渡辺志保 Tekashi 6ix9ine裁判を語る

渡辺志保 Tekashi 6ix9ine裁判を語る block.fm

渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でTekashi 6ix9ineの裁判についてトーク。6ix9ineが様々なラッパーを名指ししてギャングとの関連を指摘している件について話していました。

(渡辺志保)あとはですね、いつも通りヒップホップニュースをディグっていて。Tekashi 6ix9ineがね……とうとう彼の裁判が先週始まりまして。

(DJ YANATAKE)ちょっとホットな話題すぎますよ、それ。

(渡辺志保)すごいですね。やっぱりアメリカのヒップホップシーンってすごいですよね。ラッパーの裁判を逐一、毎日みんながメディア……ラジオとかWEBサイトで追いかけていくみたいなところがすごいし。で、Hot97にも裁判を傍聴したFOXかどこかのキャスターの方をわざわざ招いて、「法廷でのテカシの様子はどうでしたか?」みたいなことを聞いておりまして。なかなかすげえ話だなと思って。

法廷の6ix9ine

で、彼はジェイルに入る前から「Snitch, Snitch」って……「告げ口野郎」みたいなことを言われていて。

(DJ YANATAKE)「チクリ野郎」みたいなね。

(渡辺志保)それってストリートのの世界ではいちばん罪が重いなことなんで。「あいつは本当にもうダメだ!」みたいなことを言われていたんですけど、そのスニッチっぷりが結構度を越して、裁判では彼の……。

(DJ YANATAKE)だから、逆にどこまでが本当なの?って疑いたくなっちゃうような感じだよね。

(渡辺志保)ギャングと……ブラッズとクリプスのどちらかっていうと、テカシはブラッズ派なんですけども。そこのギャングとの関連性とかね、そういったところが問われているんですけども。「そこのブラッズのギャングとはカーディ・Bもつながってるし、ジム・ジョーンズもつながっているし……」みたいな感じてどんどんとニューヨークの先輩ラッパーの名前を出していってとか。で、最新の裁判では実際にそのブラッズのギャングのメンバーがみっちりと傍聴席に座っていたっていう風にも報じられておりますし。

で、結構いろんなメディアとか、ラジオでしゃべる方のDJの方とかはですね、「彼が出所したらいったいどういうキャリアが待っているのか?」っていう……良くも悪くも、これで彼の刑が軽減されたら、いちばん早くて来年の1月には戻ってくるっていうプランで。

(DJ YANATAKE)最初は終身刑になるぐらい言われていたのにね。20何年とか。

早ければ2020年に出所できる?

(渡辺志保)そうそう。けど、いろんなことがポロポロポロッとひっくり返って、いちばん最短では来年1月に出所するかもしれないと言われていて。そうなった時、でもいまの状態だとどっちに転んでも彼がめちゃめちゃ注目を集めることになるのは間違いないから。やっぱり、上手いよねみたいな。

(DJ YANATAKE)まあでも……生きてられるのかしら?っていう。そういう司法取引みたいなことなんですかね?

(渡辺志保)うーん……そういう感じなのかな?って思うし。で、彼に関しては元々ギャングのバックグラウンドがあってラッパーになったわけじゃなくて、ラッパーになったのも先輩たちに「お前、ちょっとラップやってみろよ」って言われて。そこからギャングの人たちとつるみ始めたというか、いいように使われてしまったみたいなところがあるので。なんかちょっとね、かわいそうだなって感じるところも多少はありますけど。で、ミーク・ミルなんかもね、「インターネットギャングなんかにはなるな!」みたいに今回のテカシの事件を受けてつぶやいておりましたから。本当にどうなってしまうのか?っていうね。

(DJ YANATAKE)でも、カーディ・Bとかジム・ジョーンズとかは前を出されちゃってあれなんだろうけども。アメリカってギャング認定みたいなのをされちゃうと、やっぱりいろいろとマークも厳しくなるだろうし。刑罰じゃないけども、そういうのも重くなったりするっていうから。そういうところに名前を出されるっていうのはとにかく迷惑なことなんだよね。

(渡辺志保)そうですよ。日本で言ったら「反社」みたいなね。そういうことですよね。

(DJ YANATAKE)まあ、もちろんそういう話がないわけじゃないんだろうけどさ。なんかそこで……法廷で名前を出すのは相当な話になっちゃうし。それが事実じゃなかったら名誉毀損とか、そういう話にもなるだろうし。ジム・ジョーンズのことを「引退したラッパー」とかって言っていたんでしょう? いや、新譜も出とるわ!っていうね。

(渡辺志保)それでカーディ・B自身ももともとブラッズと絡みがあったっていうのはたぶんみんな知っていることなんだけども。でも、ここでこういう風に名前を出されるっていうのはまた違うことだと思うし。テカシに関しても、これからまた二転三転四転ありそうな感じなのでね。ちょっとひっそりと見守っていきたいなと思いますね。

(DJ YANATAKE)どうなることやらっていう感じですね。

<書き起こしおわり>

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