星野源とOrono『Family Song』『プリン』を語る

星野源とOrono『Family Song』『プリン』を語る Inter FM

星野源さんがInterFM『Oh Wow, Very Cool!』にゲスト出演。オロノさんと自身の楽曲『Family Song』と『プリン』について話していました。

(Orono)曲をかけましょう。これはなんか妹がめっちゃ好きな曲で。いっつも家でかけていて。

(星野源)うんうん。言ってたね。ありがとう。

(Orono)PVをこう見せてきて。「星野源が女装しているよ!」って。『Family Song』。

星野源『Family Song』

(Orono)本当にいい曲。これ。始まりから感じがよくなる。

(星野源)うんうん! あれは自分がライブで歌っている時にさ、バンドのみんながバーン!って鳴らすじゃない? その時にすっごい気持ちいいよ。「わあ!」ってなる。なんかさ、60年代とかのソウルの鳴った瞬間に「ああ、なんかちょっと幸せ」っていうかさ。あとは「ちょっと切ない」みたいな感じ。人間味のある感じ。その感じをやりたくてさ。

(Orono)どうやって書いているの?

(星野源)ええとね、いつも曲を書いている時は家でリズムをループさせながらギターを弾いて作るんだけど。これは僕、ツアー中にツアーのホテルの中で書いたの。ツアーをやってライブをやって終わって、そのホテルの部屋に帰ってすっごいちっちゃい音で。「こういう感じになったらいいな」って思いながら書いた。

(Orono)へー! なんかきっかけがあったの?

(星野源)ああ、歌詞的なこと? それとも曲?

(Orono)両方。

(星野源)なんだろう……? なんかさ、いま家族の形が日本でもどんどんと変わっていってると思うのね。で、世界ではもっと早く変わっていっていて。で、いま映画でもなんでもさ、「血のつながっていない人たちでも家族なんだよ」っていうテーマってものすごく増えているのね。

(Orono)うん。

(星野源)で、日本ではそういうのがちょっと少なくて。歌では特に、いわゆる家族の歌っていうことになると、どうしても肉親の歌になるのね。それがずっと気になっていて。もうそういう時代じゃないだろうし。でも、周りではそう言っている人はあまりいなくて。歌でそういうラブソング……ファミリーソングなんだけど、血がつながっていなくても、つながっていても、「本当に幸せでいてくれ」とか。「幸せが1秒でもあるように」って思う気持ちがあれば、誰でも家族なんじゃないのかな?って思って。それでこの曲を作ったの。

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(Orono)なるほど。それを思い出したきっかけはあったの? それともなんとなくずっと思っていたの?

(星野源)なんとなくずっと思っていて。そういうのがないなって。日本の曲で家族を歌った曲はどうしても「お父さん」とか「お母さん」とか「子供」とか「おじいちゃん」とかって……僕はファーストの頃はおじいちゃんとかおばあちゃんの歌を作るのが好きで歌っていたんだけど。なんか、周りを見ても、たとえば「お父さん」という言葉が出てきて、その愛みたいなものを歌っていたりとか。それはすごいいいと思うんだけど、それを聞いたお父さんがいない人は、そこからは除外されるじゃん?

(Orono)うん。

(星野源)たとえば「子供」の歌を歌ったら、子供がいない人は除外されちゃうから。なんかその、それは寂しいなと思って。そういうところに縛られないラブソングだったり家族の歌っていうのが1曲ぐらいあってもいいんじゃないの?っていう。

(Orono)素敵だな。そんな考え方、したことない。作っていて。

(星野源)アハハハハハハッ! でも、なんかなんとなくだよ。できあがっていくと、そういう風に……いまはさ、言葉で言うとさ、意味がすごく出てくるじゃない?

(Orono)うん。わかるわかる。

(星野源)なんか「なにかを変えたくて!」みたいな風になってくるけど、どっちかっていうと、「なんかそういう曲、ねえな? じゃあ、作ろうかな? 楽しそうだし……」みたいな。なんか、そんな感じ。

(Orono)うんうん。Very good story.

(星野源)ありがとう。

(Orono)曲をかけましょう! あれ、好き! どの曲だっけ? すごいクレイジーな曲。ビートが半端ない曲。これこれ。

(小田部仁)フフフ、「ビートがクレイジーな曲」(笑)。

ビートがクレイジーな曲

(星野源)でもたしかにクレイジーなのは正解ですよ。これ、プリンスをやりたかったんだ。

(Orono)うんうん!

(星野源)プリンス……僕は「この人の真似をしたい」みたいなのはあまり好きじゃないから、なるべくやらないようにしているんだけど。シングルのカップリングの3曲目ぐらいだから、たまにはいいかなって思って。「プリンスみたいなのをやる!」って。で、メンバーとゲラゲラ笑いながらやったの。「こんなのプリンスじゃないよね?」とかって言いながら。でも、なぜかずっとファルセットで歌って。間にはなんかダンッ!ってブレイクを作って。ちょっとそこからしゃべりたいなって思って、しゃべるみたいなコーナーを作って。で、メンバーに無茶振りして。うん。10回ぐらい録ったの(笑)。

(Orono)ふーん!

(星野源)その、バンッ!って止まって、「さあ、何をしゃべる?」っていうのを。で、よかったやつを採用して……みたいな感じで作って。でも、プリンスの自分なりのポップネスみたいなのを捧げるじゃないけども、作って。それで『プリン』っていうタイトルにして出そうと思ったの。そしたら、録音した2週間後ぐらいにプリンスが死んじゃったの。それで「うわあ……すっごい悲しい」って思って。「これは、いま世に出しちゃダメだな」って思って。

(Orono)えっ、でも「この曲はプリンスのために書いた曲です」みたいなのは?

(星野源)でもさ、すげえふざけているんだよ。その曲で。あと、なんかあんまり追悼でメッセージを出しすぎるのはそんなに好きじゃなくて。なんかさ、自分の宣伝になるじゃない?

(Orono)うんうん。わかる。

(星野源)せっかく追悼の気持ちなのに。なんか「目立ちたい」みたいな感じに見えるじゃない? ああいうのって。それで、海外の誰かもメッセージを出していたけども、追悼ってどうしても、俺は「自分ひとりですればいいんじゃないかな?」っていう風に思うの。で、家で1人でその人の曲を聞いてさ、泣いたりとかさ。「大好きだったな」って思ったりとかさ。だから僕は「選曲をするだけ」とかにしているの。ラジオとかで。あんまり言わないようにしていてて。

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(Orono)うんうん。

(星野源)そういうのもあって、「いまじゃないな」って思って1年後ぐらいにこの曲を出したの。

(Orono)なるほど。

(星野源)という曲をじゃあ、聞いてもらいましょう。星野源で『プリン』。

星野源『プリン』

(Orono)なんか、プリンスってさ、ミネアポリス出身なんだっけ?

(小田部仁)最後はミネアポリスだったよね。亡くなったのは。

(星野源)ミネアポリスの自分のスタジオだったっけ?

(小田部仁)そうですね。

(Orono)プリンスがライブをやっていたすごく有名な会場があって。ファースト・アベニューっていう。なぜかわかんないけど、ミネアポリスのファンが多くて。あの会場では3回ぐらい、なぜかライブをやっているの。

(星野源)へー!

(Orono)だから一緒にファースト・アベニューでライブをやろう?

(星野源)ああ、行きたい!

(Orono)しかも、めっちゃかっこいい会場なの。それで外にいろんな星が書いてあって。そこにいままでそこでライブをしてきたアーティストの名前が全部書いてあるの。めっちゃいいよ。

(星野源)へー! いいね! じゃあ、そこで『プリン』をやろうか?(笑)。

(Orono)やろう、やろう! めっちゃいいじゃん!

(星野源)バーン!って止まった時にじゃあオロノに振るわ。「なんかしゃべって?」って(笑)。

(Orono)そう、いいね! やろう! だから、ツアーしすぎたから。アルバムサイクルがやっと終わったから休むから。この前、ご飯に行った時に「ぜひ英語の先生に……」って。

(星野源)ああ、そうそう。「教えて」って。

(Orono)I need a job. 仕事が必要。お金がない! No money!

(星野源)僕はいくらでも……ちゃんと適正価格を(笑)。

(Orono)フフフ、もう超安くてもやる。普通に。

(星野源)たのむよ。

(Orono)やらせてください。

(星野源)それ、いつから?

(Orono)いつでも大丈夫です。

(星野源)OK。

(Orono)合わせます。

(星野源)わかった。

(Orono)行こう! 一緒にどこか行こうぜ、アメリカ。

(星野源)うん。行く行く。

一緒にアメリカ行こう計画

(Orono)普通に外、歩けるから。誰も気づかれないよ!

(星野源)いいねえ。最高だぜ。フハハハハハハッ!

(Orono)一緒にメインの山の方とか行こうよ。

(星野源)「メインの山」?

(Orono)メイン州住んでいたから。

(星野源)ああ、そういうことか。「メイン」ってなにかのメインなのかって……メイン州ね。

(Orono)メイン州に行こう。ニューイングランドとか、いい感じだよ。

(星野源)行く行く。行きたい。

(Orono)行こう。行きましょう。はい。以上!

(星野源)かならずや。

(Orono)ドームツアーの映像作品が出ました! おめでとうございます。

(星野源)そう。東京ドーム公演の模様がばっちり収録されつつ、特典映像では各会場のセカンドステージっていうみんなで円形になってやっていた、そのプリンとかやった……。

(Orono)いちばん楽しいところ。

(星野源)そう。めちゃくちゃしゃべってゲラゲラ笑いながらやっていた部分のツアー各地の映像を抜粋して。それをさらにみんなで見るっていう映像が入っています。みんなで見てゲラゲラッて……。

(Orono)フフフ、めっちゃ楽しいじゃん(笑)。

(星野源)すげー楽しかった。ゲラゲラッて笑いながら。すっごい面白いと思います。

(Orono)ぜひ、手に入れてください。

(星野源)ぜひ! よろしく。発売中です。

(Orono)よろしく。

(星野源)楽しかったよ。

(Orono)来てくれて、ありがとう。また来てください。忙しくなければ。

(星野源)うん。また呼んで。あとで、英語を教えてね。

(Orono)英語、教えます。OK, well…Listen Superorganism. Superorganismを聞いて英語を学ぼう(笑)。

(星野源)ああ、そういうことか! がんばります。

(Orono)フフフ、Here is “Something For Your M.I.N.D.” Good Bye.

Superorganism『Something For Your M.I.N.D.』

<書き起こしおわり>

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