安住紳一郎 空港の手荷物検査トラブルを語る

安住紳一郎 空港の手荷物検査トラブルを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で空港の保安検査場の手荷物検査でのトラブルについて話していました。

(安住紳一郎)札幌市の48歳女性の方。ありがとうございます。「カバンの中に入っているもの。母が古希を迎え、元気なうちに旅行に行こうと私と妹と3人で日光と東京に旅行へ行くことにしました。出発当日は道が混雑していて千歳空港に到着したのは出発の便までもう30分を切ってしまっていました。急いで保安検査場に向かい、まず私が手荷物検査をして通過。そして母のカバンをX線検査に通すと、係員の方に止められました。

『あの、カミソリのようなものが入っているんですが?』。思わず私は『時間がないのになんでそんなの持ち歩いているの!』と叫びます。母は『この間、日帰り温泉に行った時にカバンにカミソリを入れていたのを忘れていた』と言い、カミソリは持ち込めないのでそこで没収となりました。続いて妹のカバンをX線検査に通すと、またしても係員の方に止められます。『あの、ピストルが入っているんですが……』」。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「『はあ? あなた、ピストルを持ち歩いてるの?』。妹は申し訳なさそうに『これです』と本当にピストルらしきものがカバンから出てきました。妹は女子ですが、モデルガンや刀剣に興味があり、その日はピストル型のライターをカバンに入れていたのです。『誰に見せるつもりなのよ! それに、あなたタバコ吸わないからライター、使わないじゃない!』と叫ぶ私。しかし妹は私の怒りなど無視して『このピストル型ライターは大変に気に入ってるんです。どうしたらいいですか?』と係員に必死に泣きつきました。結局、出発時刻が迫っていて預け直すこともできず、そのピストル型ライターは没収されました。一事が万事、こんな調子の家族で長女の私は本当に世話を焼いています」。

(中澤有美子)お疲れ様でございます(笑)。

(安住紳一郎)お疲れ様でした。ねえ。ちょっとね、こっちも読んでいるだけで疲れました(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)ご苦労さま。妹はちょっとね、急いでいるからもうちょっと先、先を考えてほしかったね。

(中澤有美子)「それ、気に入っているやつなんです」って(笑)。

(安住紳一郎)時間がないとね、預け直すことできませんからね。没収されますからね。そうですよね。私もね、結構国際線なんかだと……いまはさほどでもないですが。一時期、6、7年ぐらい前ですかね? ものすごく厳しかった時、ありましたもんね。液体を機内に全然持ち込めなくて。いまは量を決められていますけども。私もなんだったっけな? すごい高級化粧水みたいなのをもらって、でもそれが没収されるっていうことで。「そこで捨てなさい」なんて言われたから、もう冗談じゃないって思って。すごいなんか、うん。ものすごい高価なエッセンスの入っている美容液みたいなのを貰っちゃったから、その場でもう塗りたくったもんね。ガーッ!って。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「ちょっと待って! Wait a munite!」って。

(中澤有美子)フフフ、「捨てるぐらいなら……」って(笑)。

没収される高級美容液を塗りたくる

(安住紳一郎)「Wait, wait, wait a munite!」って。ドワーッて、ものすごい塗ったもん。脇の下とかも全部、美容液を塗りたくって。もったいないもんね。だってね。

(中澤有美子)そうです、そうです!

(安住紳一郎)たしか1万いくらするって言われてさ。美容の専門家に言われたから、もう塗った塗った! ねえ。あとは前に話したかもしれませんけども。私、筆ペンを持ち歩いていて。あの筆ペンが海外の国際空港……イタリアかどこかで止められましたもんね。「これはなんだ?」って。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)「What is this?」って言われちゃったからね。ええ。

(中澤有美子)どうしたんでしたっけ?

(安住紳一郎)いや、だから向こうの係員は化粧道具だと思ったみたいなんですよね。で、たぶん眉墨的なものだと思ったのかな? でも俺が「stationery(文房具)」って言ったんで、その「文房具」っていうのが逆に引っかかっちゃったみたいで。「なんでこんなところに液体がたっぷり入っているんだ?」みたいな。で、「Wait a munite!」って……「Listen my English!」って。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「係員よ、ちょっと待ちなさい!」って。「Please give me a paper!(紙を1枚、よこしなさい)」って。それでその筆ペンで堂々とね、キュッキュッキュッ!って。「魂」って書いたね!

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そしたらやっぱり外国人、漢字に弱いからね。そして毛筆に弱いからね。「Oh!」って言っていたよ。

(中澤有美子)もうすぐに心を動かされちゃう!

(安住紳一郎)「Wao!」なんてね。「ハハハハハッ!」ってね(笑)。

筆ペンを証明するために「魂」

(中澤有美子)「どうだ!」って(笑)。そうですか。

(安住紳一郎)「アディオス! グラシアス!」なんて。うん(笑)。くだらないね。でも、大事だよね。そういうのね。いい気持ちがするよね。そうでした。

(中澤有美子)へー!

(中略)

(安住紳一郎)さて、先ほど私、海外の空港で筆ペンで止められたという話をしましたが。京都府の51歳、女性の方です。「先ほどの話、聞いていました。私は2010年、オランダのアムステルダム空港の係員にやはり筆ペンで入国を止められたことがあります」。

(中澤有美子)おおーっ!

筆ペン・ドラッグの入れ物疑惑

(安住紳一郎)やっぱりね、筆ペンは結構止められるんですよね。そう。理解できないみたいですね。「……さらに、後々聞いた話ですが、筆ペンのインクが入る部分にドラッグを入れると疑われた可能性が多いようです」。たしかにね、ちょっとね。うん。取り外しができるっていうのが……「ああ、まさかここに入れるんじゃないの?」って止められるんですね。うん。もう、書くしかないですね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。「Paper!」って(笑)。

(安住紳一郎)キュキュキュッ、キュキュキュキュッ……「魂」!って。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)書くしかないよね(笑)。

(中澤有美子)書く時はやっぱり「魂」で私も行きたいと思います。機会があったら。

(安住紳一郎)そうですよね。うん。大事ですなあ。

<書き起こしおわり>

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