宇多丸とゴスペラーズ黒沢薫『スター・ウォーズ』を語る

宇多丸とゴスペラーズ黒沢薫『スター・ウォーズ』を語る アフター6ジャンクション

ゴスペラーズの黒沢薫さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと『スター・ウォーズ』のエピソード8ショックやエピソード9の予想などについて話していました。

(宇多丸)そして、TBSラジオ第六スタジオ、もうすでに入っていただいております。

(黒沢薫)はい。ゴスペラーズの黒沢薫です。こんばんは。

(宇多丸)よーしょー! いらっしゃいませー!

(黒沢薫)こんばんは。どうもどうも。なんかもう落ち着く感じになってきていて。

(宇多丸)今日、10月30日に『VOXers』っていうね、シングル。25周年記念ということですよね。そのプロモーションということで。すでにあちこち、稼働はされてきたという?

(黒沢薫)稼働が少しずつスタートしたところですね。テレビとかはもう撮ったりしていて。いま、インタビューがぼちぼちスタートして……っていう感じですね。

(宇多丸)お忙しい中、来ていただいて。でね、そのタイミングでの8時台の特集だったんですが、8時台の特集がとにかくボリュームが行き過ぎているという。

(黒沢薫)やりすぎましたね(笑)。

(宇多丸)その中ではとても『VOXers』がかけられないっていうことで(笑)。

(黒沢薫)あのコーナー、だってプロモーションとかしないコーナーなんじゃないですか?

(宇多丸)いえいえ、いつもね、アトロクを黒ぽん、聞いていただいているんですよね。よく反応をすぐにしていただいて。

(黒沢薫)怖いですよ。月・火と神回続きなんで。「どうすればいいんだ、今日?」みたいな。

(宇多丸)いやいや、今日はまた歴史的な回になるんじゃないかと想ってますよ。ちょっと黒ぽん、後ほど『VOXers』をかけるんですけど。その話も聞きたいんですが、ちょっとその前にカルチャーニュースで見過ごせないこんなニュースがありまして。『スター・ウォーズ』……黒ぽん、『スター・ウォーズ』の方はやっているんですか?

(黒沢薫)僕は少々嗜んでおります(笑)。

(宇多丸)嗜んでいる(笑)。まもなく『スカイウォーカーの夜明け』が12月20日、日米同時公開でね。ついに一応終わるっていうことになっておりますけども。で、その次の、いままでのスカイウォーカーの旧3部作からずっとくる流れが今回のエピソード9で終わるじゃないですか。で、その後の新サーガをずっと『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエーターとして知られるデヴィッド・ベニオフさんとD・B・ワイスさんがやるっていう風に報道されていたんですね。ちなみにこのデヴィッド・ベニオフさんとD・B・ワイスさん、インタビューを9月24日にこの番組でオンエアーしたんですけども。

その時に終わり際に「いやー、『スター・ウォーズ』大変だと思いますけど楽しみです」って言ったら、なんかもうブランクみたいな。「Completely blank」みたいな。「なにもまだ考えてないよ」みたいなことを言っていたんだけども、考えていないどころか、なんとこのお二方、Netflixと大型契約をしてまた新たなドラマシリーズをやるっていう理由で、「同時には無理」っていう。でも、ちょっと変な話かなっていう気もするんだけども。まあ、そういう理由で「『スター・ウォーズ』は降ります」ということで。だから完全に新しいサーガに関しては白紙になってしまったというね。

(黒沢薫)それは……なんか残念ですね。

(宇多丸)残念かつ、どうなんですかね。これね。

(黒沢薫)ちょっとドキドキしますよね。ちょっと『スター・ウォーズ』は正直、いまテンション的にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に負けているじゃないですか。

(宇多丸)まあ、そうですしね。

(黒沢薫)前ほど熱くなっていないっていうか。

(宇多丸)まあ、エピソード8ショックというのがありまして……。

エピソード8ショック

(黒沢薫)それ、めっちゃ言うよね。それね(笑)。

(宇多丸)いや、これはでもね、僕の周りのもともと『スター・ウォーズ』がすごい好きだった人が……俺も含めてなんだけど。やっぱりエピソード8ってすごい作品で。ずーっと、だって俺、映画が好きになったきっかけが『スター・ウォーズ』なんですよ。ずっと、『フォースの覚醒』の公開前なんてものすごい情緒不安定になって。もう始まる前とか「俺、大丈夫か?」って。終わった後に躯になっているんじゃないのかみたいな、あのテンションからすると、すごいですよね。もう。「みなさんね、なんか『スター・ウォーズ』、お好きなんですってね?」みたいな。

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(黒沢薫)いやいや、でもこの前、アジアツアー。シンガポールと台湾に行ったんですけども。そこにすごいやっぱり特撮オタクのスタッフがいて。そいつも「エピソード8は!」ってずっと文句を言ってましたよ。

(宇多丸)まあでも、そういう風になっているのかと思いきや、高橋ヨシキさん。もともとイウォーク好きの。で、エピソード8はどっちかっていうと比定派だったんだけど。でもね、すっごいメールを送ってくるよね。『スター・ウォーズ』について。

(黒沢薫)ああ、やっぱりそういうことなんですね(笑)。

(宇多丸)「俺より全然テンション高いやないか!」っていう話、ありますけどね。

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(黒沢薫)俺、エピソード8はあのラストシーンをどう回収するかにかかっていると思うんだけどね。

(宇多丸)ああ、今度のやつでしょう?

(黒沢薫)今度のやつで……だからエピソード8って全くムダな30分ぐらいのシーン、あるじゃないですか。

(宇多丸)あのカジノのところですか?

(黒沢薫)はい。でもあれはラストのあの少年がどう活躍するかでムダじゃなくなるじゃないですか。

(宇多丸)あの……あの掃除していた人?

(黒沢薫)そうそう。だから掃除していた人の中から実は……。

(宇多丸)掃除していた人が出るの? あれ?

(黒沢薫)いやー、出てくれないとだって回収のしようがないでしょう。

エピソード8のラストの少年が活躍するはず

(宇多丸)出ないでしょう! あれは要するに……「キミもジェダイだ!」みたいなやつでしょ?

(黒沢薫)それがイウォークみたいに次は活躍するんですよ。たぶん(笑)。

(宇多丸)ねえ。ホウキがパッと取れて……みたいな?

(黒沢薫)フフフ、そうやって活躍するとか(笑)。

(宇多丸)「へー、ホウキが取れて便利ですね!」なんて。俺のマキタのクリーナーの立てる台みたいなもんですよ。パッと取れて掃除ができて……みたいな(笑)。まあ、ということでデヴィッド・ベニオフさんとD・B・ワイスさんはなしになりましたという。ちなみにデヴィッド・ベニオフさんは『ジェミニマン』の脚本にもクレジットされていますね。

(黒沢薫)なるほど。『ジェミニマン』。

(宇多丸)『ジェミニマン』に関しては金曜日に評します。見に行くんだったら、なかなかお忙しいとは思いますけども。さいたま新都心のMOVIXで。ハイフレームレートという新しい撮影方法のを。1秒間に120フレームで撮影して1秒間に60フレームで上映して3Dにするという。

(黒沢薫)そんな……どうしているのかわからないですけど、なんかとにかくすごそうですね。

(宇多丸)いままでが24コマなわけだから。もうケタ違いなわけですよ。

<書き起こしおわり>

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