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町山智浩と宇多丸『トップガン:マーヴェリック』を予想する

町山智浩と宇多丸『トップガン:マーヴェリック』を予想する アフター6ジャンクション
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町山智浩さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと2020年に公開される映画をトーク。『トップガン:マーヴェリック』について話していました。

(宇多丸)2020年1月1日元日、水曜日。時刻は8時になりました。ここから特集コーナー、ビヨンド・ザ・カルチャー。ということでさっそくですがメールをご紹介。

(日比麻音子)はい。ご紹介します。(メールを読む)「さて、私が今年楽しみなのは『トップガン:マーヴェリック』です。前作から30年以上の月日が経ち、そもそも期間を隔てた続編に散々がっかりさせられてきた先例を振り返ってみても、不安はありますが、近年のジャッキー化しかり、俳優としても格段の成長と変化を見せてくれたトム・クルーズが新たな興奮を届けてくれるのではないでしょうか。

ところで『トップガン』には大事な三要素があると思います。それは1、実写の戦闘機。2、バイクのかっこいいシーン。3、サウンドトラックなのですが1と2は取りあえず予告でも熱いものが期待できるものの、実は3のサントラこそ先例を凌駕できるのか? そもそもどんなものだったら自身も満足できるのかわからず、実に難しい点です」。ということで7月10日公開の『トップガン:マーヴェリック』が注目だということでした。

(宇多丸)ということで、さっそくなんですが町山さん、この『トップガン』続編。

(町山智浩)いや、俺、トム・クルーズって誕生日が1日違いなんですよ。歳も同じで。だから、トム・クルーズがちょっと俺になりそこなったんだなと思ってね(笑)。意味は全然わからないけど(笑)。

(宇多丸)フハハハハハハハハッ!

(町山智浩)まあ、「トモ・クルーズ」と呼んでいるんだけども。1人で(笑)。

(宇多丸)フフフ、最近ね、ジャッキー化というか体張り化がさ、もう行くところまで行っちゃって。今回も戦闘機に乗ってますよね?

(町山智浩)戦闘機に乗っているけど、自分で操縦はしていないんだけども。練習機っていう複座のやつとかでやってるんですけど。ただ、戦闘機じゃないやつ、ジェット機のライセンスは取ったとか言ってるんだよね。

(宇多丸)なんか共演の若手のマイルズ・テラーが「トム・クルーズが自分で乗っているから、俺らがやらないわけにいかず、非常に迷惑している」っていう(笑)。

(町山智浩)それはよくあるパターンで。ジャッキー映画とかトム・クルーズ映画で非常に周りが迷惑をするという。

(日比麻音子)フフフ、知らず知らずのプレッシャーが(笑)。

(宇多丸)『トップガン』続編っていう話はずっとね、トニー・スコットが自分でやるとかってずっとあったけど。でもトニー・スコットは亡くなっちゃって。ずっといろいろ紆余曲折がありましたけど。今回はジョセフ・コシンスキー。『オブリビオン』とかの人ですけども。どうなりそうですかね?

(町山智浩)『狂った野獣』のような映画だろうなと思いますけどね。渡瀬恒彦さんがバスアクションを全部自分でやったんで。それでしょうがなくて川谷拓三さんとかも「俺たちもやらないわけにはいかない」ということでバスに一緒に乗って、そのままバスでクラッシュしたんだけども映ってないっていうね(笑)。全然意味のない命のかけ方をしていたっていう(笑)。

『狂った野獣』のような映画だと思う

(宇多丸)スタントにやらせても同じことだったという(笑)。

(町山智浩)そういうのに近いんだろうなって。周りが迷惑してるんだろうなって思いますね。

(宇多丸)でも『狂った野獣』……町山さんのベスト映画、オールタイム・フェイバリットなわけだから。しかも町山さんと、当時ですけども蓮實重彦さんが同時にベストに挙げてるというね。そういう映画なわけだから。

(町山智浩)フフフ、あんなの見てる人、当時ほとんどいなかったからね(笑)。杉作J太郎と俺と……とかね、数えると少ししかいないっていう(笑)。

(宇多丸)そこのシンクロがすごいあたりですよね。というで、さっそくですがこの『トップガン』の続編の話なんかいただきました。こんな感じで2020年の映画について、まあお屠蘇気分でね。だってほら、まだ見れてないからさ。

『トップガン:マーヴェリック』特報

(町山智浩)あ、そうだ、ビールがあるんだ。ビールを飲もう!

(日比麻音子)飲みましょう! よろしくお願いしまーす!

(町山智浩)親戚の嫌な酔っぱらいのオヤジだよ!

(日比麻音子)やったー! やったやったー!

(宇多丸)「あの人、面白いんだけども、ちょっと……」って(笑)。でも、非常に嬉しく思っております。こんな正月、最高です。ということで行きますよ。映画駄話シリーズ、「2020年、俺たちの楽しみな映画はこれだ」特集!

(日比麻音子)ということでさっそく改めてゲストをご紹介します。お正月からめでたい方にお越しいただきました。

(町山智浩)「めでたい方」(笑)。いろいろと語弊がありますね(笑)。

(日比麻音子)「親戚のおじさん」とでも言いましょうか。TBSラジオ『たまむすび』火曜日でもおなじみ、映画評論家の町山智浩さんです。よろしくお願いします。

(宇多丸)あけましておめでとうございます!

(町山智浩)あけましておめでとうございます。

(宇多丸)今年もよろしくお願いします。町山さん、日本にいらして。年末年始はどのように過ごされていたんですか?

(町山智浩)TBSラジオに出てました。昨日も(笑)。

(宇多丸)昨日は何に出ていたんですか?

(町山智浩)『たまむすび』のレギュラーでしたね。もう全然、生でやる必要のない内容でしたけどね(笑)。山ちゃん、そのまま紅白にすっとんで行きましたよ。すごいですよ。もう飛び出しで。すごい稼いでますよ、ねえ(笑)。

(宇多丸)そりゃそうだよね! だから「美女と野獣婚」なんて言っていたけど、そんな……そんな話じゃないよねっていう。

(町山智浩)ものすごいモチベーションが上がっていると思うよ。素晴らしいと思いますけどね。

(宇多丸)そりゃそうですよね。まあ、それでせっかく日本にいらっしゃるなら……ということで我々の正月にやいのやいのやるっていう時に「ああ、町山さんがいるなら来てもらおうか?」みたいな。ライトなノリで。

(町山智浩)俺も「なんで年末年始、こんな仕事しなきゃいけないんだ?」って思ってさっき、お手洗いに行ったら清掃の人がちゃんと来て働いてるんですよ。で、俺なんてね、こんな「なんで正月に働かなきゃいけないんだよ?」なんて言ってちゃいけないなって思って反省して。それでビール飲んでますけどね(笑)。

(宇多丸)フフフ、まあでも、そんな気分でこれから2020年、公開される作品の話をやんわりしていくんで。まあ、見れてないからさ。町山さんだって『トップガン』、見てないんだから。それはね、ふんわりしたことしか言えないから。まあ、いいんですよ。そうやってワクワクするのは。ただ、ちょっと町山さんがお越しいただいたので触れなきゃいけないのは、やっぱり衝撃が走った雑誌『映画秘宝』の休刊という。昨年末に突然のニュースが……。

(町山智浩)もう大ショックですよ。『ススムちゃん大ショック』。

(宇多丸)永井豪さんの。

映画秘宝、突然の休刊発表

(町山智浩)25年やってきたんですよ。25年ですよ? 『ど根性ガエル』の先生が「教師生活25年……」って言うぐらい、すごい人生の中で重要なね……。

(宇多丸)ピンとこないたとえ、ありがとうございます(笑)。でも、全然好調で進んでいたのに……というあたりで。

(町山智浩)一番売れてた映画雑誌ですから。映画雑誌、どれだけ売れないんだ?って思いますけどね。

(宇多丸)でも、僕らにとっての本当にすごく精神的支柱でもありますし、勉強もさせていただいてますし。高橋ヨシキさんもね、出ていただいた時になかなか、その「晴天の霹靂で……」というようなことをおっしゃってましたけど。で、ちょっとこれね、秘宝に関しては改めてこの番組でもその件について、事態がもうちょっと出口の方が見えてきたあたりでお話をうかがおうかと思ってますので。

今日はまあ、正月ですのでね、カラリと行ってみたいと思います。2020年の映画予測でございます。ただ昨年、2019年は『エンドゲーム』があってMCUがひとくくりで。『スター・ウォーズ』が一応の店じまい。ということで、なかなかのビッグなあれがあったじゃないですか。

(町山智浩)『ジョーカー』があの内容で全世界で大当たり。もうどれだけみんな、鬱憤が溜まっているんだ?っていう。

町山智浩『ジョーカー』を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で『バットマン』シリーズの最悪の敵、ジョーカーの誕生を描いた映画『ジョーカー』を紹介していました。

(宇多丸)そういう傾向で言うと、社会格差の問題を扱った映画が本当に同時多発的に生まれましたよね。

全世界で同時多発的に社会格差の問題を扱う映画が公開される

(町山智浩)まあ『パラサイト 半地下の家族』がそうですね。それから『天気の子』もそうですよね。

町山智浩『パラサイト 半地下の家族』を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』を紹介していました。
町山智浩『天気の子』を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で新海誠監督の映画『天気の子』について話していました。

(宇多丸)はい、そうですね。あれも貧困が描かれていました。

(町山智浩)『天気の子』と『ジョーカー』がまた似ている話でね。銃を拾うんですよ。

(宇多丸)ああ、なるほど。まあ『ジョーカー』はもらうけども。うんうん。

(町山智浩)だからすごく似ている。『天気の子』にも半地下が出てくるんですよ。

(宇多丸)ああ、出てきますね。あの事務所。たしかに、なるほど。

(町山智浩)だからあれ、全部似ているの。でもね、同時多発で。「互いに連絡をしあったわけじゃないよ」ってポン・ジュノ監督に聞いたら言ってましたね。「なんで似てるんですか?」「いや、俺たち別につるんでないから」って言われましたけどもね。

(宇多丸)世界会議をやって決めたわけじゃないという(笑)。『アス』とかもそうでしたしね。

(町山智浩)そうですね。『アス』が本当によく似てて。彼もびっくりしたって言っていたね。やっぱりその貧困家庭が富裕層の家庭を乗っ取るっていう話でね。だからこれはすごい今の時代そのものなんでしょうね。「ツァイトガイスト(時代精神)」って言ってましたね。

(宇多丸)鬱憤と危機感というか。それが一致してるのかなという感じですね。ということで、2019年もいろいろありましたが、今夜はまあここから先の映画。昔はね、本当に映画雑誌を開いてさ。「ああ、こんなのやるんだ!」とか。あとは「何、この映画?」みたいなことを言ってウヒャウヒャやってましたからね。

(町山智浩)昔は『ロードショー』っていう雑誌があって、そこに毎年、これから公開される映画リストっていうのがついていたんですよ。

(宇多丸)そうそう。そういうのを見てね。

(町山智浩)それがすごくて。各映画会社のラインナップをズラーッと並べていて。で、みんなワクワクして。その時に『地獄の黙示録』が載っていて。「『地獄の黙示録』、ベトナムでスティーブ・マックイーンが大アクション」っていう風に書いてあって。「うおおっ!」って思っていたら。

(宇多丸)「あのコッポラがベトナムでスティーブ・マックイーン主演で大アクション!」って。そんな映画では全くない!(笑)。

(町山智浩)全くないっていう(笑)。そう。なくなっちゃったんだけど、そういうワクワクすることがいっぱいあったんですよね。

(宇多丸)それこそ、前のコーナーで先ほどやった『ヤング・フランケンシュタイン』のチラシに上に「あのアメリカン・グラフィティ』のジョージ・ルーカスが『惑星大戦争』、現在制作中!」っていうね。

(町山智浩)そう。『スター・ウォーズ』は『惑星大戦争』ってタイトルで呼ばれていたんですよね。

(宇多丸)アメリカで公開されて大ヒットしていた時も俺、POPEYEの記事かなんかで「『惑星大戦争』という映画が今、大ヒットしていて、日本でも来年やる」みたいなのがあって。結構『惑星大戦争』の時期があって。タイトルを結局東宝が先に使っちゃったっていうのもあって。でも『惑星大戦争』っていうタイトルだったらやっぱりこの21世紀まではね……。

(町山智浩)あ、でもこの間、中国、深センに行ってきた時に『スター・ウォーズ』を見たんですよ。もうすっごい盛り上がった!

(宇多丸)ああ、そうですか? 『スカイウォーカーの夜明け』を。中国のオーディエンスは盛り上がっていた?

(町山智浩)盛り上がっていたっていうか、俺が1人で盛り上がったんですけども。まず『STAR WARS』ってドジャーン!って出るじゃないですか。それが「星球大戦」って出るんですよ。

(宇多丸)ああ、タイトルが!

(町山智浩)字幕でもう「星球大戦」って。「スター・ウォーズ」よりも全然かっこいいじゃん? で、「天行者崛起」って出るの。「天行者」が「スカイウォーカー」。それで「崛起」は昔の言葉らしくて、「一度屈したものがまた立ち上がる」っていう意味で。もうめちゃくちゃ盛り上がりましたよ!(笑)。

『星球大战 天行者崛起』

(宇多丸)ああ、なるほどね(笑)。

(町山智浩)やっぱり三国志の国だから。中国語が似合うんだ。ああいう戦記物みたいのには。

(宇多丸)ああ、なるほどね。そうかそうか(笑)。超特殊な『スカイウォーカーの夜明け』体験っていう(笑)。まあ、そんな感じでふんわりと親戚のおじさんとお送りします!

(町山智浩)親戚のおじさんでーす(笑)。

<書き起こしおわり>

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