ドレスコーズの志磨遼平さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと1990年代の異常さについて話していました。
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— SHOWROOM (@SHOWROOM_jp) 2019年4月30日
(吉田豪)まあ、それぐらいですよね。年号への思い入れも別にないだろうし……。
(志磨遼平)まあ、でももしあれやったら豪さんに平成の時代の面白かった事件みたいなのをいろいろと聞こうかなと思っていたんですけども、それにも至らず、雑談だけで。
(吉田豪)ねえ。でも、僕がよく言うのは古本とかにしても平成以前のものが面白いって言っていて。消費税が入る前の、そのぐらいが基準で。やっぱり出版界のルールもあのぐらいから多少は厳しくなっているんですよね。で、「厳しくなった」とはいえ、いまよりはまだゆるいんですよ。という、何段階かがあって。
(志磨遼平)それこそ悪趣味系の頃とかが僕、10代だったので。クイック・ジャパンとかね。危ない1号とか。
(吉田豪)小山田圭吾が余計な話をするインタビューとか(笑)。
(志磨遼平)そうそう。ああいうのもね。ジャパンとかでもしていましたもんね?
(吉田豪)していました。
(志磨遼平)すごい時代だな。
(吉田豪)異常な時代ですよ。「それを話してもメリット、ないですよ」っていう感じの。
(志磨遼平)ねえ。全然していましたもんね。
(吉田豪)まあね、なにかがおかしかったんだと思いますよ。90年代は。90年代がおかしかった話、よくするんですよ。
(志磨遼平)はいはい。それが普通だと思って思春期をすごしてしまって。
(吉田豪)「昭和が異常だ」って言いがちだけど、90年代もおかしかったっていう。20世紀まではおかしかったっていうことに最近ではなっていますね。
(志磨遼平)そうですね。20世紀がおかしかった説。
(吉田豪)だから掟ポルシェの本が出た時、掟さんが「もう1冊、出してくれみたいな話があるけど、これ以外は書けない話だ」って言っていて。「そりゃそうだよね」っていうね。
(志磨遼平)もうじゃあ、平成も終わっちゃったし、無理ですね?
(吉田豪)無理ですね(笑)。
(志磨遼平)令和にはもう無理です(笑)。
(吉田豪)あの時点で、あれを書いてる内容ももう結構現代でもアウトな話を書いてはいるんですけども(笑)。
(志磨遼平)いや、すごい。あの本は本当に面白い。
(吉田豪)素晴らしい本です。(コメントを読む)「90年代、全てのジャンルが異常でした」。そうなんですよ。20世紀まで常識がおかしかった。それは思っています。
(志磨遼平)ねえ。20世紀は最初から最後までおかしいですね。
BUBKA編集長の結婚式・経歴ロンダリング
(吉田豪)あの、最近BUBKAの編集長の結婚式が去年、あったんですよ。そしたら経歴詐称がひどすぎて。BUBKAってコアマガジンで出していたんですけど。ところがBUBKAがかつて、芸能スキャンダルを扱いすぎて訴訟とかをいっぱい抱えて。真っ当なアイドル雑誌にしても取材を解禁してくれないところが多かったんですよ。その結果、版元を移したんですね。白夜書房に移したんですよ。で、結婚をして。そして僕とか宇多丸さんとか掟ポルシェとかで行ったら、僕らのテーブルが1席だけで、他は本当に真っ当な人しかいないんですよ。奥さん側のちゃんとした人とか、出版界のちゃんとした人とかばかりで。サブカル席がひとつしかなくて。
(志磨遼平)フフフ(笑)。
(吉田豪)「なんだ、これ?」ってまず思って。さらに映像が始まったら、経歴詐称がひどいんですよ。「新郎は白夜書房に入社し……」って書いてあって。「待て!」っていう(笑)。僕らの席だけでヤジが始まって。「お前の会社は! 芸能スキャンダルでおなじみの! コアマガジンの!」みたいな(笑)。
(志磨遼平)おもしろい(笑)。
(吉田豪)「お前の会社は猿を殺していた雑誌だ!」って(笑)。ずーっと僕らの席だけでヤジりまくっていて(笑)。
(志磨遼平)いいですねー(笑)。僕はその席派の人間なんで。
(吉田豪)そっち側(笑)。アンダーグラウンドの(笑)。
<書き起こしおわり>