高橋芳朗と宇多丸 Tame Impala『Patience』を語る

高橋芳朗と宇多丸 Tame Impala『Patience』を語る アフター6ジャンクション

高橋芳朗さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんとTame Impala『Patience』について話していました。

(高橋芳朗)まず1曲目は今週発表になったばっかりの曲なんですけども。テーム・インパラの新曲『Patience』という曲になります。テーム・インパラはオーストラリア出身のサイケデリックロックバンドで、まあ現行シーン最重要ロックバンドのひとつと言っていいと思います。

(宇多丸)うん。

(高橋芳朗)毎年4月、アメリカで開催される巨大フェス『コーチェラ』っていうのがありますよね。来月開催されますけども。今年のヘッドライナーは3アーティストいるんですけど。ひとつがいま、紹介をしたアリアナ・グランデ。

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(宇多丸)はい。

(高橋芳朗)もうひとつが今年のグラミー賞で最優秀レコード賞を取ったチャイルディッシュ・ガンビーノ。で、もうひとつがこのテーム・インパラ。

(宇多丸)いかにすごいかっていうね。

(高橋芳朗)それでこのバンドの格、ステータスがわかると思うんですけども。で、ロックバンドって言っても、いまのヒップホップとかダンスミュージックとかにも割とスマートに対応できるフレキシビリティーみたいなのがある人たちで。レディ・ガガだったりマーク・ロンソンともコラボをしているし。あとはカニエ・ウェストやケンドリック・ラマーとかトラヴィス・スコット、エイサップ・ロッキーみたいなヒップホップアーティストとも全然共演していたりするんですね。

(宇多丸)ふんふん。

(高橋芳朗)で、この曲も割とそういう感覚が反映されていて。宇多丸さん、もうイントロの段階で反応をすると思うんですけど。割とハウスミュージック的な陶酔感というか多幸感があって。結構クラブのアフターアワーズとかでかけたら気持ちがよさそうな感じですかね。

(宇多丸)なるほど。

(高橋芳朗)じゃあ、ちょっと聞いてください。テーム・インパラで『Patience』です。

Tame Impala『Patience』

(宇多丸)いやー、これは気持ちいいっすねー!

(高橋芳朗)これは最高ですね!

(宇多丸)俺はいまね、ちょっと涼風が吹く夕焼けのフェスで。ちょうど日が暮れるぐらいの時間帯で。

(高橋芳朗)「音楽は素晴らしい」系ですね(笑)。

(日比麻音子)よきですね……!

(宇多丸)ビール片手に両手をウワーッとこう……フゥーッ!っていう。でも、なんかこの狙い所、なかなかありそうでなかったっていうか。BPMちょっと落とし目の4つ打ちで。まさにおっしゃる通り、アフターアワーズ的な気持ちよさ、まったり感もありつつ。でも、ブラックミュージック的アプローチじゃない感じ。

(高橋芳朗)なかなかできないさじ加減かなっていう。

(宇多丸)黒さ感はないみたいな。これは……いいですねえ! めっちゃいいですね。しかもこれ、コーチェラで。いま、新曲でこれをやったら……これ、狙ってきている! コーチェラを狙ってきている!

(高橋芳朗)アハハハハハハッ! 間違いないと思いますね。

(宇多丸)コーチェラ狙い新曲だよ、これ! ヤベえ、ヤベえ! 最高です!

(高橋芳朗)もう2人がさっそくね、いろいろと登録していますね。

(日比麻音子)はい!

(宇多丸)もうサブスクでね。毎回、この特集はこのやり方ですから。

(日比麻音子)紹介されたのを検索しながら、入れながら聞いてます(笑)。

<書き起こしおわり>

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