コンバットRECと宇多丸 中川翔子の素晴らしさを語る

宇多丸と中川翔子 10年目の『綺麗ア・ラ・モード』を語る アフター6ジャンクション

コンバットRECさんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』で中川翔子さんのアトロクスタジオライブを振り返り。中川さんの功績について山本匠晃さん、宇多丸さんと話していました。

(コンバットREC)先週の木曜日ですか。7時台のライブのコーナーで中川翔子さんがいらっしゃった時にうちの娘がしょこたんの大ファンなんでちょっとスタッフにお願いをして見学をさせていただいたんですよ。そうすると、しょこたんが優しくてですね。娘にサインもしてくれるは、サインだけじゃなくて絵まで書いてくれて。

(山本匠晃)へー!

(コンバットREC)「好きなポケモン、なに?」って聞いてくれて、ニンフィアっていうイーブイの進化系がいるんですけど。「ニンフィア」って言ったらしょこたんが「じゃあ、書いてあげるよ」って。

(山本匠晃)ええっ?

(コンバットREC)超絶に絵が上手いですよね。なんにも資料を見ないで完璧にニンフィアを書いてくれましたからね。マジックでサラサラサラッて。すごいですよ。ちょっともうグッと来ちゃって。宇多丸さんもおっしゃってましたけど、中川さんって中学ぐらいの頃とかに、結構思春期にたくさん辛い思いを……学校になじめなかったりとかでされていて。そんな中川さんの希望だったのがアニメであったり歌だったりなわけじゃないですか。でもそんな中川さんが辛い時代を経て芸能界に入って、その後にいっぱい苦労もされたりしたと思うんですけど。その中川さんがいま、子供たちに今度は希望を与える立場になっているっていうのがこれ、なんと壮大で美しい物語なんだろうと思って。見ていたら結構グッと来ちゃって。

(山本匠晃)ああーっ!

(コンバットREC)いや、本当にね。しかも中川さん、アニメで言えば『トップをねらえ2!』を見てているような気持ちですよ。まあ『トップをねらえ!』がどういう作品かっていうのを説明すると100%ネタバレになるのでここでは説明できないんですけども。「中川さん、あなたがノノリリですよ!」って言いたくなるような光景でしたね。

(山本匠晃)でもお子さんとのふれあいを見ると、特に感じるっていうか?

(コンバットREC)そうですね。いや、だってそしてきっとしょこたんがこうやって夢や希望を与えている子供たちからまた次のしょこたんが出てくるでしょうしね。いや、しょこたんがいかに偉大かっていうのはね、1回特集した方がいいって宇多丸さんもおっしゃってましたけども。やっぱりその、しょこたんはデビューが2001年ですか。で、ほぼ同時期のデビューにPerfumeがいて。Perfumeもやっぱり芸能界の中で、アイドルというジャンルの中で前人未到というか、誰もやっていないことをやってきていて。しかもアイドル冬の時代も道を切り開いていまのポジションを作ったんだけど、しょこたんもオタク趣味のタレントっていうのがそもそもアイドルにはいなかったし。

(山本匠晃)ええ。

しょこたんが1人で道を切り開いてきた

(コンバットREC)1人でその道を切り開いてきたんですよね。道のないところに……しょこたんが歩いたところが道になってきて。だからいま、割とオタク趣味とかのアイドルって珍しくないですけど、全部それは中川さんが作ったその道の上をみんなが歩いているんですよ。だからもっともっとしょこたんの偉大さっていうのはね、Perfumeと並んで語られるべきだと思うんですよね。でね、中川さんのおかげでアイドルだけじゃなくて、なんなら普通の僕たちだって職場とかでオタク趣味の話をしやすくなっているところもあるかもしれないし。

(山本匠晃)はいはい。

(コンバットREC)この番組とかだってね、しょこたんのおかげでやれているところ、何割かあると思いますよ。本当に。本当に偉大ですよ。だから感動しちゃいましたね。そんなことを思いながらずっとね、子供としょこたんが会話しているのを見ていました。すげー長い間しゃべってくれるんですよ。

(山本匠晃)RECさんは会話しなかったんですか? お子さんがメイン?

(コンバットREC)僕はフォローみたいな。「最近、何が好きなの?」とか子供が聞かれているから、「うちの子、『おそ松さん』が好きなんですよ。『ジョジョ』と『おそ松さん』を最近、見出して」って。しょこたんも「『おそ松さん』はどうかな? ちょっと早いんじゃないかな?」って言ってましたけども(笑)。

(山本匠晃)アハハハハハッ!

(コンバットREC)「下ネタが多すぎるんじゃないかな?」とか言われましたけどもね(笑)。

(山本匠晃)いつかね、特集はね。

(コンバットREC)そうですね。偉大さを1回、振り返るようにやってみたらいいんじゃないですかね。

(山本匠晃)いつかこの時間にRECさんと中川翔子さんを……。

(コンバットREC)いや、俺は参加する必要はないですよ。それは宇多丸さんで。

(山本匠晃)いや、ごめんなさい。金曜日で振り返れたらいいなって。ここでしょこたんの特集を。

(コンバットREC)ああ、そうね。何曜日かでやったやつを。いいですね。グッと来ますね、それ。

(山本匠晃)そんな日が2019年、来るのか? 楽しみですね。

(中略)

(山本匠晃)さあ、ここで宇多丸さんが東京MXに到着したそうです。宇多丸さーん? 今週はRECさんでーす。

(宇多丸)もしもーし。どもども。

(コンバットREC)今週、時間かかりましたね。到着、時間かかったんですか?

(宇多丸)時間がかかったんじゃなくてずっと(ラジオで流れる)星野くんの歌(『Pop Virus』)を聞いていたんだよ。この寒空の中で。

(コンバットREC)ああ、ねえ。いい曲だからね。今日、でもあんまり寒くないでしょう? あったかいでしょう?

(宇多丸)まあね。でもね、正直星野くんの曲が良すぎて踊っていましたっていう。すごくよかった。

(コンバットREC)フフフ、なんにもないところで(笑)。

(宇多丸)踊りながら「星野めー! 星野めー! 作品に対する志が高すぎるぞ、星野めー!」って言いながら聞いていたところですよ。

(コンバットREC)フフフ、呪詛の言葉を吐きながら。

(宇多丸)そうそう。でもよかった。あの、なんかチラッと聞こえましたけどね、しょこたんね。

(コンバットREC)いやー、素晴らしかったですね。もう。グッと来ちゃいましたね。なんか。

(宇多丸)はい。おっしゃっている通り、やっぱりしょこたんの存在の重要性ってますますいま、年々大きくなっていると思っていて。なので全く、しょこたんが重要人物だ特集をやらないといけないっていうね。

(コンバットREC)意外とそういう風に見られていないじゃないですか。なんか当たり前になってきて。アイドルでオタク趣味とかっていうのがね。でも、誰がその道を開いたんだ?っていう話ですよね。

(宇多丸)そうそう。あと、彼女自身が謙虚な方じゃないですか。相変わらず……「中野の地下水をすすって生きているプランクトンです」っていうね(笑)。だから、ぜひそのあたりは。

(コンバットREC)この前の放送の時も宇多丸さんが褒めてしょこたんが謙遜するの繰り返しで、話が全く前に進まないっていうのが多すぎて面白かったですけどね(笑)。

(宇多丸)いやいや、なんかでも久しぶりに会えてうれしかったですけどね。

<書き起こしおわり>

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