町山智浩『トム・オブ・フィンランド』を語る

町山智浩『トム・オブ・フィンランド』を語る たまむすび

町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で映画『トム・オブ・フィンランド』を紹介していました。

(町山智浩)アメリカでは先週ずっと「プライドパレード」という催しが行われていたのでそれについてお話をしたいんですが。音楽をお願いします。

(町山智浩)はい、わかりますね? 『YMCA』ですよ。

(赤江珠緒)はい!

(町山智浩)これ、西城秀樹さんの歌じゃなくて、元のヴィレッジ・ピープルというグループの歌なんですけども。ヴィレッジ・ピープルというは1977年にデビューしたバンドなんで、写真を見てもらえます?

(赤江珠緒)はい。6人組のヴィレッジ・ピープルのメンバー。なんかそれぞれに面白い格好をされて。

(町山智浩)すごいでしょう? マッチョで。で、みんなそれぞれ違う格好をしていて。ネイティブ・アメリカンの人。カウボーイの人。兵隊さん。工事現場で働く建築作業員の人。ヘルメットをかぶっていますね。あと、黒い革ジャンでレイバンのサングラスのバイカー……まあ、暴走族ですね。それと警察官。で、このヴィレッジ・ピープルっていうのはいったいなにがコンセプトのバンドかっていうのはご存知ですよね?

(赤江珠緒)えっ? ごめんなさい。

(町山智浩)わからない? ゲイです。

(赤江珠緒)あっ!

(町山智浩)初めての……ゲイの人たちが好きな衣装を着ているんですよ。

(赤江珠緒)えっ、このネイティブ・アメリカンとかも?

(町山智浩)そうなんですよ。

(山里亮太)レイザーラモンHGさんみたいな格好をしている人もいるよ。

(町山智浩)そうそう。レイザーラモンHGさんはそのバイカーのファッションを真似しているんですよ。

(赤江珠緒)たしかに完全にHGさんですもんね。へー!

(町山智浩)これが初めて、そういったいわゆる「ハードゲイ」っていう風に日本では言われたんですけども。そのマッチョな芸のイメージを表に出して全世界的なヒットを出したグループっていうのがヴィレッジ・ピープルなんですね。これが1977年で『YMCA』っていうのはそういう歌なんですよ。

(山里亮太)そうだったんですか。

(町山智浩)これはゲイ賛歌です。「YMCAに行くとどんな願いも夢も叶うよ」っていう歌なんですよ。

(赤江珠緒)そうなんだ。『ヤングマン』の若者賛歌みたいなものだと……。

(山里亮太)「元気出せ!」みたいなね。

(町山智浩)まあ、それは日本だけなんですけども。だからこれが非常にメジャーでヒットして、その頃、1977年っていうのはゲイカルチャーにとってものすごい年だったんですね。ハーヴェイ・ミルクさんという人がゲイであることをカミングアウトして、公にしたままサンフランシスコの市会議員の選挙で当選して、そこから非常に革命的なことになっていったんですけども。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)あ、全然わからないんですね。ヴィレッジ・ピープルも。はい。ということなんですが……その先日あったプライドパレードっていうのはアメリカ全土で行われてるんですが、これはLGBTQといわれる同性愛であるとかゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスセクシュアル。そういった人たちの人権を謳歌する運動のいちばんのお祭りなんですね。

(赤江珠緒)日本でもレインボーパレードとかってありますもんね。

プライドパレードが世界に広がるきっかけ

(町山智浩)はい、そうです。それはもともとアメリカで始まったそのプライドパレードというものが世界中に広がっていったんですけども。で、それは今年で50周年目になるんですよ。始まったのは1970年からなんですけど、その前の年の1969年にニューヨークのストーンウォール・インというゲイバーで反乱が起こったんですよ。それは、それまでアメリカでは同性愛は法律で禁じられていたりしたので。それで警察官たちはゲイバーがあるとそこに踏み込んで、そこにいるお客さんたちを逮捕したり殴ったりしていたんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)で、それがずっと続いていたので、それに対して初めてそこにいたゲイの人たち、トランスセクシュアルの人たちが警官に対して物を投げて……本当はその前にサンフランシスコとかロサンゼルスとかでもあったんですけども、初めての大規模な権力に対する反乱(ストーンウォールの反乱)が起こったんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。抵抗をしたと。

(町山智浩)ゲイの人たちが。それがきっかけとなって翌年からプライドパレードという形で「私は私たち自身を誇りに思うんだ。胸を張ってみんなの前に出て歩くんだ!」ということで、プライドパレードが始まっているんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)で、まあ今日実は紹介する映画はその胸を張って外に歩いていくというプライドパレードの基本的な考えみたいなものの根底にあるものを作った人についての映画なんですね。それがね、『トム・オブ・フィンランド』っていう映画なんですよ。これ、8月3日から日本公開されるんですけども。「フィンランドのトムさん」っていうことなんですが、これはイラストレーターの名前なんですよ。で、この人が描いたイラストっていうのがそこにあるのでちょっとご覧になっていただけますか?

(赤江珠緒)ああーっ!

(町山智浩)表現してよ!(笑)。

(赤江珠緒)これはね、本当にハードゲイっていう感じですね。パツンパツンの筋肉質な男性が革ジャンを直接そのまま着るとかね。

(山里亮太)ズボンのところ、すごいっすね!

(町山智浩)パツンパツンでしょう? 超もっこりで。

(山里亮太)そこなんですよ! これはすごい。

(町山智浩)で、素肌に革ジャンを着て、筋肉モリモリのマッチョで。あとは兵隊さん、水兵さんとかおまわりさんもそういう格好をしているんですけども。

(赤江珠緒)これ、鉛筆画ですか? すごい……。

(町山智浩)これ、全部鉛筆なんですよ。鉛筆だけで描いているんです。すごいんですよ。緻密な絵でね。これが実はそのフィンランドの人が描いた絵なのにアメリカにおけるゲイ革命の精神的なきっかけを作ったと言われているんですよ。

(赤江珠緒)へー。フィンランドからなんだ。

(町山智浩)そうなんです。で、この絵を描いた人はフィンランドでは全く知られていなかった人物です。

(赤江珠緒)そうなんですか?

(町山智浩)この人はトウコ・ラークソネンという……フィンランド的な名前なんですが。トウコさんっていう人なんですが。この人がアメリカで大変な革命を起こしたことはフィンランドの人はこの人が亡くなる90年代まで誰も知らなかったんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)という、このトウコさん、トム・オブ・フィンランドさんの伝記映画が今度、日本で公開されるんですね。で、この人の絵は1957年ぐらいからアメリカで出版されて大ブームになっていったんですけども。これが画期的だったのは、それまでのゲイのイメージを全く覆すものだったからなんです。

それまでのゲイのイメージを覆す

(赤江珠緒)ん? それまではこんなファッションとかはしていなかったっていうことですか?

(町山智浩)そうなんですよ。こういうファッションは1953年の『乱暴者(あばれもの)』という映画でマーロン・ブランドが着ていた服なんですけども。暴走族の服でね。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)ところが、それまでのいわゆるゲイの人たちのイメージっていうのはまあ、女性的なイメージですよね。きらびやかでお化粧をしたりとか。ところがこのトム・オブ・フィンランドさんの絵からこういったマッチョなゲイのイメージというのができあがっていったんですよ。でね、この人がなぜフィンランドでこういう絵を描いていったのか?っていうことがこの映画の中で明かされていくんですけども。まずこの人は若い頃、戦争がありまして。で、フィンランドはドイツとソ連に挟まれている国なんですね。で、人口は400万人ぐらいしかいないところなんですが。で、何度も何度もソ連が侵略してくるわけですよ。隣の国だから。それに対して、自分の国を守るために仕方なくナチスと結託をしちゃうんです。フィンランドは。

(赤江珠緒)ああ、当時のナチスドイツに。

(町山智浩)で、ナチスドイツの兵隊たちが何十万人もフィンランドの中に入ってくるわけです。そうすると、ナチスは同性愛者を精神病扱いしていて、逮捕して収容所に送って殺していたんですよ。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)ところが、その時にこのイラストレーターのトム・オブ・フィンランド、本名トウコさんはそこでゲイであることがバレたら殺されてしまうという状態でナチスと一緒にソ連と戦っていたんですね。

(赤江珠緒)それはそれは、本当に怖いことですね。処刑までされる……。

戦争中の悲しい出来事

(町山智浩)非常に複雑な状況なんですよ。ところが彼はそのあたりからナチスの制服に惹かれるようになるんですよ。ナチス独特の制服のあの感じに彼は魅了されていって。そのナチの軍人たちが男の人同士でエッチをしている絵とかを描き始めるんですよ。彼にとってはすごく恐怖なんだけども、でも同時に惹かれるんですよ。で、そのへんから彼は自分の好きなものに目覚めていくわけですけども。

ところが、ものすごく悲しいことが起こって。ソ連軍は次々にフィンランド側に内部から潜入するため、夜中に落下傘でソ連兵が潜入をしていたんですよ。で、それを見つけてしまってトウコさんはそのソ連兵をナイフで刺し殺すんです。それで刺し殺した後でそのソ連兵を見たら、まあハンサムなヒゲをたくわえた、このトウコさんが描いているトム・オブ・フィンランドの絵みたいな人だったんですよ。

(赤江珠緒)ええーっ? 複雑な心境だな……。

(町山智浩)そう。殺したら、それが自分が最も愛するタイプの男性だったんですね。だからこの映画の中ではずっとその殺したソ連兵の亡霊が何度も出てくるっていう形になっているんですよ。で、もしかしたら、本当だったら愛したかもしれないその彼のことを思って自分の絵に描き続けるという物語にこの映画ではなっていますね。だから、なんていうか供養とか追悼みたいなものだったんですね。

(赤江珠緒)そういうことですか。はい。

(町山智浩)で、戦争が終わるんですけども、彼は広告代理店、マッキャンエリクソンのイラストレーターになって、商業用の新聞広告の絵とかを描き続けるんですけども。その自宅、家に帰ると部屋に鍵をかけて引きこもってずっとその軍人とか警察官とかのホモセクシャルな絵を鉛筆で描き続けるんです。

(赤江珠緒)じゃあ、もう自分の楽しみだけのために描いていた絵ということなんですね。

(町山智浩)そうです。フィンランドではその時に同性愛は違法行為なんですよ。同性愛であることがバレたら逮捕されて精神病院に送られて電気ショックとかロボトミーみたいなことがなされていたんですよ。だから命がけなんですよ。こういう絵を描くこと自体が。だからこれもすごい話なんですけども。で、どんどんと描き続けていく中で戦後、このトウコさんはドイツに旅行をするんです。それでその絵を持っているところを発見されて逮捕されちゃうんですよ。

(赤江珠緒)あらららら!

(町山智浩)で、その頃はドイツでも同性愛は禁止なんで。もう本当に絶体絶命の状態になる。ところが、それを助けてくれたのが戦時中に自分が同性愛者であることを告白してくれた仲間だったんですね。それで彼は役人になっていて助けてくれるんですけども。でね、そのドイツに行った時、絵を盗まれちゃうんですよ。それがなんとアメリカに流れて、アメリカではアンダーグラウンドで彼の絵がブームになっていくんですよ。

(赤江珠緒)ええーっ? じゃあ、全然意図しない形で売れたっていう感じなんですね。

(町山智浩)そうなんです。海賊版がどんどんと作られていって。だからね、全く彼自身の非常に独特な嗜好だったのに、そういう形で少しずつ世界に広がっていったんですね。このトム・オブ・フィンランドの絵は。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)で、これをアメリカの出版社に送って……アメリカでも1950年代は同性愛は禁じられていたので。犯罪だったので。ただ、ゲイの人たちの雑誌はあったんですよ。それはね、ボディビル雑誌に見せかけていたんですよ。その当時は。

(赤江珠緒)ああ、なるほど!

(町山智浩)だから見た目は完全にボディビル雑誌で、スポーツの記事とか筋肉の鍛錬の仕方とかを書いていたんだけども、エロ本としてゲイの人が買っているというような雑誌があって。そこに彼は自分の絵を送って、それが出版されて大ブームになっていくんですよ。で、トム・オブ・フィンランドの描く軍服であるとか警察官の格好をしているたくましい男たちというのが流行り始めて、みんなそれを真似するようになって、そのヴィレッジ・ピープルであるとかフレディ・マーキュリーさんの格好とかね。

(赤江珠緒)白いランニングシャツをピタッと着るとかね。

(町山智浩)そういったものはそこから流行っていくんです。だから、彼はひとつのトレンドを作ったんですね。で、まあいちばん大きかったのはこのトム・オブ・フィンランドさんの絵というのはね、明るいんですよ。みんな笑顔なんです。同性愛行為をしている人たちの顔がね。それも、その当時としては画期的だったんですって。

(赤江珠緒)そうなんだ。

(町山智浩)だってその頃、同性愛であることは犯罪だから。で、キリスト教的にも絶対に許されないものだったから、非常に後ろめたい罪悪感のあるものだったんですね。で、それに対して、トム・オブ・フィンランドの絵に出てくる男の人たちは全くあっけらかんとニコニコとしているんで。それがものすごくアメリカのゲイの人たちに勇気を与えたんですって。「なにも恥ずかしくないよ」っていうのと、あともうひとつは強さですよね。胸を張って、たくましくてみんなマッチョなんですよ。そのイメージで強くなろうとし始めるんです。この映画の中では1人のすごくコンプレックスのある少年が。体を鍛えて。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)そういうね、精神的な革命も起こしていくんですね。だからそのへんが最終的には反乱を起こしていくことにつながるわけですよ。これまでずーっと被害者で殴られてもただやられているだけだった人たちが「戦う」という行動に出るようになる基本みたいなものがトム・オブ・フィンランドによって作られていったらしいんですね。

(赤江珠緒)すごい。そこまで世界を変えていくのがこの絵からだったというのがね。へー!

反権力・反権威

(町山智浩)絵からだったんですよ。あともうひとつ、反権力とか反権威というところも大きくて。警官たちはその頃、ゲイの人たちを本気で警棒とかで殴っていたんですよ。

(赤江珠緒)別になにも悪いことをしていなくても。バーでお酒を飲んでいたりするだけで?

(町山智浩)そう。ゲイバーにいるというだけで。あとはまあ、公園とかで夜中にキスしていたりすると、殴っていたわけですよ。警察官っていうのはものすごい自分たちに対する敵だったんだけども、このトム・オブ・フィンランドという人はまずドイツで1回捕まっているんですけども。それでひどい目にあわされるわけですよ。警察官とか看守に「お前はとんでもない同性愛者だ!」って。でも、そこから生まれた絵はその警察官とか看守が囚人とエッチをしている絵なんですよ(笑)。

(赤江珠緒)フフフ、トムさんはメゲないですね(笑)。

(町山智浩)トムさん、メゲないんですよ。トムさん、警察官が大好きなんですよ(笑)。で、たとえばいわゆるハッテン場というところでゲイの人たちがキスしたりしているのを見たりしている警察官が、それを見ながら仲間に入ろうと思ってズボンを脱ぎ始めている絵とかを彼は描くんですよ。だから警察官とか軍人とかが好きっていう気持ちと、彼らに同性愛行為をさせることで同時に反権力にもなっていて。しかもおかしいっていう。彼らをからかうことにもなっているというね。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)すごい複雑な一種の笑いを武器にした反権力の戦いみたいなものにも彼の絵はなっているんですよ。それがね、すごく面白いですよね。「ああいうのは許せない!」っていうんじゃなくて、「いや、おまわりさんってかっこいいわ!」っていうのとまぜこぜになっているんですよ。

(赤江珠緒)その心理がすごいですね。ひどい目にあわされたっていうのに。でもかっこいいものはかっこいいわっていう(笑)。

(町山智浩)そう。彼らがみんなゲイだったら本当にいいのに!っていう気持ちをそのまま出しているんですよ。で、1977年にはそのアメリカでゲイの中からハーヴェイ・ミルクさんという政治家が出てきて。それですごくいい時代になっていくかと思ったら、ハーヴェイ・ミルクさんは暗殺をされてしまうという。

(赤江珠緒)ええっ?

(町山智浩)そうなんですよ。政治家になった途端に彼は暗殺をされてしまうんです。で、しかも80年代に入ると今度はエイズが流行をし始めて。で、このトム・オブ・フィンランドの周りでもバタバタと死んでいくんですね。ただね、トム・オブ・フィンランドさんはもう70年代にアメリカに呼ばれて、その彼のイラストを商品化することでものすごいお金を得るんですよ。それでアメリカに行くともう歓待をされてセレブなんですね。ところがフィンランドに帰ると、誰もそのことを知らないんですよ。

(赤江珠緒)不思議な現象になっていますね(笑)。

(町山智浩)フィンランドではその頃はまだそういうことを公にできなくて。71年まで犯罪でしたし。だからフィンランドでは誰も知らないけど、アメリカではリムジンに乗ってパーティーでセレブ扱いっていう非常に不思議な二重生活を送っていくんですけども。そのへんも面白いですね。で、91年に亡くなった時もフィンランドではほとんど誰も知らなかったんです。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)でも実際にはアメリカでそのゲイカルチャーの反乱の起爆剤になっていった人だったんですけど、それを知らなかったんですよ。

(赤江珠緒)そうか。でもすごい過酷な状況にあっても、なんか好きなものを好きってずっと思うという素直な感じが絵にも、伸びやかさがあって。それが人を惹きつけていたんですね。

(町山智浩)そう。伸びやかなんですよ。大らかで。でも、いまではフィンランドは彼を国の宝として認めて。国として彼のイラストを切手として発行していますよ。

(赤江珠緒)ええっ、切手にまでなりましたか? すごい!

(町山智浩)はい。そういうね、数奇な運命を生きたトム・オブ・フィンランドさんの映画は8月2日から日本公開です。

『トム・オブ・フィンランド』予告編

(赤江珠緒)へー! それはすごい伝記ですね。『トム・オブ・フィンランド』は8月2日公開です。町山さん、ありがとうございました!

(山里亮太)ありがとうございました。

(町山智浩)どうもでした!

<書き起こしおわり>

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