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吉田豪 80年代女性アイドルソングを語る

吉田豪 80年代女性アイドルソングを語る ラジオ
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吉田豪さんがYBS『909 Music Hourz』に出演。絵恋ちゃん、加藤響子さんと80年代女性アイドルソングについて話していました。

(加藤響子)では、吉田豪さん、絵恋ちゃんとともにさっそく日本の女性アイドルソングを振り返っていきましょう。まずはこちらです。

(絵恋ちゃん)80年代アイドル黄金時代!

(加藤響子)まずは80年代です。いまから30年以上前ですよね。私、91年生まれなのでまだこの頃は生まれていないんですが。豪さんはこの時、おいくつぐらいですか?

(吉田豪)僕は70年生まれなんで、物心ついた時がキャンディーズとかピンク・レディーなんですよ。なので、どっぷりですね。

(加藤響子)すでにアイドルに注目されていました?

(吉田豪)注目もなにも、いまも時代の人がたぶん理解できないのって、当時ってバラエティー番組とかで基本、アイドルは歌うものだったんですよ。歌番組以外でもアイドルは常に歌っていたじゃないですか。『8時だョ!全員集合』からなにから、いろんな番組内で歌っていたんで。しかも、いわゆる売れているアイドル以外も歌っていたんですよ。だから、B級アイドルと言われるようなもののいい曲とかも普通にみんな知っているものというか。

(加藤響子)うん。「歌う」っていうところがメインだったという。

(吉田豪)いい時代だったんですよ。本当に。ちゃんと作詞作曲のクレジットも出て、いろんな曲が聞けるわけですよ。大量に、ゴールデンタイムとかで。

(加藤響子)はじめて買ったレコードとかってあります?

(吉田豪)中古とかでいいんだったら松本伊代さんの『TVの国からキラキラ』で。

(加藤響子)はい。

(吉田豪)新品はたしかポピンズっていう吉本興業がはじめて売り出してすぐに失敗したアイドルデュオがいるんですけど、曲はすごくよくてそれとかですね。

(加藤響子)そうなんですか。

(吉田豪)だから意外と引きはよくて。はじめて買ったのも筒美京平だし、レンタルで最初に借りたのが岡田有希子とか原田知世なんですけども。全部やっぱりムーンライダーズのいい曲が入っていたりとかで。作曲勘はいいんですよ。

(加藤響子)へー!

(吉田豪)「いい曲だな」と思って買ったら、それをだんだん掘り下げていくようになって……みたいな感じで。

(加藤響子)そうですか。でもまだこの頃は10代とかですよね?

(吉田豪)そうですね。12、3ぐらい。

(加藤響子)ですよね。その頃にもう結構、CDとかも買われていたんですね。

(吉田豪)まあ、僕の時はまだアナログ時代ですよ。全然。

(加藤響子)そうですか。そんな80年代はソロアイドルが人気を博した時代でした。流れてきましたのは1985年発売、小泉今日子さんの『なんてったってアイドル』ですね。この曲はもう……。

(吉田豪)あれなんですよ。この曲が流れたから言いますけどね、松田聖子から始まるソロアイドルの黄金時代。『ザ・ベストテン』時代というか、あったわけじゃないですか。それを破壊したのが小泉今日子なんですよ。この曲で。

(絵恋ちゃん)破壊?

(加藤響子)ええ?

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ソロアイドル黄金時代を破壊した小泉今日子とおニャン子クラブ

(吉田豪)破壊。要は秋元康さんが85年におニャン子クラブとそしてキョンキョンのこの『なんてったってアイドル』。これによってアイドルの幻想をまず壊すわけです。「アイドルなんてこんなもんですよ」っていう、手品のタネを明かすようなことをおニャン子とキョンキョンのこの曲でやったんですよ。それが受けたけども、そのかわりアイドルの幻想が崩れて、この後ぐらいからアイドル冬の時代。まあ、おニャン子バブルを経て、ドーンと沈んでいくことになると僕は認識していて。

宇多丸 アイドル革命戦士・小泉今日子の魅力を語る
宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の企画、『史上最高のアイドルは誰だ!?評議会 女性アイドル編』で小泉今日子さんを推薦。それまでのアイドルという概念を壊した小泉今日子さんの偉大な魅力を語っていました。

(加藤響子)いま「破壊」っておっしゃいましたけど、なにを破壊したんですか?

(吉田豪)だから、「アイドルはトイレに行かないもの」みたいな感じだったのを、「全然違うよ」っていう風に歌ったのがまず、これじゃないですか。秋元さんが手の内を明かした。で、おニャン子っていうのはさらにもっと、素人が一切なんのトレーニングも受けないで、歌とかがひどくても全然いいじゃない!っていう感じで。しかもだから、チャートをみんなで面白がってレコードを買って。「これが1位になったら面白いよね?」みたいな悪ふざけにみんなが参加するゲームだったんですよ。おニャン子って。

(加藤響子)へー!

(吉田豪)だから『ベストテン』とかの時代でランキングが絶対視されていた時に、おニャン子が毎回1位になるわけですよ。ところが、『ザ・ベストテン』ってTBSで、『夕やけニャンニャン』ってフジテレビで、最初にちょっとモメた結果、おニャン子がまずTBSに出れなくなっていたんですよ。なのにオリコンチャートは常に1位みたいな、そういう悪ふざけですよ(笑)。

(加藤響子)へー!

(吉田豪)ファンも一緒にふざける。「いやー、また1位にしちゃって!」みたいな感じの。

(加藤響子)そうなんですか!

(吉田豪)ニャンギラスとかああいう「正直ひどい……でも、最高!」みたいな感じでみんな買って面白がってやっていた。ただ、その悪ふざけのダメージが響いてきたっていう感じですかね。

(加藤響子)そんな……悪ふざけだなんて。

(吉田豪)完全に荒れ地になりましたよ(笑)。

(絵恋ちゃん)ポケモンの人気投票で「コイルを1位にしようぜ!」みたいなことですか?

(吉田豪)そんな感じですね。

(加藤響子)コイルね(笑)。でも1回聞いたら忘れられないようなメロディーじゃないですか。こういう、おニャン子クラブとかも。でも、そういう経緯があったんですね。

(吉田豪)ありますね。だから秋元康さんがアイドルの幻想を破壊した後にAKBでもう1回作り直すみたいな感じですね。

(加藤響子)そうなんですね。まあ、テレビのバラエティー番組から誕生したおニャン子クラブ、ものすごい人気だったということですが。じゃあ、このおニャン子クラブの登場がその後のアイドルシーンにも影響を与えていった感じですか?

(吉田豪)そうですね。まあ、いまに至るユニットだの何だのとかの元祖とも言われたりするんですけど、正確にはおニャン子の前に『オールナイトフジ』のオールナイターズっていうのがいまして。あれがグループの卒業&加入&ユニットの元祖で。それの高校生版が『夕やけニャンニャン』で……っていう流れなんですけどね。

(加藤響子)えっ、卒業したり新しいメンバーが入ったりっていうのは、私はモーニング娘。が最初だと思っていました。

(吉田豪)こっちですね。

(加藤響子)そうだったんですか。じゃあ、結構前からあったんですね。

(吉田豪)秋元さんが変えた部分っていうのはいろいろとあると思うんですけど。ただ、秋元さんって「おニャン子の仕掛け人」的に言われているんですけど、実はそうでもないというか。作詞&構成作家として関わってはいるけど、あれって完全にフジテレビの物なんですよ。がっつりフジテレビの物で。でも、秋元さんのイメージが強いじゃないですか。

(加藤響子)はい、強いです。

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おニャン子クラブはフジテレビの物

(吉田豪)その後、だから乙女塾とかチェキッ娘では秋元さんをかませない、フジテレビが仕掛けて、そして失敗をしていくっていう流れになっていくんですけど。で、秋元さんはAKBで「テレビ局を最初にかませない」っていうやり方をしたんですよ。要はテレビ局が最初にかむと全部美味しいところを持っていっちゃうから、それ無しで足場を固めてからテレビ局をかませるっていうやり方にしたのがAKBなんですよね。

(加藤響子)へー! いままでそういう方っていらっしゃったんですか?

(吉田豪)だから秋元さんぐらいの力がないと無理ですよね(笑)。

(加藤響子)そうか!

(吉田豪)ちなみに僕はおニャン子も直撃で。最初にアイドルのライブにお金を払っていったのが、たぶんおニャン子ですね。

(絵恋ちゃん)誰が推しだったんですか?

(吉田豪)高井麻巳子という秋元さんの奥さんです!

(絵恋ちゃん)ええーっ!

(吉田豪)はい。奥さんを推してました! なので、秋元さんにはじめて会った時にはその恨み言をいいました(笑)。そしたら「よく言われる」って言っていましたね。僕の仲のいいライムスターの宇多丸さんっていうのもはじめて会った時に恨み言をいって。でも後に、元おニャン子の他の方に話を聞くと、「あれ、怒るのは違う」って言っていて。「あれね、麻巳ちゃんから近づいたのよ」って言っていて(笑)。

(加藤・絵恋)ええーっ!

(吉田豪)「ええっ!?」っていう(笑)。

(加藤響子)なおさら、ちょっとショックみたいな(笑)。

(絵恋ちゃん)ショックじゃん。言わなくていいのにね。フフフ(笑)。

(加藤響子)そうかー。まあ、そうですね。豪さん、いろんな方にインタビューされる機会、ありますもんね。

(吉田豪)そうなんですよ。これはインタビューじゃなくて、ちなみにテレビの収録の合間のCMの間にポロッと言った話です(笑)。それを僕が言いふらしているというね(笑)。

(加藤響子)そうなんですね(笑)。まさにアイドルの黄金時代だった80年代ですが、ここで吉田さんが選ぶ80年代の一押しアイドルソングをご紹介いただきます。なんという曲でしょうか?

(吉田豪)80年代アイドルといえば、もちろん松田聖子さんなんですけど。その代表曲のひとつで『チェリーブラッサム』。僕も大好きな曲です。これが、松田聖子さんがリミックスアルバムを出していて。これ、ちょっとジャケが微妙なんであまり知られていないんですけども。参加しているメンバーが意外とちゃんとしていて。FPMの田中さんとかも参加しているんですが、僕の選ぶ『チェリーブラッサム』はダンス☆マンのリミックスで。

seiko remixies
Posted at 2018.3.31
松田聖子
キティMME

(加藤響子)はい。

(吉田豪)つまり、モーニング娘。の黄金期というか、あの頃のアレンジで松田聖子をリミックスしているんですよ。

(加藤響子)なに、それ?

(吉田豪)だから80年代と2000年代がミッシングリンクというか。これ、素晴らしい曲なんでぜひ聞いてほしいです。

(加藤響子)うわー、そうなんですか。松田聖子さん、私も大好きなんですが。このダンス☆マンリミックスは初めて聞きますよ。

(吉田豪)たぶんあまりオンエアーされたことないと思いますよ(笑)。

(加藤響子)そうですか。じゃあ、貴重な曲かもしれませんね。では、聞いていただきましょう。松田聖子さんで『チェリーブラッサム ダンス☆マンRemix』。

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松田聖子『チェリーブラッサム ダンス☆マンRemix』

(加藤響子)豪さん一押しの松田聖子さんの『チェリーブラッサム ダンス☆マンRemix』をお聞きいただきました。絵恋ちゃん、どうでした?

(絵恋ちゃん)すっごいモーニング娘。さんでした。

(加藤響子)ですよね(笑)。

(吉田豪)完全にモーニング娘。に生まれ変わっているんですよね。昭和歌謡が。

(絵恋ちゃん)聞いてて楽しかった。

(吉田豪)超いい曲。

(加藤響子)伴奏だけ聞いていたら完全に『ザ ピ~ス!』とか『LOVEマシーン』の感じでしたよね。

(吉田豪)あの頃のモーニング娘。の。「フワフワフワフワ♪」が入るっていう(笑)。

(加藤響子)あそこね! モーニング娘。かと思っちゃいました。

(絵恋ちゃん)ライブ感が。

<書き起こしおわり>

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