プチ鹿島 緒方夕佳・熊本市議の子連れ議場入りパフォーマンスを語る

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プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で赤ちゃんを連れて市議会の議場に入った緒方夕佳・熊本市議の「パフォーマンス」について話していました。

(プチ鹿島)昨日、仕事が終わった後、病院に行ったんですよ。インフルエンザの予防接種をやろうと思って。そしたら、ワクチンが終わっちゃったっていうんです。

(塩澤未佳子)ないって?

(プチ鹿島)いま、足りないって言いますよね。もう、やりました?

(塩澤未佳子)私、やっていないです。

(プチ鹿島)ああ、そうですか。そのうち、やりたいなと思うんですけども。そうなれば、打ちたいと思うのが人情ですからね!(笑)。

(塩澤未佳子)アハハハッ!

(プチ鹿島)そうとなりゃ、打ちたいですよ。ぜひ打ってやる!

(塩澤未佳子)なりますよね(笑)。人ってなんでしょうね?

(プチ鹿島)なんなんでしょうね。この行列の心理ね。

(塩澤未佳子)急にね。

(プチ鹿島)いや、まあインフルエンザも大変ですけど、そこまで行かなくても風邪ね。そろそろ、どうですか? 空気が乾いちゃって。

(塩澤未佳子)そうですよ。周りでもグズグズしていますよ。

(プチ鹿島)ねえ。朝起きたら、カラッカラになるでしょう?

(塩澤未佳子)喉も肌も全部。

(プチ鹿島)でね、昨日ぐらいからうちの妻がちょっと風邪気味で。寝込むまではいかないんですよ。だから、まあまあ、あれかなと思うんですが。これ、思ったんですが、もし寝込んだら……うちはおじいちゃん、おばあちゃんとか同居していないんで。3才の娘、誰が世話をするんだ?っていう。僕、だから山梨まで子供を一緒に連れてきて出勤しなくちゃいけないんです。話題の時事ネタ(笑)。いや、本当にそう思うんですよね。

(塩澤未佳子)そうですよね。でも、他にそうする以外……。

(プチ鹿島)急にベビーシッターっつったって。

(塩澤未佳子)急には、ねえ。

(プチ鹿島)だから、どうするんだ?っていう。だから風邪とか、あるいは入院とかになったら……ねえ。

(塩澤未佳子)本当。

(プチ鹿島)あずさ2号に乗って、山梨に子連れで朝から来て、いまスタジオにいなくちゃ行けないわけです。娘が。だから、いろいろと考えましたよね。この間の熊本の女性市議。議場に、本会議に出席しようと赤ちゃんを抱いたまま入って、さあ、それはどうなんだ?っていうのが僕もやっぱり気になっていて。で、今日は電車の中でいろいろと新聞を読んで来たら、ちょうど朝日新聞と東京新聞が特集というか、記事にしているわけですよ。僕はやっぱり、この問題に関して新聞の社説ね。だって、新聞って僕は擬人化したらおじさんだと思うから、おじさんがこの件に関してはどう思うのかな?っていうのをまず知りたい。

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(塩澤未佳子)はい。

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東京新聞と朝日新聞の特集記事

(プチ鹿島)ただ、今日の記事では社説とかではなくて特集記事なんですけども。東京新聞はこういう記事にしていますね。「悩む女性の声、可視化」。つまりこの熊本市議会の緒方夕佳市議が生後7ヶ月の長男を抱いて本会議場に着席して、開会が遅れる事態が起きたという。まあ議会の規則には反するわけですよ。「傍聴人はいかなる事由があっても議場に入ることはできない」ともう決められていますから。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)だからこれ、息子であろうが傍聴人とみなされて、議場に入ることはできない。だから、ダメというんですけども。まあ今回、この緒方市議に取材をして聞いたら、どうやら「去年から議会事務局とは相談をしてきたが、前向きな回答は得られなかった」という。だから、「議会に連れて行っていいんですか?」とか、託児所の設置に向けた調査の実施とかね。なので、まあ「可視化する」ということは自分が行動することで、世の中に訴えるということですよね。それをしたということなんですよ。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)「もちろんTwitter上では『子供を利用するな』などと緒方市議をバッシングする向きもあるが、目立つのは『#子連れ会議OK』というハッシュタグのツイートもある」というんですよ。で、もう一方の朝日新聞。まあ、事情については同じようなことが書いてあるんですが、一方で議会事務局側の説明も取材していまして。「緒方氏から『子供と長時間離れるのは不安だ』といった話は聞いていたが、具体的な要望はなかった」という。一方で、議会事務局はそう言っているわけです。で、「事前の連絡はなく、規則の変更を申し入れる手続きもなかった」という。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)だから「いきなりこういう行動をされて困惑している」っていう。まあ、どちらの言い分もこれ、載せているわけですよね。で、僕は今回、この記事とか報道を読んで、あと週末にいろいろとワイドショーとかを見て思ったのは……なんか違和感があったのが、「これはパフォーマンスだ!」っていうことで批判して終わらせている論調がすごく多いんですよ。いや、だってこれはパフォーマンスでしょう?

(塩澤未佳子)うん。

「パフォーマンスだ!」という批判

(プチ鹿島)「パフォーマンスだ!」って言うんですけど、これはパフォーマンスだと思うんです。だけど、大事なのは僕、政治家の仕事のひとつには、あえて言うと、パフォーマンスをすることも含まれていると思うんですよ。「パフォーマンス」という言葉が悪ければ、「体を張ったアドバルーン」というかね。政策とかをブチ上げる。「どうですか、みなさん?」って言うのも。「パフォーマンス」っていうとなんかすごくネガティブなイメージがありますけども、僕はいいパフォーマンスと悪いパフォーマンス、あると思うんですよ。だからこう、行き当たりばったりで「これが受けそうだから、なんでもやっちゃう!」っていう、そういうパフォーマンスというのは僕、どうかと思いますよ。あの、どっかの都知事みたいにね、行き当たりばったりで。

(塩澤未佳子)どっかの都知事(笑)。

(プチ鹿島)「ああ、この人、昨日今日、思いついたんだろうな」っていうパフォーマンスはダメ。だけど、この女性市議に関してはずっと(赤ちゃんが)生まれてから、「さあ、この問題をどうしようか? 連れて行ってもいいんだろうか?」っていうのは、この人が抱えた、この人にしかできない特有の政策というか。ですよね。だから、パフォーマンスで訴えたというのが批判されているんだけど、僕はどうなのかな?って思うんですよ。パフォーマンスはパフォーマンスですよ。だけど、この人にしかできないパフォーマンスをやってくれて、実際にこういう風に議論になっているわけだから。

(塩澤未佳子)そうですね。

(プチ鹿島)僕はやっぱり、意義はあるんじゃないかなと思うんです。で、もうひとつですよ。政治家の仕事というか、役割というのは何かと言ったら、アドバルーンをブチ上げる。なにか政策をブチ上げる。じゃあそれ、100%達成するのが目標か?っていうと、一方で、「周囲と落とし所・妥協点を探る」っていうのも僕、政治家の役割のひとつだと思うんですよ。だから、赤ちゃんを抱いて議場に入る。じゃあ、「将来的に赤ちゃんを連れて議場に入るのをOKにしてくれ」というのが100%の理想だとしたら、そこまでいかなくてもわざわざ、パフォーマンス。アドバルーンを上げてみんなが考えるきっかけになったんだから、せめて「議場に赤ちゃんは入ることはできなくても、議場の外に託児所を設けるとか、預かり所を設けるとか、そういうのをせめてこれから議会でも考えようよ」って、これも落とし所っちゃあ落とし所だけども。これだけでも僕、十分だと思うんですよ。

(塩澤未佳子)動くわけですもんね。

(プチ鹿島)女性の議員、いまたくさんいますけども……あ、実はたくさんはいないんですよ。女性の議員。だから僕、今回気になったのが、この間。11月の頭に世界経済フォーラムというので日本は男女平等度で114位になっちゃったんですよね。

男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」

「経済」分野が若干改善するも、「政治」が後退

(塩澤未佳子)ええ、ええ。

(プチ鹿島)参加国が144ヶ国ですよ。その理由というのが、「国会議員や閣僚に占める女性の議員の割合が低い」。もっとわかりやすく言えば、政治家として女性政治家が少ないっていうことですよね。で、政治分野(「政治参画」)ではもっと低くて、123位なんですよ。一方でこういうことがあるわけだから。それで「女性議員の進出をもっと、もっと!」って言っても……見てくださいよ。熊本市議の、赤ちゃんを抱っこして議場に入る、入らないっていうのはこれから十分な議論は必要だと思うんですけど、せめて託児所ぐらい作った方がいいんじゃない?っていうのは、僕はこの今回の、あえて言いますけどもパフォーマンス。価値はあるかなと思うんですよ。

(塩澤未佳子)ええ、ええ。

(プチ鹿島)だって実際に山梨のこのラジオでもこうやって話しているわけだし、届いたわけですよ。

(塩澤未佳子)「ああ、そうだな。どうしたらいいかな?」と。

(プチ鹿島)だから何度も言いますけど、議場に赤ちゃんを連れて入るっていうのはこれ、十分な論議とか検討が必要だと思いますよ。だって、あそこに赤ちゃんを入れるということは、大変ですよ。

(塩澤未佳子)そう。もし、泣き出したりしたら……とかね。

(プチ鹿島)泣き出したりしたら、だってぐっすり寝ている議員さんとかを起こしてしまうことになるわけでしょう?

(塩澤未佳子)あ、そっち?(笑)。起きてもらいたいけどね、そっちは(笑)。

(プチ鹿島)眠りを妨げることになるわけです。でしょう? 眠りを妨げるんですよ。これはだから、十分な議論が必要ですよ。起こしちゃいけないですから。せっかくね、ゴキゲンに寝てらっしゃるおじいちゃん、おじさんたちをね、赤ちゃんの泣き声で起こしてしまう危険があるんですよ! だからこれ、十分な議論が必要なんです。

(塩澤未佳子)議論、必要です。アハハハッ!

(プチ鹿島)ただ……あえてそういう、もう叩かれるのも承知ですよ。なんだったら、「マスコミを引き連れて! やらせだ! パフォーマンスだ!」って。でも、パフォーマンスするぐらいだったらそれぐらい十分なしたたかさ、必要です。と、僕は思います。で、こうやって『火曜キックス』の冒頭でも、ねえ。届いちゃったわけ。僕、だって気にしちゃった。実際にだって、妻が寝込んだら僕、あずさ2号に子供を乗せて、子連れで出勤しなくちゃいけなかったんです。今日!

(塩澤未佳子)そうですよ。

(プチ鹿島)「ベビーシッターを手配してください」って言われても、急になんか手配できないですよ。朝の忙しい時に。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)だからこれは本当に思いましたね。で、新聞を広げたらこの特集記事が載っていたんで。全く、全然他人事ではないです。

(塩澤未佳子)そうですよね。

(プチ鹿島)ましてや、「女性議員の政治参加」って言うんだったら、せめてもっと環境を整える努力をしたらいいんじゃない?っていうね。まあ、議場に入れるのはね、本当に何度も言いますけども、寝ている方もいますから……。

(塩澤未佳子)いや、そこがおかしいのよ(笑)。

(プチ鹿島)十分な論議が必要だと思います。起こしちゃいけないですからね。

(塩澤未佳子)起こしてほしいんですけど!

(プチ鹿島)ああ、そうなんですか? あの人たち、寝るのが楽しみで来ているんじゃないんですか?

(塩澤未佳子)眠りに来る場所じゃないんですよ、あそこは。

(プチ鹿島)ああ、そうですか? 寝て、時給おいくらのお仕事じゃないんですか?

(塩澤未佳子)時給おいくらのお仕事じゃないんですよ、あそこは。

(プチ鹿島)だからそこらへんは十分な議論が必要なんですけども。まあ、託児所とかさ。

(塩澤未佳子)そう! まあ、整っていないですもんね!

(プチ鹿島)うん。だからね、この緒方さんのインタビューとかを改めて読んでみると、「実際に議場に入れることが目的」とはおっしゃっていないんですね。それよりは、国会だったら託児所とか保育園とかあるじゃないですか。そういうのを熊本でも……っていう思いでという。だから、そこなんですよ。そこがたぶん最終目的だと思うんですよ。あえて、落とし所と僕は言いますけども。でもそれって、政治家の役割ですよ。理想100%を実現できればいいけど。でも、その落とし所でも十分な進歩じゃないですか。ということを考えると、僕はそんなにパフォーマンスだということで批判して終わ理の話ではないと思うんです。だって、パフォーマンスはやっているんだから。

(塩澤未佳子)はい。そうなんですから。

(プチ鹿島)で、この人しかできないパフォーマンス。少なくとも、熊本市議会ではね。誰でもできる行き当たりばったりのパフォーマンスをする人は、何度も言いますが、いらっしゃいます。だから、そういうのは悪いパフォーマンス。僕はこれは意義のあるパフォーマンスじゃないかなと思いました。みんさんはどう思いますでしょうか? 『火曜キックス』、スタートです。

<書き起こしおわり>

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