松尾潔 Trey Songz『Shootin Shots ft. Ty Dolla $ign&Tory Lanez』を語る

松尾潔 Trey Songz『Shootin Shots ft. Ty Dolla $ign&Tory Lanez』を語る 松尾潔のメロウな夜

松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でTrey Songz『Shootin Shots ft. Ty Dolla $ign&Tory Lanez』、そしてJUJU&久保田利伸『Englishman In New York』を紹介していました。

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#NEWMUSIC available now ?? “Shootin Shots” feat @tydollasign @torylanez LINK IN BIO

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(松尾潔)さて、続けてご紹介しますのはボン・ファイアーのアルバム『Ready To Love』の中で、これは僕が大変気に入った曲で『Automatic』っていう曲があるんです。いま、バックで流れてる曲があるんですが。

この曲のプロデュースもしておりましたヒットメイカー(Hitmaka)という売れっ子プロデューサーがいますが。そのヒットメイカーのプロデュース作を1曲、ご紹介したいと思います。トレイ・ソングスですね。はい。しかもこの曲はなんとタイ・ダラー・サインとトーリー・レインズという人気者2人をフィーチャーしております。男性が三つ巴。なんかこのフレーズ、以前も使ったことあるなと思ったんですが、うーん……思い出すと、今年の頭に発表しました『メロウな夜』の去年、2017年の年間TOP 20というランキングがございまして。メロウ・オブ・2017。

松尾潔 2017年 ベスト・メロウソング トップ20
松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中で2017年のR&Bシーンを振り返り。松尾さんの個人的な2017年のメロウソングチャート トップ20を紹介していました。(松尾潔)さあ、今夜はお待ちかねですよ。新春特別企画。メロウ・オブ・2...

その中で第2位に輝きましたのがジェレマイ feat. クリス・ブラウン&ビッグ・ショーンの『I Think Of You』という曲でしたが。

まあ、その時の構図を思わせますね。そしてクリス・ブラウンのライバルと言われることもよくあるトレイ・ソングスが今回、このトライアングルの中の要になっているというのもあって。ちょっとその曲のセクシーな男性が3人で代わる代わるマイクリレーしていくっていう構図は『I Think Of You』を意識したのかな?っていうところがあるんですが。何と言ってもね、その時に旬な人たちが旬なサウンドで歌うっていうのはもう、早いもの勝ちでね。早く聞くほどお得感もあるということなので、早速ご紹介したいと思います。今月配信が始まったばかりのシングル。トレイ・ソングス feat. タイ・ダラー・サイン&トーリー・レインズ。プロデュースはヒットメイカーで『Shootin Shots』。

Trey Songz『Shootin Shots feat. Ty Dolla $ign & Tory Lanez』

JUJU『Englishman In New York (Duet with 久保田利伸)』


(松尾潔)2曲続けてコラボ曲という、そういう共通項のある2曲をご紹介いたしました。トレイ・ソングス feat. タイ・ダラー・サイン&トーリー・レインズ『Shootin Shots』。これはリリースされたばかりのニューシングルでございます。持ち味を打ち消すのではなく、高め合うような組み合わせになっているんじゃないかなと、ちょっと甘めの採点をしたくなる……なにしろ、三者とも僕の好きな人たちなんですけどね。こういう男性が3人で代わる代わる歌っていくっていう曲はどれぐらい需要があるのかな?っていうと、すごくあるんですね。いまのR&Bシーンではね。

もちろん、ヒットするためのフックがそれだけ増えるということでもあるだろうし。やっぱりこういうマイクリレーっていうのが好きなんだと思います。文化として、アフリカンアメリカンのリスナーであるとか、その音楽業界周辺はね。だからこそヒップホップっていうのはあれだけ複数でマイクを分け合うんだと思うんですけど。僕はね、これが日本でどれぐらい文化として浸透するのかな? なんてことを半分、他人事のように。そして半分は製作者の気持ちで見ているんですが……どうですかね?

音楽として、そして音楽ビジネスとして、こういった『Shootin Shots』だとか、昨年の『I Think Of You』みたいな、そういう形の曲が次から次に出てくるっていうのはいま、ちょっとにわかには想像しがたいですけどね。どうなっていくんだろうな、なんて考えながら聞いておりました。

続いてお届けしたコラボ曲。これはもう、昔ながらの男女デュエットでございますね。まあ「コラボ」なんていう言葉を使わずとも、デュエットって言えばいいじゃんという、そんな作りでございます。JUJUさんの来月5日にリリースが迫ってまいりました『DELICIOUS ~JUJU’s JAZZ 3rd Dish~』の中から、久保田利伸さんとのデュエットで『Englishman In New York』をお聞きいただきました。オリジナルはもちろん、スティングですね。

このデュエット、僕がプロデュースするにあたってはね、まあちょっとひとかたならぬ思いがありましてね。まあ、いろんなそれに付随するストーリーもあるのですが、それはまた機会を見つけてお話ししたいと思いますが。まあJUJUさんと久保田利伸さん、お二人ともニューヨークで音楽武者修行だったりだとか、実際に活躍の場であったりと、ニューヨークという共通項のあるお二人ですが、似合いますね。アレンジを手がけておりますのはこの番組ではよく聞く名前ですね。川口大輔さん。

ですが、川口さんは今回、アレンジに専念して。得意なピアノを封印しまして。よりジャズピアノの世界の経験値の高い島健さんをピアニストにお迎えしております。『Englishman In New York』、ご紹介いたしました。

<書き起こしおわり>

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