福島暢啓『安住紳一郎の日曜天国』代打オープニングトーク書き起こし

福島暢啓『安住紳一郎の日曜天国』代打オープニングトーク書き起こし 安住紳一郎の日曜天国

(福島暢啓)ですからもちろん『日天』は私、毎週……とは言いませんけども、結構聞いていまして。学生の頃からポッドキャスト組で。聞いてましたので。

(中澤有美子)ええ! わあ!

(福島暢啓)その中澤さんが目の前にいて。で、横で笑っている人はこの人なんだ!っていう方も横に座っていますので。なんかね、嬉しいですよ。本当に。

(中澤有美子)ああ、本当ですか? がっかりはしてないですか?

(福島暢啓)いやいや、一切がっかりするようなポイントは……そうですね。ないと思います。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(福島暢啓)スタッフの方が誰も名刺をくれなかったぐらいですかね?

(中澤有美子)それは失礼いたしました(笑)。

(福島暢啓)「誰も」じゃないですけども。何人かの方からはいただいているんですけども。くれない方の方が多かったんで。

(中澤有美子)ああ、本当ですか? ちょっと持っていないんじゃないですかね?(笑)。

(福島暢啓)そういう話も聞きました。まだ名刺という文化があまりTBSラジオにはないという話もちょっと聞いています。

(中澤有美子)ええ(笑)。

(福島暢啓)私は東京に来る時には、言ったら戦だと思って来ていますので。「名刺は社会人のピストルだ」と習いましたので。たくさん弾丸を補填して来たんですけども。本当、ティッシュ配りみたいな状態でばらまいているような感じで。

(中澤有美子)ええ、ええ。それは失礼いたしました。

(福島暢啓)いえいえ、失礼とかじゃなくて、風土かなというようなことを思っておりまして。いろんな差があるものだなと。「これか東京か!」と思っております。はい。東京の放送業界ってやっぱり、ちょっと尖っていないと生きていけないというところがあると聞いていますし。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(福島暢啓)私、すごく怯えていますよ。だから前回、前々回ぐらいの関西、地元での放送の時にはいっぱい言ったんですけども。東京は伏魔殿だと聞いていますし、恐ろしい場所だと聞いていますし。みんなニコニコしてこっちを見ているけど、本当はどう思っているかわからないというのが東京だと聞いていますから!

(中澤有美子)そんなことないですよ(笑)。

(福島暢啓)大丈夫ですか? ああ、そうですか。

(中澤有美子)そんなことないです。東京の者はむしろ西の、関西の大阪の方たちのコミュニケーション能力の高さには本当にかなわないって思っているところがありますので。そんな風には思わずに。

(福島暢啓)まあ、大阪には大阪、関西には関西の怖さはあるんですけどね。私、宮崎県の出身で。九州……知っていますか? 宮崎県。

(中澤有美子)もちろんですよ(笑)。

(福島暢啓)九州は9つ、ありませんからね。7県ですので。その中のひとつの宮崎県というところに生まれまして。で、言ったら田舎の街ですので、放送局も民放が2局しかないんですよ。で、NHKがあとはあるだけで、4つのテレビのチャンネルをコロコロと転がしながら見ているような状態で。まあ、情報があまりないし、テレビ文化というものがあまりなところで育ったので、自ずとラジオが好きになりまして。

(中澤有美子)へー!

(福島暢啓)聞くようになりまして。で、『ラジオ深夜便』というNHKの夜中の放送がありますけども……大丈夫ですか? TBSであまり他の放送局の名前とか出さない方がいいですか?

(中澤有美子)大丈夫ですよ。

(福島暢啓)1個1個確認しながら進めてますけども。すいません。その『ラジオ深夜便』っていうのをずーっと聞いていて、「放送の世界って面白いな」と思うようになりましてね。で、放送業界に憧れを持つようになりまして。で、その裏方の仕事に就こうと。どうもテレビやラジオというのは寿命がぼちぼち来るらしいという噂を学生の頃に聞きまして。

(中澤有美子)ああ、それは世の中の流れで? まあネットもすごく隆盛になってきて。

(福島暢啓)ねえ。ちょうどインターネットが一気にグーッと持ち上がってきた頃で。いままでのメディアというのは既得権益にしばられていて。そんな殿様商売はいずれ凋落の一途をたどるというような本がいっぱい出たんですよ。で、それを読んでいたら悲しくなってきまして。ずっとテレビ・ラジオで育ってきた人間ですので。「これは最後を看取ろう」と思って放送業界を志したんです。で、放送局に入ろうと思ったので、最初は営業とか製作志望だったんですけども。

(中澤有美子)なるほど。

(福島暢啓)まあそういう学生時代のおしゃべりをしていたという噂を聞いた人事部の者が「こいつ、アナウンサーでもいけるんじゃないか?」と判断をしまして。まあ、それが合っていたのかどうかはわかりませんが、こういう職業をするようになっていま、今日みなさんの前でしゃべっているという。もう大阪のMBSの社員たちもみんな、本当に不思議なもんで応援をしていましてですね。

(中澤有美子)うん。ええ。

(福島暢啓)「がんばってこいよ! 行ってこいよ!」っていう。本当に出征をするような気持ちで。

(中澤有美子)フハハハハハッ! 「出征」ですか(笑)。

(福島暢啓)本当そうですよ。びっくりしました。

(中澤有美子)戦地に送り出される感じ?

(福島暢啓)もう「バンザイ! バンザイ!」で送り出されまして。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(福島暢啓)本当に……なんか変な感じなんですよ。

(中澤有美子)それは福島さんのお人柄ですよ(笑)。

(福島暢啓)お人柄っていうか……なんなんでしょうかね? TBSラジオっていうのはどういう位置づけなんですかね?

(中澤有美子)まあ、そうですね(笑)。

(福島暢啓)それだからこそ、またどんどん恐怖心が出てくるんですよ。「がんばれ、がんばれ」って言われれば言われるほど「えっ、そんなにがんばらなきゃいけないの?」って思って。僕は言ってもあれですよ。「来い」と言われたから来た状態ですから。任命責任があると思って来てるんですよ。だから自分に責任はないと思っている部分も多少なりともありまして。ただ、問題なのはあれなんですよ。商品券を受け取っちゃっているんですよ。

(中澤有美子)アハハハハハッ! 例のやつですね?

(福島暢啓)先々週の放送を聞いた方ならお分かりだと思いますが、安住さんは私が同じ系列の放送局ですから、ギャラを出すわけにはいかないので。「それでは」ということで、個人的になんと言いますか、勢いづけと言いますか。お礼の気持ちというのを形で表さなきゃダメだということで、商品券をご用意くださっていて。

(中澤有美子)ええ。

(福島暢啓)どんなものかと思って。「本当かな?」と思いながら来たら……ありましたよ(笑)。

(中澤有美子)本当だった。

(福島暢啓)ええ。見ました? 現物を。

(中澤有美子)見てないです(笑)。

(福島暢啓)ちょっと出しましょうか。(ガサガサ……)。

(中澤有美子)ええっ!?(笑)。

(福島暢啓)ほら、見てくださいよ。

(中澤有美子)うわっ、厚み!(笑)。

(福島暢啓)見てくださいよ。こんにゃく。こんにゃくですよ。あの、すごい。

(中澤有美子)すごい!

鉛のような商品券(先渡し)

(福島暢啓)百貨店のきれいな包装紙が巻いてありますけども。「御礼」というのし紙がかかっていて、厚みがそうですね。まあ数字では具体的に言いませんけど、手でグッと持つ時に……。

(中澤有美子)そうですね。重量感。ああ、なかなかの。

(福島暢啓)ええ。まあ、そうですね。薄い鉛の板が入っているぐらいの重さがグッとあるんですよ。昨日、TBSが用意してくだったホテルの部屋で1人でこれを開けて……。

(中澤有美子)アハハハハハッ! どうでした? 鉛でした?(笑)。

(福島暢啓)鉛でしたね(笑)。精神的な鉛でした。

(中澤有美子)フハハハハハッ! そうですよね(笑)。

(福島暢啓)グッと。文鎮がいま、心の上に乗っかっているような感じでドン!って押された感じがして。「あららららっ!」って思いまして。「これはいけない!」と思いまして(笑)。

(中澤有美子)「先に渡されるって、こういうことか!」と(笑)。

(福島暢啓)ええ。もう布団の中にすぐに潜って。布団をかぶりまして。「とりあえず、寝よう! とりあえず、寝よう!」って思って。もうここ何週間かは、ずーっとどうしてもこの番組のことを考えてしまうので、別のことを考えようと思って。何も考えないでいいようにルービックキューブを買ったんですよ。

(中澤有美子)ほう(笑)。

(福島暢啓)その目を揃えている間は本当に色の動きしか頭の中にありませんから。そっちに集中することで、できるだけこのことを忘れよう、忘れようとしていたんですけども。それを大阪に置いてきちゃったから……。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(福島暢啓)今日はそれをクルクル回すことができないから、もうどうしようもなくて。

(中澤有美子)ああ、本当だ。

(福島暢啓)またホテルがちょっと、少し前に建ったホテルだと思うんですけど。最近のビジネスホテルって枕元にコンセントがありますよね。電気のソケットが。

(中澤有美子)そうですよね。

(福島暢啓)そこは、ないんですよ。ですから、携帯電話を充電しながらいじるっていううことができないんですよ。言ったら現代人がいちばん、どうしようもない手持ち無沙汰な時。なにか他のことを考えたい時にゴチャゴチャゴチャってするのがない状態になっちゃって。だって、コンセントから抜いてもし充電が切れて目覚まし時計が動かなかったりとかすると……ねえ。ホテルの目覚まし時計も一応かけているけど、あまり信用ならない場合もあるじゃないですか。だってコンセントが頭のところにないようなところのホテルだと、ねえ。機材もある程度、歴史を刻んできたものだから。

(中澤有美子)そうですよね(笑)。

(福島暢啓)そこをあんまり信用していいかわからないから。だから、足元の方というか、向こう側にコンセントにさして置いておいて。しょうがないから今日の朝のオープニング。「10月7日、朝10時になりました」っていうのを何回もつぶやきながら眠りにつきました。

(中澤有美子)はー!(笑)。

(福島暢啓)無事、スタッフみんな寝坊もせずに……あ、私どもMBSのスタッフも今日は一緒に。3人連れで来ておりまして。

(中澤有美子)お三方がいま、サブでこちらを微笑んでご覧になっています。

(福島暢啓)私の番組のプロデューサーを担当しているものと、ディレクターをしている私の後輩が1人。そしてアナウンサー室というところに私は所属しているんですけど、そのアナウンサー室長の3人が来ています。

(中澤有美子)ああーっ、怖い!(笑)。

(福島暢啓)フフフ(笑)。そっちのプレッシャーもあるんですよ。4人ともジャケットを着てきています。だから「失敗しちゃいけない」っていう気持ちが全員にあるっていうのはわかっていただけるかな? ビジュアルでも……っていう。

(中澤有美子)ええ、ええ。福島さんも今日はビシッとスーツをお召しで。ネクタイも締めて来てくださいましたね。

(福島暢啓)ちょっと暑かったんですけども。これは私のスタイルなので。ええ。大学生の頃から背広を着てネクタイを締めるというのをやっているもんですから。

(中澤有美子)へー!

(福島暢啓)ちょっと、気持ち悪いですか?

(中澤有美子)いやいや、なぜですか?

(福島暢啓)楽なんですよ。なにも考えなくていいから。だし、ちゃんとしている人に見えるでしょう?

(中澤有美子)そうですね。

(福島暢啓)喋っている内容が多少ドガチャカなっていても、なんかちゃんとした人に見えるかなと思って。説得力を出すために背広を着ているんです。まあ、ラジオだからあまり関係ないと思いますけども。

(中澤有美子)お守り的な感じで?

(福島暢啓)そうですね。まあでもそういう気持ち……だから鎧ですよね。

(中澤有美子)そうですか。

(福島暢啓)戦いに来ていますので。今日、どういう戦になりますか。そのへんも含めて。ゲストの方も割と私に寄せたと言いますか、私が希望して「会いたい」と言った方に来ていただいておりますので。そのへんも楽しみにしていただきたいと思います。それでは、メッセージに参りましょうか。今日のメッセージテーマはこちらです!

<書き起こしおわり>

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