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渡辺志保 FUJI ROCK FESTIVAL2018 ケンドリック・ラマーを語る

渡辺志保 FUJI ROCK FESTIVAL2018 ケンドリック・ラマーを語る INSIDE OUT
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渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でFUJI ROCK FESTIVAL2018のケンドリック・ラマーのパフォーマンスを振り返っていました。

(渡辺志保)そろそろ韓国ではね、ケンドリック・ラマーの単独公演がちょうど終了したところっていう感じでしょうか? で、ですね、同じ経験をした方がたくさんいらっしゃるじゃないかと思うんですけれども私、先週行われましたフジロックフェスティバルに行ってまいりました。私と同じようなルートを辿った方が他にもいるんじゃないかと思うんですが、3日間の通しのフェスですけれども、2日目のヘッドライナーがケンドリック・ラマーということで。私はちょっとね、体力が持つかどうか心配だったので2日目から……2日目だけ参戦しまして。2日目の夕方ぐらいに苗場の会場に入ってライブを……MGMTのライブとか、後は着いてすぐにD.A.N. のライブがあったので、そういったものを見つつ。

あとはスクリレックスを見てつつ。YOSHIKIさんは見れなかったんですけど。そういうのを見ながら、ケンドリック・ラマーを見て。で、深夜もレッドマーキーっていう屋根がついてるステージありますけれども、主にレッドマーキーでライブを見たわけなんですが。ちょっとね、ケンドリック・ラマー、そしてその他のアクトのライブのレポートは記事に書く予定がありますので。で、時間の制限もあるからあんまりここで長々と話そうとは思ってはなかったんだけど……でも、それにしても、まずなにはともあれケンドリックに関してはやっぱり、すごい良かった。

で、私もですね、同じく『INSIDE OUT』で前に話しましたけど、5月の末にニューヨークまで行ってケンドリックが所属しているレーベル、トップ・ドーグ・エンターテイメント、通称TDEのレーベルツアーを見に行ったんですね。マジソン・スクエア・ガーデンで。で、ケンドリックはもちろんのこと、SZAとかスクールボーイ・Qとかジェイ・ロックなんかも出てきて。そのライブでも丸々ケンドリックは60分ぐらいのショーをしてくれたんですね。

なんだけど、MSGで見たケンドリックよりもこの先週土曜日に苗場で見たケンドリックの方がなんかね、ケンドリック自身のすごいバイブスの高さを感じました。フジロックってやっぱり天候に恵まれないことの方が多いじゃないですか。かつ、今回はもう台風も迫っている中だったんですけど、もう本当にケンドリックのライブの時も結構ね、雨風が強くてどうなることやらと思ったんですけれども。めっちゃめちゃ熱い内容だったし、やっぱりまあ、バックバンドはいるとはいえ、やっぱりねマイク1本、たった一人でMCでね、あそこまで完成度の高いラップ、ヒップホップのライブができるアーティストっていうのはやっぱりそんなに多くないと思いますし。さすがケンドリック・ラマーだなと思った次第です。

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ケンドリック・ラマーのパフォーマンス

で、みなさんはどんな内容でケンドリックがパフォームしたか、気になっていらっしゃるかと思うんですけれども。ぶっちゃけ、去年からずっと回ってる『DAMN.』のツアーがありまして、それをほぼそのまま持ってきたという感じでしたね。で、大掛かりな舞台装置はもちろん持ってこれないけれども、みんなも去年のコーチェラで見たと思いますけど、ちょっと摩訶不思議なカンフー・ケニーをモチーフにしたムービーなんかもそのままだったし。ダンサーの方もね、そのまま一緒に来てらしたし。バンドメンバーもおそらく『DAMN.』のツアーとほぼ同じメンバー。で、そこからまあ3曲……アメリカでやってる『DAMN.』ツアーよりも3曲程度少なくしたセットでやってましたね。

で、ケンドリック・ラマーといえば結構お客さんに自分のフックとかね、バースを歌わせる行為……まあどのラッパーもしますけど。特にケンドリックはね、『HUMBLE.』とかでね、そういうことが多い。『M.A.A.D. City』とかでもそういうことが多いラッパーだから、結構日本のオーディエンスに対してどういう風にそこのアプローチをするんだろうという風に思ってたんだけど……お客さんに歌わせるパートがあったのは『HUMBLE.』と『Backseat Freestyle』と、あとは『All The Stars』もあったかな? 全部で3曲あったんだよね。お客さんに歌わせるパートが。

で、『HUMBLE.』も私がニューヨークでみた公演だと、LeftとRightのSpiralのライン(My left stroke just went viral Right stroke put lil’ baby in a spiral)から全部をお客さんに、2バース目もまるっと全部歌わせる構成だったんだけど、日本のフジロックは『HUMBLE.』のそのSpiralのところとPhotoshopのところ、「I’m so fuckin’ sick and tired of the Photoshop」のところはお客さんに歌わせていて、あとは全部自分で歌ってました。あとね、いちばんやっぱりお客さんの反応。日本のお客さんがケンドリックを見てどういう風に反応すんだろうとか、そもそもあのグリーンステージがちゃんとパンパンに埋まるのかなとか思ってたんですけども、それは全くの杞憂で。もう後ろの方までお客さんパンパンだったし。本当にそれにいちばん胸を打たれたかもしれないですね。

私も結構調子に乗って、ほぼ中央のセクションの前から3番目ぐらいでワーワー騒ぎながら見てたんだけど、周りのお客さんももちろんもみんなね、すごいリリックもめちゃめちゃ合唱してらっしゃって。あと当たり前だけだけど、やっぱり若いお客さんがめっちゃ多かったの。おそらくね、今回のフジロックに来日したケンドリック・ラマーのライブがもしかしたらはじめて見たラップアーティストのライブですっていう……しかも来日した海外のアーティストのライブですっていう若い子も多いじゃないかなと思うんだけれど。そういう子においては、すごく衝撃的な本当に一生忘れられないようなライブだったんじゃないかなという風に思いましたね。

あそこ、何万人レベルですよね。グリーンステージって。だから、フジロックでこれだけのお客さんをロックできた。ケンドリックがロックしたんだから、たとえば武道館とかはちょっとヒップホップアーティスト、来日アーティストで武道館ぐらいは埋まらんじゃないかな?って思いましたし。いま、これをきっかけにフジロックのみならず、他のフェスにも。あとはもしくは単独公演でもバシバシUS、もしくは世界の他の国からもヒップホップアーティストがたくさん来日するようになればいいなと思ったし。いや、マジで思った。

しかもこの後はサマーソニックにチャンス・ザ・ラッパーをはじめ、いろんな音を海外からヒップホップ、R&B系のアーティストも来ますから。そういったところでまたもうひと盛り上がりするチャンスは存分にあると思ったし、ケンドリックさ、インスタとかを見ると結構原宿に買い物に行ったりとか、あとは美術館に行った話なんかもちょっとどこかで私は耳に挟みまして。いろいろと東京もエンジョイしていたみたいだし、すごくいいなと思いました。ケンドリック・ラマーはちなみに2度目の来日だったんですよね。5年前に1回、同じくフジロックに来てんだけど。その時はまたもう1個ちっちゃい、ホワイトステージっていうところだったんですけど。

でさ、なんか私も聞き間違いかなと思ったんですけど、ケンドリック・ラマーが結構ライブ中に「はじめて来たぜ!」みたいなこと何度か言ってて。最初さ、「お前ら、このグリーンステージで俺のことを見るはじめてのお客さん!」みたいな感じで呼びかけてるのかなと思ったんだけど、何度かその後にもね、「はじめて来たぜ、フジロック!」みたいな感じで言っいて。「あの5年前のあれは一体どこへ?」みたいな。

(DJ YANATAKE)なかったことにしているんだよ(笑)。

(渡辺志保)そう。なかったことにんっている。私もね、もちろん5年前に見に行っているんですけど、あの時のケンドリックはどこへ? みたいな感じだったんだが、まあでもそれだけ大きくなって、ビッグになってデカいステージに帰ってきた。しかもヘッドライナーですから。デカくなって帰ってきたっていう意味なんだろうなと思いながら見てた。でもめっちゃ、もうお客さんの反応も含めて本当に120点満点みたいな感じのライブだったし。私が見たTDEツアーではSZAとの『All The Stars』はやらないやらなかったんですけど、フジロックではアンコール的にね、1回はけて、そっからまたケンドリックが出てきて。「本当にみんな、こんな強い雨の中、本当にありがとうね」みたいな感じのスピーチをして。で、最後に『All The Stars』をやってくれたんですよ。

その時も「みんな、スマホ、携帯のライトを照らしてくれ!」って言って、もう何万人も携帯ライトで照らし、かつSZAのパートをケンドリックがちょっとキーを下げて、SZAのパート、フックもラップしてて。めちゃめちゃ胸熱だったしまあ、正直泣いたよねっていうね、感じでした。それがケンドリックのステージだったの。で、個人的な話で恐縮なんですけど、ケンドリックを最後まで見たらもう東京には戻れないなと思ったんですよ。新幹線の時間とか。そういうのを気にしながら、最後に慌ただしく帰るのもちょっと嫌だったから、もうその日は一晩中フジのの会場で過ごそうともともと思っていたの。で、それでレッドマーキーっていう屋根がついてる会場があるステージがあるんだけど。私はそこをメインで見てまして。

っていうのも、まあ屋根がついてるからっていうのもあるんだけど、本当に結構ね、雨風、嵐がすごくって。なかなかちょっと他のステージに気軽にピョイピョイって移動できなかったっていうのもあるんですけど。で、そのレッドマーキーっていう屋根のあるステージにいたんだけど、そこがまず5lackさんのライブよね。5lackさんがまたもう、バックDJがいきなりPUNPEEさんなんですよね。で、GAPPERくんとかも出てきてさ、PSGの曲もやったりして。その時もお客さんパンパンなの。5000人入るステージが。で、その後にプリンセス・ノキアちゃんのライブがあったんだけど、もうノキアちゃんもすごい良かった。で、『TOMBOY』の時とか果敢にクラウドサーフして。何度か自分でステージにダイブしてそこラップしていて。久しぶりにあんな元気をもらえるフィメールラッパーのライブを見たなっていう感じだし。

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Chaki ZuluのDJがすごい

で、なにが凄かったってその後のChaki Zulu先生のDJがめっちゃめっちゃすごかった! まず、kZmくんがサイドマイク的に出てきて。あと、上裸のMARZY。すごい見慣れた上裸ののMARZYが出てきて。で、YENTOWNワッサーッ!って。で、その後になぜかスクリレックスのクルーもワッサーッ!ってなって。で、カニエ・ウェストの『All Day』っていうブリット・アワードでパフォーマンスした、もう100人ぐらいがステージに上がってる画がありますけども。本当にああいう感じで何人いるか……っていうか全然Chakiさんが見えねーし! みたいな感じのステージになってですね。

で、その後に「ちょっと人、多すぎですよ」って多分注意されて、みながワーッてはけたんだけど、その後にYENTOWNのライブの時間が実はあって。kZmくんライブする。その後にさ、なんかすげー威勢のいいラッパーの男の子が出てきたなと思ったら、MONYHORSEだったの。で、MONYっくんとPETZくんも出てきてライブして。その後にさ、「誰が来るのかわかってんのか!?」みたいな感じになってさ、『WHORU?』が流れてさ。で、Awichが出てきて。その後にKEIJUくんも出てきてね。本当に「Do you remember♪」で本当にレッドマーキーもすごい沸いていたし。ちょっと感動した。めっちゃ胸熱な感じでした。

ちょっと前も代官山ユニットで『YENJAMIN』っていうイベントをやっていましたけど。だからそこにいたメンツが結構……まあkiLLaの子とかはいなかったですけど、レッドマーキーにやってきてライブする。しかも何千人のお客さんがそこですごい盛り上がってる様子を見て、私はすごいね、胸熱っていう感じでした。最後はkZmくんがきっちりと締めてくれて。その後はPUNPEEくんのDJタイムがあって。もちろんね、PUNPEEさんといえば本当に最近も大きな報道があったぐらいの超人気ラッパーですから。またすでに、さらにレッドマーキーがパンパンになって。

そこでもBIMくんがゲストで出てきたりもして、なんて言うんだろう。なんか日本語ラップファンとしてはこういうところにいる一リスナー、一ファンとしてはすごいいろいろと胸にこみ上げてくるものがあった、そんな一夜でした。その後、THE AVALANCHESのDJなんかもあったんですけど。で、PUNPEEくんもステージを去る時に5lackくんにシャウトアウトして。Chaki ZuluさんとYENTOWNのメンバーにもシャウトアウトして、すごくいい時間っていう感じでした。で、フジロックってさ、当たり前だけどロック・フェスティバルだからそんなにヒップホップのアクトが……まあもちろんいままでにもエミネムとか、5年前にケンドリックが出て。ちょっと前にはアウトキャストが出てとかありましたけど、あんまりヒップホップのリスナーとか普段クラブで遊んでるような子も、行かないじゃないですか。

私もぶっちゃけそうで。「ロックのフェスだから……ヒップホップの客はよそ者なんで。すいませんね」みたいな感じだったのね。かつ、東京からだ距離もあるし、なんていったってアウトドアフェスっていう感じだからさ、ペーペーの新米が行ってもいいんですかね? みたいな感じがあったんだけど。でも今回、ケンドリックのステージもそうだったし、深夜のレッドマーキーのステージもそうだったし、なんかそんなこと言ってられねえなと思って。もっとガンガンに行かなきゃダメだなっていう風に思ったし。みんなで、来年はね、もしかしたらまたちょっとヒップホップ的にもうれしい展開があるかもしれないですから。その時は本当にみんなで一緒に行こうよ! みたいに思いました。

なんで、総じてすごい楽しい、めちゃめちゃいろいろですね、いい意味でポジティブな意味で思うことがあったあったフジロック2日目でした。でもさ、やっぱりめっちゃ疲れたよね、とりあえず(笑)。土曜日、だから丸一晩越して、日付変わって日曜日の朝10時ぐらいに家に着いたんですけど。でもさ、家に着いてベッドに入っても、やっぱり興奮して寝れないの。だから薄い感じで寝て、目が覚めて、寝て……「あ、原稿書かなきゃ!」みたいな感じで。なんなら私、フジロック行く前の日も朝7時までハーレムで飲んでて(笑)。

(DJ YANATAKE)フハハハハハッ!

(渡辺志保)金曜の夜にさ、cherry chill willさんとかと夜の7時半から飲み始めて。で、朝の7時までハーレムで飲んでいたから、12時間飲んだ状態でフジロックに行ったのね。それもあって、すごいちょっとね、「もうダメかも……」って思う瞬間があったんだけど。でもやっぱり、会場に着くとそういう疲れも吹き飛んで、めっちゃエンジョイしたっていう感じです。

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