岩田和明と宇多丸 映画秘宝復刊を語る

岩田和明と宇多丸 映画秘宝復刊を語る アフター6ジャンクション

映画秘宝編集長の岩田和明さんが2020年3月25日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと映画秘宝の双葉社での復刊や復刊記念動画『HIHO RETURNS』について話していました。

(宇多丸)で、ですね、ちょっと暗いニュースが続きます。新型コロナウィルス感染拡大の中、なんとアメリカのボックスオフィスランキングが発表されないという異例の事態。ボックスオフィスランキング、興行収入成績のことを知るのが一番の趣味である蓑和田くんは非常にがっかりしていたりするんですけども。もう映画会社がデータを出さない。「出してもしょうがないでしょう」っていうね。

「ヒットしなかった」みたいなことになっちゃうから。そういう映画界にも暗いニュースがある中、ひとつ明るいニュースがございます。ということで、まずは先に……この後に入っていただく予定でしたが、先に入っていただいて。ちょっと某……もう改めて言っていいですか? 映画秘宝編集長の岩田和明さんです! いらっしゃいませ!

(岩田和明)どうもこんばんは。よろしくお願いします。

(日比麻音子)よっ、編集長!

(宇多丸)なぜ先にお呼びしたのかといいますと、本日正午。1月21日発売、2020年3月号から休刊になっていた雑誌・映画秘宝がなんと! 4月21日発売の2020年6月号から復刊することが発表されました!(拍手)。

(岩田和明)ありがとうございます! ありがとうございます!

(宇多丸)おめでとうございます、本当に!

(岩田和明)ありがとうございます。

(宇多丸)発行元はどちらになったんですか?

(岩田和明)双葉社さんでお世話になることになりました。

(宇多丸)偉い! もう前から双葉社はやるぞ、やるぞと思っていたけど、やっぱり……やる時にはやる会社だったな!

(日比麻音子)ついについに。やっぱりな!

(岩田和明)皆さまのおかげで無事に今日、こうして復活の告知をすることができました。本当にありがとうございます。

(宇多丸)でも本当に我々にとって、もちろん映画秘宝の休刊というのは非常にショッキングな出来事でしたし。多くの映画ファンが本当にすごく心を痛めていて。「なんとかならないものか?」って思っていて。この番組でもね、架空の映画雑誌、エア秘宝というものの編集会議をお送りさせていただきましたけども。思いの外、割と早く決着が……。

(岩田和明)あの、電通案件ではありません。これははっきりと言っておきます。これは、ファクトです(笑)。

(宇多丸)ファクト(笑)。

(岩田和明)ファクトとして。だいたい100日前後ぐらいで生き返ったんですけども。で、今日、宇多丸さんの番組に呼んでいただいて告知できるのも本当に偶然で。

(宇多丸)このタイミングはね。

(岩田和明)本当にぴったりのタイミングで今日、こうして宇多丸さんに復活のご報告をさせていただけるというのは僕としても本当に嬉しかったです。

(宇多丸)いやー、心からです。本当に。しかも今回の復活を記念してというべきか。復活映像みたいなものも出ていましたよね? なんと、我らが入江悠監督作品。しかも主演はのんさん。もう今や、ミズ映画秘宝といいますか。

(岩田和明)そうですね。映画秘宝のミューズ的存在ですね。

(宇多丸)のんさん。そしてさらに出演で塚本晋也監督が出ている。だから入江悠さんと塚本晋也さんの邂逅という部分でもグッと来ますし。

(岩田和明)3人がはじめましてだったんですよ。現場ではじめましてっていう。

のん×塚本晋也×入江悠

(宇多丸)ああ、そうだったんですか。へー! しかも、声高にというよりは、やっぱり一映画ファンの映画秘宝を毎月出るのを楽しみにしている気持ちみたいなものをすごく、さらりと上品に描いていて。復活映像としてめっちゃ……「ああ、品がいいわ!」って思って。すげえかっこよかったっす!

(岩田和明)ああ、本当ですか? ありがとうございます! 入江悠監督も今、聞いていると思います。非常に喜んでいると思います。どうでしたか、日比さんは?

(日比麻音子)私、まだ見られていないんですよ。

(岩田和明)ああ、そうですか。ではこの後にぜひ、ご覧ください。

(日比麻音子)はい。楽しみです。

『映画秘宝』復活動画『HIHO RETURNS』

(宇多丸)でもすごく、たとえば『桐島、部活やめるってよ』で神木隆之介さんたち映画部の面々が「今月の秘宝、読んだ?」「今月号、なかなかがんばっているよ」みたいな。でも、なんかそういう映画ファン目線の気持ちに寄り添っているという感じというのが今回の復活映像ではすごく出ていて。

(岩田和明)ああ、本当ですか?

(宇多丸)すごく嬉しい感じが出ていました。

(岩田和明)それが伝わったなら本望です。


(宇多丸)『HIHO RETURNS』というタイトルでYouTubeで公開になっていますので。これ、わざわざこういう映像の形での発表をしようと思ったのはなぜですか?

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