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松尾潔 Joji『TEST DRIVE』・H.E.R.『Focus』を語る

松尾潔 Joji『TEST DRIVE』・H.E.R.『Focus』を語る 松尾潔のメロウな夜
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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でJoji『TEST DRIVE』とH.E.R.『Focus』を紹介していました。

BALLADS 1 [Explicit]

(松尾潔)さて、その「旬な人」って言うと、これからご紹介する人をぜひ記憶していただきたい。日本の人なんですね。Jojiさん。この人は神戸出身でございまして。男性シンガーなんですが。渡米しまして、88risingというアジア系アーティストたちのクルーがございまして。そこに加入して、いろんなレーベルというか、その88risingの仲間たちと作品をたくさん出してきたんですが。『Ballads 1』というアルバムをリリースして、それがなんと僕の知る限りでは日系アーティストとしては初めてのビルボードR&Bチャートのナンバーワンに輝きましたね。これは快挙なのに、あまり日本で騒がれてませんよね(笑)。

Jojiは僕、知り合いじゃないんですけども、僕の周りの人たち……なにしろこの人は神戸出身の人で、日本語も流暢にしゃべる人ですよ。で、同じ学校に行ってた人とか周りにいるんですが。日本にいる時に、かの有名な無料動画サイトでとにかく面白い投稿をね、続けていた人なんですよ。まあ言っちゃっていいと思います。YouTuberとして大変面白い人だったんで、その人がいま、シンガーとしてきちんと評価されてるっていうのは当時を知る人からすると、「なんかかゆい」っていう人がいましたけども(笑)。まあ、ご興味がある方はサイトで調べてみてください。

それはともかく、うん。曲の方は素晴らしいですよ。独自の世界観というものを早くも確立しております。アルバムの中で聞きものはいくつかございますが、僕はこの曲をピックアップしました。Jojiで『TEST DRIVE』。

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Joji『TEST DRIVE』

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H.E.R.『Focus』

2曲続けていまのR&Bシーンを象徴するようなナンバーをお聞きいただきました。まずはJojiで『TEST DRIVE』。先ほども話しましたアジア人中心のヒップホップ、そしたR&Bのクルー88risingから飛び出したスターですね。本当にこのJojiさん、スペルも「Joji」で日本人が「ジョージ」って書いたようなスペルにしてるっていうところもちょっと面白いですね。この人の個性を育んだ神戸の街にもリスペクトですが。

その『TEST DRIVE』に続きましては、H.E.R.の『Focus』。この番組では『Focus』は何回もBGMでかけてきてるんですよね。そのクリス・ブラウンとのデュエットバージョンも含めて。だけどきちんとかけたことはありましたっけ? 多分、ないんですよね。

松尾潔 Mariah Carey『A No No』・H.E.R.『Take You There』を語る
松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でマライア・キャリーの『A No No』、そしてH.E.R.の『Take You There』を紹介していました。

で、この曲は2年前にもう世に出ていたんですけど、2018年の1年を通して随分時間かけて愛されたっていう印象があったんで。まあ今年の曲としてご紹介してるんですけど。H.E.R.をなぜここでかけたかっていうと、「彼女はもともとギャビー・ウィルソンっていう名前で1回世に出たんですよ」なんてことを数週間前にもお話しましたし。何度か言ってきましたけど。そのギャビー・ウィルソン時代の写真っていうのはまあネットでも見ることできますが、あどけない少女。また10代ぐらいなんですけども。我々にとってちょっとどこか親近感のあるような顔立ちなんですが。

それもそのはず、彼女はお母さんがフィリピンの出身なんですよ。それは、ねえ。そう言われてみると真っ先に思い出すのはブルーノ・マーズかと思いますけれども。まあ我々からすると親しみを感じる面立ちと声質。そんな人たちがいま、アメリカのR&Bシーンのメインストリームについにやってきたというのがね、この2018年ってことになるのかな、なんて思いますけども。まあ思い起こせばね、エラ・メイが今年大ブレイクして。イギリスからやってきたエラ・メイがアメリカのR&Bシーンに風穴を開けたみたいな話をしましたけど。

H.E.R.は2016年のこのメロ夜のトップ20で20位に入ってますからね。『Losing』という曲で。

松尾潔 2016年 ベスト・メロウソング トップ20
松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中で2016年のR&Bシーンを振り返り。松尾さんの個人的な2016年のメロウソングチャート トップ20を紹介していました。

まあ、どれぐらいの人が覚えているのか定かではないですが(笑)。いま、聞いていただいた『Focus』っていうのは『Losing』と同じぐらいのタイミングで出た曲なんですが、随分時間かけて浸透して。で、H.E.R.の名前も今年ググッと上がりましたけど。その間、H.E.R.ずーっとサングラスかけてるんですよ。いつ、どのタイミングでとるのかなと思いながら……だってもうみんな、ギャビー・ウィルソンっていうことはもう、「じゃないか?」っていう噂のレベルじゃなくて、もうわかってるんですよね。業界の人は。

でもね、「H.E.R.」っていう名前で出なきゃいけなかった。そしてサングラスをかけて出なきゃいけなかったっていうのは後々、語られることになると思いますよ。やっぱり、まずは音楽で評価されてこそっていう、そういう時期なんでしょうね。この話を始めるとキリがないので、これ以上はちょっと止めておきますけれども。2018年いろいろあったよということで、H.E.R.の『Focus』をお届けいたしました。今年はね、エラ・メイとのライバル同士のデュエットっていうのも良かったですね。『Gut Feeling』。

実り多き、そんな2018年のR&Bシーンでございました。

<書き起こしおわり>

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