高橋芳朗と高橋みなみ ブルーノ・マーズを語る

高橋芳朗と高橋みなみ ブルーノ・マーズを語る TOKYO FM

高橋芳朗さんがTokyo FM『高橋みなみの「これから、何する?」』に出演。来日公演中のブルーノ・マーズの魅力について、高橋みなみさんに紹介していました。

(高橋みなみ)ということで今日のテーマが来日中のブルーノ・マーズですね!

(高橋芳朗)そうですね。もう今年のグラミー賞、1月のグラミー賞で主要3部門を含む6部門をとった直後ですから、まさにタイムリーな来日だと思います。

(高橋みなみ)チケットも本当に取れなくないですか?

(高橋芳朗)瞬殺ですね(笑)。

(高橋みなみ)瞬殺だって、みんな!

(高橋芳朗)瞬殺、瞬殺。

(高橋みなみ)いや、だってかっこいいですもんね!

(高橋芳朗)かっこいいですよね。

(高橋みなみ)記録がだからすごいことになっちゃっているっていうことですよね?

(高橋芳朗)そうですね。アルバムをまだ3枚しか出していないのに、総合売上が全世界で2600万枚。どういうことだ?っていう。

(高橋みなみ)ケタがちょっともう……えっ、3枚しか出してなかったんですか? それなのに?

(高橋芳朗)こんなことになっているっていう(笑)。

(高橋みなみ)すごいなー! でも曲がこのキャッチーさというか。素晴らしいですよね。

(高橋芳朗)そうですよね。もう世代を問わずブルーノ・マーズの曲はみんな好きですよね。

(高橋みなみ)若い方もそうですし、本当に年齢を問わずみなさん、「かっこいい!」って。なんなんだろう、このブルーノ・マーズっていう人は?

(高橋芳朗)そのへんを今日、ちょっと解剖できたらと思います。

(高橋みなみ)ぜひ。実は知らないこと、多いんです。

(高橋芳朗)音楽はよく知っているっていう方でも、彼の生い立ちとか音楽的ルーツはそんなによくわからないっていう人も結構多いと思いますんで。

(高橋みなみ)この方はどんな方なんですか?

(高橋芳朗)ちょっと、じゃあざっと行きますね。まず生年月日。1985年10月8日生まれ。ハワイ州ホノルル出身です。で、日本のタレントさんで同世代の方。綾瀬はるかさん、山下智久さん、後藤真希さん、満島ひかりさんとかですね。

(高橋みなみ)あの、印象的にいうとみなさん、もちろんすごい方ですけども、若いですね。ブルーノ・マーズって。

(高橋芳朗)そうですね。まだ若いです。デビューした時がだって、20代半ばぐらいか。

(高橋みなみ)貫禄がありますよね。やっぱりね

(高橋芳朗)その貫禄の秘密も今日の話で解き明かせると思うんですけども。彼、お父さんがプエルトリコ系のユダヤ人。お母さんがフィリピン人なんですね。で、お父さんがミュージシャン。ドラマーだったんですね。パーカッションとかをやっていたのかな? で、お母さんがフラダンサー。で、シンガーもやるみたいな感じだったと思うんですけど。要は、エンターテイメント一家ですよ。

(高橋みなみ)そういうことですよね。

(高橋芳朗)そうなんです、そうなんです。そんな環境もあって、ブルーノ・マーズは4才ぐらいの頃からクラブのステージに立って。地元のワイキキのね。

(高橋みなみ)フフフ(笑)。やっぱりすごい人って小さい時からなんだ!

(高橋芳朗)で、観光客向けにパフォーマンスをしていたんですよ。週5ぐらいで立っていたっていう話もありますけどね。

(高橋みなみ)4才から週5のステージを踏むって、あります!?

(高橋芳朗)もう劇場公演を週5ですよ。

(高橋みなみ)ちょっと、すごいな!

(高橋芳朗)で、「リトル・エルビス」を名乗って、エルビス・プレスリーのものまねパフォーマンスをやっていた。

(高橋みなみ)なんか映画にも出演したことがあるんですよね?

(高橋芳朗)そうなんですよ。ブルーノ・マーズの当時のパフォーマンスの様子がニコラス・ケイジ主演の『ハネムーン・イン・ベガス』っていう1992年の映画でチラッと出てくるんですよ。これ、高橋さんもご覧になって。

(高橋みなみ)そう。さっき拝見したわけですけども。この時ってたぶん6才ぐらいですよね? あの、半端ない存在感を出してましたよ。

(高橋芳朗)もうブルーノ・マーズですよね?(笑)。

『ハネムーン・イン・ベガス』のブルーノ・マーズ

(高橋みなみ)そうなんです。もう動きというか、完成されちゃっていて。ブルーノ・マーズってちっちゃい時からすごいんだな!って(笑)。

(高橋芳朗)びっくりしますよね。そうなんですよ。で、もうこの6才ぐらいの時から地元のローカル雑誌の表紙を飾ったり。

(高橋みなみ)これも映画の影響でっていうことですか?

(高橋芳朗)まあ、映画に出る前から地元では有名だったみたいで。そういう流れで映画に呼ばれたみたいなんですけども。だからYouTubeとかを見ると、結構当時のローカルのテレビアニメに出ていた映像とか、バンバンあります。

(高橋みなみ)普通、若い時の映像ってまだ完成されていないから、ちょっとやめてよみたいな感じ、あるじゃないですか。ブルーノ・マーズは心配ないですもんね。

(高橋芳朗)もうブルーノ・マーズです。本当に。ムーンウォークとかバシバシに決めたりしているんで。マイケル・ジャクソンの真似とかしているんですよ。

(高橋みなみ)すごいな、この人。でも、ハワイの音楽感というか、それも入っているんですかね? ブルーノ・マーズって。

(高橋芳朗)そうですね。入ってます、入ってます。で、地元のクラブとかホテルでの観光客相手のショーも、彼は10代になってもずっと続けていたんですけども。やっぱりこういう環境とか経験が彼の現在を決定づけたんじゃないかなという風に思います。

(高橋みなみ)この曲を聞いたらわかる、みたいな曲ってあるんですか?

(高橋芳朗)ええとですね、まあ本当にいろんな音楽の影響を受けているんですよ。だからそのホノルルであったショーではエルビスの真似もそうですけど、マイケル・ジャクソンの真似もやっていたり。本当にいろんなアーティストのカバーをやっていたんですけど。ただ、彼がいちばん、もうデビュー直前にハワイのショーでカバーをしていたのが90年代のR&Bをよく取り上げていたらしくて。それはこの間のグラミー賞のスピーチでもそういうアーティストにリスペクト、感謝のメッセージを彼は言っていたんですけども。ちょっとじゃあ、聞き比べをしてみましょうかね。

(高橋みなみ)はい。

(高橋芳朗)現在大ヒット中のブルーノ・マーズの『Finesse』という曲を聞いていただきましょうか。

(高橋みなみ)ブルーノ・マーズ、本当に体が勝手に動いちゃいますよね。でもこの曲はイントロの「タン、タタン……♪」みたいな。すごい印象的ですけども。

(高橋芳朗)そうですね。番組でもよくかかっていると思うんですけども。で、これがこの曲にインスパイアされているという曲を聞いていただきたいと思います。ベル・ビヴ・デヴォーというR&Bグループ、1990年のヒット曲『Poison』です。聞いてください。

(高橋みなみ)ええっ! イントロが! さっきのブルーノ・マーズ『Finesse』と似てますね!

(高橋芳朗)そうですね。結構ブルーノ・マーズは影響を受けたアーティストの音楽性を自分のスタイルに取り込むのが上手いんですけども。それが割と、めちゃくちゃストレートに反映されるんですよね。

(高橋みなみ)すごい! この聞き比べ、めちゃくちゃ面白いですね!

(高橋芳朗)こういう曲、いっぱいあります(笑)。だからこうやって彼のルーツを探りながら聞いていくと、ブルーノ・マーズの曲がより深く楽しめるんじゃないかなと思いますね。

(高橋みなみ)ちょっとこれはワクワクが止まらないですけども。今日はブルーノ・マーズのどんなテーマなんでしょうか? お願いします。

(高橋芳朗)本日のテーマは「泣けるブルーノ・マーズ」です。

(高橋みなみ)なんかブルーノ・マーズと聞いて、イコール泣けるはあんまりつながらない気がするんですけども。

(高橋芳朗)そうですね。やっぱり圧倒的にダンサブルな曲のイメージが強いし、ウェイウェイパーティーソングを歌っているブルーノ・マーズの方がみなさん、イメージとしてあると思うんですけども。

(高橋みなみ)ちょっとまず1曲目、行きますか?

(高橋芳朗)泣けるブルーノ・マーズ、行ってみたいと思います。まずひとつ目は、友情編として、じんわり泣けるブルーノ・マーズ『Count On Me』という曲を聞いていただきたいと思います。

Bruno Mars『Count On Me』

(高橋みなみ)泣けるブルーノ・マーズ友情編の1曲ということで『Count On Me』をお送りしました。こちら、どんな楽曲なんでしょうか?

(高橋芳朗)ざっくり言うと、「君が困っている時に僕を呼んでくれればいつでも駆けつけるよ」みたいな歌詞なんですけども。大切な友人とかにプレゼントするのには最適な曲だと思うんですけどね。

(高橋みなみ)あ、いいですね!

(高橋芳朗)ちょっと歌詞をざっくり、紹介しますね。「海の真ん中で溺れそうになっていたら、僕が世界中を回ってでも君を見つけに行く。暗闇に紛れ込んで何も見えなくなってしまったら、僕が光になって君を導いてあげる。僕を頼っていいんだよ。1、2、3とカウントしてくれれば、すぐに駆けつける。何度寝返りしても眠れない夜は君の隣で歌を歌ってあげる」という。

(高橋みなみ)いい友達!

(高橋芳朗)ちょっとじんわりきますよね。これね。この優しいメロディーとすごくフィットする歌詞内容かなと思います。

(高橋みなみ)たしかに。それを聞いてから聞くと、全然違う。さあ、ということで今日は高橋芳朗先生に泣けるブルーノ・マーズを教わっているんですけども。続いて2つ目は、何でしょうか?

(高橋芳朗)次は失恋編。切なくて泣けるブルーノ・マーズとして『When I Was Your Man』という曲を聞いていただきたいと思います。

(高橋みなみ)これは注目すべき歌詞というか。どういう感じなんでしょうか?

(高橋芳朗)これね、恋人に別れを告げられた男が「あの時、ああしてればよかった。なんであの時、こうすることができなかったんだ?」みたいな後悔にさいなまれている曲で、「取り返しのつかないことをしてしまった」みたいな。

(高橋みなみ)これはでも、なんかちょっと日本人の男性、女性もみんな経験ある感じですよね?

(高橋芳朗)歌詞が結構沁みるんですけども。いいですか? 「同じベッドなのにいまは少し大きく感じる。僕らのお気に入りだった曲がラジオで流れているけど、もう前と同じようには聞こえない。共通の友人たちが君の話をすると、僕の心は張り裂けそう。君の花をプレゼントすればよかった。君をいろんなパーティーに連れていけばよかった。僕の愛する人はいまごろ誰かと踊っているんだろう。その相手は僕じゃない。別の男なのさ」という。

(高橋みなみ)これ、ちょっといま失恋した人が聞いたら泣いてますよ!

(高橋芳朗)フフフ(笑)。これ、古傷がうずきますよね。

(高橋みなみ)何、これ? Aメロからそれ、来ますもんね。「同じベッドのはずなのに……(Same bed but it feels just a little bit bigger now)」がド頭、Aメロから来ちゃうから。

(高橋芳朗)これは相当、いま失恋した直後の人はしんどい曲かもしれないですね。

(高橋みなみ)ちょっと! みんな、大丈夫? みんな、大丈夫?

(高橋芳朗)フハハハハハッ!

(高橋みなみ)でも、ひとまず聞いてみましょうね。ブルーノ・マーズ『When I Was Your Man』。

Bruno Mars『When I Was Your Man』

(高橋みなみ)失恋した人、大丈夫かな? 心配。すっごい心配! ブルーノ・マーズ『When I Was Your Man』、お送りしました。

(高橋芳朗)まあ、いい曲ですけどね。

(高橋みなみ)いや、めちゃめちゃいい曲です。ただ、失恋の曲って聞くともう、悲しすぎて。ここの歌詞とかもキツいじゃないですか。「プライドとかエゴとかわがままとか、自分勝手な僕のやり方が君のような強くて素敵な女性を追い出したのさ(My pride, my ego, my needs, and my selfish ways Caused a good, strong woman like you to walk out of my life)」っていう。

(高橋芳朗)フハハハハハッ!

(高橋みなみ)辛い!

(高橋芳朗)どうですか? こういう未練タラタラな男は?

(高橋みなみ)フフフ(笑)。いや、でもきっと失恋したばっかりの時ってみんな、何かしらの後悔みたいなのってあるじゃないですか。まあ、女性はよくすぐに上書きで「もう次、次!」みたいになるけど、男性とかは特に、もしフラれた側だとしたら、「なんであの時……」っていうのは。でも、こういう曲もある中で、ブルーノ・マーズはすごいポップなイメージが強いですよね。

(高橋芳朗)そうですよね。なんかやっぱりハワイ生まれでもうね、太陽のもとですくすく育って(笑)。その陽性な感じが抜けきらないんですかね? バラードを歌っても、なんかちょっと明るい感じがしますよね。

(高橋みなみ)いや、でもこれを知れてよかった! すごい。

(高橋芳朗)まあ、素敵なバラードもあるということで。

(高橋みなみ)そうですね。2時台にはもうひとつの泣けるブルーノ・マーズの楽曲ということなんですけども。どんな「泣ける」になるんですか?

(高橋芳朗)次は多幸感いっぱいで「泣ける」。結婚編です。

(高橋みなみ)ああーっ! キターッ! いいですね。この失恋から立ち上がるためにも、結婚ですから。ということで、幸せすぎて泣けるブルーノ・マーズ、2時台にご紹介します。お楽しみに!

(中略)

(高橋みなみ)メッセージがたくさん来ているんですけども、こんな方いらっしゃいました。「ブルーノ・マーズ、ライブのグッズ売り場に並びながら聞いています」。これは上がる! そんな一方でこの方は「ライブ、行けなくて辛いから来日中はブルーノを聞かないぞと思っていたのに、やっぱり聞いてしまってさらに行きたくなって辛くなっております」って。フフフ(笑)。

(高橋芳朗)そうですね。行きたくても行けないっていう人は結構いそうですね。

(高橋みなみ)そうですね。まあ、来日公演は昨日、4月11日から始まっていますけども。場所はさいたまスーパーアリーナ。ブルーノ・マーズのライブってどんな感じですか?

(高橋芳朗)ブルーノ・マーズがよく話しているのが、彼はティーンの頃、ハワイのホノルルのステージに立っていた頃って1000人ぐらいの観光客を絶対に楽しませるっていう使命でやっていたらしいんですね。で、そういう極端に言うと地球の裏側から来ているような人たちを思いっきりロックして一緒に盛り上がるっていう。

(高橋みなみ)そうか。その時は自分のお客さんっていうよりも、ハワイに来た方々を楽しませるっていうことですよね。

(高橋芳朗)うんうん、そういうことです。で、「いまも自分の音楽を通じてそういう状況を作りたい」って言っているから、彼のスピリット的には当時もいまもそんなに変わっていない。だからステージで本当に楽しそうにライブをやるんです。

(高橋みなみ)うわーっ、見たい!

(高橋芳朗)演奏するメンバー全員と一緒に振り付けを揃えて踊ったりするんですけども。それがもうめちゃくちゃかっこいいんですよ。

(高橋みなみ)めっちゃ目がキラキラしてるじゃないですか!

(高橋芳朗)いや、本当にブルーノ・マーズのライブは最高です!

(高橋みなみ)ブルーノ・マーズさんのライブ、いつ頃から行かれてるんですか?

(高橋芳朗)初来日が……。

(高橋みなみ)あ、そんな時から行かれているんですか?

(高橋芳朗)行ってます、行ってます。あ、2013年1月です。

(高橋みなみ)我々が「うわーっ!」ってなっている前っていうことですよね?

(高橋芳朗)でも、世界的にはその頃、完全にブレイクしていましたけども。しかもその2013年1月の来日の時は、ほとんどショーケース的なコンサートしかやらなかったんですよ。しかも、恵比寿ガーデンホールで。

(高橋みなみ)えっ、ちょっと待って!

(高橋芳朗)1500人ぐらいのキャパシティーで。

(高橋みなみ)そういう時からやっぱりね、高橋先生みたいな方は目をつけているんですよ! 先生、引き続きお願いします!

(高橋芳朗)よろしくお願いします!

(中略)

(高橋みなみ)泣けるブルーノ・マーズ、最後の3つ目は何ですか?

(高橋芳朗)最後は結婚編、婚約編っていう感じですかね。多幸感で泣けるブルーノ・マーズとして、『Marry You』という曲を紹介したいと思います。

(高橋みなみ)こちら、どんな歌詞になっていますか?

(高橋芳朗)これは本当にタイトル通りストレートなプロポーズソングですね。。

(高橋みなみ)そうですね。

(高橋芳朗)ちょっと歌詞を説明しますね。「こんな素敵な夜、2人でちょっと羽目を外してみたいんだ。ベイビー、君と結婚したい。君の瞳に惹かれているのか、それともお酒のせいなのかわからないけど、どっちでもいいよ。君と結婚したいんだ。もし明日の朝に目が覚めて『やっぱりなかったことにしたい』って思ったらそれでも構わない。絶対に君を責めたりしないからね。こうして君と楽しい時間を過ごせたんだから」っていう。だから恋人と過ごしていたら思いがあふれてきて、勢いでプロポーズしちゃったみたいな感じがすごいグッとくるというか、ロマンティックかなという気がしますけどね。

(高橋みなみ)そうですね! 勢いだけど勢いだけじゃない、みたいなところもあると思いますしね!

(高橋芳朗)すっごいニコニコですね(笑)。

(高橋みなみ)いや、やっぱりウキウキしちゃいますよね。ということで、聞いてみましょうか。ブルーノ・マーズで『Marry You』!

Bruno Mars『Marry You』

(高橋みなみ)はー、キュンキュンする。

(高橋芳朗)高まりますね。

(高橋みなみ)高まりますね。ブルーノ・マーズ『Marry You』をお聞きいただきましたけども。いや、もう結婚な感じがすごいですね、もう。

(高橋芳朗)これ、聞いていて思い出したんですけど、その2013年の恵比寿ガーデンホールの初来日の時、この曲をブルーノがパフォーマンスしている時にその場でプロポーズしている男性がいて……。

(高橋みなみ)ええーっ! なんだろう、すごいいまうらやましさが通り越してムカついてきた!

(高橋芳朗)フハハハハハッ!

(高橋みなみ)ズルい!

(高橋芳朗)そうですよね。生ブルーノ・マーズの『Marry You』を聞きながらプロポーズして……。

(高橋みなみ)曲中ですか?

(高橋芳朗)そうです。で、OKをもらって。で、結構ステージの近くでプロポーズしていたんですね。そしたらそれをもうブルーノ・マーズとかも気づいて。祝福して……みたいな。

(高橋みなみ)鳥肌立つ! うーわ!

(高橋芳朗)軽く舌打ちしましたけどね。本当に。

(高橋みなみ)アハハハハハッ! なりますよね! 幸せな絵なんですけど……。

(高橋芳朗)なりますよ、なりますよ! この野郎! みたいな。

(高橋みなみ)この野郎、すげえ演出しやがって! みたいな。いや、でもたしかに結婚イコール『Marry You』みたいなのはありますよね。あのフラッシュモブ、見ましたよ。

(高橋芳朗)そうですね。この曲といえば、YouTubeにもアップされましたけどもフラッシュモブのサプライズプロポーズの動画で火が付いた曲なんですよね。

(高橋みなみ)有名ですよね。

(高橋芳朗)日本でも結構話題になりましたよね。

(高橋みなみ)あれ、すっごいですよ。女性が車の荷台の後ろの方に乗って、どんどんどんどん道を進んでいくんですけど、道の脇から友達とか家族とかガンガン出てきて。

(高橋芳朗)踊りまくる。

(高橋みなみ)で、最終的にパッと花道が開いたと思ったら彼が……。

(高橋芳朗)感動的ですよね。

(高橋みなみ)いや、あれはすごかったですね!

(高橋芳朗)高橋さん的にはどうなんですか? サプライズプロポーズって。

(高橋みなみ)この時もものすごいこのフラッシュモブの動画が話題になって、日本でも物議をかもしたじゃないですか。このフラッシュモブはありかなしか、みたいな。

(高橋芳朗)アハハハハハッ! 賛否がわかれますよね!

(高橋みなみ)これって本当にプロポーズしてからやりたいことですよね。

(高橋芳朗)あらかじめ確認した上でやりたいですよね。

(高橋みなみ)危ないじゃないですか。もうすんごい身内に踊ってもらって花道が開いて、バッて指輪を出したら「ごめん!」って言われたら……もうそのまま車を発車するしかないですもんね。

(高橋芳朗)断れたらいいですけども、「NO」って言えない空気も作れちゃいますから……。

(高橋みなみ)アハハハハハッ! でも、この『Marry You』に乗ってきたらちょっと考えが変わるかもしれないですね。

(高橋芳朗)「ま、いっか」みたいな感じ。

(高橋みなみ)「まあ、いいかも。結婚も」みたいな。いや、幸せな曲だわー!

(高橋芳朗)いい曲ですよねー!

(高橋みなみ)ちょっと! ブルーノ・マーズの来日公演、12、14、15とまだありますけども。行きたくなりますな、これは!

(高橋芳朗)なんとかして行けないんですかね?

(高橋みなみ)えっ、高橋先生は?

(高橋芳朗)土曜日に行けるかも、みたいな状況です。

(高橋みなみ)悩ましい……私、以前にケイティ・ペリーを先生に教わった時、その後に行ったんですよ。ケイティ・ペリー。もう本当に感動したんですけど、はじめての海外アーティストのライブで。楽しみ方の悩みが1個、できて。

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(高橋芳朗)はい。

(高橋みなみ)海外のアーティストの方ってムービーとか撮って大丈夫じゃないですか。

(高橋芳朗)ああ、そうですね。スマホ結構かかげてワーッてやってますよね。

(高橋みなみ)私、その経験もはじめてだったんですよ。だから生のケイティを見るべきか、撮るべきかでてんやわんやになってしまって。どうすればよかったですか、あれは?

(高橋芳朗)僕としては、やはりそこは生で。それで後日、その日のコンサートの動画とかYouTubeに上がったりしますから。そっちで見ればいいんじゃないですかね?

(高橋みなみ)別に自分がわざわざカメラマンにならなくても……(笑)。

(高橋芳朗)そうですね。結構せわしないですから。

(高橋みなみ)もうせわしなすぎて。私、どうしていいのかわかんなくなったんですよ。でもすっごい楽しかったので。

(高橋芳朗)まあでもスマホでちょっと拡大してやったりしたら、細部。ディテールまで見れたりっていうのもあるかもしれないですね。

(高橋みなみ)「こんな表情してるな」とか。ブルーノ・マーズ、だってステージ上ですっごい楽しそうにされているっていうことでしたから。

(高橋芳朗)めっちゃ踊りまくりますからね。

(高橋みなみ)本当にうらやましい。絶対にリスナーの方で昨日行ったっていう方もいれば、これから行くっていう方もいるし。高橋先生も行くって言っているし……今度、また感想をお聞かせください。

(高橋芳朗)了解でございます。

(高橋みなみ)あーあ! もう楽しすぎたなー!

(高橋芳朗)ため息ばっかり(笑)。

(高橋みなみ)またぜひ、我々の音楽先生、よろしくお願いします。

(高橋芳朗)よろしくお願いします。

(高橋みなみ)ということで、高橋芳朗先生でした。ありがとうございました。

(高橋芳朗)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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