宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でももいろクローバーZ『Sweet Wanderer』を紹介していました。
(宇多丸)そして、じゃあ今日の最後に行きましょう。結構インディーアイドルがどうしても多くなってくるんですけども。ハロプロとかAKBラインとか坂道系とかも取り上げたりしてるんですけども。久々に超ビッグネームの曲をかけたいと思います。ももいろクローバーZです。
(宇垣美里)イエーイ!
(宇多丸)もちろんね、ももクロはずーっとやっていることの水準は超高いし。ただもう要はさ、「もう人気あるじゃん?」みたいな感じでいちいちマブ論で取り上げなくてもいいでしょ?っていう感じで後回しになりがちなんだけど、今回のアルバム、まさに『MOMOIRO CLOVER Z』っていうね、要するに4人体制になってはじめてのアルバムなのね。
(宇垣美里)うんうん。
(宇多丸)で、その気合もあるのか、やっぱりももクロレベルが本気出すとすげえな!っていうか。まあ本気を出しているんだけど。楽曲の、たとえばふざけるにしても、ガチで格好をつけるにしても、振り切り力がね、ももクロは半端なくて。非常にクオリティーが高かったです。中でも僕の好みはinvisible mannersというクルーが手がけた楽曲が非常に好みでございまして。ラップチューンがあったりもするんですけども。今日はこちらをおかけしたいと思います。パッと聞いてみなさんね、TLCの『Waterfalls』を連想させるような。だから90年代リバイバルの流れにも乗っていたりするのかな?
(森田秀一)うんうん。
(宇多丸)それでは、お聞きいただきたいと思います。ももいろクローバーZで『Sweet Wanderer』。
ももいろクローバーZ『Sweet Wanderer』
(宇多丸)ねえ。ももクロがさ、「ちょっと休んでいいんだよ」みたいに歌うっていう……。
(宇垣美里)ありがとう! 休むーっ!
(宇多丸)「休むーっ!」ってなりますよね? でもやっぱり、キャリアを重ねてきたなり、いろいろあったなりの重みってアイドルもちゃんと出る時代になってきていて。
(宇垣美里)本当、帰り道で聞きたいですね。
(宇多丸)で、ちゃんと送り手っていうかスタッフとかもそういうキャリアをちゃんと真剣に考えてあげる時代になっているというかね。作品的にも。ということで、まだまだ充実した作品が多いシーンかなと思ったりもします。
<書き起こしおわり>
アフター6ジャンクション(1)【カルチャートーク】など | TBSラジオ | 2019/05/28/火 18:00-19:00 https://t.co/doaBWfpXlH #radiko
宇多丸アイドルソング時評with森田秀一(白夜書房)— みやーんZZ (@miyearnzz) 2019年5月31日