっと休刊号に書いてあったのは「バカヤロウ、まだ始まっちゃいねえよ」って。

(宇多丸)ああっ! 『キッズ・リターン』!

(岩田和明)そうです。

(宇多丸)ああ、チャリンコはそういうことか!

『マッドマックス/怒りのデス・ロード』×『キッズ・リターン』

(岩田和明)モチーフの原点は『キッズ・リターン』で。それをモチーフにしようと思った時にのんさんがチャリンコで爆走しているという画が思い浮かんだんです。それを話して、入江悠監督と内容をもんでいったらこういう内容になったという流れですね。なので『マッドマックス/怒りのデス・ロード(Fury Road)』metts『キッズ・リターン』feat.『タマフル THE MOVIE』ですね。

(宇多丸)ああ、たしかに。入江悠監督に監督していただきましたね。フィーチャリングって(笑)。あの本屋さんはちなみにどこなんですか?

(岩田和明)西荻窪の「旅の本屋のまど」さんという。本当に小さな街の本屋さんで。

(宇多丸)なるほど。

(岩田和明)で、入江悠監督とコンセプトを話した時に「小さな街の本屋さんを応援したい」っていうコンセプトが浮かびがってきて。僕ら、紙媒体ですから。じゃあ、その二大コンセプトで行こうっていうことで。「映画秘宝復活おめでとう」と「街の本屋さんを応援する」っていうコンセプトで生まれたのがあの動画ですね。

「街の本屋さんを応援する」

(宇多丸)だからこの番組でも街の本屋さんを応援するカルチャーの逆襲なんていうのもやっていますけども。まさにいろんな動き、こんなご時世だからこそ……っていうところも心意気としてシンクロするところを僭越ながら感じて。

(岩田和明)もう本当に不安が蔓延している暗い世の中なので、映画秘宝を未来への新たな希望を託して復活するということで。

(宇多丸)いや、本当にめでたいことですね。そんな中、エア秘宝は今月は予定通りやらせていただいて。

(岩田和明)まあ、休刊号になってしまいますけどね。エア秘宝が(笑)。

(日比麻音子)フフフ、エア秘宝の方がね。たしかに(笑)。

(宇多丸)今日も企画の方、よろしくお願いします。映画秘宝編集長の岩田和明さんに一足早く出ていただきました!

<書き起こしおわり>

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