安住紳一郎と大山顕 新幹線・野立て広告を語る

安住紳一郎と大山顕 新幹線・野立て広告を語る 安住紳一郎の日曜天国

大山顕さんがTBSラジオ『日曜天国』にゲスト出演。安住紳一郎さんと新幹線の車窓から見える野立て看板について話していました。

(安住紳一郎)最近はまたなにか新しい分野で開拓しているものがあると聞いたんですが?

(大山顕)新しいというか、ずっと……いま、ご紹介いただいたみたいに僕、パナソニックに勤めていたので。出張でよく大阪に行っていたんですよ。そうすると、新幹線に乗ると野立て看板があるじゃないですか。わかりますか? 野立て看板……車窓から見える広告のでっかい看板が。

(中澤有美子)田んぼの中とかに突然ある。

(大山顕)そうです。畑とか田んぼの中に。あれをよく見ていて。「あれ? これ、いったいいくつあるんだろう? そして、どこの広告が多いんだろう?」って思って、2007年にずっと数えたことがあったんですよ。

(安住紳一郎)へー! 東海道新幹線で?

(大山顕)東海道新幹線の車窓からずっとカメラを構えて全部写真に撮ってグラフにしたことがあったんですよね。どこのが多いと思いますか? たぶん安住さん、よく乗られると思うんですけども。

(安住紳一郎)私はよくテレビ番組でも言われていますけども。化粧品会社の727。

(大山顕)はい、はい。そうなんですよね! あれ、謎っていうか。男の我々にとっては謎じゃないですか。727、おそらく東海道新幹線を利用するビジネスマンはみんな知っているのに。

(安住紳一郎)727。

(大山顕)「COSMETICS」って書いてある。だけどあれが売っているのを見たことがないし。なんなんだろう?って。で、実際に考えると、あの広告看板が東海道新幹線、ダントツに多いんですよ。10年前に数えた時は全部で野立て看板が79枚ある中……まあ「全部」って言っても僕が見たのは海側なんで。東京から大阪に向かって進行方向左側ですね。看板全部で――僕が数えたので正確ではないですが――全部で79枚あったんです。そのうち、727は2007年には17枚ありました。それで第一位。

(安住紳一郎)ええ。

(大山顕)それでこの前、「そういえば……」って。久しぶりに新幹線に乗って、もう1回、数え直してみたんですよ。そしたら看板がえらく減っていまして。前回79枚だったのが今回は46枚になっていまして。

(安住紳一郎)あらら! たしかに減っているような印象がありますね。

(大山顕)で、僕が思うに、2007年といまとで決定的に違うのはスマホのせいだと思うんですよね。みんな電車から外を見なくなっているんじゃないかと。だから広告としてあまり効果的じゃないっていうことなんじゃないかな?っていう風に思って。

(安住紳一郎)なるほど。

727の野立て看板は減っていない

(大山顕)ところが727は全然、ほとんど枚数を減らしておりませんで。たった1枚減って、16枚。健在っていう。でも相変わらず727をお店とかで見たことはないという。

(安住紳一郎)そうですね。あれは業務用の化粧品なんですか?

(大山顕)あれ、どうやら美容室専門で取り扱ってらっしゃる化粧品らしくて。

(安住紳一郎)でもなんか独特の戦略で面白いですよね。

(大山顕)面白いですよね。で、僕がいま気になっているのは、果たしてリニアになった時、野立て看板がどうなるのか?っていう。トンネルが多いのでそもそも野立て看板は見れる場所が少ないんでしょうけど。外を走ったとしてもものすごく速いので、見えないんじゃないか?っていう。そうすると、巨大化するしかない。ビルのようにデカい野立て看板がリニア沿いに立ってほしいっていう。僕が立てたい!

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)あとはなんかこう、コマ送りでアニメーションに一瞬見えるとか(笑)。

(大山顕)アニメーションみたいにね。あるといいですね。

(中澤有美子)パラパラ漫画みたいに。

(大山顕)トンネルの壁かなんかにね。

(安住紳一郎)でもこれだけいろいろ情報技術が発達している中、野立て看板っていう。

(大山顕)あれ、だから新幹線の車窓を画面に見立てると、あれはバナー広告だと思うんですよね。流れていく。

(中澤有美子)そうですね(笑)。本当だ。

(安住紳一郎)たまーに出てくるっていうね(笑)。

(中澤有美子)サブリミナル(笑)。

(安住紳一郎)たしかにまた東海道新幹線だけですよね? 東北新幹線とかは?

(大山顕)東北新幹線はあんまりないのかな? でも山陽もありますし。まあ、あとは車に乗っているとバイパスとかインターチェンジ降りたT字路みたいな突き当りにあったりしますよね。まあ、IT時代とは言われてもああいう物理的にデカい看板が立っているというのはまだまだなくならなくて。結構僕はキュートだなと思うんですよね。

<書き起こしおわり>

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