杉作J太郎さんが南海放送『MOTTO!! 痛快!杉作J太郎のどっきりナイトナイトナイト』の中で亡くなった江波杏子さんについてトーク。その麻雀の腕前について話していました。
(杉作J太郎)さて、それではここで1曲行きましょうかね。江波杏子さんのお便りもくださいね。Twitterの方ではたくさん来ていますけどね。これは後ほど、まとめて紹介したいと思いますので。江波杏子ってね、さっき『女賭博師』で……「その壺、お待ち!」って言っていましたけども。あれも変な歌でね。「銀子です」って言いながら、「銀子をやらせていただいております江波杏子」って言っていて。「あれ? 江波杏子さんじゃありませんか!」みたいな(笑)。
でもこの江波杏子さんがね、実はものすごい麻雀が強いんですよ。他局になりますけど、麻雀の深夜番組があって。朝までやっているような番組があったんですけど。その麻雀の生番組に江波杏子さんがゲストで出たの。で、加賀まりこさんはよく出ていたんですよ。「強い」っていうことで。で、加賀さんはよく出ていたんですけど、ある時に江波杏子さんがゲストで来まして。そしたら「江波さんが麻雀強いって聞いてますよ」って司会のガダルカナル・タカさんが言ったらね、「もう、しばらくやってないのよー。もうルールも忘れたわよ。全然やってないからさー、私もう今日全然できなくてみなさんにご迷惑かけちゃったらどうしよう?」なんて言って。
「麻雀のルールも忘れたわよ」(江波杏子)
それで対戦相手は風間杜夫さんとか歴戦の強者がいるわけですね。そして生放送が始まったんですよ。……江波杏子さんの一人勝ち。もう本当にエグい(笑)。「江波さん、エグいよ!」みたいな。「ルール忘れていたら困るわ。みんなに迷惑かけちゃったら困っちゃうから……」みたいな。でも、圧倒的勝利! もうレベルが違っていました。もうね、「これが勝負師なんだな」って思いましたね。最初からもう勝負は始まっているんですよ。そこから。
まあだから、実は僕もう結果を知っていますけど。その覚悟がちょっと、もしかしたら(日本シリーズの)カープにも足りなかった部分があったのかもしれないですね。もしかしたら。こういう結果になったいまとなっては。最初の引き分けがもうすでに厳しかったのかもしれない。いま思えば。やはりカープ、広島。地元で。あの試合からどうしても勝っておかなければいけなかったのかもしれない。そしてさらに言いましたら、予告先発制を採用しましたけど。あれも、今日なんかも見たらそうでしょう? 打線もホークスは全試合で変えてきましたよね。ところがカープは固定打線なんですよ。どう考えても予告先発で動いているのはホークス側なんですよ。打線が。そう考えると、「やられたな……。工藤公康、恐るべし!」っていう気持ちがしました。まあでも、それは勝負だからしょうがないです。
<書き起こしおわり>